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ラバーカップにはどんな種類がある?特徴や正しい使い方を知ろう

最終更新日: 2024年02月28日

ラバーカップを一つ用意しておけば、トイレが詰まったときに役立ちます。自宅のトイレのサイズや機能面をチェックして適切なラバーカップを選びましょう。ラバーカップの種類や選び方に加え、使い方やおすすめ商品も紹介します。

ラバーカップの種類と特徴

ラバーカップ

ラバーカップはトイレの種類によって形状が異なります。詰まりを確実に取り除くには、自宅のトイレに合ったタイプを選ぶことが大切です。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

ゴム部分がおわん型の「和式用タイプ」

ゴム部分がおわん型になっているタイプで、ラバーカップと言えばこの形を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。和式トイレが設置されている公衆トイレや、公共施設にも置かれています。

排水口が大きい和式トイレに対応するために、ゴム部分の面積が大きくなっていることが特徴です。洋式トイレにはオーバーサイズで使えないため、間違えて購入しないように注意しましょう。

先端が平らになっているので、和式トイレ以外にもお風呂や洗面所の排水口で利用できるメリットもあります。

突起が付いた形の「洋式用タイプ」

洋式用のラバーカップは、先端に突起が付いているのが特徴です。この突起が洋式トイレの狭い排水口部分にフィットします。突起を内側に収めれば和式に使える兼用タイプもあり、お風呂や洗面所の排水口にも使用できます。

最近の一戸建てやマンションは洋式トイレが大半です。兼用タイプを選んでおけばマルチに使用でき、さまざまなシーンで役立ちます。

ツバが付いた形の「節水型用タイプ」

ツバが付いたラバーカップは、「節水型トイレ」に対応しています。節水型トイレは洋式トイレの一つで、流すときに使う水が少なく、排水口の構造が複雑になっていることが特徴です。

ツバが付いたラバーカップなら、複雑な構造の排水口にもツバがしっかり吸い付きます。通常のラバーカップでは排水口への吸着が悪く、トイレにフィットしない場合があるので注意しましょう。

ラバーカップの選び方

ラバーカップの画像

ラバーカップを購入する際は、トイレの種類に合ったものを選ぶのはもちろん、サイズや機能面にも注目しましょう。それぞれのチェックするべきポイントを詳しく解説します。

用途に合うサイズを選ぶ

ラバーカップの中には「大・中・小」や「S・M・L」など、複数のサイズをそろえた商品があり、サイズによってゴム部分の大きさや持ち手の長さが異なります。

ラバーカップを購入する前にトイレの排水口の直径をメジャーで測り、自宅のトイレに合わせた大きさのものを選びましょう。

また、サイズによって重さも変わり、使いやすい重さを選ぶこともポイントです。軽すぎると倒れやすくなるため、立てて収納する場合はある程度重量があるものを選びましょう。

機能面もチェック

ラバーカップを選ぶ際には、持ちやすさや収納などプラスアルファの機能面もチェックしましょう。

持ち手の長さは使いやすさに大きく影響します。長すぎると力を入れづらいため、ほどよい長さのものがおすすめです。握りやすいデザインやグリップ付きなど、持ちやすさにこだわった商品もあります。

またラバーカップは直接便器に触れるため、衛生面は気になるポイントです。収納ケースが付いたものを購入すれば、直接床に置かずに済み、衛生的に使えます。使い捨ての商品もありますが、コストがかかるためケース付きのものがよいでしょう。

ラバーカップの正しい使い方

ラバーカップ

ラバーカップは「トイレに押し込むもの」と思っていませんか?詰まりを確実に解消するためにも、ラバーカップの正しい使い方を覚えておきましょう。衛生的に使うためのポイントも紹介します。

周りを養生して水量を確認

まずは水が跳ねるのを防ぐためにトイレの周りを透明なビニール袋で覆います。ビニール袋の中央にラバーカップの持ち手が通る大きさの穴を開け、持ち手を通しましょう。

養生テープやガムテープで、便器を覆うように貼り付ければ完了です。跳ねた水がビニール袋を伝って床に落ちてしまう場合もあるので、床に新聞紙や雑巾を敷いておくと安心です。

養生が完了したら便器の水量を確認します。ラバーカップのゴム部分がつかる程度の水量が適切です。水量が多すぎるとラバーカップを入れたときに水が流れ落ちてしまいます。

水量が多い場合は、バケツや灯油ポンプを使って水を抜きましょう。灯油ポンプは汚水が漏れる可能性が低いのでおすすめです。

ラバーカップを押し込んで引く

養生や水量の確認が終わったら、ラバーカップを使って詰まりを解消していきます。このときに大切なポイントは、「押す」のではなく「引く」意識を持つことです。

そもそもラバーカップは、詰まったものを押し込むのではなく、引っ張りだして詰まりを解消します。

カップがへこむまでゆっくり押し込み、一気に引っ張りましょう。ゴポゴポと水が流れるような音がしたら成功です。1回で成功しなくても、何度か繰り返せば詰まりが解消できるパターンもあります。

勢いよく押してしまうと、詰まったものがさらに奥に押し込まれて状態が悪化することもあるので注意しましょう。

バケツで水を流して詰まりを出す

最後に、バケツで水を流して水位が上昇しないか確認します。すぐにトイレのレバーを使って水を流すのは危険です。詰まりが完全に解消しておらず、トイレから水が流れ落ちてくる可能性があります。

バケツから水を流しても水位が上昇せず、水が排水口に吸い込まれていく様子を確認できたら、詰まりは解消したと考えられるでしょう。

おすすめのラバーカップ

和式トイレや洋式トイレ、節水型トイレで使えるおすすめのラバーカップを紹介します。機能性やデザインにこだわった商品があるので、ラバーカップ選びで迷っている場合は参考にしてみてください。

アズマ 洋式通水カップケース付き AZ474

アズマ 洋式通水カップケース付き AZ474|Amazon
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120年の歴史を持つ掃除用品メーカー「アズマ工業株式会社」のラバーカップは、機能性やスマートさに優れています。ラバーカップに付いた水気は収納ケース内の排水口にたまる仕組みで、たまった水はトイレにさっと流せます。


さらに、収納ケース内は凹凸構造で通気性に優れているため、衛生的に利用できるでしょう。スマートに収納できるよう、ボディの曲線も細かく計算されたこだわりの商品です。

基本的には洋式用ですが、ヘッドのゴム部分を押し込めば和式にも使えます。水切れがよく衛生的な商品を使いたい人におすすめです。

レック トイレのつまり取り BB-137

レック トイレのつまり取り BB-137|Amazon
レック トイレのつまり取り BB-137|Amazon

「激落ちくん」や「バルサン」で有名なレック株式会社のラバーカップです。通気性に優れたオープンケースが付いており、衛生的に使用できます。オープン部分を壁側に向ければラバーカップが見えないため、トイレのデザインも損ないません。


水の飛び散りを防止するビニールシートが付いていることも、この商品ならではです。自分でビニール袋やガムテープを準備する手間が省けます。

ゴムを外側に出すと洋式トイレ、内側に入れると和式トイレや床排水口にも使えるマルチタイプになっています。衛生的に利用したい人や、トイレの雰囲気をラバーカップで壊したくない人におすすめです。

テラモト ニューラバーカップ フィット CL-421-060-0

テラモト ニューラバーカップ フィット CL-421-060-0|Amazon
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清掃用品・人工芝・ゴミ箱など、環境美化用品を扱う株式会社テラモトの商品です。通常のラバーカップのゴム部分にツバが付いており、節水型トイレに使えます。


ラバーカップのゴム部分で排水口全体を覆い、ツバの部分で密着性を高めるため、左右非対称のような複雑な排水口にも対応可能です。

ラバーカップと便器の間に隙間ができにくいので、効果的に詰まりを解消できるでしょう。自宅に節水型トイレがある人は本商品を購入するのがおすすめです。

自分で解決できないときはプロに相談しよう

トイレ修理業者

ラバーカップを使って詰まりを解消しようとしても、自力では解決できないこともあるでしょう。そんなときはプロの専門業者に依頼するのがおすすめです。詰まりの解消にかかる費用の相場や、業者選びのコツを紹介します。

トイレの詰まり解消にかかる費用相場

トイレの詰まり解消を水道業者に依頼した場合、簡単な作業であれば5,000~10,000円程度、水道業者しかできない難しい作業であれば15,000~50,000円程度は見ておきましょう。

また便器の着脱のような複雑な作業を伴う場合は、45,000~50,000円程度と高くなることがあります。

ただし上記はあくまで目安です。詰まりの状況によって作業内容は異なるため、詳細な金額は業者が現場で確認してから決まると考えておきましょう。

業者選びは「一括見積もり」で

水道業者を選ぶ際は、複数の業者から見積もりを取りましょう。最低でも3社から取るのがおすすめです。複数の業者から見積もりを取ることで費用相場が分かり、適切な料金で修理してくれる業者を選べます。

また電話対応や見積もりを取る際の業者の態度なども確認できるため、優良業者を選べる可能性が高まります。

見積もりを依頼する業者選びに迷った場合は、見積もりのプラットフォーム「ミツモア」を利用してみてください。いくつかの簡単な質問に答えるだけで、最大5社から見積もりが届きます。

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トイレの様式に合うラバーカップを選ぼう

和式トイレ用ラバーカップ

ラバーカップには、和式トイレ用、洋式トイレ用、節水型トイレ用の3種類があります。トイレが詰まったときにすぐ対応できるように、自宅のトイレにあったラバーカップを1本購入しておくとよいでしょう。

また、自力でトイレの詰まりを解消できない場合は、プロの水道業者に依頼するのがおすすめです。優良業者を見つけるためにも、複数の業者から見積もりを取りましょう。

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