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パスポートは受け取りまで最短何日?早期受領は可能なの?

最終更新日: 2022年12月12日

もうすぐ楽しみにしていた海外旅行、航空券の手配もできたし準備は完璧!と思っていたのに、肝心のパスポートのことがすっかり頭から抜け落ちていた…

今回は、そんなみなさんがチェックしておきたいパスポート取得までの最短日数と、基本的な申請の流れをまとめてご紹介していきます。
通常よりも早めに発行してもらえることがある例外ケースについてもあわせて解説していきますので、お急ぎの方はぜひ参考にしてくださいね。

パスポートの受取は例外を除けば最短8日!

パスポートの受取は例外を除けば最短8日

パスポートの申請を行ってから実際に受け取れるようになるまでの期間は、最短でも1週間が目安となっています。
厳密には手続きを行う都道府県の窓口によって多少前後することもありますが、通常パスポートの発行には土日祝日を除く6日間が必要です。
そのため、週のうちどの曜日に申請を行ったとしても、発行の準備が整うまでには土日を挟むことになり、本来必要な6日+2日(土日)=8日が事実上の最短日数となるでしょう。

「入院などの人道上な理由」があれば緊急に発給可能

たとえば海外にいる家族が入院することになり、急いで駆け付けたいケースなど、人道的に認められる理由がある場合は緊急でパスポートを発行してもらうことも可能です。
ただ、その際には実際に家族が入院していることを証明できる書類などが必要になりますので、窓口へ足を運ぶ前に忘れず用意しておくようにしましょう。

「早期発給」を取り入れている自治体もある

通常の旅行や出張で「どうしても早くパスポートがほしい!」というときには、追加料金を支払うことで受け取りまでの期間を最短3日まで短縮できる「早期発給」を利用するのがおすすめです。
この早期発給はすべての自治体が実施しているわけではなく、自治体によっては「ビジネスのための出張のみ」など使用目的を限定している場合もありますが、大体5,000円前後の追加料金で利用できるケースが多いので、詳しくは各自治体へ問い合わせてみてください。

パスポートの「更新」「再発行」はない

みなさんの中には、以前パスポートを発行したことがあるけれど紛失してしまった、手元にあるパスポートの有効期限がいつの間にか切れていた、という方もいらっしゃるかもしれません。
「そういう場合って、新規発行のときとは違う手続きになるのかな?」と気になっている方も少なくないかと思いますが、そもそもパスポートには「更新」や「再発行」の手続きがないため、いずれのケースでも再度パスポートを利用したいときには新規発行手続きを行います。
申請のために用意する書類や写真等も新規のときとすべて同じなので、このあとご紹介する申請の流れを参考に準備を進めてくださいね。

基本的に「最短8日、1週間以上」と覚えよう

家族の入院など緊急対応が必要なケース以外では、基本的に最短8日がパスポートの発行にかかる日数です。
国外の大使館などから申請を行う場合、IC旅券作成機が導入されていない大使館では10日~最大3週間程度かかることもありますが、国内のパスポートセンターでは「最短8日、1週間以上」と覚えておけば問題ないでしょう。

パスポートの申請方法

パスポートの申請方法

続いて、通常のパスポート申請に必要な書類や、手続きの流れを具体的にご紹介していきます。
先ほど少しお話したように、紛失や期限切れで再度申請を行いたい場合も、これからご紹介する方法で手続きを進めていきますので、あわせて参考にしてくださいね。

パスポートの申請に必要な書類は?

パスポートの申請には、以下の書類が必要です。

  • 一般旅券発給申請書
  • 戸籍謄本または抄本の写し
  • 写真(縦45mm×横35mm)
  • 本人確認書類
  • 住民票の写し(住民登録がある都道府県で申請する場合は不要)

一般旅券発給申請書には5年用と10年用があり、希望するパスポートの有効期限によって使用する申請書が異なりますので気を付けましょう。
未成年の場合は5年用のみの受付となりますが、すでに成人している場合は好きなほうを選ぶことができます。

パスポートの申請に必要な書類のうち時間がかかるのは戸籍謄本と住民票

上でご紹介した書類のうち、戸籍謄本と住民票の写しは用意するのに時間がかかることがあります。
というのも、原則として戸籍謄本はみなさんの戸籍がある市区町村役場、住民票は住民登録を行っている市区町村役場でしか発行することができないため、そこまで実際に足を運べない場合は郵送で取り寄せることになるのです。
詳しい請求方法はまた後ほど解説しますが、いずれも取り寄せには5~10日間ほどかかるのが一般的でしょう。

写真に関しても規定は厳しい

申請に必要な写真も、ただ顔が写っていれば良いというわけではなく、以下のような規定をすべてクリアするものでなければなりません。

  • 縦45mm×横35mm(フチなし)
  • 頭のてっぺんからあごまでの長さが32~36mmであること
  • 申請日から6ヶ月以内に撮影されたものであること
  • 無帽で正面を向いていること
  • 背景が無地であること
  • 前髪や眼鏡のフレームが目にかかっていないこと
  • 影が写り込んでいないこと

不備があると撮り直しを指示されたり、申請が受理されなかったりするケースもあります。

書類を揃えたらパスポートセンターへ

必要なものがすべて揃ったら、最寄りのパスポートセンターを訪れ、窓口で申請を行いましょう。
必要書類のひとつ、一般旅券発給申請書は外務省のホームページから事前にダウンロードして記入しておくこともできますし、パスポートセンターにも用紙が置いてあるので、その場で記入して提出することもできます。

受取には本人が窓口に行く必要あり!

パスポートの受取開始日は、申請時に窓口で教えてもらうことができます。
受取開始日以降、申請を行ったときと同じパスポートセンターまで、必ず本人が足を運びましょう。

また、受取の際には本人確認書類と以下の金額の収入印紙が必要です。

  • 5年用:11,000円
  • 10年用:16,000円
  • 0~11歳の場合:6,000円

こちらの収入印紙はパスポートセンターで購入することができますので、金額分の現金を忘れず持参してください。

パスポート申請に必要な書類の集め方

パスポート申請に必要な書類の集め方

パスポートの申請時に必要な書類には、普段あまり馴染みのないものも多いですよね。
特に戸籍謄本・住民票の写しを郵送で取り寄せる場合には、その請求のための準備も別途必要です。
色々と規定が厳しいパスポート用写真の撮り方も含め、それぞれの準備の流れを詳しくご紹介していきます。

戸籍謄本の写しの取り方

戸籍謄本の写しは、みなさんの本籍地にある市区町村役場で取得することができ、現在住んでいる場所が遠方の場合は、郵送で請求することもできます。

    【郵送での請求に必要なもの】

  • 戸籍謄本等の交付申請書
  • 本人確認書類のコピー
  • 手数料(450円)に相当する郵便定額小為替
  • 切手を貼った返信用封筒

これらを本籍地の市区町村役場に郵送すると、5~10日間ほどで戸籍謄本の写しが返送されてきます。

ちなみに、郵便定額小為替は郵便局でしか購入することができず、切手や現金で代用することもできないため、仕事などで最寄りの郵便局の営業時間に間に合わないときには、市街地にある24時間営業の郵便局を利用しましょう。

住民票の写しの取り方

住民票の写しも、みなさんが住民登録を行っている市区町村役場で取得することができ、窓口まで直接出向くことができない場合は、郵送での取り寄せも可能です。

    【郵送での請求に必要なもの】

  • 住民票等の交付申請書
  • 本人確認書類のコピー
  • 手数料(300円)に相当する郵便定額小為替
  • 切手を貼った返信用封筒

こちらも住民票の写しが返送されるまでには5~10日間ほどかかるので、取り寄せを検討している方はなるべく早めに手続きを進めましょう。

申請に必要な写真の撮り方

パスポート用写真は、規定に沿ったものであれば自分で撮影したものでも申請に使用することができますが、顔のサイズや角度・背景などにも細かい条件があり、影が入らないようにするだけでも素人には一苦労です。
頑張って撮影を行っても条件がクリアできていなければ撮り直しになってしまいますので、手間や時間を節約してスムーズに手続きを行いたいみなさんは、プロへの依頼を検討しましょう。

パスポート申請には1週間以上必要!余裕ある申請を!

パスポートの申請は余裕を持って行おう
パスポート申請には1週間以上必要! (画像提供:PIXTA)

ご紹介してきたように、パスポートの申請から受け取りには最短でも1週間以上の日数が必要です。
戸籍謄本の写しなどを郵送で取り寄せる場合には、パスポートの申請前にさらに5~10日間ほど見ておく必要もあり、準備には意外と時間がかかります。
今回解説したポイントを参考に、ぜひみなさんも余裕を持って申請手続きを行ってくださいね。

参考:赤ちゃんのパスポート用写真はプロに頼もう!失敗しないパスポート申請|ミツモア
参考:パスポート写真のサイズは運転免許証と同じ?失敗しない撮影方法とは|ミツモア
参考:パスポートの写真はメガネを外すべき?なしでもOK?|ミツモア

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