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失敗しない葬儀社の選び方を解説。トラブルを避けるポイントは

最終更新日: 2022年09月15日

身内が亡くなると、短時間で葬儀社を選ぶことになります。事前に故人と話し合いができていないときは、迷うことも多いでしょう。葬儀社の選び方や、葬儀社選びで失敗するとどんなリスクがあるのか、主なケースを紹介します。

葬儀社選びを失敗するリスク

あごに手を当てて考え事をする人

葬儀を行うときは多くの場合、短時間で葬儀社を選びます。失敗したと感じる事例にはどのようなものがあるのか、よくあるパターンを見ていきましょう。

高額な費用を請求されてトラブルになる

「葬儀社に請求された金額が予定よりも高額だった」というのは、よくあるトラブルです。見積もりと実際の請求額に差があり、驚く人もいます。

身内を亡くして動揺している状況では、何も考えず葬儀社の言うとおり契約を進めてしまうケースもあるでしょう。ゆっくり考えている時間がないからこそ起きる問題です。

ただし、見積もりと実際の費用に差があったとしても、それだけで悪質な葬儀社と判断はできません。

一般的な葬儀社であっても、見積もりに記載されない費用や追加料金によって、予定より高額になってしまうことはあります。高額請求のトラブルに巻き込まれないよう、遺族にしっかり説明をしてくれる葬儀社を選ぶよう心掛けましょう。

契約と実際のサービス内容が異なる

契約時に聞いていた内容と実際のサービス内容が違うと、納得のいく葬儀ができずトラブルになります

「家族葬を頼んでいたのに情報共有ができていない」「希望していたグレードのひつぎが用意されていなかった」など、葬儀当日になってトラブルが発覚するケースです。

原因として葬儀社の連携不足やスタッフの質など、いくつかの問題が考えられるでしょう。事前に確認する時間が少ないからこそ、評判のよくない葬儀社を選んでしまうことがあります。身内を送り出す大切な葬儀で後悔しないよう、葬儀社選びは重要です。

葬儀内容について親族や参列者から苦情が出る

葬儀には親族や、故人の関係者が訪れます。葬儀内容は遺族が決定しますが、親族との関係性や考え方によっては苦情が出ることもあるでしょう

「葬儀の内容が寂しい」「演出が明るく不謹慎に感じる」など、人によって考え方はさまざまです。関係者の宗派や地域の慣習によって、トラブルにつながることも考えておきましょう。

葬儀に呼ぶ範囲が広いときや、故人の希望で特殊な形の葬儀を行うケースでは、あらかじめ周囲の理解を得た方が進めやすいかもしれません。

地域の慣習や葬儀に対する考え方はそれぞれ違うため、参列者の気持ちを確認し、遺族の意向を理解してもらうことでトラブルを防げます。

葬儀社を選ぶタイミング

スーツ姿で白い手袋をしている男性

葬儀社を決めるタイミングは、主に2パターンがあります。本人の意思や、亡くなったときの状況によって、決めるべきタイミングは変わってくるでしょう。一般的なケースを紹介します。

生前に決めるとスムーズ

本人が生前に葬儀社を決めている場合、スムーズに手続きが進みます。病気や年齢のことで本人が生前予約を希望している場合は、遺族の負担が減るでしょう。

本人と家族の意向が固まっているのであれば、葬儀社の事前予約は不謹慎ではありません。今までに親族の葬儀で利用したことのある葬儀社へ、連絡してみるのもよいでしょう。

生前予約は本人の希望があるときや、本人の意思を確認できない状況で、親族全員が予約に前向きな場合にとどめるのが無難です。

亡くなってから葬儀社を選ぶ場合は猶予が少ない

身内が亡くなってから葬儀社を決める場合、すぐに行動が必要です。亡くなってから、葬儀までの時間は亡くなってから24時間経過後から数日以内が一般的です。

遺体の状態を保ち、お通夜と葬儀でお別れの時間を設けるには迅速な決断が求められます。

病院で亡くなった場合、遺体を安置しておける時間にも限りがあるでしょう。葬儀社を決めるまでの猶予は、長くても1日程度です。

生前に葬儀社を決めていないときは、葬儀社への連絡・見積もり・葬儀内容の調整までを短時間で行うことになるでしょう

葬儀社の種類

スーツ姿で白い手袋をしている男性

葬儀社には、いくつかの種類があります。運営元の特徴を知り、依頼したい業者を絞り込みましょう。一般的な葬儀社の種類を紹介します。自分が依頼しようと考えている葬儀社がどの種類に当てはまるのか、確認しておきましょう。

葬儀専門業者

葬儀専門業者は、葬儀に関するサービスを提供する業者です。葬儀を専門的に扱うため、「葬儀社」というと葬儀専門業者を思い浮かべる人も多いでしょう。

業者の規模によって、運営の範囲は異なります。斎場・火葬場を自社で運営している規模の大きい葬儀社から、別会社が運営する斎場・火葬場と連携する葬儀社までさまざまです。

葬儀全般を扱うことから、斎場での仕出し・参列の返礼品を取り扱う業者とも連携しており、遺体安置・搬送・葬儀・火葬までトータルでサポートしてくれます。相談先を一つにまとめたいと考える人に適しているでしょう。

葬儀仲介会社

葬儀仲介会社は、提携する複数の葬儀社から利用者が求めるサービスを紹介する会社です

葬儀社選びに迷う人や、葬儀社についての知識が薄い人でも利用しやすいでしょう。仲介会社は葬儀を行わず、紹介先の葬儀社がサービスを提供します。

仲介会社に支払われるのは、葬儀社または依頼者からの仲介手数料です。複数の会社から選びたい人や、仲介会社を通して誠実な葬儀社を探したいと考えるときには、仲介会社の利用が向いているでしょう。

冠婚葬祭互助会

「冠婚葬祭互助会」は毎月数千円を積み立て、結婚式・葬儀などの資金として利用できるサービスです。互助会が運営する斎場・プランを利用できます。

支払いは満期になるまで続き、50~100回程度の設定が一般的です。解約手数料を支払うと途中解約ができ、満期になっていなくても冠婚葬祭の一部費用に充てることができます。返金有無はプランにより異なるので注意しましょう。

互助会のメリットは、家族の冠婚葬祭でもサービスが利用できるところです。家族の利用範囲は互助会ごとに異なるため、家族の結婚式や葬儀に利用したいと考えている場合は、事前に確認しておきましょう。

JAや生協などの協同組合

JAや生協は、組合員向けに葬儀のサービスを提供しています。基本的には、出資金を支払っている組合員が対象となりますが、一定の基準を満たすと組合員以外の利用も可能です。

一般の葬儀社に比べると価格設定が低く設定され、予算を抑えたい人に向いているでしょう。

事業者によって、サービスの提供形態は異なります。専門の葬儀社と連携しサービスを提供しているところや、自社で斎場を運営しているところがあり、プランもさまざまです。まずは、身近な協同組合に相談してみましょう。

葬儀社を選ぶ前に確認しておく事柄

バインダーを持つ男性のイメージイラスト

葬儀社を選ぶ前に、故人と遺族の意思をはっきりさせておきましょう。希望に合う葬儀を行うためにも、事前に確認しておきたい内容を紹介します。

故人の宗教・宗派

地域の慣習や宗派によって、葬儀の流れは変わってきます。故人が信仰する宗教・宗派がある場合は、対応できる葬儀社を選びましょう

遺族を含む参列者が常識と考えている慣習でも、全ての葬儀社が対応できるとは限りません。宗派ごとに細かいルールがあるため、希望があるときは事前に確認しましょう。

無宗教や細かいリクエストがないときは、葬儀社が提供する葬儀の流れを確認しておくと、手違いがありません。遺族や参列者が納得のいく形式の葬儀を行うためにも、スタッフとの連携を意識しましょう。

葬儀の形式と規模

葬儀には直葬・家族葬・一日葬・一般葬など、いくつかの形式があります。形式によって参列者の人数や規模が変わってくるため、具体的な希望を決めましょう。

直葬は、遺体安置・搬送・火葬のみのシンプルな形式です。家族葬は家族および親しい参列者のみで行う形式で、一日葬はお通夜を設けず1日で告別式・火葬を進めます。

一般葬は、お通夜・告別式・火葬と一通りの儀式を行い、外部の参列者を呼んで行う形式と考えておきましょう。

どの形式がよいのか決めにくいときは、予算の上限から絞り込むこともできます。葬儀社のプランを確認し、希望する予算で対応できる形式を選択しましょう。

基本的に、参列者の人数が多く会場が広くなるほど予算が上がります。花やひつぎのグレードによっても追加料金が発生するため、予算の上限と希望する形式はきちんと伝えておく方がよいでしょう。

葬儀社の選び方

頬杖をついて考え事をする女性

葬儀社選びは、会社のピックアップと見積もり確認が基本です。葬儀社を選ぶ方法と、見積もりを確認するときのポイントを解説します。

葬儀を行うエリアから葬儀社を複数選ぶ

葬儀社を選ぶときは、葬儀を行うエリアに対応しているかが重要です。まずは地域で絞り込み、複数の葬儀社を比較しましょう。

複数を比較することで、相場やサービスの特徴が分かります。初めて葬儀社を利用するときは、地域の相場を確認するためにもいくつかの業者で見積もりを取りましょう。

ミツモアではいくつかの質問に答えると、希望に沿った形式・宗派に対応する葬儀社を比較・見積もりできます。できるだけ早く葬儀社を決めたいときも、比較がしやすいでしょう。

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見積もりとプランを確認

身内が亡くなり動揺していると、紹介された葬儀社に全てを任せたくなるかもしれません。しかし、冷静になって見積もりを依頼し、プランの詳細を書面で確認することが大切です。

金額を書面で確認し、追加料金の有無をチェックすることで、思わぬ高額請求を防げます。金額・内容に納得がいかないときは、別の葬儀社を探すこともできるでしょう。

書面をしっかり見ないまま契約すると、口頭で受けた説明と異なる点があるかもしれません。

早く決める必要があるとはいえ、多くの葬儀社は24時間365日対応しています。いくつかの業者に話を聞き、見積もりを確認する時間はあるでしょう。

葬儀トラブルを避ける方法

スーツ姿で白い手袋をしている男性

葬儀でのトラブルを避けるには、葬儀社の選び方が重要になってきます。問題のある葬儀社を選んでしまわないために、注意したいポイントを見ていきましょう。まずは複数の会社で見積もりを取り、担当者の話をじっくり聞くことが大切です。

信頼できる担当者か判断する

見積もりを依頼する担当者が信頼できるかは、葬儀社選びで重要です。実際に葬儀を担当するのは現場スタッフですが、営業スタッフは現場に契約内容・遺族の希望を伝えます。

「高額なプランを無理に押し付けようとする」「見積もりがいい加減」など、希望が伝わらないと感じる対応であれば別の会社を検討しましょう。相談の段階で不信感がある葬儀社は、トラブルになる可能性が高くなります。

誠実に契約の説明をしてくれる担当者は、責任を持って対応してくれるはずです。身内を亡くし心が弱っているとき、親身に対応してくれる葬儀社は社員教育が行き届いていると考えられるでしょう

相見積もりを取り比較する

金額の相場やスタッフの対応を見比べるために、相見積もりを取るのもトラブルを避けるコツです

葬儀社と契約する機会は、一生のうちに1〜2回という人も多いでしょう。正確な相場や一般的な対応を知るには、複数を比較する必要があります。

見積もりを取るときは、葬儀社が使っている言葉の意味をしっかり確認するのが大切です。葬儀社に支払うお金は明確に記載していても、葬儀にかかるトータルの費用とは違う可能性があります。

お寺に寄付するお金や仕出し料理などの実費を料金に含めているのか、別料金なのか細かい部分を問い合わせておきましょう。

契約を急がせる葬儀社は避ける

問題がある葬儀社は、即時の契約を迫ってくることがあります。別の会社と比較すると、選んでもらえないと分かっているからです。

「今なら割引できる」「今すぐ契約しないと希望の日程で葬儀ができない」など、過度に契約を急がせる葬儀社は避けましょう

遺体の管理や葬儀の日程で焦ることが多いからこそ、比較が大切です。

サービスがよく多くの人に選んでもらえる葬儀社は、押し付けるような営業をしなくても依頼があります。

営業スタッフの押しが強いだけという可能性もありますが、不安をあおるような対応の葬儀社は避けた方がよいでしょう。

葬儀社選びは信頼できるかで判断

笑顔の老人たち

身内が亡くなった後、葬儀社を選ぶとなると時間的な猶予がありません。しかし、担当者の人柄や葬儀社のサービス内容を比較し、納得いく会社を選ぶよう心掛けましょう

故人を見送る大切な儀式で、トラブルが起きると遺族に負担がかかります。

葬儀をスムーズに進めるために、故人の菩提寺や互助会の加入有無、故人と親族の希望をよく確認しておきましょう。本人の意思が固まっているときは、生前予約をしておくことで遺族の負担が減らせます。

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