アパートでゴキブリが発生したとき、どこから来たのか、どう対策すればいいのか戸惑いますよね。アパートならではのゴキブリ対策を解説します。
アパートではどこからゴキブリが侵入する?
アパートの排水溝や排水管がゴキブリの侵入経路となります。湿気が溜まりやすく、かつ暗くて隠れやすい場所はゴキブリの絶好のすみかなので注意が必要です。
アパートでできるゴキブリ対策は?
ゴキブリはアパートやマンションの2階までであれば、飛んで侵入してくることがあります。すき間テープを貼って侵入経路をふさぎましょう。
ゴキブリがアパートやマンションに発生する原因
建物自体の問題 |
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アパート周辺の問題 |
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自分の部屋の問題 |
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侵入経路の問題 |
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アパート自体に問題がある
アパートが以下のような状態だと、ゴキブリが入ってきやすくなります。
- 築年数が古い
- 木造建築である
- 1階にコンビニが入っている
- 適切に清掃されていない
築年数が古くリフォーム等もされていないと、外壁・配管周辺などに亀裂や歪みが発生します。
木造アパートは鉄筋コンクリートよりも劣化が早く、ネズミなどにかじられることでゴキブリが侵入しやすい穴ができることも。このように隙間が多くなると密閉性が低くなるので、ゴキブリが入ってきやすくなってしまうのです。
また1階や2階にコンビニが入っているアパートでは、販売されている食べ物のニオイに引き寄せられてゴキブリがやってきます。
周囲の環境に問題がある
以下のようなケースでは、アパート周囲の環境がゴキブリを寄せ付けている可能性が高いでしょう。当てはまっている場合は、普通の家よりもしっかりとしたゴキブリ対策が必要となります。
- 窓の近くに電柱や木など、虫が這い上がって来られるものがある
- 雑木林や木々の多い公園などがある
- 隣の部屋、上下の部屋が汚い
- ゴミ置き場が近い
- 周囲に取り壊し中の建物や、工事中の建物がある
木の多い公園や林が近くにある場合、そこからアパートにやってくる可能性が高いです。窓の近くまで木が迫っている時は、そこから上ってきたゴキブリが侵入することも。
上下階の部屋や、両隣の部屋が汚くてゴキブリの住処となっているパターンも考えられます。木造建築のアパートの場合、隙間や壁内、屋根裏などを通って部屋を移動してくることもあるので、注意が必要です。
アパート共用のごみ捨て場はゴキブリが発生しやすい
ごみ捨て場が不潔だと、生ごみのにおいや隠れ場所の多さから、ゴキブリの温床になってしまうことも。渡り廊下にたまったホコリや落ち葉なども、ゴキブリを呼び寄せる原因になります。
アパート自体に問題がある場合、自分で対処するのは困難です。一度管理会社や大家さんに相談してみましょう。
自分の部屋に問題がある
自分の部屋の環境がゴキブリにとって住みやすければ、侵入される確率は高くなります。以下の点に当てはまっていないか、今一度確認してみましょう。
- アパートの1階である
- 掃除をしていない
- 換気していない
- 床に物がたくさん置いてある
- ベランダに鉢植えなどがある
当てはまっている場合は、日々の掃除など基本的なゴキブリ対策が必要です。ゴキブリのエサがなくなり、隠れる場所も少なくなればゴキブリの発生率は自然と下がるでしょう。
保温性の高いダンボールや雑誌類・キッチンの三角コーナーにある生ごみはすぐに処分するようにしましょう。
ベランダに鉢植えなどを置いている場合も、ゴキブリが寄り付きやすくなるので対策が必要です。
侵入経路の問題
部屋がキレイな状態なのにゴキブリが出る、という場合には自分では気づきにくい場所が侵入経路になっているかもしれません。
- ドアや窓などに隙間がある
- 網戸に穴がある、きちんと閉められていない
- 換気口や配管穴が、部屋に直接つながっている
ゴキブリはわずか2mm程度の隙間があれば侵入してくるので、多少の隙間でも埋める必要があります。とくに玄関ドア、窓・サッシ、網戸の周辺はしっかりチェックしましょう。
またエアコンの配管が通っている壁の穴や、換気口・通風孔などの隙間からゴキブリが侵入してくることも考えられます。
賃貸だと勝手にパテ埋めしたり金網を張ったりすることはできませんが、まずはゴキブリが入り込みそうな隙間があるかどうかをチェックしてみてください。
ゴキブリは何階まで出現する?
ゴキブリ自体が飛べる高さで言えば、せいぜいアパートやマンションの2階くらいまで。
しかし下の階から配管をつたって高層階に上ってきたり、配達物のダンボールに付着した卵からふ化したりと様々な侵入経路があります。
高層マンションに住んでいる場合でもゴキブリ対策を怠らないようにしましょう。
侵入経路をふさいでゴキブリが発生するのを防ごう
ゴキブリの侵入経路として代表的なのは、玄関や窓、ベランダなど。ほかにもベランダや外壁に設置された配管をつたって上ってくる可能性もあります。
侵入経路になりそうな場所にゴキブリ対策をしておくことで、効率的に撃退しましょう!
ゴキブリ対策の道具について詳しく知りたい方は以下の関連記事を参考にしてみてください
関連記事:【一番効く】ゴキブリ対策のおすすめアイテム4選!効果や費用を比較し強力な商品を紹介 |
【窓・サッシ・網戸】隙間テープを貼ってふさぐ
2mm程度の隙間さえあれば中に入れるゴキブリにとって、窓サッシや網戸は代表的な侵入経路のひとつ。経年劣化によってサッシに歪みが出てくると、ゴキブリが入り込みやすくなります。サッシにテープを貼るなどして、スキマ対策をするのがオススメです。
隙間テープは、細かい場所にも貼りやすく、剥がしやすいのが特徴です。
<隙間テープの使い道> |
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網戸の穴や隙間に注意
意外に盲点となるのが網戸の状態です。ほつれや破れなどで小さい穴が開いていると、その隙間から入ってくることも。穴が開いている場合には、網を張り替えましょう。
そして覚えておきたいのが、窓を開ける時の網戸は必ず「右側」にするということ。じつは網戸は、右側に寄せて開けることを想定して作られています。そのため、左側に寄せるとゴキブリの入る隙間ができてしまいます。
【玄関】忌避剤をまいておく
ゴキブリは、家を出入りする時に玄関から一緒に入ってくることがあります。玄関ドアの周辺にゴキブリが寄り付かないように、忌避剤(駆除剤)をあらかじめスプレーしておくのが効果的です。
上記の画像にある「ゴキブリがいなくなるスプレー」は2週間に1回を目安に吹きかけておくことで高い予防効果を発揮します。殺虫効果もあるので、ゴキブリが現れてしまったときに直接スプレーすることもできます。
玄関のドアを隙間テープでふさぐのもオススメです。
玄関のドアに郵便受けがついている場合は注意
玄関扉に直接ついているタイプの「郵便受け」がある場合は要注意。
新聞や雑誌が差し込まれたままだと隙間ができてしまい、ゴキブリが入り込んでしまいます。郵便受けの配布物はこまめに取り出しましょう。
【排水口・排水溝】排水トラップ・ゴミ受けを設置
排水口は外とつながっているため、中を通ってゴキブリが入ってくることがあります。表面がつるつるしたパイプや垂直な場所でもゴキブリ対策を取りましょう。
自分で手軽にできるのは、ゴミ受けを設置することです。
排水口には通常であれば「排水トラップ」が設置され、トラップに溜まった水がゴキブリなどの害虫が侵入するのを防いでいます。しかし、1度に大量の水を流し込むとトラップの水がなくなってしまいます。
もし、1度に大量の水を使用した場合は、少しだけ水を流すことで、再度排水トラップを作ることができます。
稀に排水トラップがないアパートもあるため、年のため確認するようにしましょう。
【通気口】防虫シートを貼る
通気口は、隙間が大きいため、ゴキブリが侵入することがあります。
通気性の高い防虫シートを貼っておいて、物理的にブロックするのがオススメです。金網を丸めて通気口のなかに入れる方法もあります。
【エアコンの室外機】ドレンホースの穴をふさぐ
エアコンの室外機周辺には、排水用のドレンホースがあります。ドレンホースの穴をふさがないと、ゴキブリがドレンホース内を上ってくることがあるのです。
外からの侵入を防ぐためには、キャップをつける必要があります。キャップでドレンホースの穴をふさいでも、排水しにくくなることはないため、ゴキブリの侵入だけを防ぐことができます。
エアコンから出ている配管と壁の隙間をふさぐ
エアコン本体から出ている太い配管と壁がつながっている部分に隙間がある場合は、隙間パテを使って埋めましょう。
賃貸の場合は勝手に施工してはいけないので、まず大家さんや管理会社に相談することが必要です。
【キッチンシンクの下、洗面台の下】隙間パテやテープを使う
キッチンシンクの下や洗面台の下には、排水管が設置されていますよね。排水管と壁板との間に隙間があると、壁の内側に住み着いているゴキブリの出入り口となってしまうことがあるのです。
そのため排水管周りの隙間は、隙間パテやテープを使って物理的にブロックしましょう。
【換気扇】フィルターを設置する
スイッチが入っていない換気扇からは、ゴキブリが簡単に侵入できます。とくに壁に直接設置されているプロペラタイプの換気扇は、隙間が空いていて侵入しやすいのです。
自分でできる対策は、室内側から換気扇用のフィルターを設置することです。もともとの用途は油汚れの防止ですが、ゴキブリ対策としても役立ちます。掃除もラクになるので一石二鳥です。
【隣の家から】ベランダに駆除剤を設置する
自分でゴキブリ対策をしっかりしていても、隣の家からゴキブリがやってきて侵入することがあります。ベランダの窓を開けたすきに侵入されてしまうことも。
庭やベランダに、外用のブラックキャップをおいておくことで侵入される確率が低くなります。ハーブや忌避剤(スプレー)を使って、ゴキブリの侵入を防止するのもおすすめです。
アパートやマンションでも普段からできるゴキブリ対策
ゴキブリが棲みつきにくい環境を作るために、普段からできる心がけを紹介します。
<普段から簡単にできる対策> |
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以下の記事でもゴキブリの侵入を防止する方法を解説しているので参考にしてみてください。
関連記事:ゴキブリを寄せ付けない・侵入させない方法!玄関や部屋に使うおすすめグッズを紹介|ミツモア |
【対策①】生ゴミは密閉して捨てる
キッチンで出る生ごみは、袋に密閉したうえでゴミ箱に捨てましょう。三角コーナーや排水口に生ごみがたまっている場合は、ニオイにつられてゴキブリがやってきてしまいます。
また生ごみのニオイをしっかりブロックするために、キッチンのゴミ箱はフタ付きのものを使うのがオススメです。
【対策②】玉ねぎなどの食べ物は床置きしない
食材を床置きしていると、ゴキブリが近寄って来やすくなるので注意。ゴキブリは視力が悪いかわりに嗅覚が優れているので、ニオイをたどってやってきます。とくに玉ねぎはゴキブリの大好物です。
玉ねぎやジャガイモなどの野菜は常温で保存している方も多いと思いますが、その場合は吊るして保存するのがオススメ。床に置かれた食材は、ゴキブリがあごひげで検知して、味見をしてしまいます。
ちなみにゴキブリ用のベイト剤にも、玉ねぎのニオイを使って誘因している製品が多いです。そのくらいゴキブリを寄せ付けやすいということを知っておきましょう。
【対策③】部屋を清潔にする
ゴキブリ対策の基本は、部屋を清潔な状態に保って大きなポイントは「餌になるものを残さない」「隠れ場所を作らない」ということ。具体的な対策は以下の通りです。
- 床にホコリ・フケ・髪の毛などを残さない
- お酒やジュース類の缶瓶はしっかりと洗い、こまめに捨てる
- キッチン周りの油汚れを残さない
- 床に物をたくさん置かない
ゴキブリにとっては、人間のフケや爪・髪の毛などのタンパク質も栄養源です。これらは普段の生活のなかで出やすいゴミなので、こまめに掃除をしておきましょう。キッチンにたまりやすい油汚れもこまめにふき取る必要があります。
服や雑誌が床に散乱している状態も避けましょう。ゴキブリが隠れやすいうえゴミもたまりやすく、ゴキブリの絶好の住処になってしまいます
【対策④】鉢植えの水受けにたまった水をこまめに捨てる
マンションのベランダなどで植物を育てている場合は、鉢植えの裏や水受けに要注意。水分や堆肥がある鉢植えは、ゴキブリにとって居心地の良い環境になるのです。
鉢植えの水受けはこまめに捨てるようにしましょう。また、ゴキブリが苦手とするハーブ類を一緒に育てたりする対策も有効です。
【対策⑤】使わないダンボールはすぐに捨てる
通販などで届く商品が入ったダンボールには、ゴキブリの卵が付いていることもあります。ダンボールには適度な水分と保温性があるため、ゴキブリが産卵する場所としてうってつけなのです。
最初は卵が付いていなかったとしても、ダンボールを放置しているとゴキブリが寄り付く可能性があります。必要のないダンボールはできるだけ早く処分するようにしましょう。
【対策⑥】家に入る前に洋服やカバンにゴキブリがついていないか確認する
あまり考えたくありませんが、ゴキブリが自分の服や鞄についた状態で家に入ることで、侵入を許してしまうことも……。知らずにクローゼットなどにしまったまま放置すると、そのまま家で増えてしまうことがあります。
帰宅時アパートに入る前には、自分や周囲にゴキブリがいないことを確認してから家の中に入るようにしましょう。
【対策⑦】侵入経路になりそうな場所には殺虫剤や毒餌をまいておく
市販のゴキブリ駆除スプレーや、「ブラックキャップ」などの毒餌(ベイト剤)をあらかじめまいておきましょう。侵入経路になりやすい場所に設置しておくと効果的です。
- 玄関ドアの周囲
- 窓・網戸の周囲
- 換気扇や通気口の周辺
- ベランダの端
- キッチンシンクの下
- 洗面台の下
- トイレ室内の端
- 部屋や押入れの隅
上記のような場所にあらかじめスプレーや毒餌を用意しておけば、ゴキブリの侵入予防として効果的です。
【対策⑧】定期的にくん煙剤を使用する
室内で出来るゴキブリ対策は、くん煙剤を定期的に使用するというのがオススメ。殺虫成分が含まれた煙を充満させることで、室内にいるゴキブリを駆除できるうえ、2週間~1か月ほどの予防効果もあります。
ゴキブリは卵の状態だと薬剤が効かないことがあるため、初回にくん煙剤を使用した2週間後~3週間後に再度くん煙剤を使用するのがおすすめです。
また、くん煙剤を使用する前は、火災報知器の作動に注意します。アパート用の「煙が少ないタイプ」や「霧タイプ」の薬剤もあるため、アパートで使用できる物を選ぶようにしましょう。
【対策⑨】水まわりからの侵入を防ぐ
ゴキブリは下水管から上がってくることがあるため、水まわりの対策は必須です。以下のポイントをチェックしてみましょう。
- 排水口はネットをかけるか、寝る前にふたをする
- 排水口に隙間がある場合は、テープでふさぐ
キッチンや洗面所、浴室や浴槽の排水口は、使わないときにはフタをしておきましょう。
キッチンシンクの排水口には、専用のフタやネットが市販されているので、購入するのがおすすめです。洗面所や浴室は、付属しているゴム栓でも対策できます。
また洗濯機の排水口や、シンク下・洗面台下にあるような「排水管と床との隙間」は、マスキングテープなどを貼って密閉しておきましょう。
【対策⑩】ゴキブリの嫌う環境にする
部屋自体を、ゴキブリの嫌いなにおい・温度に保つことも有効な対策です。アパートでもできるものとして、以下の方法がおすすめです。
- 高温多湿になるのを避ける
- ゴキブリの嫌うハーブ系のアロマを焚く
ゴキブリの嫌いな環境は「極端に乾燥している」「ミントや柑橘類・クローブなど、ゴキブリが苦手とするハーブの香りがしている」などが挙げられます。
湿度を上げないためにも、換気扇はできれば24時間スイッチを入れておくのが良いでしょう。換気扇の羽が回り続けることで、換気扇からの侵入も防いでくれます。乾燥状態をキープするため、梅雨や夏場は除湿機も活用しましょう。
冬場にできる対策としておすすめなのが、気温が5度以下の時に半日部屋を換気することです。ゴキブリは、5度以下の気温では活動できません。
家電の裏などに生き残る場合もあるため、隠れ場所には殺虫剤も併用するとさらに効果がアップ。翌年のゴキブリの数を大きく減らすことができますので、ぜひ試してみてください。
ゴキブリ対策としては、ハーブ類の香りも取り入れると良いでしょう。ゴキブリは、ミント・柑橘類・クローブ・フェンネルなどを嫌うといわれています。アロマオイルを焚く場合は、天然成分100%のオイルを使用しましょう。ゴキブリが活発になる夜間に使用すると効果的です。
【対策⑪】駆除したゴキブリの死骸はすぐに片付ける
ゴキブリの死骸がある場合はすぐに片付けましょう。ゴキブリは仲間を呼び寄せるフェロモンを出しており、それが死んだ後も続きます。ゴキブリの死骸を放置していると、仲間がそのフェロモンを感知し、集まってしまうのです。
ゴキブリ退治で発生した死骸は、すぐに袋などに入れてしっかりと口を縛り、生ごみと同様密閉した場所に片付けましょう。気持ち悪いからと処理を後回しにするのはNGですよ!
ゴキブリとアパートの部屋で遭遇してしまった時の対処法
万が一ゴキブリとアパートの部屋で遭遇してしまったら……。1人でいる時のゴキブリ対策は心細いものですが、いざという時のために備えておきましょう。
関連記事:家中のゴキブリを確実に駆除!苦手な人でも徹底的にできる退治方法・大量発生した時の対処法を紹介 |
【目の前に現れた】殺虫スプレーをかける
ゴキブリが目の前に現れた際は、即効性の高い殺虫スプレーで駆除するようにしましょう。必ずゴキブリ用の殺虫スプレーを常備しておき、すぐ手に取れる場所に何カ所か置いておくと良いです。
配置場所としては、リビング(寝室)・玄関・キッチンがおすすめです。
ゴキブリに殺虫スプレーをかける際のコツは、ゴキブリの進行方向に向けてかけることです。ゴキブリは前方向にしか進めず、後ろに下がってくることはありません。
逃げられてしまったら、焦らず逃げた先を確認する
「殺虫スプレーが手元になかった」「スプレーをかけたけれど、仕留められなかった」そんな時はゴキブリの逃げた先を確認しておきましょう。翌日、逃げた先に毒餌を設置するか、くん煙剤で駆除します。
【逃げられた】くん煙剤やベイト剤(毒えさ)を使う
くん煙剤を使う
ゴキブリを見つけたけど逃げられてしまった場合は、くん煙剤の使用がおすすめです。家中の隠れてゴキブリを駆除することができます。
くん煙剤を1度使った後に、2~3週間開けて再度くん煙剤を使うようにしましょう。1度目の使用で、生きているゴキブリを駆除することができますが、卵を殺すことができません。
くん煙剤の中には、火を使わないタイプもあり、アパートやマンションでも安心して使うことができます。ただし煙は出るので、火災報知器へのカバーは必須です。
くん煙剤には他にもいろんなタイプがあります。詳しく知りたい方は以下の関連記事を参考にしてみてください。
ベイト剤(毒えさ)を使う
ベイト剤(毒えさ)はゴキブリがいそうな箇所においておくだけで、家中のゴキブリを駆除できる道具です。また、くん煙剤は、卵に効果がありませんが、ベイト剤は巣ごと駆除することができます。
ゴキブリの駆除業者に依頼する
くん煙剤やベイト剤を使用しているのにゴキブリが出てくる場合には、駆除業者への依頼がおすすめです。
アパートやマンションで、駆除業者への依頼を検討する際は、まず大家さんや管理会社に相談することが大切です。ゴキブリの発生原因が入居者でない場合には、費用を負担してくれることがあります。
自分で業者に依頼する際の費用相場は1部屋8,000円~12,000円と高めですが、ゴキブリを徹底的に駆除するだけでなく、ゴキブリ対策も行ってくれます。ゴキブリの予防効果は約半年続きます。
日頃から、虫が大丈夫な人に声をかけておく
本当に怖くて何もできない時は、人に頼るのもひとつの手です。虫の平気な友人がいれば、困った時に駆除に来てもらえるようお願いしておくといいかもしれません。友人に駆除してもらった次の日には、毒餌かくん煙剤で徹底的に対策しましょう。
アパートやマンションへ引っ越した際に必ずするべきこと
アパートやマンションに引っ越す際は、まず初めに、ゴキブリ対策をする必要があります。
荷物や家具を運び込むまえに済ませておくことで、ゴキブリの出ない暮らしを送りましょう。
①くん煙剤を使用する
荷物や家具を運び込む前に行わなければならないのは、くん煙剤を使用することです。入居すぐの部屋であっても、見えないところにゴキブリが潜んでいる可能性があるからです。
荷物を運び込む前であれば、家具にカバーをつけたりする手間が必要ありません。
②ゴキブリの侵入経路をふさぐ
ゴキブリの侵入経路をふさいでおくことで、ゴキブリが発生するのを防ぐことができます。
入居後、時間がたってからやろうとすると、家具などが邪魔をして、ゴキブリの侵入経路をふさぎにくくなることがあります。
例えば、キッチンや洗面所の下の排水管部分に隙間があるのに、食器や調理器具をおいてしまうと、再度どかす手間がかかります。
③ベイト剤(毒えさ)や忌避剤を使用する
家具や家電の配置を決めたら、その下や裏にベイト剤を設置しましょう。ベランダや玄関にもベイト剤や忌避剤を設置するのも大切です。
ペットや小さいお子さんがいる家庭で、ベイト剤を使用を控えたい方は、天然成分を使った忌避剤を使用しましょう。
ゴキブリの出にくいアパートを探すコツ
次に引っ越す時には、ゴキブリの出にくいアパートを探すことが大事。選ぶべきアパートの条件は以下の7つです。
<選ぶべきアパートの条件> |
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3階以上の部屋を選ぶ
特に階数は重要で、階数が上に行くほどゴキブリが出ないというデータがあります。上の階であればあるほど、ゴキブリの出現が減るということになります。
ゴキブリは比較的、飛行能力が高くなく、3階以上であれば飛んで侵入してくることがありません。基本的に上から下へと滑空するように飛びます。
ゴキブリが飛んで入ってくるのが心配という方は、3階以上の部屋を選ぶようにしましょう。
鉄骨のアパートを選ぶ
木造住宅は、通気性を確保するために、柱と壁の間に隙間をあけています。隙間が空いていると、ゴキブリが侵入しやすくなるため、木造のアパートは避けるのがおすすめです。
鉄骨のアパートであれば、隙間が空いていないため、ゴキブリが侵入する可能性を低くすることができます。
築年数が浅いアパートを選ぶ
築年数が浅い新築のアパートは、ひび割れがなく、室内も清潔であるため、ゴキブリが暮らしにくい環境が整っています。古いアパートだと、目に見えなくても劣化や破損が進んでおり、隙間からゴキブリが侵入してしまうことも。
アパートやマンション選びをする際は、築年数にも着目して選ぶのがおすすめです。
コンビニが入っていないアパートを選ぶ
飲食店やコンビニには、ゴキブリが棲みやすい環境が整っています。店内に残っている生ごみや廃材はゴキブリの格好の餌食になってしまうのです。
飲食店やコンビニから侵入したゴキブリが、下から壁をつたって上ってきて、自分の部屋に侵入する可能性もあります。
アパート内に飲食店やコンビニが入っている物件は選ばないようにしましょう。
近隣に公園や畑がないアパートを選ぶ
もともとゴキブリは落ち葉や土の中で暮らしています。ゴキブリにとって緑が多い公園や畑は、食べ物や育つ環境があり、暮らしやすいのです。
アパートやマンションの近くに公園・畑があると、近くで暮らしていたゴキブリがアパートに侵入する可能性があります。
日当たりや風通しが良い部屋を選ぶ
日当たりや風通しが良いことは、ゴキブリが棲みつきにくい環境を作るのに大切です。窓の前に建物があって風通しが悪くなったり、日陰ができてしまう物件はなるべく避けるようにしましょう。
南向きで日当たりがいい部屋を選ぶのがおすすめです。ゴキブリだけでなく、ダニの発生も防ぐことができます。
住む部屋の真下が長い間空き部屋になっていない
アパートの物件探しを行う際には、真下の部屋が長期間空き部屋になっていないか確認することが大切です。
長期間、使っていないと部屋にホコリやハウスダストがたまって、ゴキブリが棲みつきやすくなってしまいます。ゴキブリは雑食性であるため、ホコリやハウスダストも食べて生活できるのです。
真下の空き部屋にゴキブリが棲みつくと、ゴキブリが壁をつたって上ってきて、部屋に侵入する可能性があります。
アパートやマンション全体でゴキブリ対策を検討するのもオススメ
ここでは、入居後にできる対策の中でも、アパート全体で取り組む対策を紹介します。
基本的に大家さんや管理会社と相談する必要がある点に注意しましょう。アパート全体で取り組む対策は、住民の間だけでやるとトラブルに発展することがあります。
アパート共用のごみ捨て場をきれいにする
管理会社や大家さん・自治会で話し合う必要があるため、個人の対策よりもハードルは高め。けれどもゴキブリ対策としての効果は絶大です。
アパート全部屋で同時にゴキブリ駆除を行う(駆除業者に依頼する)
管理会社や自治会などで話し合う必要がありますが、アパートのゴキブリ対策としては最も効果が見込めます。一部屋単位で駆除を行うと、逃げたゴキブリが別の部屋に行ってしまうこともあるからです。
同じくゴキブリに悩んでいる住人がいる場合は、話を合わせて管理会社等に駆除の相談をすると良いでしょう。場合によっては管理会社側が費用を負担して、業者に依頼をしてくれるかもしれません。
アパート全体でゴキブリ駆除を行う場合は、基本的にゴキブリ駆除の業者にお願いするのがおすすめです。自分たちでやるよりも確実かつスピーディにゴキブリを退治してもらえます。
また業者に頼む時の相場は、1部屋8,000円~12,000円ほど。部屋の数やゴキブリ侵入対策施工の有無など、オプションによっても価格は変わってきます。
アパート全体となると、費用は状況によって大幅に変動するので、一度見積もりを取ってみるのがおすすめです。
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