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引越し時にハウスクリーニングは必要?業者の選び方もチェック

最終更新日: 2023年07月04日

賃貸の物件から引越しを行う際には、原状回復のためハウスクリーニングをするのが一般的です。プロの業者に清掃を依頼すれば、敷金が多く戻ってくる可能性もあります。ハウスクリーニング業者の選び方や、料金を安くするポイントを見ていきましょう。

退去時にハウスクリーニングは必要?

ハウスクリーニング

賃貸物件から退去するときは、部屋をある程度きれいな状態にしてから返すのが一般的です。引越しの際に、ハウスクリーニングを依頼する必要性について解説します。

引越しの退去時は原状回復の義務がある

賃貸の物件を退去する際には、原状回復の義務があります。これは部屋や住宅を入居したときの状態に戻すことを指しており、引っ越すときには目立つ汚れを落としておく必要があります

とはいえ長く住んでいると、壁紙や床、トイレなど経年劣化が目立つ場所も出てくるでしょう。原状回復義務とは人が生活していく中で、通常ではありえない破損・劣化に対して、回復する義務があるということです。

多くの物件では契約の際にクリーニング代が引かれているため、必ずハウスクリーニングを依頼しなければならないという決まりはありません。ただし自力で対処できない汚れは、業者に依頼するのもおすすめです。

退去時に求められる掃除のレベル

引越しの際、部屋の汚れや付いた傷の補修などを、どこまで行えばよいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。自力で部屋の原状回復をする場合は、日常的な掃除で落ちる程度の汚れを落とせば問題ありません

トイレや浴室といった水回りは、長く手入れをせずに放置しているとカビが発生しやすい場所です。キッチンにも水アカや油汚れがたまりやすいため、重曹を使って掃除しましょう。

生活の中で自然に消耗した箇所に関しては、わざわざ修復する必要はありません。経年劣化とみなされ、メンテナンスの義務は貸主にあります。

ハウスクリーニングは依頼する前に管理会社へ確認を

ハウスクリーニングを依頼する前に、大家や管理会社に連絡を取るようにしましょう

通常、管理会社は住人が退去した後に室内のクリーニングを手配しています。決まったクリーニング業者と契約している管理会社も多いのです。

自分で勝手にハウスクリーニングを依頼してしまうと、トラブルの原因になります。自分で手配したからといって、敷金がよぶんに返ってくるとも限りません。

掃除を怠って汚れがかなり溜まっている場合でも、どうせクリーニング代を支払うのであれば管理会社に任せてしまったほうがお得な可能性があります。自分で手配したい場合は事前によく相談しましょう。

引越し時のハウスクリーニングのメリット

長年放置された汚れを掃除しようとすると、何かと時間を取られてしまいがちです。ハウスクリーニングを専門の業者に依頼するメリットを見ていきましょう。

退去時:時間の節約につながる

部屋がかなり汚れている場合、自力で掃除をするにはかなりの時間がかかります。ハウスクリーニングを依頼することで、掃除にかかる時間を短縮できるのがメリットです

引越しが決まってからは、退去に関する手続きや荷物の整理などさまざまな作業があります。引越し作業に時間を割きたい人は、時短のために、ハウスクリーニング業者を利用するのもおすすめです。

毎日の仕事が忙しく、なかなか掃除の時間が取れない人もいるでしょう。業者を利用すれば掃除に労力を割かずに済むため、体力を温存できるのもうれしいポイントです。

退去時:自分で落とせない汚れにも対処できる

借りていた物件を退去する際には、原状回復が求められます。目立つ汚れが残っていたり、故意に付けられた傷があったりすると、契約時に払っていた敷金から、修繕費を払うのが一般的です。

プロの手でハウスクリーニングを行うことで、修繕にかかる費用を抑えられる可能性があります。事前に汚れた箇所を減らしておけば、退去時に戻ってくる敷金の額が多くなるのもメリットです。

また引越しのために荷物を移動させるうちに、新たな汚れが出てくることもよくあります。退去時だけではなく、新たな物件に入居したタイミングで、ハウスクリーニングを依頼するのもよい方法です。

退去時:大家さん・管理会社とのトラブルを防げる

経年劣化で自然に付いた汚れや傷は、借りている側が修繕をする必要はありません。大家側が費用を負担することになりますが、法的な拘束力はないことに注意が必要です。

入居者の過失による汚れなのか、経年劣化である程度しかたない汚れなのかを判断するのが難しい場合もあります。ハウスクリーニングを依頼することで、退去時のトラブルを予防できるのも大きなメリットです

退去時にある程度部屋をきれいにしておけば、大家に与える印象がよくなる効果もあります。退去時に揉めるのを避けるためにも、ハウスクリーニングを利用しておきましょう。

入居時:きれいな部屋で新生活を始められる

退去時はもちろん、新たな物件に入居する際にハウスクリーニングを依頼するのもいいでしょう。家具などが運び込まれる前に依頼すれば、物がないので隅々まできれいにできるのもメリットです

入居前にはすでに清掃が行われていますが、気になる汚れが残っているケースもあります。清掃から時間が空くとホコリがたまってしまうため、自ら掃除をし直した経験がある人もいるでしょう。

入居前にハウスクリーニングを利用することで、気持ちよく新生活をスタートできます。ホコリや匂いが気になると感じたら、プロの業者に依頼することを考えましょう。

ハウスクリーニングの料金相場

業者

ハウスクリーニングにかかる料金は、部屋の広さや掃除が必要な場所によっても異なります。依頼する前に知っておきたい相場をチェックしましょう。

広さやプラン別の料金相場

部屋全体の掃除を依頼するのか、決まった部分のみ掃除を依頼するのかによって、料金は変わってきます。業者ごとに値段に差はありますが、ワンルームを掃除するのであれば3万円程度が目安です

キッチンや浴室など、部分的に掃除を依頼する場合は、1~2万円前後が相場となっています。1時間単位で料金がかかる業者も多いため、作業時間によって値段が変わることにも注意が必要です。

また家全体の掃除を依頼する際には、部屋の数によって大きく値段が異なります。1LDKから2LDKなら5万円程度、3LDKなら7万円以上かかることを覚えておきましょう。

関連記事:【間取り別】空室クリーニングの料金相場!追加料金がかかるケースや安く済ませるコツも紹介!|ミツモア

空室か居住中かで料金が変わる

掃除をする部屋が空室であれば、居住中の部屋よりも料金が安くなる傾向があります。空室はすでに家具などの荷物が、運び出された状態なので、物を移動させる手間が省けるのが主な理由です。

引越し作業が終わり、空室になった部屋であれば、依頼する日程も選びやすくなります。作業する時間も比較的自由なため、スケジュールを調整しやすいのも便利です。

居住中の部屋で掃除を行う場合、家具を傷付けたり、見えにくい位置の汚れを見落としたりする恐れもあります。料金を少しでも安く済ませたいなら、部屋を空室にしてから依頼するのがおすすめです。

ハウスクリーニングの業者の選び方

ハウスクリーニングを依頼するときは、料金はもちろん、プランの内容を意識して選ぶことが重要です。業者を選ぶ際に覚えておきたいポイントを解説します。

見積もり料金を比較

ハウスクリーニング業者への依頼を考えているなら、まずは見積もりを頼みしょう。はっきりとした料金を提示してくれるかどうかをチェックし、信頼できる業者を見極めるのがポイントです。

料金は業者によって異なりますが、清掃以外にも駐車料金や出張費が発生するケースもあります。始めからトータルの金額が把握しやすい業者なら、請求時にトラブルになりにくいでしょう。

ミツモアの見積もりサービスを利用すれば、最大5社までの見積もりを1度に確認できます。それぞれの料金を分かりやすく比較できるため、複数の業者を検討したい人にぴったりです。

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サービス内容もチェック

業者を選ぶときには、サービスの内容を詳しくチェックするのも大事なポイントです。求めているサービスがプランに含まれていないケースもあるため、前もって確認しましょう。

水アカが付くのを防ぐコーティング加工や、魚焼きグリルの掃除などは通常のプランに含まれないのが一般的です。こうしたオプションを希望するなら、オプション作業に対応した業者が適しています。

プランを正しく把握していないと、せっかく掃除を依頼したのに満足感を得られないこともあります。自力で掃除をし直すことにならないよう、オプションにも目を通しておきましょう。

損害賠償保険に加入しているかも大切

まだ居住中の部屋で清掃を行う際に、誤って家具や床などを傷付けてしまうことも考えられます。損害賠償保険に加入している業者なら、こうしたときに保証を受けられるのがポイントです

空室になった部屋の掃除とは異なり、まだ家具などが残っている部屋は破損のリスクが高くなります。居住中の依頼を考えているなら、保険に加入している業者を選ぶのがおすすめです。

公式サイトなどを見れば、保険に加入しているかどうかを確認できます。事故が起こったときのトラブルを避けるためにも、保険に加入している業者を選ぶと便利です。

ハウスクリーニング料金を安く抑えるコツ

引越しにあたって請求されるクリーニング費用は、工夫によって安くなる可能性があります。クリーニングにかかる料金を抑えるポイントを見ていきましょう。

退去時にチェックされるポイントを知ろう

退去する際に発生するクリーニング料金は、借りた側の過失による傷や汚れに対して請求されるのが特徴です。主に確認される箇所としては、浴室などの水回りや、床や壁などの内装が挙げられます。

エアコンなどの暖房器具が備え付けられている部屋は、それらの家電もチェックされるために注意が必要です。注意すべき場所を知っていれば、ハウスクリーニングを依頼する際の参考にできます。

ただしクリーニング料金が一律で定められているケースもあります。契約内容がどうなっているか、引っ越す前に改めて確認しましょう。

日常的な掃除も大切

基本的なことですが、日頃から掃除を行うのもクリーニング料金を抑えるポイントです。こびり付きがちなカビや油汚れも、早めに対処すると落としやすくなります

特にキッチンやトイレなどの場所は、放っておくとしつこい汚れがたまりがちです。コンロの周りや換気扇など、普段なかなか掃除できない箇所は、大掃除などできれいにしましょう。

日頃から手入れが行き届いていれば、ハウスクリーニングも少ない時間で終わります。クリーニング料金を減らすには、引越しを考える前から掃除の習慣を付けておくのもよい方法です。

参考

引越し前後はハウスクリーニングの利用を検討しよう

賃貸物件から退去する際には、原状回復を行う義務があります。長く暮らしていた部屋や家にたまった汚れを落とし、借りたときの状態に近づける作業が必要です。

自力で掃除をする方法もありますが、掃除に時間をかけたくないならプロの業者に依頼してみましょう。部屋をきれいにすることで修繕費が抑えられるほか、退去時のトラブル防止にもつながります。

業者を選ぶときには、料金に目を向けるだけでなく何がプランに含まれているかを知ることも大切です。ミツモアを利用して見積もりを比較し、自分に合った業者を見つけましょう。

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