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【プロ直伝】ポートレートのライティング・機材と基本テクニック8つ

最終更新日: 2022年12月09日

人物写真、すなわちポートレートは写真界の花形といってもよい存在です。街を見渡せば、美しいモデルを被写体としたハイクオリティなポートレートがそこかしこの広告に用いられています。

クオリティの高いポートレートは「ライティング」へのこだわりによって生み出されており、ライティングの基礎さえ把握すれば、経験の少ない初心者であっても広告と見間違うようなポートレートを撮影できるでしょう。

この記事では、ライティングの勉強をはじめたい方に向けて、その土台となる基本的知識をまとめています。この記事を読めば、ライティングへの興味が増すこと間違いなしです!

ライティングとは?

ライティングとは?

ライティングについて学んでいくためにまず行うべきことは、それ自体の意味を知ることです。一眼レフカメラをはじめるまで、このことばを聞いたことがなかったという方が多いのではないでしょうか。

ライティングというのは写真撮影において非常に重要な要素であり、これがあるかないか、うまくできているかでそのクオリティは大きく変わってきます。

ライティングとは光を操り被写体の魅力を引き出すこと

ライティングという概念をもっとも簡潔なことばで説明するならば、「照明」といったところでしょうか。たとえばあなたの部屋を照らしてくれる蛍光灯やLED灯と、広い意味では同じものとみなされます。

ただし、写真におけるライティングの場合は「暗いところを明るく照らす」のみならず、「光のコントロールによって被写体の魅力をアップさせる」という大きな役割を担っています。

ライティングの重要性

広告に携わるプロカメラマンのほとんどが、ライティングをとても大事なものだと考えています。それはいったいなぜかというと、ライティングのコントロールによって被写体の印象、ひいては魅力がとても大きく変化するからです。

人間の印象は顔の表情やメイクだけでなく、光の状態によっても大きく左右されます。よく「人は見た目が大事」と言われますが、ライティングもまた人物のイメージをいかようにも変える力を持っているのです。

基本的に柔らかくあたたかい光に照らされていればその人は「なんだかやさしくてさわやか」な印象を、逆に硬くて冷たい光だと「冷徹な雰囲気で近寄りがたい」とみなされやすいのです。

ただ明るく照らせばいいものではない

ライティングに関してあまり知識のない方は「とりあえず明るい光を人に当てればいい」と考えてしまいがちですが、これはよろしくありません。

あまりにも強く無思慮な光は被写体の立体感を奪い、特徴のない無機質な顔へと変えてしまいます。そのような写真はほとんどの場合鑑賞に堪えず、クオリティが高いとは言えません。

そうした「単純すぎるライティング」の例としては、免許証などに用いる機械の証明写真です。それらの写真は「暗くならないようはっきりした顔の写真を撮る」ために撮影されるので、なんともおもしろみのないものとなっているのです。

iPhoneでもこだわりのポートレートが撮れる

「クオリティの高い写真は高いカメラを使わなきゃ」と考えている人もいますが、必ずしもそうだとは言えません。それどころか、ライティングにこだわりさえすれば、iPhoneでだってプロ顔負けのポートレートを撮影することだってできます。

とくに近年リリースされた機種(iPhone X以降、iPhone 8 Plus、iPhone 7 Plus)「ポートレートモード」というものが用意されており、これを利用すれば背景をぼかした撮影が可能です。また、iPhone X以降とiPhone 8 Plusにはライティング機能があり、システム内にて照明エフェクトを配置することでライティングをセットすることができるようになっています。中でも「ステージ照明」は、顔に焦点を当て、周りの背景を黒くしてくれます。被写体を目立たせたい撮影の際におすすめです。

あくまでも実物ではないバーチャルな光のため機能的な限界はありますが、この特性をふんだんに活用してクオリティの高いポートレートを撮ることも不可能ではありません。

ポートレートライティングに必要な機材

ポートレートライティングに必要な機材

ポートレートライティングに取り組もうとするならば、まずはそれに必要な機材をそろえるところからはじまります。「物は形から入れ」ということばがありますが、機材を自分で購入すれば、モチベーションのアップにもつなげられるでしょう。

ひと昔前は機材購入のためにかなりの資金が必要でしたが、現在は海外メーカーの登場によってかなり安く調達できるため、難易度は大きく下がっています。

ストロボ(スピードライト、クリップオンストロボ)

最も重要な機材となります。ストロボと聞いて「カメラの上についてるやつじゃダメなの?」と思われる方もいるかもしれませんが、それらは光量が非常に小さく、ポートレート向きではありません。

ポートレートにおけるライティングには、外付けのいわゆる「スピードライト」「クリップオンストロボ」と呼ばれるものが必要となります。スピードライトは純正であれば6~7万程度必要になる場合もありますが、海外メーカーなら安価での購入が可能です。

スピードライトを選ぶ際には、後述するラジオスレーブによって遠隔操作が可能なもの、そしてガイドナンバー(通称GN:数字が大きいほど最大光量が増える)が少なくとも40以上のものが望ましいです。

ラジオスレーブ(トランスミッター)

ポートレートでライティングを行う際は、ストロボをカメラから切り離して設置する「オフカメラストロボ」の形がメインとなります。その形式でストロボを操作するために使用するのが「ラジオスレーブ」です。

ラジオスレーブはメーカーによっては「トランスミッター」「スピードライトコマンダー」ともいわれるもので、カメラ上部の「アクセサリーシュー」に接続することによって、対応したストロボを無線で操作することができるようになります。

購入する際は海外メーカーを含むサードパーティのものが安価ですが、「所有しているストロボに対応しているか」「日本の『技適マーク』を取得しているか」の2点に気を付けたうえで選びましょう。

ソフトボックス

ソフトボックスとはライティングの際ストロボとセットで使用する機材であり、内部に施された特殊な布によって光を和らげ「バウンス」させる働きがあります。

ストロボをそのまま被写体に照射すると、光が極端に強くかつ硬くなりすぎ画づくりによくないため、ソフトボックスや後述するアンブレラのような機材を装着して適度な光を作り出すこととなります。

基本的にソフトボックスは四角い形状のものがポピュラーですが、丸みのあるキャッチライト(目の中の光)を作りやすい円形状のものも販売されているので、好みによって使い分けましょう。

アンブレラ

ソフトボックス同様、強すぎる光を抑えライティングに適した状態にするための機材であり、その名の通り傘そのものとなっています。

一見ソフトボックスと同じ効果のように見えますが、ソフトボックスの光がやや直線的でメリハリのあるライティングを得意とするのに対し、アンブレラは広い範囲に包み込むようなやわらかくやさしい形状の光を作り出すことができます。

どちらが決定的に優れているかというのはなく、カメラマンがどのような画づくりを行いたいかによって選択肢は異なるので、まずは両方を購入して使用してみることをおすすめします。

ライトスタンド

先述したストロボ、そしてソフトボックスあるいはアンブレラは「ライトスタンド」に装着したうえで使用します。ライトスタンドは三脚と異なり、ストロボなど照明を立てるための機材です。

ライトスタンドの特徴は軽くて持ち運びやすく、後述するブラケットやピゴットといったオプションを臨機応変に取り付けられること。反面風の強い場所が苦手なので、そのような環境では重しで支えておく必要があります。

海外製のライトスタンドは国内メーカー品の半額以下で買える場合もありますが、重さや組み立てやすさ、持ち運びやすさや強度などに差が生じます。コストか利便性のどちらをとるかはお財布と相談しましょう。

ブラケット

ライトスタンドに取りつける円形状の金具が「ブラケット」です。このブラケットを装着しなければ、ライトスタンドにストロボやソフトボックス、アンブレラをセッティングすることはできません。

各機材のとりつけ方ですが、ストロボはブラケットの円形部分に挟み、ソフトボックスは円形部分の外側に覆いかぶせ、アンブレラは下部の穴に差し込む形となっています。

ブラケットの構造は単純であり、安価な海外メーカー製であってもそれなりに丈夫なため、気軽に購入できます。

ピゴット(ネジアダプター)

ライトスタンド(とくに国内のもの)によっては先端が凹型になっており、そのままでは同じく底部が凹型になったブラケットを差し込めません。その際使用するのが「ピゴット」と呼ばれるオプションパーツです。

ピゴットを差し込んでライトスタンドの凹型部分を凸型部分へ変化させることにより、問題なくブラケットを差し込めるようになります。

海外製ライトスタンドの場合は最初から先端が凸型となっており、その場合はピゴットがなくてもブラケットを差し込むことができます。

レフ板

太陽光や照明の光を反射させるための特殊な機材が「レフ板」です。レフ板で光を和らげたうえで被写体にあてることで、逆光による顔の影などを解消することができます。

ただし、レフ板を効果的に使用するには、撮影中それを支えておくための協力者が必要になります。あくまでもカメラマンのみでポートレート撮影を行う場合、必要な場面はそれほどありません。

ポートレートライティングの基本

ポートレートライティングの基本

機材を揃えたならば、いよいよ実践となります。積極的にポートレートを撮影し、どんどん経験やノウハウを積んでいきましょう

この項目では、ポートレートのクオリティを左右するライティングの基本について解説を行っていきます。読むだけでなく実際に試してみると、より成長が早まるでしょう。

一灯で撮影する場合

ひとつのストロボ、すなわち一灯だけでポートレートを撮影しようとする場合、重要になるのは「いかに『光』と『影』を作り出すか」ということです。

当然のことではありますが、ストロボの光が当たった場所は明るくなり、そうでない場所は影になります。つまり、光の当たっているところが必然的に目立つようになるのです。

よって一灯ライティングの場合、いかにモデルのチャームポイントをうまく照らすかが重要になります。モデルの長所とライティングがかみ合えば、一灯でもフォトジェニックな一枚を撮ることができるでしょう。

二灯で撮影する場合

ストロボをもうひとつ増やして二灯にするだけでも、表現の幅は大きく広がります。メインの光(キーライト)をもうひとつの光でサポートすれば、一灯ではできないライティングを作り出せるのです。

たとえば、対角線上前後にふたつのストロボを設置して立体感のある画を作り出すこともできますし、ひとつのストロボによって発生した影をもうひとつのストロボで緩和するといったことも可能になります。

扱うべきストロボの数が増えるため、そう簡単にはマスターできないスタイルではありますが、ライティング表現を突き詰めたいのであれば、積極的に実践していきたいところです。

一灯と二灯それぞれのメリット

「どれだけ多彩な表現ができるか」という観点のみで考えれば、二灯ライティングの方が優れているように思えますが、「利便性」を考えてみると少々事情は異なってきます。

二灯ライティングを行うためにストロボやライトスタンドを複数持ち歩くのはなかなか大変なことですし、セッティングにも時間がかかるため、スピーディな撮影には不向きです。

それに、一灯の写真が二灯の写真に必ず劣るということはありません。撮影の場所やスケジュールに応じて、それぞれのスタイルを使い分けるようにしましょう

撮影場所ごとのライティングの注意点

撮影場所ごとのライティングの注意点

ポートレートのクオリティはライティングによって大きく変化しますが、実際それを行う際には「場所」に関するいくつかの注意点に気を配っておきましょう。

ライティングがモデルの魅力に影響を与えるように、場所の状況もまた、ライティングに影響を及ぼします。

撮影場所によってライティングに違いが出る

ライティングのテクニックは数多く存在すれど、「どの場所でもこの方法でOK」といったものはありません。いったいなぜかと言えば、撮影場所によってライティングの効果も変わってくるからです。

とある場所では非常にポジティブな効果を出してくれたライティングが、別の場所では逆に悪く作用したということも十分にあり得ます。

屋内やスタジオ撮影でのライティング

一口に屋内撮影と言っても、そのレイアウトはさまざまです。窓際か否か、周囲に影をつくりやすいものはあるか等々部屋ごとに条件が異なってくるため、事前にそれらを把握したうえで撮影に臨む必要があります。

とくに初心者を苦しめるのが、モデルの背後の壁に発生する影です。いかにさわやかな雰囲気の写真が撮りたくとも、後ろに真っ黒な影ができてしまえばイメージが崩れてしまいます。

こうした影はストロボの強烈な光が原因となっているため、壁からモデルを離すか、もうひとつのストロボでやわらげるなどして対処するようにしましょう。

屋外で撮影する場合のライティング

屋外、とくに晴天でライティングを行う際、もっとも重要な存在となるのは太陽光です。太陽から発せられる光は非常に強力で、その加減や照射角度で場の状況は大きく変わってしまいます。

しかし、「自然光」とも言われるだけあって太陽光はストロボに比べやわらかく、なおかつナチュラルです。ポートレートを撮影するにあたってこれを利用しない手はありません。

よって、野外でのライティングでは、太陽光をキーライト、ストロボを補助光として構図を組み立てていくスタイルがベターだと言えるでしょう。

ポートレートライティングの8つの基本テクニック

ポートレートライティングの7つの基本テクニック

一口にライティングといってもそのテクニックはかなり多岐に渡り、状況に応じた使い分けが求められます。ただ何も考えず光を当てるだけではダメだということですね。

この項目では、ポートレートの際に用いられるポピュラーなライティングテクニックを一挙に7つ紹介していきます。

バタフライライティング

被写体の正面よりやや見下ろすような形で照射するライティングを「バタフライライティング」と言います。このライティングを行うと鼻の下あたりにうっすらと蝶の形のような影ができるため、そのように呼ばれています。

バタフライライティングの特徴としては、顔全体にまんべんなく光を当てられるということです。被写体が本来持つ顔のチャームポイントをシンプルに引き出すことができるため、ビジュアル性の高いモデルのポートレートに強いです。

しかしその反面、後述するレンブラントライティングやループライティングのような「濃さ」を表現するのには少々物足りなさを覚える場合もあるでしょう。

レンブラントライティング

前方斜め45°、なおかつ上から45°から光を当てることを「レンブラントライティング」と呼びます。17世紀ネーデルランド(後のオランダ)の画家であるレンブラントの画風に由来しています。

このライティングの特徴は、光が当たっていない顔半分に濃い影ができることで、キレのよいコントラストを表現できるということです。そのため、彫りの深い男性や個性的な顔立ちのモデルの撮影に向いています。

ただし、色の濃い影が目立つ形のライティングであるため、補助光を介していない場合は「暗すぎる」「モデルが老けている」ように見られるかもしれないという欠点もあります。

ループライティング

先に書いたレンブラントライティングの位置から光源をやや下に下げる、あるいは被写体から光源を離すことで、鼻周辺にリング状の影ができる「ループライティング」となります。

ループライティングで作り出される画はレンブラントライティングと似ていますが、それと比べて影や光にやわらかみがあり、明暗をはっきりさせながらも比較的ソフトな表現を行えることが特徴です。

それに加え、キャッチライトも入りやすくなっているため、被写体が持つ明るいイメージを引き出しやすいライティング方法といえるでしょう。

スプリットライティング

被写体の顔真横より斜め上あたりから光を当てるテクニックが「スプリットライティング」です。このライティングでは、鼻筋を境に光と影が半分に分かれるというきわめて特徴的な画が生み出されます。

スプリットライティングの作り出す絵は非常にアーティスティックです。神秘的な画づくりを行いたいのであれば、ぞんぶんに効果を発揮してくれることもあるでしょう。モデルの顔が細く見えるといったメリットもあります。

その一方で、特徴的であるがゆえ、場面によってはイメージに合わないということもしばしばです。加えて、一灯ではどうしても影が濃くなりがちなので、場合によっては補助光による影の緩和も必要となります。

リムライティング

被写体のほぼ真後ろ、やや下側から仰ぐようにして光を照射するテクニックが「リムライティング」です。「リム」とは「ふち」や「へり」を意味する言葉です。

その名の通り、このライティングを行うことによって被写体の周囲に輝くような後光を作り出すことができます。暗闇や夕暮れにおけるリムライティングは神秘性を感じさせ、特別な画づくりに貢献してくれるでしょう。

ただしこのライティングは扱いが少々難しく、場合によっては光の存在が目立ちすぎてしまったり、モデルの表情が見えづらくなったりしてしまうため、使いこなすには練習が必要です。

ブロードライティング

別名「ブロードレンブラントライティング」とも呼ばれるもので、被写体の右斜め45°方向にカメラを置き、同じ場所から光を当てるといったテクニックとなります。

このブロードライティングは簡潔にいえば先に述べたレンブラントライティングの撮影位置を変えたものであり、おおまかな特徴自体もレンブラントライティングのそれと似ています。

ただし、一般的なレンブラントライティングよりもカメラを向けられた顔の部分に光がよく当たり、そうでない頬の部分には三角形のような影ができるということが異なります。

ショートライティング

先ほど解説したブロードライティングの逆バージョンともいうべきものが「ショートライティング」です。ブロードライティングのセッティングから光源をカメラのない顔のもう片方に持っていくことで、この光を作り出すことができます。

このショートライティングの特徴はなんといっても、カメラを向けられた側の顔に影ができ、そうでない部分に光が当たるということです。一見よろしくないように思えますが、このライティングにしか作り出せない画も少なくありません。

少々ダークな雰囲気を伴った写真や、影の美しさを強くアピールしたいポートレートでこのライティングは効果を発揮してくれます。レンブラントライティングが気に入ったのであれば、このショートライティングも実践してみましょう。

クラムシェルライティング

被写体を挟み込むように2台の光源を設置し、カメラアングルをほぼ水平にするライティングをクラムシェルライティングと言います。このライティングはビューティー系の撮影では定番のライティング方法で、上下で挟む場合と、左右で挟む場合とがあります。

このライティング方法を用いると、あごや鼻の下に影ができずに、肌の質感も滑らかに撮影することができます。ポートレートの際には上からの光源と下からの光源とで挟み込んでの撮影が定番です。ただし、下のライトを強くしすぎると、凸凹の上側に影ができてしまうので、上の方のライトを強めにするのがおすすめです。

挟む2灯の他に、被写体の斜め後ろからもう1灯足すと髪の毛にライトが当たり、綺麗に見せることができますよ。

これを読めば簡単に上達!ノウハウ本4選

ライティングの基礎を学ぼう!

ここでは、どのライティングをすればどんな写真が撮れるのか、まだいまいちイメージが掴めない方や、ご自分で挑戦してみたけど正解がわからないといった方におすすめのノウハウ本を紹介していきます。

ノウハウ本では、プロとして活躍されているカメラマンの方が実際にそれぞれのライティング方法で撮影した作例などを見ることができ、勉強になること間違いなしです。

ポートレートライティングの超絶レシピ

こちらの本は紹介されている作例が多彩であり、作例から、このような写真を撮るにはこのライティングをするのがオススメといった紹介の仕方で、撮れる写真のイメージが簡単にできるようになっています。

また、使っているストロボが3つ以下のものが多く、初心者でも真似しやすいライティングがたくさん紹介されています。

ほとんどの作品に、どこにストロボを設置しどこから撮影したといった俯瞰図が書かれているため、初心者の方にもわかりやすく読めるのも人気の理由です。

ポートレート・ライティングのアイデア帳

こちらの本では、屋内での撮影の際のライティング方法も、屋外での撮影の際のライティング方法も紹介されています。

白壁空間、屋外、ハウススタジオなどの環境別に、作例はもちろん、俯瞰図付きでセッティングをわかりやすく解説しています。また、セッティング最中の写真を添えてセッティングの手順も丁寧に説明されています。

レースカーテンやスマホの光など、身近なものを利用した作例もあり、「そんな方法もあるんだ」とわくわくしながら読むことができる一冊です。

クリップオンストロボ 本格ライティング ~オフカメラストロボ撮影を基礎から学ぶ

こちらの本は、このセッティングをすればこんな写真が撮れるといった方法の紹介にとどまらず、なぜそのような写真になるのかの丁寧な説明も載っています。

ライティングの知識が身につくだけでなく、理解することにより応用も可能になり、撮影の幅をぐっと広げることができます。

この本の最大の特徴は、撮影をするための基礎知識である、絞り・シャッタースピード・ISO感度などについての解説があることです。さらに、絞りを変えればどのように変化するのか等も写真を交えてわかりやすく説明されています。

光の魔術師イルコの ポートレート撮影スペシャルテクニック

最後にご紹介する一冊はこれまでの三冊とは違い、基礎はわかった上でもっと撮影の幅を広げたい方や、なんだかうまくいかないなとお悩みの方におすすめの一冊です。

著者のイルコ・アレクサンダロフさんは神戸にお住いのフォトグラファーで、「クリエイティブなライティング」で幻想的な美しい写真を得意とする方です。

本書ではiPhoneだけで仕上げている作品のテクニックなどもあり、いますぐ真似したくなること間違いなしの一冊です。

著者はYou Tubeでも撮影テクニックを後悔しているので、是非一緒にチェックしてみてください。

ポートレート撮影はプロのカメラマンにおまかせ

ポートレート撮影はプロのカメラマンにおまかせ

自身でライティングをあれこれ考えポートレート撮影を行うというのもよいですが、もうひとつ、インターネット上で活動しているプロのカメラマンに依頼するという方法もあります。

この項目では、プロのカメラマンに広告を依頼することによるメリットなどについて解説を行っていきましょう。

プロのカメラマンはライティングを駆使する

プロカメラマンにポートレートを依頼した場合のメリットは、なんといっても非常にスキルの高いテクニックで撮影を行ってくれるということです。

とくにライティングに関して言えばプロカメラマンは専門家であり、さまざまな光を駆使して優れたポートレート撮影を行ってくれることが期待できるでしょう。

そうした点だけでも、お金を払ってプロカメラマンに依頼する価値があるかと思われます。

プロのカメラマンに依頼するメリット

プロのカメラマンに撮影をお願いするメリットはそれだけではありません。たとえばコストパフォーマンスの面においてもプロカメラマンへ依頼した方がよい場合があるのです。

アマチュアのカメラマンというのはほとんどの場合充実した機材を備えておらず、新たにそれらを揃えようとするとかなりの費用がかかってしまいます。そういった点を考慮するならば、最初からプロへ頼んだ方が安上がりです。

それに加え、プロカメラマンは構図や設定に関する知識が豊富であり、クオリティが確実に保障されているというのもメリットとして大きいでしょう。

プロのカメラマンに依頼した場合の費用相場

プロフィール写真撮影の相場

15,000

標準相場

11,000

リーズナブル

20,800

プレミアム

プロのカメラマンに依頼した場合の費用についてですが、これには少々幅がありまして、だいたい1時間を想定した場合、6,000円から20000円前後だと言われています。

傾向としては、ネットを経由してマッチングサイトに所属しているカメラマンに依頼した方が安上がりとされており、資金に余裕のない方にも利用がしやすくなっています。

ただし、もっとも重要なのはカメラマンの費用ではなく腕前。作例などを比較したうえで、自身ともっとも相性のよいカメラマンを選ぶようにしましょう。

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ミツモアでは日本最大級のカメラマン登録数を誇っています。それぞれの撮影に特化したカメラマンや地域でのご紹介が可能ですので、カメラマンの撮影はミツモアに依頼してみてください。

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岩崎 隼人 - 大阪府守口市南寺方中通

関西にてカメラマンとして主にポートレート等人物撮影案件に携わっています。 私自身はじめたてのころはいろいろと苦労させられましたので、これからカメラを使うという方にはしっかりわかりやすく、難しいことばをできる限り使わず解説を行わせていただきます。