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ガスエアコンは修理が可能?壊れたときの対処法を徹底解説

最終更新日: 2024年03月22日

ガスエアコンとは、電気ではなくガスを動力にするエアコンです。昔から使用している古いエアコンであれば、ガスエアコンである可能性があります。

ガスエアコンの見分け方や特徴、壊れた場合の対処法などを見ていきましょう。

ガスエアコンと電気エアコンの見分け方は?

エアコン

電気式のエアコンとガスエアコンにはどのような違いがあるのでしょうか?見分けるポイントは室外機にあります。室外機の大きさやガスホースの有無、室外機のラベルから見分けましょう。

ガスホースがある

ガスエアコンを動かすためにはガスが必要です。そのためガスエアコンは室外機にガス管がついています。

電気式のエアコンと同じ配管や配線の他に、ガス管がついているのか確認してみましょう。

電気式のエアコンの室外機よりも大きい

ガスエアコンの室外機にはガスエンジンが入っており、電気式のエアコン室外機よりも大きい点が特徴です

室外機の背が通常よりも高い場合は、ガスエアコンである可能性が非常に高いといえます。

ラベルに「GAS」という記載がある

室外機の商品名が記載されているラベルを確認することで、ガスエアコンであることがわかります。

大抵はラベルに「GAS」と記載されていることが多いでしょう。ガス管の有無や室外機の大きさだけで確信が持てなかった場合は、室外機のラベル表記を確認してみてください。

ガスエアコンのメリット・デメリット

メリットデメリット

ガスエアコンには電気エアコンとは異なった特徴がいくつかあります。ガスエアコンのメリットとデメリットを見ていきましょう。

ガスエアコンのメリット

ガスエアコンの大きな特徴の1つは、電気の使用量が少ない点でしょう。

ガスエアコンは基本的にガスの力で動くので、通常の電気エアコンに比べて消費電力は10分の1程度です。その分電気代を節約できるという利点があります。

暖房が効きはじめるまでの時間が短く、すぐに部屋を温めることができるのいうのもメリットといえるでしょう。

またガスエアコンの中には、電気が使えない場合でも使用できる製品があります。災害などで停電になった際にもパワフルに稼働してくれるので、いざというときにも頼もしいエアコンです。

ガスエアコンのデメリット

いっぽうガスエアコンにはメンテナンスのコストが高いという問題があります。

多くの機種で5年ごとの定期点検が推奨されており、消耗する部品については交換が必要です。維持に手間がかかるのはデメリットでしょう。

加えて現在はガスエアコンの修理・交換が困難であるという大きな問題があります。故障してしまうと対処できないので、電気エアコンに交換せざるを得ません。

そのほか設置スペースを多く取ることや、初期費用が高いことなどがデメリットとしてあげられるでしょう。

ガスエアコンは修理・新品への交換ができない

残念ながらガスエアコンが故障しても、修理や交換を行うことは難しいです。

家庭用のガスエアコンは生産を完全に終了しています。修理用のパーツも2020年11月に生産を終了しており、現在もパーツの生産を再開する見込みはありません。

家庭用のガスエアコンが故障してしまった場合は、電気式のエアコンに交換しましょう。業務用のガスエアコンを選ぶこともできますが、導入コストが通常のエアコンよりもかなり高くなってしまうのであまりおすすめできません。

また家庭用のガスエアコンはどれもかなり古い型である可能性が高いので、正常に動いていたとしても常に故障のリスクがあります。

1度故障してしまうと交換も修理もできないため、今まだ動いているガスエアコンであっても、早めに電気式のエアコンに交換するのがおすすめです。

ガスエアコンの取り外しは業者に依頼を

エアコン業者

ガスエアコンの取り外し・新しいエアコンの設置は業者に依頼するのが基本です。エアコンを交換する流れや費用相場について解説します。

本当に故障しているか確かめる

ガスエアコンが動かなくなってしまったら、まずは本当に故障しているか確かめましょう。主に以下のポイントに沿って確認します。

  • ガス栓が開いているか
  • フィルターにホコリが詰まっていないか
  • 室外機の周りに障害物がないか
  • リモコンの電池が切れていないか

全てポイントをクリアしても動かない場合は、故障している可能性が高いでしょう。商品によって確認事項が異なる可能性もあるため、取り扱い説明書もしっかりと読んでみてください。

ガスエアコンから電気エアコンに交換する方法

ガスエアコンを取り外して電気エアコンを新しく設置するまでの流れは以下の通りです。

  1. ガスを閉栓する
  2. 温水管から水を抜く
  3. ガスエアコン本体を取り外す
  4. 新しいエアコンを設置する

ガスエアコンと電気式のエアコンは動力源が違いますが、基本的な構造はほとんど変わりません。交換はエアコンの工事業者に依頼すればOKです。

ガスエアコンの取り外し前に行う「ガスの閉栓」と「温水管内の排水」は、エアコン工事業者ではなく契約先のガス会社に依頼しましょう。

ガス周りの作業の終了後、エアコン工事会社にガスエアコンの取り外しと新しいエアコンの取り付けをしてもらえば完了です。

エアコンの取り付け・取り外しのプロを探す

エアコンの取り付け・取り外しにかかる費用相場

エアコンの取り外し費用の相場は、1台あたり5,000~8,000円ほどです。

ただしこれは電気エアコンの取り外し費用です。ガスエアコンは通常の電気エアコンとは異なる部分もあるため、取り外しにかかる費用は施工前に業者に聞いておく必要があるでしょう。

新しいエアコンを取り付ける費用は、エアコンのグレードや部屋の広さによって異なります。

エアコンを取り付ける費用相場(本体価格+設置費用)は以下の通りです。

部屋の畳数 費用相場(設置費用をふくむ)
6畳 5.7万円~
8畳 6.8万円~
10畳 7.6万円~
12~16畳 9.5万円~

エアコンの取り外し費用と取り付け費用の相場額を合計して、エアコン交換にかかるトータルの費用を試算してみましょう。

関連記事:エアコン取り付け工事の費用相場はいくら?追加料金と標準工事との違いをおさえよう【工事費込みの場合も解説】|ミツモア

エアコン修理業者を選ぶポイント

安心して施工を任せられる優良な業者を選ぶためのポイントがいくつかあります。業者のホームページなどを見てしっかり確認しましょう。

  • 作業の実績が豊富
  • 口コミで評価が高い
  • 見積もりの内容が明解
  • 修理に保証を設けている

依頼する業者を検討する際には、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」がおすすめです。

複数の見積もりを比較できるので、おおよその費用相場や作業内容を知ることができ、適切にサービスを提供してくれる業者を見分けることができますよ。

関連記事:エアコン修理を無料見積もりでお得に!エアコン修理の業者を見つけましょう

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