空き巣は身近な犯罪で、年々減少しているとはいえ、東京都内だけでも検知されているだけで1年に約1,800 件(2019年)の被害が確認されています。いつ自分が当事者になってもおかしくありません。
空き巣に狙われやすい家の特徴を踏まえて対策を行い、空き巣が嫌がる家づくりをしましょう!
4つの視点から空き巣に狙われやすいポイントを解説!
空き巣はどんな家にもなりふり構わず侵入しようとするわけではなく、姿を見られることなく窃盗できそうな家を選んでターゲットを絞っています。
それでは空き巣が好んでターゲットにするのはどのような特徴の家なのか、「侵入経路」「周辺環境」「時間帯」「時期」の4つのポイントから見ていきましょう。
【その1:侵入経路】ガラス窓や無施錠のドア・窓が狙われやすい
空き巣の手口のうち最も多いのは無施錠のドアからの侵入で、その次に多いのがガラス破りによる侵入です。
一戸建て住宅は集合住宅と比べて窓やドアの数が多く、道路に面した1階部分に侵入経路が多いため、空き巣に狙われやすい傾向にあります。2020年の警察庁データによると、空き巣被害のうち7割以上は一戸建て住宅です。
一方マンション・アパートの場合も、道路に面した玄関や窓の様子から生活スタイルを把握されて狙われる可能性があり、油断できません。
【その2:周辺環境】人目につきにくい・逃げやすい立地
空き巣に狙われやすいのは、人目につきにくく、逃走が容易な環境にある家です。以下の特徴が当てはまる場合は注意すべきでしょう。
- 路地の奥の方など、人通りが少ない
- 犯行後、人混みに隠れて逃げやすい繁華街の近くにある
- 街灯がなく、辺り一面が暗い
- 植栽などに囲まれ、家の周りに死角が多い
一軒家の場合、植栽や塀で玄関や窓のあたりが隠れていると、侵入する現場が見えづらいことから狙われやすくなるので注意しましょう。特に「旗竿地(はたざおち)」と呼ばれる、間口が狭く通りに面していない土地に建つ家は、空き巣にとって非常に好条件な立地です。
マンション・アパートの場合、多くの犯人はベランダから侵入します。1階ではないから安心と思うかもしれませんが、登れる足場さえあれば、2階以上でも簡単に侵入できるため、注意が必要です。
【その3:時間帯】日中10時~16時が最も危険
空き巣に最も狙われやすい時間帯は、多くの家が留守になる日中10~16時頃です。
特に午前中である10~12時は被害が多発します。午後は時間が遅くなるほど在宅している可能性が上がり、比較的侵入は少なくなるようです。
ただし犯人が狙っているのは留守の家だけではありません。空き巣の約3割は、在宅中に侵入しているのです。室内を物色し、物を盗むまでの時間は5分以内といわれています。
家にいるときであっても、玄関の鍵をかけない、窓を開けたまま違う部屋に滞在するといった行為は大変危険です。
【その4:時期】行楽シーズンや年末年始は要注意
空き巣被害の件数は行楽シーズンである秋から年末年始、10月~1月にかけて増えるといわれています。
- 旅行や帰省で家を空ける機会が増える
- 気候が穏やかで、窓を開けて過ごすことが多い
- 現金などの金目のものが多く家に保管されている傾向がある
というように、空き巣にとって犯行には絶好のチャンスが生まれやすい時期といえます。イベントごとで気持ちも浮足立つ季節ではありますが、いつも以上に気を引き締めて戸締まりを行いましょう。
玄関や窓の対策で空き巣が侵入しにくい家に
空き巣は5分以内に室内に侵入できなければ犯行を諦めるといわれています。玄関ドアや窓の防犯性を高め、侵入を難しくすることは空き巣対策の基本といえるでしょう。
ドアや窓は「1ドア2ロック」で防犯性アップ
ドアや窓は二重ロックにして解錠に時間がかかる状態にしておくと安心です。2つ鍵がついていれば、施錠を突破するのに必要な時間も倍になり、空き巣犯に侵入を諦めさせることができるでしょう。
あえて外から見えるタイプの補助錠にすることで、犯人に「この家は対策をしっかりしているな」と思わせ、空き巣犯が嫌がる家にもできます。
窓に防犯フィルムを貼る
空き巣が窓を割って侵入できないよう、窓ガラスを割れにくくする防犯フィルムを貼り付ける対策も有効です。
無対策の窓はほとんど音をさせずに割ることも可能ですが、フィルムを貼った窓は大きな打撃音が出るほど叩かないと割れないため、音で周囲に気づかれることを恐れる空き巣犯は侵入を諦めるでしょう。
ただし、100均やその他通販などで買える安価なフィルムだと、高い効果はあまり期待できないともいわれています。性能をしっかり確認した上で購入すると安心です。
短時間の外出でも戸締まりを忘れずに!
空き巣は5分程度のごく短い時間に犯行を完了させてしまいます。また、空き巣被害の多くは無施錠のタイミングを狙って侵入されたものです。
ごみ捨てや近隣への用事といった短時間の外出であっても、油断せずに戸締まりを行いましょう。
特に夏場には、窓を開けたことを忘れて外出した隙に侵入されるケースが増加します。外出時には玄関の鍵だけでなく、窓も閉めたかどうか確認しなければなりません。
見通しがよく、空き巣が嫌がる環境に
空き巣は犯行現場が人目にさらされることを恐れています。つまり、「侵入するところを見られやすい」「光に照らされる」「音が出て注目される」ような家は避ける傾向にあります。
この習性をもとに、空き巣が嫌がる環境を作りましょう。
塀や植栽で死角をつくらない
一戸建て住宅には高い塀や植栽が設置されている場合があり、一見防犯性が高いように見えます。しかし塀や植栽は、犯人が一度侵入すると、その存在を周りから見えにくくしてしまう難点があるのです。
対策として、塀がある場合でも低くする、植栽はこまめに剪定をしておく、死角を作らないように工夫して配置しておくのがベストです。特に玄関や窓まわりは死角にならないよう、日頃から注意しておきましょう。
防犯カメラやセンサーライトを設置する
防犯カメラを発見すると、空き巣は姿が記録に残ることを恐れて侵入を躊躇します。もし被害に遭ってしまった場合でも、カメラに残っている映像から、その後の調査・犯人逮捕に役立てることができるでしょう。
また、空き巣の嫌がる要素の1つに「光」があります。光に照らされると自分の存在が周りの人に見つかりやすくなるため、センサーライトがある家は犯人が嫌がるといわれます。
音の出る砂利や防犯ベルを設置する
深夜に侵入する空き巣犯が恐れる要素は「音」です。空き巣は物音を立てて周囲から注目されることを恐れています。空き巣が嫌がる家にするために、少しの動きでも音がなるような家にしましょう。
一戸建ての場合、庭や玄関の周りに砂利を敷くことが効果的です。砂利が設置できない場合には、防犯ベルを活用しましょう。防犯ベルには窓やドアを叩いたときの衝撃を検知するタイプや、鍵が開いたとき音を鳴らすタイプがあります。
自分の家に合った防犯ベルの種類を確かめ、導入してみてください。
モニター付きインターホンを取り付ける
空き巣の多くは、インターホンを鳴らして留守の確認をしています。インターホンが鳴ったのに、外には誰もいなかった・・・というときは、もしかすると空き巣犯が下見に来ていたのかもしれません。
逆にいうと、インターホンをモニター付きにしておけば下見に来た犯人に警戒されます。さらに録画機能をつけておくと、万が一侵入された際にも有効な証拠になります。
一人暮らしの場合、モニター付きのインターホンがある物件を選びましょう。もし自宅のインターホンにモニターがなければ、後付けで設置することも可能です。
防犯ステッカーを貼る
「そんなことで本当に効果があるの?」と思うかもしれませんが、「防犯カメラ作動中」などのステッカーを貼っている家は空き巣が嫌がる傾向にあります。
空き巣はたくさんの家の中から侵入する家を選びます。手慣れた空き巣犯でも、ステッカーが貼ってある家と貼っていない家とでは、心理的に前者を避けてしまうのです。
ステッカーは玄関前・門の前など、目立つ場所に貼ることが効果的です。複数の場所に貼っておくことで、犯人の目につく可能性が上がります。
すぐできる!留守に見せない4つのポイント
空き巣はターゲットが留守にするタイミングを狙って犯行に及びます。留守の多い家は、それだけ空き巣にとってチャンスの多い相手に見えてしまうのです。
鍵や防犯カメラの交換・設置は費用もかかりますし、賃貸の場合は自由にできないことも多いですが、留守に見せないような対策はすぐにできるものばかりですので、ぜひ今日から実施してみましょう。
郵便ポストをきれいに保つ
マンションやアパートの一人暮らしの方は、共同ポストに郵便物をいれっぱなし、面倒なのでしばらく出していない・・・という方もいるかもしれません。しかし、溜まった郵便物は空き巣にとって留守のサインです。こまめに取り出してきれいな状態を保ちましょう。
長期出張や旅行などで家を一定期間不在にする際は、新聞などの定期刊行物を止めたほうが良いでしょう。「チラシおことわり」の掲示をしておいて、最初から郵便物が溜まりにくいようにしておくこともおすすめです。
電気やテレビをつけっぱなしにする
空き巣は留守の家を探すときに、部屋の電気や生活音などを頼りにしています。
また一人暮らし用のマンションなどで、外から電気メーターが覗けるような家では、メーターの動きで留守かどうか調べている犯人もいます。
テレビやラジオをつけっぱなしにしておけば、手っ取り早く在宅を装うことができます。「近所迷惑になるかも・・・」と心配な方は、電気だけでもつけておけば、一定の防犯効果が見込めるでしょう。
カーテンを閉めっぱなしにしない
外出する際にはプライバシーのため、カーテンを閉めっぱなしにしておくという人がいるかと思います。しかしカーテンを常に閉め切っていると、犯人に「うちは留守ですよ」と伝えているようなもので、むしろ狙われる確率が上がるのです。
室内が見えにくいレースカーテンを付けておけば、部屋の内部を見られることを防ぎつつ「在宅しているのか、留守なのかわからない」家に見せることができ、効果的です。
洗濯物はすぐ取り込むか室内干しにする
洗濯物がずっと外に干されているような家も、留守にしていると思われ狙われやすくなります。乾いたらすぐ取り込むようにするか、室内干しにしましょう。
女性の一人暮らしの場合は、男性用の衣服を一緒に干し、男性が住んでいるとカモフラージュしておくことも有効です。常日頃から空き巣に見られているかもしれないという意識を忘れないようにしてください。
すぐ取り入れられる空き巣対策グッズ7選
ポストをきれいにしたり、洗濯物を出しっぱなしにしないようにしたりと、普段の生活の中で気を付けられる対策も多くありますが、防犯グッズを取り入れることで、さらに空き巣の嫌がる環境に近づけることができます。
ここでは大がかりな工事や特殊な工具を必要としない、すぐに取り入れられる防犯グッズを7つ紹介します。
【玄関】補助錠
ドアに穴を開ける工事をしなくても、手軽にもう1つ鍵を増やせるアイテムです。1つのドアに2つ鍵を取り付ければ侵入にかかる時間が長くなり、空き巣に狙われにくくなります。
暗証番号式で追加の鍵を持ち歩く必要がないため、鍵本体の管理に不安を感じる方でも安心でしょう。価格も2,000円程度とリーズナブルで取り入れやすく、手始めに購入するアイテムとしておすすめです。
【玄関】スマートロック
元々ついている錠のサムターンに取り付け、スマートフォンと連携させて遠隔で鍵の開閉ができるアイテムです。
急いでいるとつい鍵をかけずに外へ出てしまうという人もいるかもしれませんが、家から離れると自動的に鍵がかかるようになっている製品であれば、戸締まりを忘れがちな人でも安心です。
鍵の開閉履歴を確認できる製品も多く、万が一不審な解錠があっても気づくことができます。
スマートロックには様々な種類があるので、以下の記事も参考に、自宅のドアに合う製品を探してみましょう。
【玄関】サムターンカバー
空き巣の手口の一つに「サムターン回し」があります。ドアの外側から、内側についているサムターンを回して解錠する手口で、これを防ぐためにはサムターンを守らなければなりません。
非常に安価で設置も難しくないため、防犯といってもどこから手をつければよいのか分からない・・・というときは、手始めにこちらのサムターンカバーを取り付けてみるのがおすすめです。
【玄関】センサーライト
人の動きに反応して点灯し、周辺を照らすセンサーライトです。両面テープまたはネジで取り付けるタイプで、大がかりな工事は必要ありません。
玄関や庭、裏口など、空き巣の侵入経路になりそうな位置に設置しておけば、光を嫌がって侵入しにくくなるでしょう。
ソーラーパネルが搭載されており、太陽が出ている昼間に充電しておけるため、頻繁に電池交換をする手間もありません。
【窓】防犯アラーム
窓に直接貼る薄型のアラームで、ガラスが割れた衝撃や、窓の開放に反応して大音量で警報音が鳴ります。空き巣は音で周りから注目されるのを嫌うため、アラームの設置してある家への侵入は避ける可能性が高いでしょう。
外側から見ると防犯ステッカーになっており、空き巣の侵入を抑止する効果も期待できます。
表面が凸凹になっているガラスにも取り付け可能です。
【窓】ガラス用防犯フィルム
自力で手軽に貼り付けられる窓ガラス用の防犯フィルムです。厚みがあり、なにも貼っていない状態の窓に比べて格段に割れにくくなります。
空き巣は窓ガラスを割った部分から手を入れ、鍵を開けて中に入ることが多いため、鍵付近にフィルムを貼ると効果的です。
スマートフォンの保護フィルムのように、気泡やほこりが入りやすいため、見た目が気になる方は丁寧にガラスを拭いてから貼り付けるようにしましょう。
【玄関、窓】防犯ステッカー
玄関扉や窓に防犯ステッカーを貼ることで、空き巣への威嚇効果を期待できます。1,000円以下で手に入り、屋外で雨風にさらされていても色がはげたりひび割れたりしにくく丈夫と評判です。
実際の防犯装置を取り付けるのはコストや手間を考えると難しい・・・という方でも、まずはステッカーを貼って防犯意識の高さをアピールするところから始めてみてはいかがでしょうか。
通帳や印鑑などの貴重品のおすすめ保管場所
自宅には通帳やキャッシュカード、印鑑などの貴重品が多くありますよね。これらをすぐ目につく場所に保管していませんか?
万が一空き巣に侵入されてしまった場合に備えて、盗まれたら困る貴重品の保管場所を工夫することが大切です。
最も安全なのは「銀行の貸金庫」
最も確実で安全な保管方法は、銀行や信用金庫などの金融機関が提供する「貸金庫サービス」を利用することです。
金融機関が管理・運営する貸金庫は、盗難防止対策がされているのはもちろん、災害にも耐えられる作りになっており、絶対に盗まれたくない、破損したくないものを管理する場所としては自宅より適しています。
ただし「利用するために審査がある」「定期的に利用料がかかる」「出し入れするために足を運ぶ必要がある」というデメリットもあります。
金融機関名 | 利用料 |
三菱UFJ銀行「貸金庫」 | 年間29,700円(幅27.7cm×深さ8.7cm×奥行49.3cm) |
三井住友銀行「貸金庫」 | 半年14,850円(幅28.5cm×深さ8.5cm×奥行53.5cm) |
みずほ銀行「貸金庫」 | 年間29,700円(幅25.1cm×深さ10.6cm×奥行51.7cm) |
自宅の金庫に保管するなら持ち去り対策を
貸金庫を利用するのが面倒な場合は、自宅に金庫を置いて保管することもできます。防火性に優れた金庫であれば、災害時にも大事なものを守ってくれるでしょう。
ただし、金庫が軽量であったり、重くても台車に乗せて運べるような状態であったりすると、金庫ごと持ち去られてしまう可能性があります。
自宅に金庫を置いて貴重品を保管する場合、以下の対策をとることがおすすめです。
- 防犯性・防火性に優れた金庫を選ぶ
- 重量があり持ち運びが難しい金庫を選ぶ
- 金庫を床に固定する
- 見つけにくい場所に金庫を置く
貴重品は分散して保管しよう
防犯性の高い金庫を用意できない場合は、貴重品をまとめて同じ場所に置かず、分散して保管することを心がけましょう。
空き巣が住宅に侵入して金品を探す場所として、「仏壇や神棚の中」「タンス、押し入れ」「鏡台や机の引き出し」「冷蔵庫」が挙げられます。
これらの場所をなるべく避けつつ、貴重品をまとめて置かないようにし、異変がないか定期的にチェックすると良いでしょう。
マンション一人暮らしの女性が特に気を付けたいこと
女性の一人暮らしで近所に助けを求められる人もいない場合、空き巣に狙われたらと考えると心細いですよね。
マンションに一人で暮らす女性が特に気を付けるべきポイントを紹介します。
SNSで自分の居場所や予定を気軽に発信しない
不特定多数の人間が閲覧できるSNSで自分の居場所やスケジュールを投稿する行為は、空き巣犯に自分の行動を知らせていることと同義であり、非常に危険です。
SNSを使ってターゲットが留守かどうかチェックしている空き巣犯もいるのです。
若者を中心に幅広い層に利用されているTwitter、InstagramなどのSNSは、誰もが気軽に情報を発信できるサービスです。訪れたカフェやレストラン、旅行先などの写真や情報を、リアルタイムで発信したことがある人も多いかもしれません。
SNSによるコミュニケーションを楽しむ際には、以下のような点を意識しましょう。
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女性一人暮らしであることが外から分からない工夫をする
若い女性の一人暮らしは、いざというときに抵抗する力が弱いことから空き巣に狙われやすい傾向にあります。つまり、外から部屋周りを見たときにすぐに女性だと分かるような状態にしないことが大切です。
具体的には、以下のポイントを意識すると良いでしょう。
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空き巣の前兆に注意!
多くの空き巣犯は、犯行に及ぶ前に下見をして侵入の計画を立てます。自宅の周りにマーキング、タバコの吸い殻などの不審な形跡が残っていたら、空き巣が入る前兆かもしれません。
家の付近に変わった点がないか、常に気にしておくことをおすすめします。
空き巣は必ず下見をする
空き巣は事前に下見をして、「人目につきにくい」「逃げやすい」「留守が多い」といった条件に当てはまる入りやすい家を探しています。
留守であるかどうか確かめるためには、以下のような行動をとることが多いようです。インターホンが鳴って出てみたら誰もいなかった、不審な着信があった・・・といった心当たりがある場合、空き巣があなたの家を狙っている可能性も考えられるので注意しましょう。
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玄関付近のマーキングやタバコの吸い殻は空き巣の前兆?
空き巣は下見の際に、仲間内での情報共有や、ターゲットに関する情報を残しておくための「マーキング」をすることがあります。元々は悪質な訪問販売員が営業先の管理でつけるようになったものと言われていますが、今では空き巣犯にも広く使用されるようになりました。
マーキングをされる可能性が高いのは次のような場所です。
- 表札やポスト
- インターフォンの側面
- 玄関ドア付近の壁
- ガスメーター、水道メーター
ちなみに、代表的なマークと意味は以下の通りです。
あくまでも一例であり、特に単独犯によるマーキングは当人にしかわからないような記号で書かれることも多いです。玄関付近に見覚えのない不審なマークを見つけたら、消したり塗りつぶしたりしてマークを読み取れないようにしましょう。
W | M | S | F | 20 | 1020 | ○ | × |
女性 | 男性 | 一人暮らし | ファミリー | 20代 | 10時から20時まで不在 | 侵入可能 | 入れない |
また、庭や玄関先で見覚えのないタバコの吸い殻やペットボトルなどを見かけた場合も要注意です。空き巣が下見をした形跡の可能性があります。
付近に防犯ステッカーを貼ってマーキングやその他の形跡に「気づいている」ことをアピールするのも1つの手です。空き巣犯が防犯意識の高まりを察知し、ターゲットから外されることが期待できます。
ミツモアで鍵交換のプロを探そう
手軽に取り付けられる防犯グッズも多くありますが、玄関の鍵そのものを防犯性の高いものに交換すれば、より確実な空き巣対策ができます。
地域のプロが多数登録するお仕事マッチングサイト「ミツモア」では、お住まいの地域で活躍する鍵業者を探して見積もりを依頼することができます。
ミツモアで簡単な質問に答えて見積依頼
ミツモアならサイト上で予算、スケジュールなどの簡単な質問に答えるだけで見積もりを依頼できます。複数の業者に電話を掛ける手間は必要ありません。
最大5件の見積もりが届く
無料で最大5件の見積もりを比較することが可能です。レビューや実績も確認して、自分に合った業者を選ぶことができますよ。
チャットで見積内容の相談ができる
気になった業者とはチャットで相談することができます。チャットなら時間や場所を気にせずに相談ができるので忙しい人にもぴったりです。