溜まっていくゴミや、つい床に置いたままの衣服。週末にまとめて片付けようと思っていても、いざ休みになると億劫になり散らかる一方……。
片付けなければと思いながらも見て見ぬふりをすれば、気付けば立派な汚部屋になってしまいます。
本記事ではそんな方のために、思い立った時にすぐできる汚部屋掃除の方法やコツを解説します。綺麗なお部屋で快適に過ごすべく、一歩踏み出しましょう!
あなたの汚部屋レベルはどのくらい?
まずはご自分の部屋がどのくらい散らかっているのか、「汚部屋レベル」をチェックしてみましょう!
お掃除をする前に、どのくらい散らかっているのか現状を把握することが大切です。片付けができていない箇所をはっきりとさせて、掃除のモチベーションを上げましょう。
手遅れになる前に!汚部屋のレベルをチェックしよう
「汚部屋レベル」を5段階に分けました。あなたのお部屋は、レベルいくつですか?ぜひチェックしてみてください!
レベル1:簡単な掃除で綺麗になるレベルほとんど散らかることがなく、ゴミを捨て、物を元に戻せば綺麗になる状態。 レベル2:問題なく生活できるレベル物が多いが、何がどこに置いてあるかは把握しているため、問題なく生活できている状態。 レベル3:汚部屋だと自覚し始めるレベル物が多く、何がどこにあるかの把握が難しいものがある。生活自体にそこまで大きな問題はないが、たまに探し物をする状態。 レベル4:人から汚部屋と言われ始めるレベル部屋の床に物を大量に置くなどして、毎日必ず探し物をしている。家事を満足にできず日常生活に支障が出ている状態。 レベル5:健康的に住むことが難しいレベル家の中の至る場所に物が置かれており、物で溢れかえっている状態。部屋にカビや悪臭、害虫が発生しており、食品も腐敗して放置されている「ゴミ屋敷」状態。 |
お家時間が快適に!汚部屋掃除のメリットを解説
部屋が汚いと、疲れて外から帰ってきてもなかなかくつろげませんよね。部屋を片付けると、お家時間が快適になり沢山のメリットが生まれます。
綺麗になったお部屋のイメージをふくらませて、お掃除のやる気に繋げましょう!
汚部屋掃除をすると多くのメリットがある
イメージをより具体的にするために、お部屋を綺麗にするとどんなメリットがあるのかを見ていきましょう。
- 掃除がしやすくなる
- 部屋でくつろぐスペースができる
- お友達を呼んで楽しい時間を過ごせる
- 探し物が減り、時間を有効活用できる
- ゴキブリやハエなどの虫が出にくくなる
- 嫌な臭いがしなくなる
- 物を把握できるため、同じものを買ってしまうなどの無駄遣いがなくなる
- キッチンが片付き、自炊できて健康的な生活を送れるようになる
- 自分自身に自信がつく
掃除がしやすくなるのが、1番のメリットです。1度徹底的に片付けて汚部屋を抜け出せばお掃除のハードルがグンと下がり、綺麗な部屋を保ちやすくなりますよ。
汚部屋を放置すると健康被害の可能性も
今度は汚部屋をそのまま放置した場合のデメリットを見てみましょう。
- 探し物が見つからない
- 物を把握しきれず、服や日常品など無駄に買ってしまい出費がかさむ
- 友達を呼べず、人との交流が減る
- ゴキブリやハエなどの害虫が出る
- 掃除ができず、カビや腐敗を招く
- 精神的に怠けてしまい、体重が増えるなど自己管理ができなくなる
- 部屋にいてもリラックスできず、精神的・肉体的に不健康になる
- 掃除ができない為、ハウスダストによるアレルギーなどの健康被害が出る
お掃除ができないでいると、ホコリなどのハウスダストが溜まりカビが生えやすくなります。部屋の中で花粉症のような症状が出たり、悪化すると喘息になったりすることも。
汚部屋を放置することで、あなたの身体に影響を及ぼす可能性があるんです。
短時間で簡単に!部屋掃除のやり方
綺麗なお部屋で快適に過ごすためには、どうしてもお掃除を避けて通ることができません。しかし散らかってしまってからのお掃除は大変で、億劫になってしまいますよね。
でも大丈夫です!ここでは効率的に、短時間でできる汚部屋のお掃除術を伝授いたします!
部屋掃除を行う前に準備をする
準備と言っても、新しく掃除道具を揃える必要はありません。既に家にあるもので手軽に掃除を始めることができるので、ご安心ください。
ゴミ袋
片付けの基本は捨てる事です。部屋は物が多ければ多いほど散らかります。自治体のゴミ分別に従い、ゴミ袋を用意しましょう。
ビニール紐・はさみ
本や雑誌、新聞はもちろん、空き箱や段ボールなどは括って捨てる必要があります。ビニール紐とはさみを用意しておきましょう。
掃除機
床に放置されたものはホコリまみれになっていることが多く、片付けることで舞い上がったホコリを吸ってくしゃみや咳が出てしまうことがあります。
換気をし、こまめに掃除機を掛けながら片付けることで、ホコリを吸う量を減らすことができますよ。
雑巾・モップなど
物をどかすとホコリや汚れが溜まっているものです。収納する前に拭き掃除が必要になるので、用意しておきましょう。
短時間で汚部屋を掃除する3つの方法
自分で汚部屋を綺麗にするには、捨てる・片付ける・掃除すると3つの作業をしなければなりません。そのため、いかに効率良く短時間で行うかがモチベーションを保つためのポイントです。
ここでは、短時間でお掃除する2つの方法を紹介します。
①ゴミであることが明らかな物はすぐに捨てる
まずはゴミ袋を片手に、片付ける場所を見渡してみてください。お菓子の袋やティッシュの空き箱など、一目でゴミと分かるものが落ちていませんか?これらをまず拾ってゴミ袋に入れていきます。
捨てるだけの単純作業ですが、全体的に行うだけで片付ける物の量を視覚的に減らすことができます。「片付けた」実感が沸くので、モチベーションの向上にもつながりますよ。
②1つの作業に集中する
汚部屋掃除の際には、ゴミ捨てならゴミ捨てだけなど、1つの作業に集中するようにしましょう。
「衣類が目に付いたから、ゴミ捨ては後回しにして洗濯を始めて・・・」と色々なことに手を付けてしまうとうまくいきません。
掃除のモチベーションを保つことができず、結局ゴミ捨ても洗濯も中途半端なままになってしまいます。
ゴミ捨てに集中、洗濯に集中と1つの作業に専念することで、1つ1つの達成感を重ねながらお掃除ができますよ。
③楽な場所から掃除する
片付ける場所が沢山あると、どこから手を付けていいか分からなくなりますよね。ズバリ、お掃除が楽な場所から始めましょう!
いきなり広い場所の掃除に取り掛かろうとせず、初めは収納などの狭い場所から手を付けます。
広いスペースは時間が掛かるため、その分モチベーションを保つことが大変です。狭いスペースから片付けて、達成感を積み重ねていくようにしましょう。
同じ広さなら、片づけが楽な方を選びます。とにかく短時間で片付けられる場所に手を付け、少しずつ確実に攻略することが肝心です。
部屋掃除におけるコツを伝授
ここでちょっと思い出してみてください。散らかり放題になってしまった汚部屋も、初めは綺麗に整頓されていたはずです。
では、散らかり始めるきっかけは何だったのでしょうか。散らかりやすい部屋のままでは、綺麗に片付けてもまた部屋が散らかる可能性があります。
部屋掃除のコツ、部屋を綺麗にしておくために心がけておくべきポイントを解説します。
コツ① 不要な物は捨てる
物が増えれば片付ける手間が増えるうえに、収納できるスペースが減ります。まずは不要なものを置かないことから始めましょう。
具体的な不用品例を参考に、ご自分の部屋と照らし合わせてみてください。
服
何年も着ていない服、サイズアウトした服、薄汚れてしまった服をそのままにしていませんか?ワンシーズンで1週間コーディネートできる服を持っていれば十分です。思い切って捨てましょう。
タオル
かさばるタオルは沢山あると収納スペースを圧迫します。5枚までなど数を決めて、古いものは捨てていきましょう。
漫画・雑誌
何年も置きっぱなしになっていませんか?電子書籍も活用しながら、読んでいないものはできるだけ処分しましょう。
人形・クッション
ぬいぐるみなどは癒されますが、ダニなどが沸いて意外と汚れているものです。必要のないものは処分することをおすすめします。
カーペット
こちらもダニの巣窟になりがちです。お掃除ができる方は構いませんが、お手入れできないのであれば思い切って処分しましょう。
椅子・ソファ
洋服を掛けてしまったり物置になったりしていませんか?座るために使っていないのなら、処分を検討しましょう。
観葉植物や雑貨
オシャレな部屋を目指して買った雑貨達。散らかる原因になるなら捨ててしまった方がオシャレに見えますよ。
部屋掃除を簡単に行うために大事なことは、不要な物を捨てることです。できるだけお掃除の手間を省いて、綺麗な部屋を目指しましょう。
コツ② 掃除は「上から奥から」
ホコリは上から下に落ちるので、上から順番に綺麗にしていきましょう。最後に床掃除をすれば、効率良くお掃除できます。
また部屋の奥から手前に向かってお掃除をするクセをつけましょう。ゴミは最終的に外へ捨てに行くため、奥から綺麗にして最後に出入口にまとめることで手数が減ります。
ワックス掛けの手順も同じです。初めに部屋の出入口にワックスを掛けてしまうと、外に出ることができません。上から下へ、奥から手前へを心がけましょう。
部屋を掃除した後も綺麗に保つためのコツを伝授!
脱・汚部屋を果たしても、またすぐに散らかってしまうのでは意味がありません。綺麗な状態を保つコツは、必要と判断して残したものを整理・収納することです。
ここではお部屋を綺麗に保つためのコツを3つにまとめました。不用品を捨てて掃除を済ませたら、ポイントを押さえて整理・収納しましょう。
①生活習慣を無理して変えないようにする
いくら収納の達人の真似をしても、ご自分の生活習慣に合わなければ長続きしません。結果的に片付けることが億劫になり、散らかしてしまうことになるので、無理はしないように気をつけましょう。
②収納アイテムは色や形で統一感を持たせる
100円ショップに行くとシンプルな収納アイテムが沢山あります。アイボリーのボックス型など、色や形を揃えるだけで、すっきりした印象になりますよ。
③フックを活用して、床に物を置かないようにする
床に物が無いと部屋が散らかりにくくなるだけでなく、お掃除をするときに物をどかす手間が省けるため、お部屋掃除のハードルがグンと下がります。
100円ショップで売られている賃貸の壁につけられるフックなどを活用し、できるだけ床に物を置かないようにしましょう。
汚れがひどすぎる場合は、業者に頼むのもアリ!
「自分ではどうしようもないレベルで、どうしてもお掃除をする気が起きない・・・」そんな場合はハウスクリーニング業者にお願いして、掃除を代行してもらうのもひとつの方法です。
ここでは気になるメリットや費用を説明します。
ハウスクリーニング業者を使うのも選択肢の1つ
ハウスクリーニングはプロの清掃員がお住まい(部屋)や設備・器具などを専用機材や道具、洗剤などを使用して清掃・洗浄してくれるサービスです。
ゴミや服などが散らかっているだけでなく、ご自分では落とせない汚れがある場合も綺麗にしてもらえるでしょう。
一度ピカピカに綺麗にしてもらった後、前章までにご説明したコツを活かして、綺麗なお部屋でやり直すのも選択肢の1つですよ。
ハウスクリーニング業者に依頼する4つのメリット
「ハウスクリーニング」と聞いたことがあっても、どんなことをしてくれるのか分からないと頼みづらいですよね。ハウスクリーニング業者に掃除を依頼する4つのメリットを紹介します。
①とても簡単に依頼できる
ハウスクリーニングを依頼すると業者さんが自宅に来るため、なんだか手続きが面倒くさそうに感じますよね。
実は、電話や簡単なWeb手続きで依頼可能な業者さんが多いんです。相談や見積もりだけでも対応してもらえる所がほとんどなので、まずは連絡してみてください。
②不用品の処分や買取をしてくれる
ご自分で不用品の処分をするとなると、ゴミ処理場に持ち込んだりリサイクルショップに持って行ったりと手間と時間が掛かり案外大変なんです。
業者によっては不用品の処分や買い取りを行ってくれるので、ゴミ処分の手間がかからずおすすめです。
③短時間で掃除をしてくれる
ご自分で片付け・掃除・不用品の処分をするとなると土日休みをフルに使っても終わるかどうか怪しいところですよね。
しかし、プロにお任せすると一人暮らしのお宅の場合は半日程度で片付けてくれます。貴重なお休みを潰すことなく、時間を有効活用できますよ。
④面倒な物の仕分けをしてくれる
ゴミや服、貴重品が散乱している部屋だと、いるものといらないものを仕分けするのも一苦労ですよね。
その点業者に依頼すると、こちらは指示を出すだけなので、楽ちんです。労力を使わないで済む分、綺麗になった部屋で収納を工夫するなどポジティブな作業がはかどります。
ハウスクリーニング業者に依頼した場合の料金相場
汚部屋清掃の場合、間取りとゴミの量で料金が決まります。相場を見てみましょう。
間取り | 料金相場 |
1R~1K | 30,000~90,000円 |
1DK~1LDK | 50,000~200,000円 |
2DK~2LDK | 90,000~300,000円 |
3DK~3LDK | 150,000~500,000円 |
4DK以上 | 220,000~600,000円 |
ゴミの量で料金が変動するため、料金相場には大きな幅があります。また臭いがひどかったり、害虫駆除などを伴ったりする場合は、オプション料金が発生することもあります。
見積依頼の際に部屋の状態をしっかりと相談しておくことが大切です。
また、見積依頼の際には複数の事業者から相見積もりを取ることをおすすめします。費用だけでなく、サービス内容なども比較検討して、自分にぴったりの事業者を選びましょう!
汚部屋掃除をハウスクリーニングのプロに依頼しよう
自分では手に負えないほどの汚部屋の場合は、ハウスクリーニング業者に依頼してまとめて綺麗にしてもらうのがおすすめです。
ミツモアなら簡単な質問に答えるだけで、最大5件のハウスクリーニングのプロから見積もりがもらえます。
汚部屋を綺麗にして心機一転、健康的な生活を送れるようにしましょう!