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アジュガの魅力とは?おすすめポイントと育て方のコツを紹介

最終更新日: 2024年04月24日

ガーデニング初心者の中には、アジュガに興味を持った人もいるでしょう。しかし、初心者でも育てやすいのかは気になる人もいるかもしれません。

アジュガの魅力や育てる際のポイントを解説するので、アジュガの栽培を検討している人は参考にしましょう。

アジュガの特徴

アジュガ

そもそも、アジュガとはどのような植物なのでしょうか。アジュガの特徴を2つ解説します。

シソ科の常緑多年草

アジュガはアジアやヨーロッパに広く生息する、シソ科の常緑多年草です。日本では、ジュウニヒトエやキランソウが自生しています。地をはうように繁殖する、ほふく性の植物の一つで、グランドカバーにもよく使われています。

日当たりの良くない場所でも繁殖ができるため、育てやすい植物です。常緑多年草なので、一年を通して楽しめることも特徴のひとつです。

ただし、乾燥には弱いため、日の当たらない場所で育てる必要があります。

春に唇型の小花を咲かせる

春になると、青紫やピンクなどの唇型の小花を咲かせることが特徴です。公園などで、一度は目にした人もいるのではないでしょうか。

草丈は10〜30cm、花茎は15cm程度となっており、春になると花茎がこぞって立ち上がる様子を見ることができます。一つひとつの花は小さいですが、それが集まることでおしゃれな雰囲気を演出してくれるでしょう。

満開になると地面に隙間なく花が広がる姿は圧巻です。

アジュガの魅力

アジュガ

アジュガの魅力を三つ解説します。アジュガは見た目が綺麗なだけでなく、初心者でも育てやすいことが魅力です。

年間を通して楽しめグランドカバーに最適

アジュガは年間を通して見た目を楽しむことができ、グランドカバーにも最適な植物といえます。グランドカバーとは、文字通り地面を覆う植物のことで、足元を彩りたいときや雑草の繁殖を防ぎたいときに使われます。

アジュガはランナーと呼ばれる地下茎を出しながら繁殖するので、特に手を加えなくても自然と広範囲に育ってくれるのがうれしいポイントです。

ランナーも浅いところで育つので、増えすぎた場合も簡単に間引きできて手入れがしやすいでしょう。

関連記事:グランドカバーにおすすめの植物16選!植えてはいけない植物も紹介|ミツモア

日陰でも育つので初心者向き

アジュガは耐陰性が強いため、日陰でも良く育ちます。1日あたり1時間程度日光を浴びるだけで十分育つので、日光が足りず枯らしてしまう心配も少ないでしょう。

より日光を浴びせることで、花付きを良くすることもできます。また繁殖力が強いため、育てるときに難しいテクニックは必要ありません。

花や葉の色、サイズが豊富

花や葉の色の種類が豊富なことも魅力のひとつです。アジュガの種類はいくつかありますが、中でも代表的なものは以下の通りです。

  • チョコレートチップ
  • ピンクシェル
  • バーガンディグロー

チョコレートチップは街でもよく見かける、紫と濃い緑のコントラストがきれいな種類で、花壇の縁にも使われることが多くなっています。鮮やかなピンク色の花を持つピンクシェルは、日陰でも存在感は抜群です。

葉が白とピンクのまだらになっているのが特徴のバーガンディグローは、外気の温度によって色合いが変わるのを楽しむことができます。

植え方と注意点

アジュガ

アジュガの栽培を検討している人に向けて、アジュガの育て方と注意点を解説します。ポイントをしっかりと押さえて、上手にアジュガを育てましょう。

市販の苗を春または秋に植え付け

 アジュガは苗で販売していることがほとんどです。3〜6月の春と、9〜11月上旬の秋が適切な植え付けの時期なので、時期を見て好みの苗を入手しましょう。

1時間程度の日照時間を確保できる場所に植えたら、カバーしたい部分に誘導したり、せん定したりします。放っておくと思わぬところまで繁殖することがあるので、適宜トリミングすることがポイントです。

アジュガは大体5年経過すると、花付きが悪くなります。状態が悪いと感じたら、移植するか、場所を変えるなどしてメンテナンスをしましょう。

直射日光の当たる場所は避ける

アジュガは耐陰性が強い一方で、暑さに弱いという特徴もあります。そのため、直射日光を避けた場所で育てることがポイントです。また、水はけと風通しの良い場所で育てるようにしましょう。

アジュガは乾燥にも弱いため、土が乾いていると感じたら、たっぷりと水をやります。土が適度に湿った状態を保つことが重要です。

アジュガは園芸初心者にもおすすめ

アジュガ

アジュガは繁殖力が強く、手間もかからず育てられることから、ガーデニングの初心者におすすめの植物といえます。横に広く育つ、ほふく型の植物のため、グラウドカバーに最適です。

日照時間が1時間程度あれば、日陰でも十分に育つため、比較的場所を選ばず育てられることもポイントです。ただし暑さには弱いため、直射日光の当たらない場所で育てましょう。

また乾燥にも弱いので、土も適度に湿った状態をキープしておくことが重要です。花や葉の色が豊富にあり、年中楽しむことができる植物なので、ガーデニング初心者はアジュガの栽培をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。