不要になった楽器を処分する際、手間をかけずに済ませたいと思う人は多いのではないでしょうか。見た目が古い楽器でも、買取に出すと意外と値段がついたりすることもあります。楽器の正しい処分方法や、スムーズかつリーズナブルに捨てる方法を解説します。


楽器は自治体で処分できる?
そもそも楽器を自治体で処分しても、問題はないのでしょうか?まずは自治体での処分方法を、確認しておきましょう。
大きな楽器はほとんど粗大ごみ
例:キーボード、ギター、エレキギター、エレクトーン、オルガン、サックスなど |
自治体によって違いはあるもののほとんどの場合粗大ごみとして処分します。一辺が30cmを超えるものは粗大ごみとして回収している自治体がほとんどです。自治体によっては粗大ごみの大きさや回収できるものが異なるので、事前にホームページなどで確認することをおすすめします。
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自治体の粗大ごみで楽器を処分するためには、費用と手続きが必要です。自治体の粗大ごみ受付センターに申し込んでから回収までの、大まかな流れを確認しておきましょう。
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粗大ごみ受付センターには、電話やインターネットから申し込みが可能です。粗大ごみ処理券はコンビニや、スーパーなどの取扱店で購入できます。
可燃ごみや不燃ごみに出せる場合も
例:ピアニカ(鍵盤ハーモニカ)、タンバリン、ハーモニカ、リコーダーなど |
ハーモニカやリコーダーなど、サイズが小さい楽器なら、可燃ごみや不燃ごみで回収してもらえます。リコーダーは可燃ごみ、ハーモニカは不燃ごみなど、回収方法は自治体によって違います。
サイズが小さい楽器であれば、可燃ごみや不燃ごみとして出せることが多いですが、楽器の種類や材質、分別方法によっては出せない自治体もあります。事前に確認してから収集場所に出すようにしましょう。
自治体で楽器を処分!注意点をチェック
自治体の粗大ごみとして楽器を処分する場合、知っておきたいポイントが二つあります。注意点を確認し、自分に合った方法で楽器を処分しましょう。
費用や時間がかかる
粗大ごみ回収を利用する際に覚えておきたいのが、処分に費用や時間がかかることです。処分費用は各自治体で決められており、楽器の種類やサイズによって異なります。
また通常の場合は申し込みをしてから回収までに、1週間~10日ほどかかります。年末年始や3~4月の引っ越しシーズン、ゴールデンウィーク明けには、1ヶ月以上かかる場合があることも覚えておきましょう。
また処分場に持ち込んで処分する場合でも、年末年始やゴールデンウィークの繁忙期では混雑のため数時間待つこともあるので、普段よりも時間がかかる傾向にあります。
重量の大きいピアノは回収できない
中には使わなくなったピアノを処分したい人もいるでしょう。電子ピアノやオルガンなどは、自治体の粗大ごみで処分できます。
しかしグランドピアノや、アップライトピアノといった大型のピアノは「処理困難物」であるため、自治体での回収を受け付けていない場合がほとんどです。大型のピアノは自治体ではなく、専門の業者に回収してもらう必要があります。
自治体で処分する以外の方法
不要になったとはいえ、大切に使ってきた楽器を廃棄するのに、抵抗がある人もいるのではないでしょうか?自治体で処分する以外の、三つの方法を紹介します。
友人や知人に譲る
状態が良くてまだ使える楽器なら、友人や知人に声をかけてみるのも、一つの方法です。趣味で音楽を始めるために、中古品の楽器を購入する人もいます。
楽器を必要としている人に譲ると処分の費用がかからない上に、相手から喜ばれるでしょう。顔見知りだとトラブルにもなりにくいので、リスクを抑えて楽器を処分したい人にもおすすめです。
リサイクルショップやフリマアプリで売る
年代物で価値の高い楽器の場合は、リサイクルショップやフリマアプリで販売がおすすめです。
査定してもらうリサイクルショップは、楽器を専門に取り扱っている店を選びましょう。楽器専門ではないリサイクルショップは、楽器の買取金額が一律で決まっている場合が多く、本来であれば高値で売れる楽器が、安く査定されてしまう可能性があるためです。
リサイクルショップに持ち込む時間がない人は、フリマアプリに出品するのもおすすめです。自宅で手軽に出品でき、価格設定も自由に行えます。
リードやリガチャーなど、未使用の楽器用の備品がある場合は、本体とセットにして販売することができ、まとめて処分することができます。
ただし売れるまでに時間がかかると、不要な楽器がいつまでも手元に残ってしまいます。購入者とのやり取りや梱包、配送手続きを行う手間が発生する点も、覚えておきましょう。
楽器専門店に買取を依頼
なるべく手間をかけずに正当な価格で楽器を売るのなら、楽器専門店に買取を依頼するのがおすすめです。
ほとんどの楽器専門店では、楽器の知識や鑑定の経験があるスタッフが、査定を行います。見た目だけでは分からない、楽器の価値を正当に評価してもらえるでしょう。
出張サービスに対応していたり、楽器を送るだけで鑑定してもらえたりする業者もあるため、忙しい人でも軽い負担で、楽器を処分できます。
古い楽器でも価値があるものは、高い査定額が期待できるため、製造年を確認してみましょう。また汚れや傷を目立たないように手入れしたり、ケースや保証書、取扱説明書などの付属品をそろえたりすると、買取金額が上がる可能性があります。
楽器の処分は不用品回収業者がおすすめ
とにかく楽に素早く楽器を処分したい人には、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。不用品回収業者の特徴や、業者の選び方を解説します。
買取をしている業者もある
回収と買取を行っている業者を選ぶと、状態の良い楽器を買い取ってもらえるケースがあります。楽器の買取が可能な場合は、処分費用から買取金額を引いてくれるため、金銭的な負担を軽減できます。
依頼した当日に引き取りに来てもらえるケースもあるため、スピーディーに楽器を処分できるでしょう。コストをなるべく抑えて素早く処分したい人は、回収と買取を行っている不用品回収業者がおすすめです。
他の不用品もまとめて回収
中には引っ越しや大掃除などで、楽器以外の不用品がある人もいるでしょう。大量の不用品を処分したい場合には、トラック積み放題や定額パックに対応している不用品回収業者を利用するのがおすすめです。
ピアノやドラムセットなど重量がある楽器でも、自宅に引き取りにきてもらえるため、自分で運ぶ手間がないのも業者に依頼するメリットです。
地域密着型の業者と依頼者をつなぐミツモアは、信頼できる不用品回収業者が、たくさん登録しています。買取に対応した業者も多く登録しているので、手間なくお得に処分することができますよ。
手間をかけずに楽器を処分しよう
自治体で楽器を処分する際は、大きさや楽器の種類によって、粗大ごみや可燃ごみ、不燃ごみに分けられます。地域によって処分方法や費用、手続きに違いがあることも重要なポイントです。
状態が良い楽器なら、リサイクルショップやフリマアプリで販売するのも一つの方法です。楽器に詳しいスタッフがいる楽器専門店に依頼すると、正当な価格で楽器を買い取ってもらえるでしょう。
不用品回収業者を探すなら相見積もりで比較がおすすめ
悪徳業者を避け、信頼できる不用品回収業者を見つけるためには、3~5社の事業者から見積もりをとって以下の3点を比較することが大切です。
- 見積もり金額
- 口コミ評価
- 対応の丁寧さ
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ルールを守ってサービスを提供していることがあらかじめわかるので安心です。
③見積もり料金と口コミを比較して選べる
各事業者の見積もり料金はもちろん、過去にその業者に仕事を依頼したユーザーからの口コミ評価も確認できます。
「相場より金額が高すぎたり安すぎたりしないか」「悪い口コミが集まっていないか」など、複数の観点で事業者を比べられますよ。
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