ミツモアメディア

エキナセアを庭で育てて楽しもう。適した栽培環境や育て方のポイントも紹介

最終更新日: 2021年12月07日

エキナセアは温度変化や乾燥に強く、美しい花が特徴的な多年草の植物です。古くは薬草として使われていた歴史を持ち、ハーブティーとしても楽しめます。今回はエキナセアの育て方や注意点、生育環境について解説します。

ハーブとしても人気のエキナセアとは

エキナセア

エキナセアには多くの品種があり、さまざまな色の花を咲かせることで知られています。ここではエキナセアの基本的な特徴を見ていきましょう。

北アメリカ原産の多年草

植物名 エキナセア
学名 Echinacea
科名 / 属名 キク科/ムラサキバレンギク属(エキナセア属)
原産地 北アメリカ
開花期 6月~8月
花の色 ピンク、黄色、白、赤、緑など
草丈 30~100cm

エキナセアはキク科に属しており、日本では「ムラサキバレンギク」とも呼ばれています。何年にもわたって花を付ける多年草で、花の中央にあるぽっこりとした球形の盛り上がりが特徴的です。

花びらは紫がかったピンク色をしているものが一般的ですが、近年では品種が増えてカラフルな花が楽しめるようになりました。黄色や白、緑色の花を咲かせる品種もあり、庭やお部屋を鮮やかに彩りたい人にもおすすめです。

原産地であるアメリカでは、古くからエキナセアを薬草としても利用してきました。ハーブティーにブレンドされることも多く、観賞用としてはもちろん実用的にも役立てられてきたのです。

関連記事:毎年花咲く宿根草を庭や花壇で楽しもう!おすすめ品種や育て方の3つのコツも紹介|ミツモア

エキナセアの入手方法と楽しみ方

エキナセア

花を見て和んだり飲み物として味わったりと、エキナセアの楽しみ方はさまざまです。エキナセアを育ててみたい人のために、まずは入手方法について解説します。

鑑賞目的なら園芸店、飲み物にするならハーブショップ

エキナセアは種の形でも販売されていますが、苗を購入して育てるのが一般的です。鑑賞目的で育てたいのであれば、園芸店で苗を購入しましょう。

もし飲み物としても利用することを考えているなら、園芸店ではなくハーブを専門に取り扱う店で苗を購入するのがおすすめです。エキナセアにはいくつか種類がありますが、すべての品種をハーブとして活用できるわけではありません

新しい品種の中には、ハーブとしては使われない観賞用のものが多く存在します。園芸店では手に入らない品種もあるため、ハーブショップに問い合わせてみるのがよいでしょう。

ハーブティーとして楽しむには?

ハーブとしては生のまま使う方法と乾燥させる方法がありますが、基本的には乾かしてハーブティーにするのがポピュラーです。

ドライハーブの作り方
  1. 土から出ている部分を切り取って日陰に置き、1週間ほど乾かしたものをはさみでカットしましょう。
  2. 1cmほどの長さに刻んでさらに1週間乾燥させます。
  3. レンジで温めて紙の上に広げます。
  4. エキナセアをフライパンで煎って弱火で水分を飛ばし、よい香りがしてきたらドライハーブの完成です。
  5. 瓶などに入れて保存し、お湯を注いで楽しみましょう。

飲みにくいと感じたらはちみつを入れたり、他のハーブとブレンドしたりするのも効果的です。

エキナセアに毒性はなく、副作用が出る心配は少ないですが、キク科の植物にアレルギーを持つ人も存在します。ハーブティーで腹痛や下痢を引き起こす可能性もあるため、胃腸の弱い人は注意が必要です。

また、妊娠中の人や小さな子どもはハーブの摂取を避けた方がよいこともあります。医師に相談してから飲んだ方が安心でしょう。

エキナセアが好む栽培環境

エキナセア(白)

家庭でエキナセアを育てる際は、植える場所にも注意が必要です。エキナセアが好む環境や、育てる上での注意点について解説します。

風通しや水はけのよい日なた

エキナセアは庭と鉢植えのどちらでも育てることが可能です。

屋内で育てる場合は、なるべく日当たりのよい場所に置くようにしましょう。

エキナセアは比較的丈夫なため育てやすい植物ともいわれていますが、生育環境を整えることは大切です。

屋外に植える場合は、雨などが原因で根腐れを引き起こさないよう水はけのよい場所に植える必要があります。

成長を助けるためには風通しのよさも重要です。室内であれば換気にも気を配り、鉢を日の当たる窓辺に置くとよいでしょう。

水はけのよい土を好む

エキナセアを植える用土は、水はけのよさを重視して選ぶようにしましょう。水やりの後に土の中が湿った状態が続くと、根腐れを引き起こす原因になるのです。

軽石や赤玉土は通常の土よりも粒が大きいため、ブレンドすることでさらに水はけがよくなります。草花用として市販されている培養土を使う際は、腐葉土やパーライトを混ぜるのも効果的な方法です。

エキナセアを屋外に植えるときは、事前に庭の土を掘り返し、2~3割程度の腐葉土を混ぜておくとよいでしょう。実際に植え付ける1週間ほど前に土作りを行うことで、エキナセアに適した土壌が完成します。

夏・冬越しの注意点

エキナセアは植えた翌年にも花が咲く多年草ですが、再びきれいな花を咲かせるためには手入れが必要です。

暑さに強いものの、真夏になると成長が止まってしまうこともあります。花が咲かなくなる時期もありますが、気温が下がってくるとまた開花するため落ち着いて見守りましょう。

寒さにも強いのがエキナセアの特徴で、気温がマイナスになっても越冬することができます。ただし、土が凍ったり雪が降ったりする地域では対策が必要です。枯れた茎や葉を短く刈り、周辺を腐葉土やワラで囲むと効果的です。

エキナセアを育ててみよう

エキナセア(オレンジ)

エキナセアを育てるなら、植え方はもちろん花が枯れた後にも作業が必要です。エキナセアを栽培する上で気を付けたい4つのポイントを説明します。

エキナセアの選び方

エキナセアには多くの品種がありますが、種類によって草丈が大きく異なります。30cmほどのものから1mを越えるものもあるため、前もって成長した際の大きさを把握しておくとよいでしょう。

エキナセアを育てる際は、種をまく方法と苗を植える方法の2種類があります。店頭で苗を選ぶときは、葉の色が鮮やかなものを探してみましょう。

園芸用の品種が増えたため、豊富なカラーが選べるのもエキナセアの魅力です。花びらの形もさまざまなので、置き場所や好みに合わせた品種を選ぶことができます。

種まきと苗の植え付け方

エキナセアの種をまく時期は、春と秋の2種類から選ぶことが可能です。3~5月に種をまくと翌年の夏に花が咲き、9~10月にまいた場合は翌年の秋か、冬を越えた2年後の春に花を咲かせます。

種をまいてふんわりと土をかぶせた後は、5枚以上の本葉が出たのを目安に植え付けを行いましょう。植え付けも種まきと同様、春か秋に行うのがおすすめです。

成長した苗を屋外に植え付ける際は、株同士の間隔を30cmほど空けることで風通しがよくなります。鉢で育てるなら、浅めの容器に種をまいてから専用の育苗ポットに植え付けましょう。

日々のお手入れと施肥

エキナセアは乾燥に強く、頻繁に水やりをする必要はありません。水を与え過ぎると枯れてしまう恐れもあるため、乾燥気味に育てるのが大切です。

特に外に植える場合、水やりの必要はほぼありません。水を与えるのは、晴れた日が続いて乾燥しているときのみにしましょう。鉢で育てるなら、土が乾いてから水をやるのが基本です。

また、エキナセアは肥料もあまり必要としない植物です。肥料を使い過ぎると成長を阻害する可能性があるので、固形の肥料を月に1度のペースで与えるとよいでしょう。

湿度の高い梅雨時は、灰色かび病にかかる危険性があります。変色などの異変が起きた部分を取り除き、風通しがよくなるよう工夫しましょう。

花後の作業と剪定

エキナセアは多年草なので、枯れた花が黒く変色するまで放置せずに、早めに切り取る必要があります。

枯れた花を放っておくと、花が種を作る際に栄養を使ってしまいます。次の花が咲きにくくなるだけでなく、病気を引き起こす原因にもなりかねないため、剪定は欠かさず行いましょう。

枯れた花だけでなく、その周辺の茎や枝もまとめてカットすることを「花がら摘み」といいます。面倒がらずにこの作業を行うことで、次の花も美しく咲くようになるのです。

エキナセアを育てよう

エキナセア(赤)

エキナセアは暑さや寒さに強く、植物に詳しくない人でも育てやすい花です。品種の多い植物ですので、花の形や色味など好みに合わせて選びましょう。

エキナセアは数年間にわたって花を付けるため、庭の花壇に植えると少しずつ株が増えていきます。花が閉じた後もしっかりとお手入れすれば、次々と花が咲くのを楽しめるのがメリットです。

美しく咲く花としても、ハーブティーとしても堪能できるエキナセアを育ててみましょう。

庭の手入れのプロを探すならミツモアがおすすめ

ミツモアでは豊富な経験と知識を持ったプロに庭の手入れの見積もりの依頼ができます。

まずはプロに相談をしてみてはいかがでしょうか?

簡単!無料の3ステップでぴったりのプロが見つかる!

ミツモアで庭の手入れを依頼する