排水管高圧洗浄の料金相場は？一戸建て・マンションの違いや洗浄すべき頻度も解説

排水管高圧洗浄は、一戸建てでもマンションでも定期的に行うべきです。その時にかかる料金の相場や、洗浄の頻度についてご紹介します。また、一戸建てとマンションでは洗浄の際に異なる部分が多くあるので、その点もあわせて解説します。

一戸建てとマンションの排水管高圧洗浄の費用相場

一戸建てとマンションでは、高圧洗浄の費用相場が異なります。

ご自身のお住まいによって費用が変わるので、ここでご覧ください。

一戸建ての場合の料金相場

一戸建て住宅で排水管洗浄を高圧洗浄業者に依頼する場合は、17,000～30,000円かかります。

ただし排水管洗浄料金は、現地調査を行わないと詳細な金額を出すことができません。以下で、状況別の作業料金や追加料金の相場を紹介するので、自宅の条件と照らし合わせておおよその料金を確認してみてください。

マンションの場合の料金相場

マンションの場合は、基本的に管理会社が全体の排水管洗浄を手配しています。

管理会社が建物の整備を行うため、定期的に支払っている管理費の中に、排水管洗浄の料金が含まれていることがほとんどです。

洗浄の前に準備をしておきたい場合は、大家さんに問い合わせておくといいでしょう。

また、ご自身が住んでいる箇所のみを高圧洗浄してもらいたい場合は、自費負担が必要になるので気をつけてください。

重度のつまりの場合は、個人で解消しなければなりません。

以下の表に、高圧洗浄で重度のつまり解消をする場合の場所別費用をまとめました。

高圧洗浄以外にかかる可能性のある追加料金

排水管が以下のような状況にある場合、高圧洗浄料金とは別に追加料金を求められることがあります。

このほかにも、排水管の数が通常より多い場合には、作業料金が追加されることがあります。また、多くの業者は出張料金が無料ですが、一部有料の業者もいるため注意しましょう。

排水管高圧洗浄の費用を少しでも安くするコツ3選

排水管の高圧洗浄を安く抑えるには上記の方法があります。以下で詳しく説明するので、ぜひ参考にしてみてください。

コツ①：家全体複数個所の排水管高圧洗浄をまとめて依頼する

基本的に排水管の高圧洗浄は、一度に家全体を行った方がお得です。理由は高圧洗浄機の稼働そのものに料金がかかってしまい、別々に依頼すると稼働回数が増えて料金も上がってしまうからです。

短期的に見るとコストパフォーマンスが悪いですが、長期的にみると良い方法です。1部分に詰まりが発生した場合には、他の部分で汚れがたまっている可能性が高いため、家全体の排水管の高圧洗浄をするようにしましょう。

コツ②：トイレの排水管洗浄は問題がなければ依頼しない

家全体の高圧洗浄をするべきとはいえ、トイレだけは例外です。

トイレの排水管は、通常の生活排水が流れる排水管とは違った構造をしており、もともと詰まりにくくなっています。

そのため、トイレの流れに特別なトラブルがない限り、高圧洗浄を依頼する必要はありません。

定期的に排水管高圧洗浄をする場合は、通常の生活排水が流れる排水管に限定することで費用を抑えられます。

トイレの排水管洗浄を別途依頼する場合は、追加で1万～2万円程度の金額がかかるケースが多いでしょう。

コツ③：相見積もりをとって料金を比較する

排水管の高圧洗浄料金には定められた料金がありません。

なので、相見積もりをとって各業者の料金を比較するのがベストです。

いくつかの業者が見積もりを提示してきた場合、安値で施工してくれる業者を選びましょう。

ですが、ここで注意したいのは、必ずしも安い額を提示してきた業者が優れているとは限らないということです。

安すぎる業者は、後出しで料金を請求してくるかもしれません。

相見積もりで料金相場を掴んでから、どの業者に依頼するか決めましょう。

排水管洗浄の見積もりを依頼する

高圧洗浄の頻度は3～5年に1回がおすすめ

一戸建ての住宅で排水管高圧洗浄をするのに最適な頻度は3～5年に1回です。

3～5年周期で高圧洗浄を行う理由は、排水管の汚れが詰まりやすい時期であることに加え、5年以内に洗浄しておけば大規模な排水管の損傷を未然に防ぐことができるからです。

ただし、掃除頻度や水回りの使用状況によっては、早めに高圧洗浄が必要になることもあります。全く掃除をしない台所の排水管だと、1~2年で分厚い油の層ができたり固まったりしてしまうでしょう。以下で3～5年経っていなくても高圧洗浄が必要な症状について紹介します。

排水管の高圧洗浄を長年行わないとどうなる？

一戸建て住宅の排水管は定期的な高圧洗浄が必要です。排水口の掃除だけでは、表面的なゴミや汚れを取り除くことしかできません。また、市販の薬剤を使用しても詰まりの原因が深刻化している場合は、効果を発揮しません。

高圧洗浄をせずに放置していると水の流れが悪くなります。軽度であれば、排水口から水が引くのが遅い程度で済みますが、重度になると、洗濯機が頻繁に止めるようになったり、水回り一帯に悪臭が漂うようになったり、水がほとんど流れなかったりします。

また、経年劣化や掃除をしないことによる水濡れトラブルは火災保険も使えないため、自己負担額も大きくなってしまいます。高圧洗浄を定期的に行うことで、排水管の詰まりを予防するようにしましょう。

排水管高圧洗浄の作業内容！流れや作業日数を解説

一戸建ての排水管高圧洗浄を業者に依頼した際の、ざっくりとした流れを確認しておきましょう。依頼から作業終了までの手順は以下の通りです。

通常の流れだと2~4は当日中に行い、5~6は別日に行います。緊急で洗浄対応してほしい場合は、その旨を業者に伝えてみてください。ただし業者によっては追加料金がかかることもあります。

高圧洗浄当日の流れや作業内容

作業箇所によって異なりますが、基本的に洗浄作業にかかる時間は1~3時間です。また、上記の作業だけでは、詰まりが取れないと判断した場合は追加作業が必要になることもあります。

排水管の高圧洗浄はどこに依頼する？

大手の水道整備会社やホームセンターに依頼する

「クラシアン」や「カインズ」「コメリ」では排水管の高圧洗浄を依頼することができますが、ダスキンでは排水管の高圧洗浄を依頼することができません。

また、「クラシアン」と「カインズ・コメリ」で大きく費用相場が違う理由は、作業内容に大きな違いがあるからです。「クラシアン」の作業内容であれば排水溝が完全に詰まっていても対処できます。しかし「カインズ・コメリ」の作業内容は、排水管の完全な詰まりには対処できない可能性が高いです。

排水管が完全に詰まっているかどうかわからない場合は、問い合わせや事前見積もりの際に、自宅の排水管の詰まり状況について話す、もしくは業者に症状を確認してもらうようにしましょう。費用が安いからという理由だけで業者選びをしてしまうと、排水管の詰まりを根本から解決できないことがあります。

また、ダスキンでは排水管高圧洗浄を行っていないため、依頼することができません。

地域の排水管洗浄業者に依頼する

地域の排水管洗浄業者であれば、迅速に駆けつけてくれます。また、地域密着型であるため、地域住民のクチコミも得やすいです

業者を選ぶ際は、複数の業者から見積もりをとるようにしましょう。複数の業者を比較することで、料金や作業内容の差がわかり、自分に合った業者を選択することができます。

見積りを取るのがめんどくさいという方は、簡単なアンケートに答えるだけで無料で最大5件の業者から見積りが届くミツモアを利用してみてください。

ミツモアで排水管洗浄のプロに依頼する

信頼できる業者の選び方

オプション料金が無料の業者を選ぶ

排水管の高圧洗浄にかかる費用は、作業代だけではありません。業者によっては出張料金がかかることもあります。

思ったより費用が高かったという事態に陥らないように見積もりを取る際に、オプション料金も有無についても確認しておきましょう。出張料金が無料の業者であれば、比較的安く依頼することができます。

口コミの評価が高い業者を選ぶ

業者に依頼する際は、必ず口コミを確認するようにしましょう。「正確に作業を行ってくれるか」「対応は丁寧であるか」について確認することで、優良な業者かどうかを見分けることができます。

また、HPで作業実績を確認しておくと、経験が豊富な業者かどうかを確かめることができます。

飛び込み営業を行っていない業者を選ぶ

排水管を洗浄してくれる業者の中には、飛び込み営業をおこなっている業者がいますが、飛び込み営業を行っている業者は悪徳業者の可能性が高く、依頼するのは避けておくのが無難です。

契約を急かされたり、強引に契約を差し迫ってくることが多く、トラブルになった事例がいくつもあります。

口コミや実績を確認したうえで、信頼できる業者を選ぶのがおすすめです。

飛び込み営業を行っていない業者を選ぶ

排水管を洗浄してくれる業者の中には、飛び込み営業をおこなっている業者がいますが、飛び込み営業を行っている業者は悪徳業者の可能性が高く、依頼するのは避けておくのが無難です。

契約を急かされたり、強引に契約を差し迫ってくることが多く、トラブルになった事例がいくつもあります。

口コミや実績を確認したうえで、信頼できる業者を選ぶのがおすすめです。

高圧洗浄機による排水管洗浄を自分で行うのはおすすめできない

市販の高圧洗浄機で排水管の高圧洗浄をするのは難しいです。業者は専門的な知識や技術を持った上で作業を行っているため、素人では排水管の詰まりを取り除けなかったり、排水管を傷つけてしまったりすることがあります。他にも以下の理由があります。

• 排水管は複雑な形状をしているため、素人では隅々まで掃除できない
• 市販の高圧洗浄機は業務用よりも洗浄力が弱い
• 高圧洗浄の水流や汚物が周囲に飛び散って健康被害が起きる

自分でできる排水管の掃除方法

高圧洗浄を自分でやるのはおすすめできませんが、市販の薬剤などを使って定期的に排水管の掃除をすることで、詰まりを防止できます。

また、普段から市販の排水口ネットを使用するのも効果的です。汚れをため込んで一気に洗うのではなく、簡単にでもいいのでこまめに掃除することを心がけましょう。

排水管洗浄業者選びは相見積もりで比較を

排水管洗浄の見積もりを依頼する