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玄関の後付けスマートロックおすすめ5選 メリット・デメリットを紹介

最終更新日: 2024年02月22日

鍵の開け閉めが簡単なスマートロック。その利便性の高さから、玄関にスマートロックを後付けしたい!と考えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、スマートロックのメリット・デメリット、選び方のポイント、おすすめの商品を紹介していきます。スマートロックを取り付けて、便利で安全な暮らしを手に入れましょう!

スマートロックを取り付ける3つのメリット

スマートロックについて、「スマートフォンで鍵を開け閉めできて便利らしい」ということまでは分かっていても、具体的にどんなメリットがあるのかイメージできていない方もいるかもしれません。

スマートロックを後付けすることによって得られる安心や利便性を4点解説します。

①鍵を取り出す必要がない

スマートロックを取り付ける最大のメリットともいえるのが、家に入るときに毎回鍵を取り出す必要がないことです。

ICカードやスマートフォンが鍵の役割を果たしてくれるため、物理的な鍵を持っていなくても開け閉めを行うことができます。暗証番号や指紋認証で鍵を開けるタイプのスマートロックなら、手ぶらで出かけても鍵を開けることが可能です。

従来型の鍵は、玄関の前でカバンの中から鍵を探す手間がありましたが、スマートロックならその必要はありません。荷物が多いときや子どもを抱いているときなど、両手がふさがって使えないシチュエーションでは特に便利です。

②鍵の開閉履歴を確認できて安心

ほとんどのスマートロックには、いつ鍵を開閉したか履歴を確認できる機能が搭載されています。

自分が外出時に鍵を閉めたかどうか不安になってもあとから確認できるほか、家族が外出・帰宅した時間を把握できるため、安心につながります。

③鍵を閉め忘れることがなくなる

「オートロック機能」が搭載されているスマートロックは、鍵が開いてから一定時間が経過すると自動的に施錠されるようになっており、外出時に施錠を忘れてしまっても安心です。

鍵の閉め忘れがなくなることにより、うっかり無施錠のまま外出してしまって空き巣に入られるという心配もありません。

スマートロックの3つのデメリット

スマートロックを取り付けるに当たって、起こりうるデメリットも把握しておく必要があります。紹介するスマートロックのデメリットは3つ。これらを知っておく事で、取り付けた後に後悔したり、トラブルが起こる事を事前に防ぐことも可能です。

①電池切れや電波の不具合で鍵の開閉ができなくなる

スマートロックは電子的な方法で鍵を操作するアイテムです。とても便利な反面、スマートロックの電池やスマートフォンの充電が切れた場合や、通信状況の不具合によって突然鍵を開閉できなくなってしまう恐れもあります。

これらのトラブルを事前に防ぐ方法として、以下のような対策をしておくと安心です。

  • 物理的な鍵も一緒に持ち歩く
  • 定期的に電池の交換を行う
  • モバイルバッテリーを持ち歩き、スマートフォンの充電切れを防ぐ

②閉め出されるリスクが高くなる

スマートロック関連で多いトラブルの1つが閉め出しです。

多くのスマートロックにはオートロック機能がついていますが、ゴミ捨てなどのちょっとした外出の際にうっかりスマートフォンを置いてドアを閉めてしまい、そのまま自動的に施錠されてしまうというケースが多く見られます。

ドアにスマートフォンを忘れないよう貼り紙をしたり、一部の製品についている一時的にオートロックをオフにする機能を活用したりして対応しましょう。

③物理的な鍵よりも維持費用が高い

スマートロックは電池で動作するため、定期的に電池を購入して交換する必要があります。

物理的な鍵であれば壊れない限り特段の出費はありませんが、スマートロックには維持費用として電池代がかかるということを認識しておく必要があります。

スマートロックを選ぶ5つのチェックポイント

スマートロックは様々なメーカーから発売していることから、購入の際には「自分にはどのスマートロックが適しているか」を確認しておく必要があります。特に、自分の玄関扉に取り付け可能な種類かどうかの確認と、利便性や防犯性といったスマートロックに求めることを明確にしておく事が大切です。

スマートロック本体は決して安価なものではないため、購入してから「取り付けられなかった」「思っていたものと違った」とならないよう注意が必要です。

①玄関ドアのサイズ・タイプ

第一に、自宅の玄関ドアのサイズや錠のタイプに適したスマートロックを選ぶ必要があります。以下の2点を必ず確認しましょう。

  • 錠のタイプがスマートロックの取り付けに適しているか
  • サムターンの周りにスマートロックを取り付けるスペースがあるか

販売されているスマートロックの多くは、室内側についているサムターンのつまみ部分に被せるように取り付けるタイプです。スライド式のつまみがついている引き戸や、ドアノブとサムターンが一体になっている錠の場合、取り付けられない可能性があるので注意しましょう。

②玄関ドアへの取り付け方法

スマートロックの取り付け方法は大きく次の3タイプに分けられます。

  • ドアに粘着シートや両面テープで貼り付けるタイプ
  • 既存のシリンダーを取り外して交換するタイプ
  • ドアに穴あけ工事をして取り付けるタイプ

賃貸物件や分譲マンションに住んでいてドアへの穴あけ工事が自由にできない場合は「貼り付けタイプ」のスマートロックを選びましょう。工事がいらないほか、設置が楽で簡単なのも魅力です。

貼り付けタイプは粘着力が弱いと落下してしまう恐れもあるため、戸建にお住まいで安定性を求める方には「シリンダー交換タイプ」や「穴あけタイプ」もおすすめです。

③施錠・解錠のタイプ

スマートロックの施錠、解錠の方法には大きく分けて3種類あります。それぞれの生活スタイルや好みに合わせて選択するようにしましょう。

①ハンズフリータイプ:買い物袋や小さい子供を抱えて帰ることが多い方におすすめ

スマートロックと連携したスマートフォンが近づいたり離れたりすると、Bluetooth接続によって自動で鍵の開け閉めができるタイプです。

ドアの前でスマホを取り出す一手間がないため、両手がふさがっているときにはとても便利です。

ただしBluetoothの接続不良でうまく開閉できないときはスマートフォンを取り出して操作する必要があります。

②スマホ操作タイプ:利便性と確実性の両方を求めたい方におすすめ

スマートフォンで専用アプリ等を操作して鍵を開け閉めするタイプです。

ハンズフリータイプに比べ、スマートフォンを取り出す手間がありますが、Bluetoothの接続状況に左右されずに施錠・解錠ができる点や、アプリで鍵の施錠記録を確認しやすい点がメリットとして挙げられます。

③マルチデバイスタイプ:スマホを持っていない家族がいる方におすすめ

スマートフォンだけでなく、カードやガラケー、小型のリモコンなど、様々なデバイスで操作できるタイプです。

家族の中にスマートフォンを持っていない小さな子供や高齢者がいる場合はカードやリモコンを持たせるなど、柔軟にデバイスを使い分けることができます

④防犯・防災などの便利な機能

スマートロックには多くの便利な機能がついています。自分のライフスタイルに合わせてほしい機能のついている製品を選びましょう。

以下に代表的な6つの機能を紹介します。

機能名称 機能詳細 こんな方におすすめ
オートロック機能 ドアを閉めてから一定時間が経過すると自動で施錠される 外出時は慌ただしく余裕がない方
鍵を閉め忘れることが多い方
開閉履歴閲覧機能 スマートフォンのアプリから施錠の記録を確認できる 家族の外出・帰宅状況を把握したい方
合鍵シェア機能 スマートフォンを通じて複数人と合鍵を共有できる
期間限定で権限を付与できる製品もある
複数人でスマートロックを使う方
一時的な来客が多い方
バッテリー残量通知機能 バッテリー残量の減りをアプリなどを通して事前に知らせてくれる 電池交換を忘れるのが不安な方
緊急解錠機能 室内の温度の変化を感知し、一定以上の温度に達すると自動で解錠される 火災時に念入りに備えておきたい方

⑤予算

スマートロックを使うには、「本体購入費用」「維持費」さらに工事による取り付けが必要な場合には「工事費」が発生します。いくらまで出せるかを考えて、予算に合う製品を選びましょう。

商品本体の価格帯は幅広く、10,000〜50,000円くらいの幅があります。またスマートロックを使い続けるには定期的な電池交換が必要ですので、電池交換のペースや費用も把握しておきましょう。

シリンダーや穴あけなどの工事が必要となる場合は、およそ3,000〜5,000円が相場です。スマートロックは一度取り付けたら長く使い続けるものなので、維持費を念頭に置いての商品選びをおすすめします。

工事不要で後付けできる!おすすめスマートロック8選

ここで、スマートロックを後付けで取り付けることを検討されている方に、おすすめのスマートロック5選をご紹介します。ぜひスマートロック選びの参考にしてみてください。

①Qrio Lock Q-SL2:参考価格21,000円

ソニーの子会社であるQrio社が手掛けるスマートロックで、大手企業ならではの品質やサポート体制の安心感があります。

本体に予備電池をセットしておけるため、うっかり電池交換を忘れていても電池切れで操作できなくなる心配がありません。

ごみ捨てのときなど、短時間の外出に便利なオートロック一時停止機能もついています。

②SESAME 3:参考価格5,800円

公式サイト:セサミ スマートロック|CANDY HOUSE JAPAN

CANDY HOUSE社の最新モデル「SESAME 3」は、非常にコンパクトなサイズ感と、圧倒的なコストパフォーマンスの高さが魅力です。

対応するサムターンの種類も多く、小さくてスペースを取らないことから、どんな玄関ドアにも合いやすい製品といえます。軽量なため、本体の重みでスマートロックが落下してしまって開けられなくなる心配も少ないでしょう。

③NinjaLock2:参考価格41,800円

NinjaLock2の一番の特徴は、スマートロック内に時計が内蔵されており、鍵の開閉を時刻に合わせて予約できるタイマー機能です。

④AEGIS GATE:参考価格36,980円

暗証番号の入力もしくはICカードにより鍵の開け閉めを行うマルチデバイスタイプのスマートロックです。取り付けは、既存の鍵穴を利用することで扉に穴を開けることなく設置ができます。

防犯性に優れており、オートロック機能の他、強制的に扉をこじ開けようとすると作動する緊急警報機能や内部から操作することで外部からの解錠をできなくする内締りロック機能があります。安心の機能が多くついている点が特徴です。

⑤INTER LOCK:参考価格42,000円

暗証番号の入力もしくはICカード、アプリ対応のスマートフォンを使用して鍵の開け閉めを行うマルチデバイスタイプのスマートロックです。

既存の扉にも新規の扉にも取り付ける事が可能で、新たに穴を開ける必要はありません。また、暗証番号とICカードによる二重ロックができ、防犯面に優れていると言えます。

さらに電池カバー内にあるUSCジャックからパソコンに繋げることが可能です。パソコンから、各種設定の変更、入退出者の履歴確認をすることができます。

EPJP-F500H:参考価格42,457円

EPIC社の「EPJP-F500H」は、利用者レベルを「最高管理者」「一般管理者」「ユーザー」「ゲスト」の4段階で設定できます。家族以外の来客が頻繁に出入りするような場合にも、設定レベルを変えて権限を付与できるので便利です。

1回限りのワンタイムパスワードも設定できるため、セキュリティ管理の幅が広がるでしょう。また鍵が無理やり壊されそうなシーンでは警報が鳴るので、防犯対策にも優れています。

内側の電池が切れた場合でも、外側から電池を接続することで鍵を開けられる機能があり、電池切れの際にも対処がしやすいです。

スマートロック M7W-JP:参考価格11,980円

Manhaoyaのスマートロックは、スマホに加えて暗証番号や通常の物理鍵、不足のICカードなど、多様な方法で施錠・解錠できる使い勝手の良い製品です。

「おやすみ強制ロック」という室外からの解錠を無効にできる機能があり、夜中も安心して眠れます。

また暗証番号を柔軟に変えることもできるなど、セキュリティ面に手厚い商品としておすすめです。

⑧SHS-1321:参考価格11,600

スマートフォンを使わずにICカードもしくはパスコードで、鍵の開閉を行います。パスコードは二重認証の設定も可能で、セキュリティ面の安心感も強い商品です。

さらにパスコードを入力するテンキー画面は、指紋が残りにくい仕様になっているので、どこが押されたのかわかりづらいのもポイントとなります。

厚みが2cmとスリムなので、ドアに取り付けても目立ちすぎません。バックライトが明るく、夜間でもテンキー操作をしやすいデザインになっています。

スマートロックによる閉め出しに注意!

スマートフォンを操作する女性

スマートロックの導入前後に参考になる情報をまとめました。実際の使用シーンを想像しながら、検討のヒントにしましょう。

閉め出しが起こる原因

スマートロックの使用においてよく起きるトラブルは「締め出し」です。

多くの製品に搭載されているオートロック機能は外出時に便利ですが、鍵の役割を果たすスマートフォンを家に置いて外に出てしまうと一定時間経過後にロックされてしまいます。

スマホやスマートロック本体の充電切れ、ネットワークの不具合、取り付けたスマートロックが落下してしまうアクシデントが起きる可能性もあります。

閉め出されてしまったときの対処法

スマホも物理鍵も持たずに閉め出されてしまった場合、家に入るための方法は主に以下の3つです。

  • 同居人に開けてもらう
  • (集合住宅の場合)管理会社に連絡して対処してもらう
  • 鍵業者に鍵開けを依頼する

同居人がいて、一緒に閉め出されたわけではない場合は、帰りを待つなりして開けてもらえば解決ですが、そうでなければ物件の管理会社に連絡して対応してもらうか、鍵業者に鍵開けを依頼するしかありません。

ただしスマホを持っていないということは、連絡手段がなく連絡先も分からない可能性が高いでしょう。この場合は近くに住む友人や交番を頼り、連絡先を調べたり、電話を貸してもらったりする方法が考えられます。

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閉め出しの予防策

スマートロックによる閉め出しを防ぐには、従来の物理的な鍵を常に持ち歩くのが一番効果的な対策です。

「せっかくスマートロックを導入したのに、結局鍵を持ち歩くなんて面倒・・・」と思われるかもしれませんが、普段持っているバッグや財布の奥に入れておくだけであれば、大きな負担にはならないでしょう。

そのほかにも、スマートロックやスマホの充電切れに対しては、鍵を開けるデバイスの併用やこまめな電池交換、モバイルバッテリーの携帯といった対策がとれます。

マンションのオートロックはスマホで開けられる?

マンションのオートロック

スマートロックを取り付けることで、自分の部屋はスマホ操作で鍵を開けられるようになります。

ただしエントランスがオートロックになっているマンションやアパートの場合は、エントランスを開けるための鍵やICチップも必要です。

当然ですが建物の共有設備に勝手に手を加えることはできないため、基本的には貸与されたオートロック用の鍵などを持ち歩く必要があります

IoT家電を使う手も

室内の物理スイッチに取り付けて、スマホを使ってスイッチを操作できる「Switch bot」などのIoTツールを使う手もあります。

エントランスにいる状態で、自分の部屋にあるインターホンの解錠ボタンをスマホで操作し、オートロックを開けられる可能性があります。

自分の住んでいる物件の管理規約や賃貸借契約に違反しないことを確認した上で、オートロックとインターホンの仕様を踏まえて自己責任で行いましょう。

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今回は、玄関の扉に後付けするスマートロックのご紹介をしてきましたがいかがだったでしょうか。簡単に取り付けができるタイプのスマートロックは、個人での設置が可能ですが、扉に穴を開けたり設置工事が必要な場合は鍵交換の業者に依頼する必要があります。

ミツモアでは、複数の業者から見積もりを出してもらい、自分に最も適した鍵交換業者を探すことができます。

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