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シロアリ駆除に補助金はある?費用負担を減らせる制度やその条件【火災保険は対象外?】

最終更新日: 2022年05月04日

シロアリ駆除には高額な費用が必要になるケースが多く、資金の確保は切実な問題です。「補助金を利用してなるべく出費を抑えたい」という方も多いですよね。

そこで、「シロアリ駆除の際に使える補助金があるのかどうか」や「シロアリの駆除費用を安くする方法」を紹介します。

シロアリ駆除の補助金は出るの?

シロアリ駆除の補助金が出ることはほとんどありません。また、保険が適用されることもないです。

シロアリ駆除にかかる費用を少しでも安くする方法は?

確定申告でシロアリ駆除にかかった費用を申請すると、税負担を軽くすることができます(雑損控除)。また、複数の駆除業者から見積もりをとって比較することで、なるべく安く依頼先を探すことが可能です。

シロアリ駆除に対する補助金・保険はほとんどない

手でばつ印を作る女性

残念ながら現状シロアリ駆除を対象とした補助金・保険はほとんどありません。

火災保険はシロアリ被害の対象外で、地方自治体の補助制度もシロアリを対象にしているものは原則ありません。

自治体から補助金が出ることは少ない

自治体から補助金が出ることはほとんどありません。シロアリは「衛生害虫」に含まれないので、基本的に対象外です。

念のため確かめておきたいという方は、「シロアリが対象かどうか」窓口に確認してみましょう。可能性はかなり低いですが、対象になることがあるかもしれません。

シロアリ被害を受けた際に使える保険はある?

書類に書き込む女性

保険の種類 適用される?
火災保険
  • ほとんどされない

※念のため確認しておくとよい

住宅総合保険
  • ほとんどされない

※念のため確認しておくとよい

シロアリの賠償責任保険
  • シロアリ業者が加入していた場合には適用される

シロアリ被害を受けた際に使える保険はほとんどありません。場合によっては、火災保険や住宅総合保険が適用されることもありますが、基本的には適用されないということを念頭に置いておきましょう。

火災保険が適用される可能性は低い

住宅や家財の保険である火災保険は、自然災害による損害を補償の対象にしています。そのため、台風・水災などが直接の原因で木材が腐り、シロアリが発生した場合には保険金が出る可能性があるのです。

ただし「本当に自然災害によってシロアリが発生したのか」という点を明確に証明できないと、保険金が支払われることはありません。「証明できたら幸運」くらいのスタンスで、シロアリ駆除業者に発生原因を確認の上、保険会社に問い合わせてみましょう。

シロアリ専用の保険はないの?

一般の人が入れるシロアリ専用の保険はありません。シロアリ専用の保険に入れるのは、シロアリ駆除業者だけです。

業者によっては、「シロアリの賠償責任保険」という保険に入っています。1度シロアリの駆除をしてもらった後に、シロアリの被害が収まらなかったり、すぐにシロアリ被害が見受けられた場合には、駆除費用や修繕費用を請求することができるのです。

シロアリ業者を選ぶ際には、「シロアリの賠償責任保険」に入っているか確認するようにしましょう。

シロアリ駆除費用を確定申告するとお金が返ってくる

確定申告

シロアリ駆除を行うと「確定申告」で税金の還付(払い戻し)を受けられる可能性があります。シロアリ駆除の費用は雑損控除というものに該当するため、その年にかかる税金を減らすことができるのです。

会社員の方であれば、年末調整の時点では雑損控除が反映されていない税金を払うことになります。その払いすぎた分の金額を確定申告によって取り戻すことができます。

シロアリ駆除と確定申告の関係について、以下で詳しく紹介します。

関連記事:雑損控除とは|確定申告の流れ、必要書類、控除額について解説|ミツモア

シロアリ駆除で利用できる「雑損控除」とは?

雑損控除は「所定の災害や盗難などの損失費用を、所得から控除できる(差し引ける)」という税制です。税金は所得に応じて決まるため、所得から一定額を控除することができれば、その分だけその年にかかる税金を減らせるのです。

シロアリ駆除の費用自体を減らすことはできませんが、税金を減らすことで間接的に出費を減らせるのですね。

ただし雑損控除は誰でも利用できるわけではありません。シロアリ駆除の場合は以下の2つに当てはまっている必要があります。

雑損控除を受けるための条件
  1. シロアリ被害を受けた住宅等の所有者が「納税者」か「納税者と生計を一にする配偶者やその他親族(その年の総所得額が48万円以下)」のどちらか
    ※令和元年以前のシロアリ被害の場合、①は38万円以下になります。
  2. シロアリ被害を受けた資産が、普段の生活に必要な資産であること

一般的な家庭で発生したシロアリ駆除であれば、雑損控除を受けられる可能性が高いと見ていいでしょう。

しかし、シロアリ被害を受けた住宅が、別荘や事業用建物だった場合には、雑損控除の対象外です。自分が住んでいる住宅のみが対象になるということを知っておきましょう。

雑損控除で費用はいくら安くなるの?

所得から控除できる金額は、以下2つの計算式のうち多い額を適用できます。

①差引損失額-5万円
②差引損失額-(総所得金額×10%)

差引損失額とは、損害金額から保険金の補填(ほてん)などを差し引いた金額です。「差引損害金額=シロアリ駆除費用+被害箇所の修繕費用-保険金などの補填」というイメージです。

実際に計算して雑損控除によって出る費用を計算しましょう。

<例>
  • シロアリ駆除の費用:30万円
  • 被害箇所の修繕費用:50万円
  • 保険金の補填:0円
  • 総所得額:400万円
実際の計算
①(30万円+50万円-0円)-5万円=75万円
②(30万円+50万円-0円)-(400万円×10%)=40万円

上記の場合には、①の方が大きいので①を採用し、75万円の控除を確定申告書に記入することになります。75万円分は所得から差し引かれ、所得税がかかりません。

ただし実際には減価償却分の計算などが必要になることもあるため、詳しくは国税庁のHPを参照してください。分からない場合は税務署の相談窓口や税理士に問い合わせるようにしましょう。

参考:No.1110 災害や盗難などで資産に損害を受けたとき(雑損控除)|国税庁

確定申告の申請方法

確定申告に必要な書類は以下の3つです。

必要な書類
  1. 本人確認書類
  2. マイナンバー通知カード(マイナンバーカードがある場合は不要)
  3. 確定申告書AまたはB
  4. 源泉徴収票(給与所得がある場合)
  5. シロアリ駆除の領収書
  6. 還付先の預金口座が分かるもの
  7. 印鑑

詳しい確定申告の流れを以下で紹介しています。読んでみてもわからない場合には、管轄の税務署でも確定申告の詳しいやり方を教えてもらえます。

なお雑損控除は、施工後の翌年1月1日から5年以内までなら申請が可能です。領収書などが残っている場合は、忘れずに申請しておきましょう

①シロアリの駆除・駆除業者への支払い

業者にシロアリ駆除をしてもらった後、領収書をもらう。領収書はシロアリを業者が駆除したことの証明になります。

念のため、駆除費用がかかれているかどうかも確認しておきましょう。

②確定申告書類を起票する

確定申告書の第一表と第二表に、以下の内容を記入します。

  • 氏名・マイナンバー等の個人情報を記入
  • 源泉徴収票に記載されている金額を確定申告書の該当項目に転記
  • 確定申告書の「所得から差し引かれる金額」の「雑損控除」欄に、算出した所得控除額を記入する

③提出期限までに確定申告書類一式を提出する

提出期限はシロアリを駆除してもらった年の、翌年2月16日~3月15日までです。ちなみに還付申告の場合は、駆除から5年以内であればいつでも申請可能です。

④税金の還付を受ける

必要書類を提出したら税金の還付を受けて終了です。

確定申告する際に注意しておくこと

シロアリ駆除費用の確定宣告をすれば、基本的に雑損控除を受けることができます。しかし場合によっては、雑損控除を受けられないことも…

以下で、雑損控除の対象外となる場合を紹介します。

  1. シロアリの駆除ではなく予防をしてもらった
  2. 別荘や事業用建物がシロアリ被害を受けた
  3. 自分でシロアリ駆除をした

シロアリ駆除をする大多数のケースでは「予防」も同時に行います。しかし予防にかかった費用は雑損控除の対象外。そのため駆除業者には、雑損控除をすることを説明し「駆除」と「予防」で費用明細を分けて記載してもらいましょう。

物件によっては駆除費用を負担してもらえることも

建物

新築から年数が経っていない場合や、賃貸物件に住んでいる場合には管理会社や大家さんが駆除費用を負担してくれることがあります。

【新築物件】引き渡しから10年経っていない

新築物件はの引き渡しから10年以内にシロアリの被害が起きた場合は、シロアリ駆除の費用を負担してくれることがあります。

例えば、契約書では、防腐防虫処理が施されていると書いてあったのに、実際は何もされておらず、シロアリが発生してしまった場合です。住宅の売り主に駆除費用と修繕費用を負担してもらうことができます。

防腐防虫処置が施されているかわからない場合には、業者に点検してもらいましょう。

【中古物件】もともとシロアリ被害に遭っていた

中古物件を購入してから1年以内であれば、シロアリ被害の駆除費用や修繕費用を負担してくれることがあります。売り主が「シロアリ被害を隠したまま売却した」「シロアリ被害に気づかないまま売ってしまった」場合には、契約不適合責任を追求できるのです。

しかし、契約書に「シロアリ被害は免責」などとかかれている場合は、駆除費用や修繕費用を負担してもらえなくなります。

契約書の内容を購入前に確認して、保証内容が充実しているか確認するようにしましょう。

【賃貸物件】大家さんや管理会社に相談

アパートやマンションなどの賃貸物件に住んでいる方は、損害賠償請求をすると、大家さんや管理会社が駆除費用を負担してくれることがあります。

しかし、借り主に過失がないことが前提です。もし、「部屋の掃除を長期間していなかった」「シロアリ対策を一切していなかった」という場合には、認められません。

借り主に過失がなかったことを照明するのが難しく、実際は、駆除費用を負担してくれないことがほとんどのようです。

シロアリ対策などをしっかり行っているのに、シロアリの被害を受けた場合には、大家さんや管理会社に相談するようにしましょう。

シロアリ駆除費用そのものを安くする方法!

害虫駆除の作業員

シロアリを駆除する際の、補助金や保険は基本的に出ないことが多いです。しかし、シロアリ駆除費用そのものを安くすることができます。

費用を抑えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。以下の見出しでは駆除費用を抑えるためによく考えられる「シロアリ駆除をDIYで行えるか?」についても紹介しています。

シロアリの駆除は自分でできる?

シロアリ駆除を自分で行うのはおすすめできません。市販のシロアリ駆除グッズは安いですが、自分で完全なシロアリ駆除を行うのは困難です。知識や経験が必要で、業者でなければ適切な対処ができないからです。

間違った対処をしてしまうと、シロアリを駆除するどころか被害範囲が広がる恐れがあります。また、自分で行うと、手間もかかる上に、体に悪影響を及ぼす可能性もあります。

シロアリの駆除は、業者に依頼するようにしましょう。

複数の業者から見積もりをとる

シロアリの駆除費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取る必要があります。

1つの業者からしか見積もりを取らないと、適切な費用相場よりも高い業者に依頼する可能性があります。また、同じ費用でも保証内容や丁寧さが異なるため、複数の業者から相見積もりを取ることが非常に重要です。

見積もりを取る際に確認すること
  • 保証期間
  • 保証内容(どんな場合にどのようなことをしてくれるのか)
  • 定期点検の有無や費用

複数のシロアリ駆除業者が登録するミツモアでは、無料で最大5件の業者から見積もりを取ることができます。業者選びが大変という方は、ぜひご利用してみてください。

ミツモアでシロアリ駆除を依頼する

5年以上の保証がある業者に依頼する

せっかくシロアリ駆除・予防を施工してもらったのに、すぐに被害が再発してしまったら再びお金がかかります。5年以内の再発は無料または割引価格で再度施工してくれる駆除業者を選ぶとよいでしょう。

社団法人日本しろあり対策協会の認定駆除剤の有効期限は5年。つまり認定薬剤を使用して丁寧に施工している業者であれば、5年保証がついていることが多いのです。

また、点検だけであれば年に1度無料で行ってくれる業者も存在します。

シロアリ駆除の費用を抑えたい方は、自分の住宅がシロアリ駆除をしてもらってから5年経っているか確認してみましょう。また、シロアリの業者を選ぶ際に、「5年保証」がついている業者を選ぶのもおすすめです。

関連記事:シロアリ駆除業者の失敗しない選び方!注意点や費用、予防法も解説|ミツモア

シロアリ駆除の費用相場

費用の計算

住宅の大きさ 費用相場
30坪 20万円~21万円
40坪 26万円~27万円

1㎡あたりの費用相場は、約3,000円程度です。1坪あたりの費用相場は約10,000円程です。工法や業者によっても費用は異なりますが、大まかな費用相場は、上記の通りです。

以下の関連記事では、シロアリ駆除における費用相場をより詳しく紹介しています。工法ごとの費用相場だけでなく、業者のタイプ別費用相場についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:シロアリ駆除の費用相場はいくら?施工法・業者・状況の要因で把握できる!|ミツモア

シロアリ駆除をダスキンに依頼するといくらかかる?

費用相場
バリア工法 税込2,475円(1㎡あたり)
ベイト工法 税込4,092円(1mあたり)

ダスキンの料金形態は全国で統一されているため、地域によって費用が異なるといったことがありません。

無料で見積もりをしてくれるだけでなく、保証内容も充実しています。

保証内容
  • 5年保証
  • 保証期間中に点検は毎年1回無料
  • 保証期間中にシロアリが発生したら、一定額まで修復保証
    ※保障費用の詳細については見積もり時に確認しましょう

シロアリの駆除は必要ない?

考える女性

シロアリの駆除は絶対に必要です。シロアリによる被害を放っておくと、段々住宅への被害が進行していきます。被害が深刻化すると、耐震性が低下し、災害時に倒壊する可能性があります。

シロアリを1匹でも見かけたら、業者に点検してもらうようにしましょう。

シロアリ予防を怠るのも高リスク

節約のためにシロアリ予防を怠る方がいますが、シロアリ予防は必ずしておきましょう。予防を怠って、被害が申告すると、駆除費用や修繕費用がよりかかってしまいます。

シロアリ予防を行う目的は、シロアリが発生するのを防ぐだけではありません。賃貸物件に住んでいる場合には、シロアリ予防をしっかり行っておくことで、シロアリの被害が起きても、駆除費用や修繕費用を負担してもらえる可能性が高くなるのです。

関連記事:「シロアリの駆除は必要ない」は間違い!初期症状を見逃さないで|ミツモア

シロアリ駆除で困ったら気軽に相談してみよう

相談

シロアリ駆除で困ったら、「公益社団法人日本しろあり対策協会」に相談してみましょう。この協会では、一般消費者を対象として相談窓口を開設していて、シロアリに関するすべての相談に載ってくれます。

シロアリ駆除で不明な点がある場合にはぜひ活用してみましょう。

参考:消費者相談窓口|公益社団法人日本しろあり対策協会

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