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シロアリ駆除の保証はどのようなもの?アフターサービスの期間と内容

最終更新日: 2024年06月28日

シロアリ駆除を業者に依頼するなら、保証を受けられる業者を選ぶのがおすすめです。アフターサービスが充実していれば、安心して作業を依頼できるでしょう。シロアリ駆除保証の一般的な期間や内容、業者選びのポイントについて解説します。

シロアリ駆除の保証とは

流しの下に薬を噴霧する害虫駆除の作業員

シロアリ駆除の保証には主に2つの種類があります。まずは代表的な保証と、それぞれの内容を理解しましょう。

再施工保証

シロアリ被害が保証期間中に再発した場合に、無料または安価で再度駆除施工をしてもらえる保証が、「再施工保証」です。多くのシロアリ駆除業者がサービスとして付けている、基本的な保証です。

日本で主流のシロアリは、被害が進行すると個体数が数万にも及ぶため、一度に全てを駆除できない可能性があります。被害再発時にも対応してもらえる再施工保証が付いていれば、安心です。

業者によっては工事後に施工不良が発覚したケースで、再施工保証により再工事をしてもらえる場合もあります。再施工保証を適用する場合は、保証を受けている業者に、調査してもらわなければなりません。

被害再発時の建物修復費用の補償

再施工保証を付けている業者によっては、保証期間内のシロアリ被害で、建物がダメージを受けた場合に、建物の修復費用を補償してもらえるケースもあります。

保証がある全ての業者が対応しているわけではありません。補償額の上限も業者ごとに異なり、最大1000万円まで補償可能としている業者もあります。

シロアリ被害が心配な場合は、建物修復費用の補償を付けていると、安心できるでしょう。シロアリ被害に手厚く備えたい人におすすめです。

保証期間はどのくらい?

カレンダー

シロアリ駆除の保証期間について解説します。選択する工法により、期間が違うことを押さえておきましょう。

5年間が一般的

シロアリ駆除の一般的な保証期間は、最大5年間です。駆除に使われる一般的な薬剤の効力が約5年間なので、保証を付けているほとんどの業者が、保証期間を5年間としています。

かつては多くの業者が10年保証をうたっていました。しかし現在は環境や健康面への配慮から、効力が10年間持続する薬剤は、使わないのが基本です。

工事の内容や使用する薬剤の種類によっては、効力の持続期間が5年持たないケースもあります。駆除を依頼する際は、保証期間が何年なのかきちんと確認しましょう。

工法により期間が異なる

シロアリ駆除の施工方法には、「バリア工法(薬剤散布法)」と「ベイト工法(毒エサ設置法)」の2種類があります。

バリア工法は床下に薬剤を散布する駆除方法です。即効性が高い上に、比較的安価なため、基本的にはバリア工法で駆除します。保証期間は最大5年間です。

シロアリに毒エサを持ち帰らせ、巣ごと死滅させる方法がベイト工法です。薬剤を散布しないため、ペットや子どもがいる家庭でも、安心して利用できます。ベイト剤は定期的に補充しなければならないことから、保証期間は1~5年と幅があります。

シロアリ駆除の保証を受けにくいケース

シロアリ 家

保証が付いている業者を選んだからといって、どのような状況でも保証が適用されるとは限りません。保証を受けられなくなる主なケースを紹介します。

被害再発の原因を放置した

日本で被害を及ぼす代表的なシロアリは、湿った木材に集まってきます。シロアリが好む環境を作ってしまい、何の対策も講じていなければ、保証は受けられないでしょう。

例えば建物内に雨漏り・漏水・床下浸水が発生し、そのまま放置してシロアリが発生した場合、ほとんどのケースで保証対象外となります。

木材が湿る原因が発生したら、長期間放置せず早めに対処しましょう。雨漏りや水漏れを、定期的にチェックしてくれる業者を選ぶのもおすすめです。

業者に無断で家の増改築を行った

業者に何の連絡も入れずに、建物の増改築を行った場合も、シロアリ駆除の保証は受けられないでしょう。増改築により、消毒されていない部分が生まれるためです。

シロアリ駆除の保証は、基本的に業者が施工した部分で、被害が発生した場合のみ、適用されます。施工していない部分にシロアリが被害を及ぼしても、保証されません。

増改築を予定している場合は、事前に業者へ連絡を入れましょう。増改築する前の段階で業者に相談すれば、増改築後に保証が継続されるケースもあります。

保証対象外のシロアリ被害に遭った

日本で建物に被害を及ぼすシロアリの種類は、「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」です。ほとんどの業者がこの2種類を保証の対象としています。

ヤマトシロアリとイエシロアリ以外のシロアリが発生した場合、保証は受けられないでしょう。保証対象外となる代表的なシロアリが、「アメリカカンザイシロアリ」です。

アメリカカンザイシロアリは乾燥した木材にも、食害を与えます。地面から侵入する一般的なシロアリと違い、飛来するため床下のみの防除では、対応できない点も特徴です。

関連記事:アメリカカンザイシロアリから自宅を守る。特徴や防除方法を知ろう|ミツモア

自己判断で薬剤を散布した

自分で購入した薬剤を散布したり、保証を受けている業者とは別の業者に駆除を依頼したりした場合、保証の対象外になるでしょう。

シロアリ駆除の保証を受けられるのは、あくまでも保証を受けている業者が施工した範囲に限ります。自己判断で薬剤を使ったり、他社に頼んだりすると、業者は結果に対して責任を取れません。

保証付きの業者を選んで、シロアリを駆除してもらった後は、保証期間中もその業者に頼る必要があります。被害の発生が心配なら、業者に頼んで点検してもらいましょう。

シロアリ駆除業者を保証面で選ぶポイント

タブレットを手にして悩む女性

業者選びの際に気を付けたいポイントを紹介します。保証ばかりこだわるのではなく、総合的な観点から選ぶとよいでしょう。

業者専門の保険に加入しているか

シロアリ駆除業者だけが加入できる、「シロアリ賠償責任保険」に加入している業者なら、被害再発時に生じた建物被害も補償してもらえます。

そもそも火災保険や住宅総合保険では、シロアリ被害に備えることは困難です。例えば火災保険は、突発的な自然災害による損害に適用されますが、時間をかけて建物をむしばむシロアリ被害は、突発的な災害とはみなされません。

シロアリ被害に対応できる、個人向けの保険はないと考えてよいでしょう。建物被害に備えたいなら、業者向けの保険に加入している業者を、選ぶ必要があります。

保証の期間や内容が適切か

シロアリ駆除の保証期間や保証内容は、業者ごとに違うため、きちんと比較して選びましょう。そもそも保証がない業者も存在します。

再施工保証を受けるためには、シロアリの発生を見つけなければなりませんが、素人がシロアリの再発生を発見するのは困難です。施工後に定期的な無料点検をしてくれる業者を、選ぶとよいでしょう。

関連記事:シロアリ駆除業者の失敗しない選び方!注意点や費用、予防法も解説|ミツモア

駆除費用と併せて検討することが大切

業者を選ぶ際は保証ばかり気にするのではなく、本来の目的である、駆除の費用や内容もあわせて確認することが大切です。

関連記事:シロアリ駆除の費用相場はいくら?施工法・業者・状況の要因で把握できる!|ミツモア

費用をチェックする際は、複数の業者から相見積もりを取りましょう。見積もりの内訳や金額を比較すれば、相場とかけ離れた金額を提示する業者を排除できるため、適切な費用で工事してくれる業者を、見つけやすくなります。

複数の業者から相見積もりを取るなら、一括見積もりサービス「ミツモア」を利用しましょう。簡単な入力作業だけで、最大5件の業者から見積もりを集められます。作業内容や見積もり金額について、チャットで業者と直接相談できることも魅力です。

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きちんと保証を受けられる業者を選ぼう

害虫駆除業者

シロアリ駆除保証を受けられる業者に工事を頼めば、最大5年間の保証期間中に、無料または割安価格で再度駆除施行をしてもらえます。建物の修復費用を補償してもらえるケースもあります。

シロアリ駆除業者を選ぶ際は保証面だけでなく、施工内容や費用を総合的に考慮することも大切です。保証と防除の双方で、満足できる業者を探しましょう。

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