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玄関ドアに取り付ける鍵の種類と費用を紹介!室内に使う鍵の種類も

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最終更新日: 2023年06月02日

玄関ドアに取り付けられる鍵にはさまざまな種類があり、取り換えを検討する人の中には、どれが良いのかわからないと思う人もいるでしょう。そこで本記事では、玄関ドアに取り付けられる鍵の種類と、取り付け作業の費用相場を紹介します。

玄関ドアに使う一般的な鍵の種類と費用

そもそも玄関ドアに取り付けられる鍵には、「シリンダー錠」「キーレス錠」「錠前」の3種類があります。

本記事ではこの3種類のカテゴリ別に、鍵の種類と特徴、費用相場について紹介していくので、玄関ドアに取り付ける鍵を検討する際の参考にしましょう。

はじめにシリンダー錠から紹介していきます。

ピンシリンダー

ピンシリンダーのイラスト

ピンシリンダーは、鍵穴の内部にピンと呼ばれる障害物が備わっており、一定の規則性で凹凸をつけられた鍵でのみ施錠・開錠を行える鍵です。

シンプルな構造であるため、鍵の取り付けにかかる費用相場は10,000~15,000円と、ほかのタイプの鍵に比べて安価であることが大きな魅力でしょう。

しかし、鍵穴内部のピンを持ち上げることができれば誰でも開錠できるという構造上、ピッキング被害に遭いやすいとも言われており、防犯面ではやや不安が残ります。

ディスクシリンダー

ディスクシリンダーのイラスト

ディスクシリンダーは、鍵穴内部にディスクと呼ばれる部品が組み込まれているタイプの鍵です。「くの字」形になっている鍵穴が特徴であり、一般家庭の玄関ドアにも取り入れられていることがあるため、知っているという人も多いでしょう。

ピンシリンダーと同様にシンプルな構造であるため、取り付けにかかる費用の相場は10,000~15,000円程度となっています。しかし、ピッキングしやすいという特徴もあるため、近年ではより防犯性の高い鍵に変更する人も多いようです。

ロータリーディスクシリンダー

ロータリーディスクシリンダーのイラスト

ロータリーディスクシリンダーは、ディスクシリンダーから派生した鍵のことで、横向きの鍵穴の内部には、ロッキングバーという特殊な構造が組み込まれているため、ディスクシリンダーに比べて防犯性も高くなっているという特徴があります。

最近では、一般住宅で取り入れられることも多く、最も普及している形状の鍵であるとも言われています。

しかし10,000~15,000円と、ピンシリンダーやディスクシリンダーとほとんど変わらない費用で取り付けられるため、コストパフォーマンスにこだわりたい人におすすめです。

ディンプルシリンダー

ディンプルシリンダーのイラスト

ディンプルシリンダーは鍵穴内の上下左右、斜めにいたるまで、多くのピンが備わっている鍵のことです。

構造が非常に複雑であり、ピッキングされにくく合鍵を作製しにくいというメリットを持ち合わせているため、トップクラスに優れた防犯性能を誇ります。

そういった特徴から、シリンダータイプの鍵の中では取り付け費用が15,000~25,000円とやや高額です。防犯性能にこだわりたい人はディンプルシリンダーの取り付けを検討しましょう。

玄関ドアに使うキーレス錠の種類と費用

続いて、キーレス錠の種類と取り付け費用の相場について紹介します。これらの鍵はホテルやオフィス、タワーマンションなどに取り付けられているケースが多く、一般家庭では見る機会が少ないタイプです。

暗証番号錠

暗証番号キー

暗証番号錠は専用の機器に数字を入力し、ドアの開錠を行うタイプの鍵です。施錠についてはオートロックになっていることが多く、鍵の閉め忘れや鍵の閉じ込めが起こる心配が少なかったり、複数人で簡単に鍵を共有できたりするというメリットを有しています。

しかし、暗証番号を入力する機器の汚れや擦り減り方などで、暗証番号がわかってしまう恐れがあるという点には注意が必要です。

一定の期間で暗証番号を変更したり、定期的に拭き掃除を行ったりするなど、何らかの工夫をしておかなければなりません。

暗証番号錠の取り付け費用は、25,000~70,000円程度の購入費に加え、20,000~30,000円の作業費がかかるとされています。機器のグレードによっても費用が変動するため、ある程度予算に余裕を持っておいた方が良いでしょう。

リモコンキー

リモコンキー

リモコンキーは施錠・開錠ボタンが備わった鍵を使用することで、離れた場所からでもドアロックの操作が行えるキーレス錠です。

鍵穴に鍵を差し込む必要がないため、暗い場所でも操作できたり、ピッキング被害に遭う心配がなかったりするという大きなメリットを有しています。

ただし、リモコンキーの本体を家に閉じ込めてしまうと、鍵を破壊しなければならなくなる可能性があるという点については注意が必要です。

リモコンキーの取り付け費用の相場は、作業費込みで50,000~100,000円程度です。上記の注意点と照らし合わせ、取り付けるべきかどうかを考えましょう。

カードキー

玄関のカードキー

カードキーは磁気カードやICカードとも呼ばれる鍵のことです。専用の機器にカードをかざす、あるいはカードを差し込んでスキャンすることによって、施錠・開錠を行えます。

シリンダータイプの鍵とは違ってかさばることがないため、財布や定期入れに入れて持ち運びできるというのは大きなメリットでしょう。

しかし財布を紛失してしまったり、カードそのものをどこかに忘れてしまったりすると、家に入れなくなってしまうため、取り扱いには注意が必要です。

カードキーを取り付けるためにかかる費用は、作業費込みで50,000~100,000円程度です。機器のグレードによっては、さらに高額になるケースもあるため、必要な機能と予算を擦り合わせておきましょう。

玄関ドアに使う錠前の種類と費用

ここからは、錠前について紹介していきます。錠前はドアノブと一体になっている鍵のことで、屋内外のさまざまな扉に取り付け可能です。

また、シリンダーだけを付け替えられるため、防犯性が気になる人はロータリーディスクシリンダーや、ディンプルシリンダーにも交換できます。玄関ドアには主に以下の2種類があります。

プッシュプル錠

プッシュプル錠

一つ目は押す・引くという動作でドアの開閉を行えるプッシュプル錠です。ほかの錠前によくある「回したりひねったりして開閉を行う錠前」に比べて、単純な動作で開閉を行えるため、高齢者やお子さまのいるご家庭に向いています。

また、鍵はドアノブの上下に一つずつついていることが多いため、防犯面でも優れていることも魅力の一つでしょう。

プッシュプル錠はドアノブごと取り替えなければならないため、費用相場は20,000~50,000円とやや高額です。そのため、将来のライフスタイルなどを加味して検討することをおすすめします。

鎌錠

鎌錠は扉の枠に備え付けられたストライクと呼ばれる部品に、デッドボルトという鎌状の部品が引っかかることで施錠される型式の錠前です。

デッドボルトが鎌の形になっているという特性上、引き戸の戸先に取り付けることが多いです。

鎌錠はシンプルな錠前であるため、8,000~20,000円程度の費用で取り付けられます。木造一軒家で引き戸の玄関を取り入れているご家庭におすすめの錠前といえるでしょう。

室内ドアに使う鍵の種類と費用

ドアノブの錠前

ここからは室内のドアで使える鍵の種類と取り付け費用について紹介します。ここではトイレのドアを代表例として紹介しますが、個人部屋のドアにも使用できるため、ぜひお部屋作りの参考にしましょう。

円筒錠

円筒錠はドアノブとシリンダーが一体になっており、施錠時はラッチボルトによってドアノブが回転しないようにするタイプの錠前です。安価で取り付けられるため、多くのご家庭のトイレのドアにも採用されています。

外側からは開けられないように「ピンシリンダー」が内蔵されているタイプと、コインやマイナスドライバーをひっかけることで開けられるタイプの2種類がありますが、トイレのドアにおいては、外側から開けにくいピンシリンダー内蔵タイプがおすすめです。

仕組みがシンプルであり、ドア枠に穴を開けなくても良いため、取り付けにかかる費用の相場は12,000~22,000円程度と比較的安価です。

チューブラ錠

チューブラ錠は円筒錠と同じく、ラッチボルトのみが取り付けられた錠前のことを指します。円筒錠とは違ってドアノブを固定しているビスが露出しており、それを工具で引き抜くことで簡単に取り外しができる点が大きな特徴です。

円筒状と同じく防犯性は低いため、室内にあるトイレのドアや間仕切りなどに取り付けることをおすすめします。

チューブラ錠の取り付け費用は12,000~22,000円程度ですが、部品だけを購入して取り付け作業を自分でするのであれば、3,000~15,000円程度に抑えることもできるでしょう。

鍵交換を業者に依頼するときのポイント

鍵交換(特に玄関の場合)は、業者に頼むことが一般的です。しかし、業者選びは慎重に行わないと相場よりも高額の費用を請求されたり、粗悪品を取り付けられたりしてしまう可能性もあります。

そのためこれから紹介する二つのポイントを参考にして、慎重に業者を絞り込んでいきましょう。

相見積もりで料金を比較

まず業者選びを行う際には、一つの業者だけに見積もりを依頼するのではなく、複数の業者に見積もり依頼を出す、「相見積もり」を行うようにしましょう。

相見積もりを行うことで、「その業者が行う作業」と「各作業にどの程度の金額がかかるのか」を比較しながら検討できます。そうすれば、業者ごとの違いを明確にしながら業者を絞り込んでいけるため、法外な金額を請求されることがなくなるでしょう。

アフターフォローの有無もチェック


精密機器の取り扱いや家の工事を伴う業者は、通常施工完了後の一定期間、動作不良や施工不良が見つかった際の保証を行っています。

ホームページ上から確認できる場合が多いですが、契約書類の中に「保証を証明する書類」が含まれているかどうかなども確認しておきましょう。

もし保証という言葉が見つからなかったり、業者に相談した際に保証に関する説明がなかったりした場合、悪徳業者の可能性が高いため、ほかの業者への依頼を検討することをおすすめします。

自宅のドアに合う鍵の種類を選ぼう

玄関ドアの鍵交換

玄関ドアに取り付けられる鍵には非常に多くの種類があり、どれを取り付けるべきかわからないという人も多いです。しかし、最も重視すべきは「自宅のドアに合う鍵を選ぶこと」でしょう。

ドアの鍵は一度取り付けると、数年~数十年にわたって毎日使い続けるものであるため、ドアのデザインに合っていないものを取り付けると、見栄えも悪くなってしまいます。

鍵を取り扱っている業者の中には、ドアに合う鍵を提案してくれる業者も多くあるため、そういった業者を探してみるというのも良いかもしれません。

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