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【ペット火葬の費用はいくら?】料金の決まり方や安く抑える方法を紹介

最終更新日: 2024年06月28日

大切なペットが死んでしまうと悲しみに暮れてしまいますが、できるだけ早く埋葬方法を決めなければなりません。ペット火葬業者に依頼する際、料金はいくらかかるのでしょうか?料金の決まり方や火葬方法別の特徴、費用の違いなどを紹介します。

ペット火葬で実際にかかる費用はいくら?

ミツモア利用者の実際の価格相場を公開!

ミツモア内で見積もりを取った際の実際の価格相場について以下の通りグラフにて表示しました。

標準的な相場感としては約20,000円程かかっているようです。また、安い場合ではおよそ16,000円、高い場合ではおよそ26,000円の費用と考えておくと良さそうです。

まずは、ペット火葬にかかる費用の全体感について把握していきたいと思います。

ペット火葬・ペット葬儀の相場

18,000

標準相場

14,700

リーズナブル

22,800

プレミアム

おおよその目安についてはわかってきたかと思いますので、以降の章では価格の決まり方や料金を安く抑える方法について更に詳しくご紹介していきます。

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体重別のペット火葬にかかる費用詳細

ペットの火葬費用を決める重要な要素として「体重」と「火葬方法」の2点があります。以下の表にて、体重毎に合同火葬または個別火葬を行った場合の目安価格についてご紹介します。

体重 ペットの例 合同火葬 個別火葬
1kg未満 ハムスター、小鳥 10,000円 13,000円
~5kg 超小型犬、猫、ウサギ 14,000円 17,000円
~10kg 小型犬 18,000円 21,000円
~20kg 中型犬 29,000円 32,000円
~30kg 大型犬 39,000円 42,000円
40kg~ 超大型犬 51,000円~ 54,000円~

合同火葬や個別火葬とはなにかという点については後ほどの章でご紹介します。

火葬方法別でかかる費用について紹介

火葬場 お骨上げ

ペット火葬では、「合同火葬」「個別一任火葬」「個別立会火葬」の3種類のプランが用意されています。それぞれに火葬の方法・料金が異なり、遺骨返却の有無などの違いもあるので、どのような供養がしたいかに合わせて選びましょう。

合同火葬はほかの家のペットとともに、火葬・埋葬を行う方法です。個別一任火葬の場合、家族は火葬に立ち会わず、火葬業者のスタッフが火葬・収骨を行います。

個別立会火葬は出棺・火葬・収骨・納骨の全てに、家族が寄り添ってあげられるプランで、3つの中では最も手厚く供養したい人向けです。

合同火葬

合同火葬はほかの家のペットと一緒に火葬・埋葬を行うので、家族が遺骨を拾うことはできず、返骨もされません。火葬後は業者と提携しているペット霊園の合同墓地などに埋葬されます。

亡くなったペットを業者に引き渡す瞬間が、最後のお別れをするタイミングです。合同火葬にかかる料金は業者によって異なり、費用の相場は10,000円~6万円前後となっています

金額に大きな開きがあるのは、ペットの種類・大きさによって料金が異なるためです。ほかのペットたちと一緒に埋葬することで、いつでも誰かがお参りしてくれる環境を作ってあげたいときに向いています。

関連記事:ペットの合同火葬の特徴を解説。メリット・デメリット、流れについて|ミツモア

個別一任火葬

個別火葬には一任と立会があり、家族が火葬に立ち会えない場合に利用されるのが、個別一任火葬です

ペット火葬業者のスタッフが、家族に代わって火葬に立ち会って収骨し、そのままペット霊園への納骨まで代行してくれるプランもあります。

ほかのペットの骨と混ざり合わないので、希望すれば遺骨の返却をしてもらえるでしょう。費用の相場は1万3,000~6万6,000円前後です。

悲しみが深くてペットの火葬に付き添えないときや、生前の姿だけを記憶に残しておきたいときなどに利用する人が少なくありません。

個別立会火葬

家族でお骨を拾い納骨まで行いたい場合には、個別立会火葬のプランを選びましょう。人間の葬儀と同じように、家族で出棺・お骨拾いなどを行い、ペットを供養してあげられる方法です。

送迎に対応している場合もありますし、ペット火葬業者によっては提携しているペット霊園でお経をあげてもらえるなど、より手厚い供養をしていることもあります。

詳細は業者によって異なるので、事前に打ち合わせを行いましょう。個別立会火葬の費用相場は1万7,000~7万円前後です。

お供え・葬祭用品の有無などによっても、費用が変わる点に注意しましょう。

火葬する場所によっても費用が異なる

ペットを火葬することができる場所は主に「ペット霊園」と「移動火葬車」の2種類があります。それぞれに特長が異なりますので、ご紹介していきます。

ペット霊園で火葬する

ペットの葬儀・葬式ができる霊園に赴き、火葬をお願いする方法です。人間のお葬式と同様にしっかりとペットを供養するための施設が整っており、安心しておくりだすことができます。

ペットを自身で持ち込める方は持ち込みをすることで費用を数千円程抑えることができますので、ぜひ利用してみてください。

火葬方法により異なりますが、設備が整っている分様々な依頼もできるため、費用としては移動火葬車よりも高額になる傾向にあります。

移動火葬車で火葬する

最近では、移動火葬車(訪問火葬車)という移動式のペット火葬場を利用される方も多くいらっしゃいます。自宅や思い入れのある場所に火葬車で訪問し、その場で火葬を行うことができます。

厳粛な場というよりも、ペットと安らかにお別れをしたいという方向けです。ペット火葬車については、以下の記事にて詳しく紹介していますので、興味のある方はご覧ください。

費用としては、動物の種類や体重により異なりますが、1万円台からお願いすることができます。

関連記事:ペット火葬車は利用していい?|メリット・デメリットや注意点を紹介

ペット火葬を自治体に依頼する場合の費用

自治体でもペットの火葬を引き受けている場合があります。料金は安く設定されているケースが多いですが、民間業者との違いを知っておかないと後悔するかもしれません。自治体で受け付けているペット火葬の特徴や、費用の相場を紹介します。

自治体によって費用はさまざま

自治体の場合、民間のペット火葬業者とは異なり、費用は1,000~1万円程度と控えめに設定されています。より多くの人が利用できるように、金額が抑えられている傾向があります。

多くの自治体で行われているペット葬儀の方式は、「合同火葬」です。しかし地域によって差があるのが実情で、個別火葬にも対応していたり、ペットの火葬自体を取り扱っていなかったりするケースもあります。

詳しくは、住んでいる地域の自治体のホームページを確認してみましょう。

自治体火葬の注意点

自治体に火葬を依頼する際は、火葬方法を選べないうえ、返骨もされないケースが多い点に注意しましょう

家族で火葬に立ち会い、お骨を拾ってあげるなど、手厚く供養したいという希望に対応できないことが少なくありません。

火葬後に遺骨を返却してもらい、自宅に連れて帰ってあげたいという希望がある場合には、個別火葬が可能かどうかを必ず確認しましょう。

場合によっては、一般廃棄物と一緒に焼却されるケースもあります。どのような扱いになるのかは、自治体の窓口で事前確認が必要です。

また受付時間が限られている点にも注意しましょう。民間業者の場合は、依頼があれば休日でも早朝でも対応してくれることが多いですが、自治体ではそうもいきません。

役所の窓口が開いている時間帯でなければ、対応できないケースがほとんどです。

関連記事:ペットの火葬は市役所に相談できる?届け出や火葬の流れについて解説|ミツモア

ペット火葬の費用の決まり方は?

ペットの火葬費用は業者によって異なります。何が料金を決めるポイントなのかを理解していると、料金を抑えやすくなるでしょう。ペット火葬にかかる費用を決めるポイントを解説します。

火葬方法の種類によって決まる

火葬方法が手厚いほど、費用は高めになります。例えば合同火葬よりも個別火葬の方が、数千円から1万円ほど高く設定されているのが一般的です。

合同火葬はほかの家のペットも一緒に火葬するので、燃料費を節約できる分、料金が安くなります。個別に骨壷・埋葬場所を用意しなくてよい点も費用をかけずに済むポイントです。

また家族が立会をするかどうかも費用に影響します。小さなペットであっても、個別立会火葬を選択すればそれなりの費用がかかるでしょう。

ペットの大きさによって決まる

いろいろな大きさのペット

同じ火葬方法であっても費用に大きな開きがあるのは、ペットの大きさ・体重が関係しているためです。ペットの体が小さいほど低い金額、大きいほど高い金額がかかります。

合同火葬を例にすると、ハムスターのような小動物であれば1万円以内、猫・うさぎ・小型犬のような比較的小さめのペットは2万円前後、大型犬・超大型犬では5~6万円の費用がかかるのが一般的です。

ペットが大きいほど火葬に必要な時間が増え、燃料費も余分にかかるため、料金が高くなるのです。

ペット火葬業者に見積もりを依頼する際に、ペットの種類・大きさなどを伝えられるように準備しておくと、正確な費用を出してもらえます。

火葬を行う場所によって決まる

ペット火葬業者の中には、訪問火葬に対応しているところもあります。訪問火葬は火葬炉付きの車で自宅を訪問し、ペットを引き取って火葬する方法です。

自宅の近くで火葬するので、希望すれば家族で収骨できますし、火葬業者に収骨を依頼して、骨壷に収めた状態の遺骨を返却してもらうこともできます。

費用は業者によって異なりますが、1万5,000~3万円程度が相場です。火葬後は業者と提携しているペット霊園に預けるか、遺骨を引き取って自分でペット供養をしてくれる寺院を探して、埋葬することになります。

また火葬設備を備えたペット霊園で火葬をしてもらう方法もあります。訪問火葬に比べると料金がやや高めに設定されている傾向ですが、施設によって異なるので事前に問い合わせると安心です。

火葬後に遺骨を引き取って持ち帰るか、そのまま預けて供養してもらうかを選択できます。

ペット火葬業者によっても料金は変わる?

ペットの火葬業者によっても料金設定は異なります。同じ火葬方法だったとしても、数千円から1万円程度の違いがあることも珍しくありません。ペット火葬にかかる費用が適正かどうかを見分け、悪徳業者に騙されないようにするためのポイントを見ていきましょう。

業者ごとに用意しているオプションが異なる

ニーズに合わせてさまざまなオプションプランを用意している業者もあります。どんなオプションを選択するかによって、料金が変わる点に注意しましょう。

「必要ないものまでプランに含まれていないか」をチェックすると、余計な費用をかけずに済みます。オプションの内容は、安置する際や火葬のときに使える棺・骨壷のデザインを選べるなど、業者によってさまざまです。

庭や海などに散骨できるように、火葬後の遺骨をパウダー状に加工するサービスを提供している業者もあります。

火葬前に体毛・羽根などを採取してメモリアルグッズを作成したり、仏壇で供養するための位牌を用意したりすることが可能な場合もあるので、必要な場合は相談してみましょう。

悪徳業者には要注意

悪徳業者

ペット火葬業者の中には、悪徳業者もいます。過去の事例として、火葬をすると言ったのに実際には火葬せず山中に遺棄するケースがあります

所在地・電話番号・メールアドレス・担当者の氏名などが、はっきりと分からないようにしている業者に依頼するのは避けましょう。

またペットを失った悲しみにつけ込んで、高額な料金を請求する業者もいます。ほとんどのペット火葬業者は自社のホームページに価格表を掲載し、明朗な料金提示を行っていますが、そうでない場合もあるのです。

中には自社のホームページに記載されている以上の料金を請求してくる悪徳業者もいます。追加料金の支払いを断り切れないタイミングを狙って、高額な請求をしてくることもあり注意が必要です。

こうしたトラブルを防ぐためにも、見積もりを依頼して「費用の内訳と総額」を事前に確認しておきましょう。

料金を安く抑えるポイント

大切なペットを供養してあげる際、余計な料金を支払って後悔したくはないものです。料金を抑えるために知っておきたいポイントを紹介します。

関連記事:ペットの火葬は無料でできる?自治体と民間の火葬の違いや費用を解説|ミツモア

持ち込みにて火葬をお願いする

斎場や火葬場にて火葬を行う際、通常持ち込みか収集の2パターンを選択できます。

その際、収集ではなく持ち込み(自分自身で直接火葬場に連れて行く)ことによって1,000円から3,000円程度費用を安く抑えることができます。

事前に火葬場の場所を調べておき、持ち込みが可能な場所にある場合は持ち込みを利用してみると良いでしょう。

複数の葬儀社から見積もりを取る

火葬方法が変わらないのであれば、料金は安い方がよいといえます。ペットの火葬にかかる料金をできるだけ抑えるには、相見積もりを取ることが重要です

1つの業者だけでは内容が適正かどうかを判断しづらいですが、複数業者から見積もりを取れば、どの業者に依頼すると最も料金を抑えられるのかが分かります。

ミツモアなら簡単に相見積もりを取れるので、どの業者に依頼すべきか迷っているときは利用してみましょう。

優良な葬儀社に依頼してきちんと見送ろう

ペットの火葬料金は、火葬方法・ペットの大きさなどによってさまざまです。自治体・民間業者のどちらに依頼するのかによっても変わり、訪問火葬かペット霊園かといった火葬場所でも違いがあります。

料金面は大事ですが、どこでどのようにペットを見送ってあげたいかを考えて、悔いのない方法を選択しましょう。余計に悲しい思いをしないように、優良なペット葬儀社に依頼することも大事です。

事前に評判を調べて相見積もりを取れば、悪徳業者に依頼せずに済みます。優良な葬儀社に依頼し、穏やかな気持ちで大切なペットとのお別れの時間を過ごしましょう。

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