ミツモアメディア

フローリングのべたつき解消!かんたん掃除でサラサラに

最終更新日: 2024年03月21日

いつの間にかベタベタになってしまっているフローリング。ローリングのべたつきは、様々な原因で発生します。

定期的な掃除が肝心なのはもちろん、べたつきを取り除くためには掃除する手順も大切です。

フローリングのべたつきを取り除く方法や対策について知って、床をキレイに保ちましょう。

フローリングのべたつきの原因

フローリングに食べ物をこぼした子供
フローリングはなぜベタベタになるのか

キレイに磨いたフローリングに残るべたつきは、日常生活における様々な要因によって生じます。見た目が美しいだけではなく、サラッとした心地の良いフローリングを常にキープしたいところです。

では、なぜフローリングにべたつきが出てしまうのか、まずは原因を探っていきましょう。

湿気

雨が降りしきるベランダ
湿気はべたつきの原因のひとつ

梅雨の時期などは、湿気によってフローリングがべたつきます。部屋がジメジメとしているとおのずと床もべたつくので、定期的な換気をして、湿気が溜まらないように心がけましょう。

除湿機を用意するのがベストですが、窓を開けるだけでも充分な効果が期待できます。実際に換気する際は、室内に入ってきた空気を逃すため、1カ所ではなく最低でも2カ所の窓を開けましょう。

特にトイレやバスルームは湿気が溜まりやすい環境なので、頻繁に換気をしましょう。ちょっとした習慣付けが、湿気によるフローリングのべたつきを防ぐためには大切です。

料理の油

料理をする女性
料理で飛び散った油もべたつきの原因に

料理により飛び散った油も、フローリングのべたつきにつながります。床や壁についた油は空気に触れることで酸化し、ベタベタした質感へと変わってしまうためです。

頻繁に揚げ物を作るという方は、コンロ周りだけではなく、床も拭き掃除しましょう。

油は1週間ほどで固まってしまい、取り除くのが大変になってしまいます。フローリングをべたつかせないためにも、最低でも週2回は拭き掃除を行いましょう。

また、油が飛び散らないよう、市販されている「油はね防止ネット」などを活用するのも対策の一つです。油は想像以上に飛び散りますので、現状よりもフローリングのべたつきを広げたくないという方は、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

汗や足の脂

スリッパを履いてくつろぐ人
スリッパを履く習慣を

人の体から出る汗や脂もフローリングのべたつきの原因として挙げられます。生活動線となっている床が特にべたついているなら、汗や脂が原因になっている可能性が高いです。

特に夏場は裸足で過ごす場合も多いので、足裏からの皮脂や汗によりフローリングがべたつきがちです。靴下やスリッパの裏にも様々な汚れがこびり付いているため、冬場でも油断できません。

1足のスリッパでキッチンやトイレなど、色々な部屋を行き来するのは、汚れも一緒に運んでいることと同じです。スリッパはキッチン用、トイレ用などと使い分けるだけでも、フローリングのべたつきを軽減できます。

フローリングのべたつきを落とす掃除方法

重曹
フローリングのべたつきはどうやって落とす?

フローリングのべたつきは、普段の掃除で取り除くのは難しい汚れです。そこでここからは、べたつきを落とすための方法を3つ紹介していきます。

床用洗剤で拭く

フローリングにダメージを与えずに確実にべたつきを落とすなら、フローリング専用の床用洗剤を使いましょう。

料理で床に飛び散った油をキレイにしてくれるのはもちろん、しぶとい皮脂汚れも取り除いてくれます。また床用洗剤の種類によっては、つや出しや除菌の効果もあります。

普段から何気なく使っている雑巾は、雑菌の温床になっている場合があります。そのままフローリングの拭き掃除に使うと、菌を床に広げてしまうので注意しましょう。

除菌効果のある床用洗剤なら、雑菌を一掃してくれるので衛生面でも安心です。ただし、中にはワックスも一緒に落としてしまう洗剤もあるので、選ぶ際は注意書きにも目を通しておきましょう。

食器用中性洗剤で拭く

食器用中性洗剤で代用するのも、フローリングのべたつきを落とす上で効果的です。食器用中性洗剤は文字通り、食器についた頑固な油汚れを取り除くための洗剤のため、料理の際に床に飛び散った油にも効果があります。

掃除で食器用中性洗剤を使う際は、固く絞って水気を取り除いた雑巾に2、3滴ほど垂らすだけで充分です。使いすぎるとワックスを剥がしてしまう可能性があるのに加え、洗剤を拭き取るのも大変になってしまうためです。

洗剤が床に残ってしまうと、足を滑らせて転倒してしまう危険性があるので、しっかり水拭きをして仕上げるのも忘れないようしましょう。

重曹水やセスキ炭酸ソーダを活用

「重曹水」「セスキ炭酸ソーダ」などの天然素材も、フローリングのべたつきを落とす際のアイテムとして活用できます。

ひと昔前にブームになった重曹水は今ではすっかり定着し、重曹もスーパーやドラッグストアで簡単に手に入ります。

セスキ炭酸ソーダは、自然界に存在するトロナセスキ鉱石を原料としているエコな洗剤です。重曹よりもアルカリ性が高く、油に対する洗浄力も強力です。

粉末状で販売されている場合が多いので、掃除で利用する際は、500mlの水に対して小さじ1杯ほどのセスキ炭酸ソーダを入れてよく混ぜましょう。

割合が濃すぎるとワックスを剥がしてしまう可能性があります。また弱性とはいえアルカリ性には変わりないため、肌の弱い方はビニール手袋を着用するなどの対策を忘れないようにしましょう。

基本的なフローリング掃除の手順

ほうきとちりとりで掃除する女性
フローリングのべたつきを掃除でキレイにしよう

簡単に掃除機をかけるだけの掃除では、フローリングのべたつきはなかなか取り除けません。長くキレイな状態でフローリングを使うためには、掃除の手順も重要です。

基本的なフローリング掃除の手順を、3つのステップに分けて解説します。

表面のほこりやゴミをとる

フローリングのべたつきを取り除くためには、まず表面のほこりや髪の毛などのゴミを取り除くところから始めましょう。

掃除機を使うと細かなゴミが舞い上がってしまうので、雑巾やクイックルワイパーなどのペーパーモップを使った乾拭きが最適です。

掃除の際は1カ所にゴミを集めるイメージで、四隅にほこりや髪の毛が残らないように気をつけましょう。

フローリングの溝に溜まったゴミは、乾拭きを済ませた後に掃除機で吸い取るのが簡単な方法です。ほこりや細かなゴミを掃除した後ならば、舞い上がるゴミも少なく済みます。

雑巾を濡らして水拭きする

目立つほこりやゴミを取り除いたら、固く絞った雑巾やウェットタイプのモップで水拭きをしましょう。

週に1回を目安に、定期的に水拭きをすれば、料理の油や皮脂汚れがべたつくこともないため、洗剤や重曹水を使う必要もありません。むしろ毎回の水拭きで洗剤を使ってしまうと、フローリングを覆うワックスの効果が薄れてしまいます。

水拭きを済ませたフローリングには水気が残っている場合があるので、窓を開けて換気をし、乾拭きで仕上げれば完璧です。

べたつく場合は洗剤や重曹水などで拭く

水拭きでは取り除けないフローリングのべたつきには、洗剤や重曹水を使って磨きましょう。気になる場所だけに、必要最低限の量に留めるのが肝心です。

フローリングを傷めてしまう可能性があるため、中性洗剤を使用する際は床に直接使用するのではなく、雑巾にかけてから使いましょう。

フローリングのべたつきは、見つけても「掃除が面倒」といった理由で後回しにしがちですが、放っておけばさらに状況は悪化します。

フローリングをサラサラな状態に保つためには、普段の定期的な掃除を習慣付けるのはもちろん、適度な濃度に薄めた重曹水をキッチンに常備しておくのもおすすめです。

フローリングをキレイに保つコツ

フローリングワイパーで掃除
コツを意識してフローリングのべたつきを防ごう

フローリングのべたつきを防いでキレイに保つためには、定期的な掃除以外にも様々な方法があります。

フローリングをいつまでもキレイな状態に維持するコツを紹介します。

定期的にワックスをかける

フローリング用のワックスは、床のつや出しやキズ予防だけでなく、掃除を楽にしてくれる効果があります。

ワックスはフローリングの表面にある凹凸を覆ってくれるため、細かなゴミや油汚れが隙間に入り込むのを防いでくれます。ワックス専用のワイパーなども市販されているので、半年に1度を目安に定期的にワックスがけをしましょう。

ワックスをかける場合も、表面のほこりやゴミを取り除くことから始めましょう。ワックスはフローリングの木目に沿って、ムラが出ないように注意してかけましょう。

2度塗りする場合は、完全に乾くのを待つのが肝心です。乾いていない状態に上塗りするのは、ムラが生じる原因になります。

ただ「無垢材」や「ノンワックスフローリング」など、フローリングの種類によってはワックスができないので、事前に床の種類を確認しておきましょう。

皮脂が床につかないようにする

よく使う生活動線のフローリングがべたつく場合は、皮脂が原因の可能性が高いです。まずは皮脂が床につかないよう、普段の生活を見直してみてはいかがでしょうか。

夏場もスリッパや靴下を履いて、素足が床につかないようにするだけでも効果があります。汗もフローリングをべたつかせる原因になるので、体温調整にも気を配るように心がけましょう。

【3選】フローリングのべたつきを落とすおすすめの洗剤

洗剤を手にする女性
べたつきを落とすおすすめの洗剤を紹介!

フローリングをキレイにするための洗剤は多くのメーカーから販売されているため、どれを選んだらいいのか迷ってしまいます。

ここではおすすめの洗剤を3種類紹介します。

かんたんマイペットスプレー(花王)

「かんたんマイペットスプレー」は、花王が販売しているスプレータイプの洗剤です。

フローリングや畳、カーペットなどの様々な素材の床だけではなく、壁や家電製品の掃除にも使える汎用性の高さが便利なポイントといえるでしょう。

洗浄力も申し分なく、除菌やウイルス除去の効果もあるので、フローリングのべたつきを落とすだけでなく、普段のお掃除でも愛用できる1本です。床に直接噴射するとシミの原因になるので、雑巾等に吹きかけてから使いましょう。

フローリングマジックリン フロア用つや出しスプレー(花王)

「フローリングマジックリン フロア用つや出しスプレー」も、花王によるフローリング専用の洗剤です。

直接床に吹きかけてもシミにならず、ワックスをかけたフローリングにも使える優れものです。ただその名の通りフローリング専用の洗剤のため、階段や漆塗りなどの特殊な床には使えないので、その点については注意しましょう。

セスキの激落ちくん(LEC)

洗剤不要で汚れを落とせる特殊なスポンジで有名なLEC(レック)では、上記でもご紹介したセスキ炭酸ソーダを配合したクリーナー「セスキの激落ちくん」を販売しています。

セスキは油や皮脂といった、フローリングをべたつかせる原因となる汚れに効果的です。また天然成分のため、ペットを飼っている方でも安心して使えます。

オーソドックスなスプレータイプのほか、シートや粉末、泡タイプなど種類も豊富なので、好みに合わせて選び、試してみましょう。

フローリングのべたつきを落として快適に

きれいなリビングのフローリング
サラサラなフローリングで快適な生活を

フローリングのべたつきは、最初は気にならなくても、徐々にストレスの元になる厄介ものです。

梅雨や夏場の湿気だけではなく、料理の際に飛び散った油や皮脂が原因になる場合もあるため、普段からの掃除を心がけるのが肝心です。

頑固なべたつきには、洗剤や重曹水などが効果的なので、乾拭き・水拭きした後にぜひ試してみてください。

ミツモアでハウスクリーニングを依頼する!

フローリングのべたつきがなかなか取れなかったり、掃除に時間を割けなかったりする方はプロのハウスクリーニング業者にフローリング掃除を依頼してみてはいかがでしょうか。

ミツモアなら簡単な質問に答えるだけで、プロのハウスクリーニング業者から最大5件の見積もりが届きます。

ベタベタではなくサラサラのフローリングで、快適な生活環境を手に入れましょう!

ミツモアでハウスクリーニングを依頼する

ミツモアでハウスクリーニングを依頼する!