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庭に繁殖すると厄介なヒメジョオンの特徴!ハルジオンとの違いは?

最終更新日: 2021年01月22日

ヒメジョオンは小さなキクに似た花を咲かせる植物です。繁殖力がとても強く、生えたまま放置するとどんどん増殖します。もし庭に生えてしまったらどのように対処すればいいのでしょうか。ヒメジョオンの特徴とともに対策や駆除方法について紹介します。

ヒメジョオンの特徴

ヒメジョオン

「ヒメジョオン」は公園や道などに咲いており、散歩中などによく見かける花のひとつです。ここではヒメジョオンの花や生息環境などについて、くわしく解説していきましょう。

キクに似た花が咲く植物

ヒメジョオンは「キク科ムカシヨモギ属」の一年草です。6~10月の開花時期には茎の上部が枝分かれした茎先に、キクに似たたくさんの花を咲かせます。直径が2cmほどの可憐な花は、中心部の黄色を囲むように小さな白い花びらが3列に並んでいます。

種類によっては白い花びらではなく薄紫色の花びらを付けるものもありますが、多くは白色です。

太い茎は50~150cmにまで成長し、根出葉は卵形、茎に生える単葉は卵形~細長く先がとがった形です。いずれの葉も表面には細かい毛が生えており、縁はノコギリのようにギザギザとしています。

全国に分布する外来種

ヒメジョオンは「柳葉姫菊(ヤナギバヒメギク)」とも呼ばれています。江戸時代末頃に日本へ持ち込まれた外来種で、北米が原産地です。渡来当初は観賞用として重宝されていましたが、明治初期には雑草化し、全国各地へと繁殖していきました。

植物の垂直分布帯である標高1700~2500mの「亜高山帯」にも分布しています。亜高山帯とは常緑針葉樹が生育するエリアのことです。人為的な影響を受けにくく、自然の環境下です。

亜高山帯に生息する在来植物の成長を阻む可能性が高いことから、積極的に駆除が行われています。

名前の由来や花言葉

ヒメジョオン

ヒメジョオンという名前は和名であり、属名の呼び名もいくつかあります。どのように名付けられたのでしょうか?名前の由来や花言葉について説明しましょう。

漢字では「姫女苑」

ヒメジョオンの和名・属名とそれぞれに意味があります。漢字では「姫女苑」と表記され、由来には諸説あります。中国産の野草の意味である「女苑」と、「かわいらしい」や「小さい」などの意味をもつ「姫」を合わせて名付けられたという説が有名です。

また国内ですでに生息していた別植物の「ヒメシオン(姫紫苑)」と区別するために、姫女苑と名付けられたともいわれれています。

明治時代の文明開化の鉄道とともに、鉄道の線路沿いに生息していたことから「テツドウソウ」とも呼ばれていました。

学名の「Erigeron annuus」のErigeronは、「早い」を意味するeriと「老人」を意味するgeronが由来です。annuusには「一年草」の意味があります。

花言葉は「素朴」「清楚」

ヒメジョオンの花言葉は「素朴」や「清楚」です。とても強い繁殖力で、道端や線路際などに咲く姿は、豪華な美しさはないもののすっきりとした控えめな可憐さに由来しています。

何気なく歩いているときにヒメジョオンを見かければ、その魅力が心を和ませてくれることでしょう。

ハルジオンとともに貧乏草と呼ばれることも

同じく北米が原産地でキク科ムカシヨモギ属の「ハルジオン」とともに、「貧乏草」と呼ばれることもあります。なぜ貧乏草と呼ばれるのでしょうか?

いくつかの説のうち、貧乏な家の庭には生えているという説が代表的です。庭の手入れには手間やお金がかかります。そのため手入れが行き届いた裕福な家の庭には生えずに、手入れのされていない貧乏な家の庭に生えやすいという理由が、貧乏草と呼ばれる原因です。

この他にはヒメジョオンやハルジオンに触れるだけで貧乏になると伝えられている地域もあります。

ハルジオンとの違い・見分け方

ヒメジョオン

同じ原産地かつ属性も同じのハルジオンとヒメジョオンは、外見がとても似ていることから、見分けがつきにくいと感じる人も多いでしょう。しかしいくつかの違いを理解すれば、誰もが簡単に見分けられます。

ここではハルジオンとの見分け方について紹介します。

花びらの違い

ハルジオンもヒメジョオンも花びらが平行である「舌状花」です。一見同じように見える花部分ですが、花びらの形状や付き方に違いがあります。

ハルジオンの花びらは細くひとつの花に対して200枚ほど付きます。まとまりはなくそれぞれの花びらがバラバラに付いているのが特徴です。

一方ヒメジョオンの花びらは太くて、ひとつの花に対して100枚ほどです。花びらの付き方にはまとまりがあります。

茎の中身の詰まり方が異なる

茎の中身の詰まり方にも違いがあります。それぞれの茎を切ってみると、ヒメジョオンの方は茎が肉厚で髄が白く、ふわふわとした中身が詰まっています。

ハルジオンは茎の中身が空洞です。そのため一般的にはヒメジョオンの茎は触るとか固く、ハルジオンの方が柔らかいといわれています。

ヒメジョオンは繁殖力の強い雑草

ヒメジョオン

ヒメジョオンは繁殖力が強いことから雑草と呼ばれ、駆除されることが多いです。なぜ駆除しなくてはならないのでしょうか?ここではヒメジョオンの繁殖力について解説していきます。

他の植物の成長を妨げる

ヒメジョオンはひとつの株に4,000個以上の種子を付けます。茎が高く成長して開花時に種子を飛ばしますが、あまり遠くまでは飛ばずに株付近に着地して繁殖するのが特徴です。

株付近に落ちた種子は発芽して翌年以降には、また種子を付近に撒いて株を増やしていくため、どんどん繁殖していってしまうのです。種子の寿命は15年以上ともいわれており、さまざまな土壌で成長することから厄介な雑草として扱われています。

その繁殖力は庭で育てている他の植物の成長を妨げるほどで、日本の「侵略的外来種ワースト100」に入っており、外来生物法で要注意外来生物に指定されている植物です。

抜いても生えてくるので駆除が困難

ヒメジョオンは一年草でありながら繁殖力が強く、茎を抜いても土中の根が残っていればまた生えてくる性質があります。そのため駆除する際には根ごと抜き取らなくてはならず、駆除が困難です。

土が固い場合には、道具を使って土をほぐしてから根ごと抜き取るようにしましょう。

ヒメジョオンなど、雑草の駆除方法

雑草の生えた駐車場

ヒメジョオンなどの雑草が庭に生えてしまったら、どうやって駆除すればいいのでしょうか?駆除方法は雑草や庭の状態によっても異なります。

また薬剤を使う場合には、効果を発揮するまでの時間や予防効果の有無などにも違いがあるため、自分の目的に合った方法を選ぶのも大切なポイントです。ここでは雑草の駆除方法を紹介します。

手軽な「除草剤」

もっとも手軽な駆除方法が「除草剤」を使った方法です。除草剤には大きく分けて「粒剤」と「液体剤」の2タイプがあります。

粒剤は土壌に直接撒いて、根から薬剤を吸収させることで除草効果を発揮します。そのため液体剤よりも除草効果が長いです。雑草が生える前に撒けば予防効果があります。

雑草が大きく成長してしまっている場合には短く刈り取ってから撒くか、多めに撒きましょう。

液体剤は粒剤よりも速効性に優れており、2~3日ほどで効果があらわれます。雑草の茎葉に撒くことで、茎葉部分の除草が可能です。粒剤のように根に除草剤がまわらないため、雑草駆除後1週間ほどで新しい植物を栽培できます。

ただしヒメジョオンの場合には、根が残っているとまた生えてくるので、根を枯らす効果のある粒剤の使用をするとよいでしょう。

手間いらずの「防草シート」

「防草シート」は土の上に敷いて固定するだけで、雑草対策ができる便利なアイテムです。雑草などの植物は日光と水で成長します。防草シートは雑草が育つために必要な日光を遮断して、成長を阻みます。

多くの商品が販売されている中から、使う場所に合ったものを選ぶことが大切です。大きく分けると不織布高密度タイプ ・不織布短繊維タイプ ・織布タイプに分けられ、駆除したい雑草の種類や日光の遮断力、水はけのよさも異なります。

水はけがよいと雑草が成長すると思われがちですが、シートに水たまりができるとそこに種子が落ちると発芽して、繁殖してしまう可能性があるので要注意です。

美観も保てる「固まる砂」

庭の美観を保ちながら雑草駆除をしたい人には「固まる砂」がおすすめです。固まる砂は土にセメントなどを混ぜており、水をかけるだけで固まります。土のような色なので、見た目は自然な土とほとんど変わらずに庭に植えられた植物と一体感が出ます。

また表面も平らで手入れも簡単です。落ち葉やホコリが溜まっても簡単に掃除できます。

水を加えるだけで固まるため初心者でも施工しやすい点がメリットです。しかし水分量によって土の強度が大きく変わるので、水の配分には注意しなくてはなりません。また表面を平らに仕上げるためにはテクニックを要します。

雨が降った際には固まる砂の上に水たまりができないように、排水溝に向けて傾斜を作り水が流れるようにしましょう。

広範囲なら業者の利用を検討

雑草駆除を自分でやっても繰り返し雑草が生えてきてしまう場合や、駆除範囲が広い場合には、業者の利用を検討してみるのもひとつの方法です。

業者によって手作業や機械作業、作業範囲などによって料金設定は異なります。


雑草駆除の専門的な知識を持った人に依頼したい人は、庭の造園や剪定などを行う造園業者や、雑草駆除とともに雑草対策まで行ってくれる草むしり専門業者がおすすめです。

庭の手入れのプロ探しはミツモアがおすすめ

かわいらしい花を咲かせるヒメジョオンは繁殖力が強く、あっという間に庭を占領してしまいます。大事に育てている他の植物の生育を阻むため、見つけたらすぐに駆除するように心がけましょう。

またヒメジョオンは種子によって繁殖するため、種子を付ける前に除草剤や防草シートなど便利なグッズを使って駆除します。

駆除範囲が広いなど自分では難しい場合には、専門業者に相談してみましょう。

プロに依頼する際はミツモアの一括無料見積もりをご利用いただくと手間なくご自身の希望通りの業者を見つけることが可能です。

ぜひミツモアを利用してみてはいかがでしょうか。

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