履歴書の写真を「笑顔」で撮影する人が増えているのをご存知ですか?
その一方で、真面目な「真顔」で撮影するのが妥当だという考え方をしている人も少なくありません。
就活で良いスタートダッシュを切るための重要ポイントなので、悩んでしまう人が多いのではないでしょうか。
企業に好印象を与えられる履歴書写真の撮影方法を詳しくご紹介します。
就活や転職では、口角を上げた自然な笑顔が◎
履歴書の写真は「自然な笑顔」で撮影するのが望ましいとされています。笑顔は、企業の面接官に「この人と一緒に働いてみたい」と思わせるのにとても効果的な表情だからです。
履歴書写真で良いイメージを印象付けることに成功すれば、面接という次のステップに繋がる確率がアップします。
どのような笑顔の写真が最も好印象なのか覚えておきましょう。
第一関門の書類選考では、写真の印象が大事
履歴書の記載内容が完璧でも、写真が疎かになると書類選考で不利になってしまいます。
面接官に好印象を与えられる写真を撮影することは、一次選考を突破するための重要ポイント!
履歴書の写真は、採用するか否かを決める判断基準の鍵となります。
どんなに素晴らしい経歴を持つ人物であったとしても、履歴書の写真で落とされることは決して少なくありません。
書類選考の突破率を上げるためには、第一印象となる履歴書写真を正しく撮影することが大切です。
相手に好印象を与えられる素敵な笑顔で撮影に臨みましょう。
口角がまっすぐor下がっていると、無愛想な印象に…
履歴書の写真を撮影する際に口元をきつく締めすぎた真顔だと、悪い印象になりがちです。
口元を締めると誠実そうに見える場合もありますが、口角が直線だったり下がったりすると、不愛想に見えてしまうので注意しましょう。
口角を少し上げた自然な笑顔が好印象。履歴書を見た面接官に対して、明るく良い印象を与えることができます。
でも、いざ撮影しようとすると、緊張して不自然な作り笑いになってしまう人が多いようです。
急な撮影でも慌てないように、普段から自然な笑顔を作れるように練習しておきましょう。
歯を見せて笑うのはNG
笑顔の履歴書写真でひとつだけ注意しなければならないことがあります。
それは、笑顔を作るときに白い歯を見せて笑いすぎること。
接客業など職種によっては爽やかさをプラスする効果が期待できますが、基本的に歯を見せるのはNGです。
笑顔が大きくなると口元が緩んでしまうので、誠実さや真面目さが伝わりづらくなります。
履歴書に目を通す面接官に「緊張感がない」と思われてしまう可能性もあるので注意しましょう。
相手に好印象を与えるには、自然な笑顔を作って口元を軽く結んだ状態で撮影するのがベストです。
自然な笑顔を作るコツは?
履歴書用の写真撮影を行うときに自然な笑顔を作ることは、意外と難しいものです。
履歴書写真は、就職や転職、アルバイトに繋げるための大切なものなので、緊張して笑顔が硬くなってしまう人も少なくありません。
でも、自然な笑顔を上手に作るポイントを抑えれば大丈夫です。素敵な笑顔で撮影するコツをきちんと覚えておきましょう。
目線はカメラに向かってまっすぐに
カメラ目線は、履歴書写真の印象に大きな影響を与える重要ポイントです。
「良い笑顔で撮影しよう!」と緊張しながらカメラを見つめるのではなく、カメラを面接官の目だと想像しながら真っ直ぐ見てください。
そうすることで、相手と誠実に向き合って対話するような視線に近づきます。
実際、面接官は履歴書の写真を見たときに、初めてあなたの顔を認識するのです。
「初めまして、よろしくお願いします!」と笑顔で挨拶する雰囲気を作ってください。
カメラレンズ越しに、あなたの強い意志と誠実さを明るく伝えましょう。
顎を少し引く
履歴書写真は、相手に与える笑顔の印象を意識することが大切です。撮影を行う際は、顎の位置で与えるイメージが変わるので注意しましょう。
普段は顎を上げ気味で生活している人が多いので、顎を意識しないで撮影すると、人を見下したように感じさせてしまいます。
これは履歴書写真の撮影では絶対にNGなので気を付けてください。
顎が下がりすぎた状態で撮影すると、甘えた上目遣いになりやすいので注意が必要です。
履歴書用の写真を笑顔で撮影する際は、顎を軽く引いて目線が平行になる角度に調整しましょう。
前髪は短く、後ろ髪は束ねる
履歴書に使う写真は、好印象な笑顔に加え、さらにイメージアップさせることができます。表情だけでなく、服装や髪形にも十分に配慮しましょう。
転職先やバイト先のイメージに合う清潔な服をきちんと着用し、前髪や後ろ髪にも注意します。前髪は、目や眉を隠さないように短くカットするか、サイドに流して清潔感を出しましょう。左右や後ろ髪を長く伸ばしている人は、上品なヘアゴムやバレッタで束ねてください。
男性も女性も、顔の輪郭と目をすっきり出すことで、明るく爽やかな印象に見えます。特に男性はサイドを抑えると清潔感を出すことができます。また、男性はしっかりとヒゲを剃るのを忘れないようにしましょう。
※就活写真の前髪が作る印象については↓の記事で詳しく説明しています。
姿勢を整える
履歴書用の写真撮影は、自然な笑顔だけでなく姿勢を整えることも大切です。
パソコンやスマホを使うことが多い人は、普段の生活で猫背になりがち。撮影するときに姿勢を正しているつもりでも、実際には背筋が伸びていないことがあります。
肩の高さが左右揃っていない場合もあるので、バストアップが全て映る鏡で確認しましょう。普段は意識していなくても、鏡に映すことで自分の姿勢をきちんと把握することができます。
胸を張って首を軽く後へ引くと、自然な状態で背筋が伸びるので試してみてください。
※転職写真の重要ポイントについて詳しくはこちら!
撮影時の身だしなみと、証明写真機で綺麗に撮るコツ
履歴書用の写真を撮る際に気をつけるべきことについて説明してきましたが、そもそもどんな格好で撮影に望めばいいのか迷っているという方もいらっしゃると思います。
服装や髪型、女性ならメイクなど、気をつけるべきことは沢山あります。細かいところまで気を配ることで周りの人と差をつけましょう!
ナチュラルメイクが鉄則。
女性ならメイクをして撮影する方が多いですよね。その際、人によっては普段と同じメイクでは濃すぎてしまう場合があります。
履歴書用の写真を撮る際はナチュラルメイクが鉄則です。ファンデーションなどの厚塗りは避け、気になる部分や隠したい箇所のみを部分的にコンシーラーでカバーしましょう。
アイシャドウはブラウン系の肌馴染みの良い色で、ラメの小さいものかパール感のあるものにし、ギラギラとした大粒のラメやカラーメイクはNGです。
質感や色など種類豊富で一番迷うのがリップではないでしょうか。リップは、ご自分のすっぴん状態の唇に似ている質感、色のものを選ぶと肌馴染みが良く、ナチュラルに仕上がります。
スーツの着方で清潔感をアピールして
アルバイトに応募するための写真なら私服で撮影する方も多いですが、転職活動や就職活動のための撮影ではスーツを着用しましょう。
女性は、第一ボタンのないスキッパーカラーを着用する方もいらっしゃいますよね。スキッパーカラーを着用して撮影する際は襟はジャケットの外に出します。この時、左右の襟の角度や幅が均等になるように注意しましょう。
第一ボタンのあるレギュラーカラーを着用する際は逆に襟をジャケットから出すのはNGです。第一ボタンまでしっかり留めて、襟はジャケットの中にしまうのがマナーです。
男性は、シャツを第一ボタンまで留めて、シャツと結び目の間に隙間ができないようにきっちりとネクタイをつけましょう。ネクタイのカラーは、清潔感のある青や紺が人気です。
男性のシャツではボタンダウンシャツという、襟先にボタンのついたシャツがありますが、このシャツは就職活動、転職活動の際には避けましょう。
ボタンダウンシャツは、襟が風に煽られないように作られた実用性を重視したシャツであり、就職活動などにはカジュアル過ぎてしまいます。
証明写真機で綺麗に撮るためのコツ
証明写真機は、駅の構内や、ショッピングセンターの近くなど街中の至る所で見つけられ、楽に、早く撮れるのが魅力ですよね。応募してからすぐに面接が決まったという場合や、アルバイト用に写真が欲しい方には有難い機械です。
実はこの証明写真機、写真館などで撮影する時に比べて照明が暗いという弱点があります。そのため、膝の上に白いハンカチや紙を置くと、レフ板の効果が期待でき、綺麗に撮影することができます。
また、機械の中には光を発するストロボという道具がいくつも設置されています。このストロボは、足元の後ろ両サイドにも設置されていて、足を開いたり、足元に大きな荷物を置いてしまうとこの光が遮られ、全体的に暗い写真になってしまいます。
そのため、撮影の際は足を揃えて、荷物は足と椅子の間に置くように気をつけましょう。
大切なのは「引き出す」こと
履歴書の写真は、書類審査段階での第一印象になるのに加え、面接の後、面接官が記憶を呼び戻すための手助けとなるものです。
そのため、写真の印象をよくしようと力を入れすぎるあまり、写真の修正を過度にしてしまったりといったことは避けましょう。最悪の場合「こんな人面接したっけ?」と思い出してもらえないケースもあります。
あくまでもご自身のもともと持っている魅力をさらに引き出すような笑顔、メイク、写真の修正にとどめておきましょう。
履歴書の写真はどこで撮る?撮影方法を値段と内容で比較
履歴書用写真の撮影方法には、複数の選択肢があります。安くて速い証明写真機や、プロが丁寧に笑顔のアドバイスをしてくれる写真スタジオなど。
新卒就職・転職・バイトなど、希望の働き方によって履歴書写真の撮影場所を変えたいと思う人も多いでしょう。
それぞれの撮影方法についてのメリットとデメリットを比較してみました。
証明写真機で撮る
証明写真機での撮影方法は、安くてスピーディーなのが最大のメリットです。バイト先が決まって、急に履歴書用の写真が必要になったときなどに重宝します。
髪型と服装を清潔に整えて自然な笑顔を心がければ、セルフでも好印象な履歴書写真を撮ることが可能です。
しかし、カメラマンのサポートが全くない状況の撮影方法なので、仕上がりに少なからず差が出てしまうというデメリットがあります。
急を要するときは便利ですが、就活中や新たな転職先への提出等には向いていない撮影方法だということを覚えておきましょう。
写真スタジオで撮る
写真スタジオでの撮影方法は、照明機器や設備を使い、プロのカメラマンが姿勢や表情まで丁寧にアドバイスしてくれるのが大きなメリット。
履歴書用の写真だと依頼すれば、セルフ撮影では難しい「素敵な笑顔」を引き出してくれます。プロのカメラマンは、その人が持っている特徴を良い方向に生かす技術に優れているので、安心して任せることができます。
デメリットとしては、人気の写真スタジオなら予約が必要になる場合があるということです。
撮影価格も、証明写真機と比べて4~5倍以上が相場となっています。
※ミツモアでは数万件のデータから算出した、プロのカメラマンに撮影をお願いした場合の価格シミュレーションが出来ます。ぜひ参考にしてみてください。
格安で撮影できるスタジオも
格安スタジオは、カメラマンや機材設備等が整った環境で安くスピーディーに撮影できるのが最大のメリット。
履歴書用の写真だと依頼すれば、就活に有利な笑顔で撮影できるプランを提案してくれます。メイクやヘアセット付きの親切なプランまであるので、写真撮影が苦手な人でも安心して任せることができます。
デメリットは、短時間で撮影するため、期待通りの仕上がりにならない場合もあるということ。
撮影価格はスタジオによって相場にバラつきがありますが、安いプランであれば1枚当たり500円程度から可能です。
履歴書写真が撮れるアプリがある
証明写真を撮れるアプリを使えば、PCやスマホで撮影できることをご存知でしょうか。「履歴書用の写真をアプリで撮影しても大丈夫?」と心配になるかもしれませんが、規定のサイズを守っていれば証明写真として利用できます。ここでは、アプリを利用して履歴書用の証明写真を撮影するメリット・デメリットをご紹介します。
履歴書写真アプリのメリット
履歴書用写真アプリを利用するメリットを見ていきましょう。
①好きな時間に撮影可能・・・写真スタジオは営業時間が決まっています。24時間撮影可能な証明写真機などもありますが、近所に設置されていなかったり、トラブルや故障が起きた際の問い合わせ先の受付時間が限られていたりすることも。履歴書用写真アプリを利用すれば、曜日や時間を気にすることなく、自分の好きな時に撮影できます。
②何度でも取り直し可能・・・写真スタジオや証明写真機での撮影は、写真の取り直し回数に限度があります。しかし、履歴書用写真アプリなら、自分が納得するまで何度でも取り直しが可能です。
③自分で編集可能・・・履歴書用写真アプリは編集も行えます。肌を美しく見せるための「美肌補正」、クマやクスミを隠す機能も。
④費用が安い・・・履歴書写真アプリを利用すれば、写真スタジオや証明写真機よりも安い費用で証明写真の作成が可能です。履歴書用写真アプリで作ったデータをコンビニエンスストアに送信すれば、30円~40円程度でプリントアウトできます。自宅にプリンターがあれば、より手軽に印刷できるでしょう。
⑤服装を気にする必要がない・・・撮影した証明写真にスーツを合成できるアプリもあります。「写真撮影用の洋服がない」「スーツを持ち合わせていない」という方も安心です。
⑥リラックスして撮影できる・・・「カメラマンを目前にすると緊張してしまう」と言う方も多いでしょう。履歴書用の写真アプリを使えば好きな場所でリラックスしながら写真を撮影可能です。
履歴書写真アプリのデメリット
残念ながら履歴書写真アプリにもデメリットがあります。
①手持ちのスマートフォンにアプリが対応していない可能性・・・使用しているスマートフォンが古いタイプだとアプリがダウンロードできないことも。
②証明写真機よりも時間がかかる・・・「今すぐ履歴書を提出したい!」という場合には、その場で撮影・印刷ができる証明写真機の方がスピーディーです。
③写真を切る手間がかかる・・・印刷した写真を規定のサイズに自分で切る必要があります。
履歴書用写真を撮る方法
証明写真を撮影するからには、採用を目指して「印象の良い写真」を撮影したいものです。それでは、履歴書用の写真アプリを使って写真撮影する際の注意点などを見ていきましょう。「背景はどうすれば良い?」「印刷する際に気をつけるポイントは?」といった疑問も解決します!
背景の色と注意点
証明写真の背景で使われる一般的なカラーはやはり「白」ですが「白でなければいけない」という決まりはありません。証明写真の背景を定番の「白」はもちろん、ブルーやグレーといった淡色やグラデーションがかかったオレンジやピンク、グリーンなどに加工できるアプリもあります。着ている洋服の色との兼ね合いや写真を見た人に与える印象などをイメージして背景の色を決めましょう。
写真の印象は光が決める
写真を撮影する際に大切なのが「光」の使い方です。「光」によって表情や印象が違ってきます。日中、大きな窓がある部屋で写真を撮影する際には注意が必要です。
印刷はどこでする?
履歴書用の写真アプリで撮影した写真は、自宅のプリンター、写真屋さん、コンビニエンスストアなどで印刷できます。
印刷の際は用紙に注意
写真を印刷する際には用紙の種類に注意しましょう。おすすめは、一般的な写真の印刷で用いられる「光沢紙」です。
アプリの写真を使って良い場面はどこ?
ここまでの解説で、今までアプリを使ったことが無かった方も、「履歴書用の写真をアプリで撮影しても大丈夫そう・・・」と思ったかもしれません。確かに、履歴書用の写真アプリはとても手軽で便利です。しかし、履歴書に使う写真にもマナーがあります。アプリで撮影した証明写真がおすすめできないケース、使っても問題ないケースの例を見ていきましょう。
就職活動ではおすすめできない
履歴書用の写真をアプリを使って撮影した証明写真は、就職活動や転職活動には不適切です。一見、証明写真になってはいるものの、肌のツヤが良すぎたり、素人が撮影した感じが出てしまうことがあります。企業の人事担当者はプロです。これまでに数多くの応募書類を目にしてきた経験があります。手軽な写真を使うことで、「手を抜いている」と思われ、あなたの意欲が疑われたり低く見られたりする可能性もあるため、アプリで撮影した写真は利用を控えた方が懸命でしょう。
アルバイトの履歴書などはアリ
アルバイトやパートの履歴書に使う分には問題ありません。表情や髪型など写真を見た人に「清潔感」や「雰囲気」が伝わる写真を用意しましょう。
写真で第一印象が決まる心づもりを!
履歴書用の証明写真は、採用担当者の第一印象を左右する重要なものです。書類選考の結果にもつながるポイントでもあるため、好印象を与える証明写真を撮影しましょう。
履歴書の写真、結局どこで撮るのがベスト?
履歴書写真の撮影方法は、撮影環境・速さ・料金など、条件によって差があります。それぞれメリットとデメリットがあるので、就活・転職・バイトなど、用途に応じて選びましょう。
金銭的問題や急ぐ場合などは、証明写真機を利用するのも選択肢のひとつ。
でも、仕上がりが自分の撮影テクニックで変わってしまうので、あまりおすすめできません。
自分の良さを最大限にアピールしたいなら、写真スタジオがベスト!イメージの良い笑顔を印象付けられる履歴書写真を安く速く撮影したいのなら、格安スタジオがおすすめです。
履歴書写真はプロのカメラマンに見積もり依頼!
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