ミツモアメディア

クマバチの特徴や危険性とは?駆除する方法と注意点を紹介

最終更新日: 2021年05月12日

温厚な性格のクマバチは、刺激を与えなければ人を刺すことはほとんどありません。ただし家に巣を作られると強度が下がってしまう恐れがあるため、巣を見つけたら早めの駆除が必要です。クマバチの特徴や駆除方法を詳しく紹介します。

クマバチとは

クマバチ

クマバチとはどのようなハチなのでしょうか?ミツバチの仲間であるクマバチの特徴を紹介します。どのような場所にいるのか、生息状況も確認しておきましょう。

ミツバチ科のハチ

クマバチとはミツバチ科クマバチ属のハチ全体を指す呼び名です。日本では胸のあたりが黄色くなっている「キムネクマバチ」がよく見られるため、キムネクマバチを一般的にクマバチと呼んでいます。

生息域は沖縄を除く日本全土です。全体的に黒くクマに似た見た目から「クマバチ」と名付けられました。体長は約2cmとミツバチより大きく、胴体がふっくらとしているのが特徴です。

メスのみ毒針を持っており、オスには毒針がありません。メスの顔全体が黒であるのに対しオスは額に黄色の毛が生えているため、顔を見れば区別がつきやすいでしょう。

クマバチの主なエサはミツバチと同じく花の蜜や花粉で、特に藤の花を好みます。強い力で藤の花の堅い花弁をこじ開けられるため、花粉の媒介者としての役割も果たしています。

低い山や市街地に生息

クマバチが出現しやすい時期は4~11月です。市街地や郊外、低い山にある古い柱や枯れた枝などに巣を作って生息しています。

巣の周囲でなわばりを張るために低空飛行しているクマバチは全てオスです。メスのクマバチは巣を作ったり花の蜜や花粉を集めたりしています。

ミツバチやスズメバチと異なり、クマバチには働きバチがいません。群れを成さないのもクマバチの大きな特徴で、巣作りは1匹のメスが単独で行います。

クマバチの危険性は?

クマバチとひまわり

温厚な性格のクマバチは、刺激を与えなければ人間を刺すことはほとんどありません。ただしクマバチのメスを刺激すると刺される場合もあるため、近づくときは注意が必要です。

ハチに刺された経験がある人は、アナフィラキシーショックの危険性も認識しておきましょう。

関連記事:蜂の巣の種類と見分け方!形状をみて一目で危険性を判断できます | ミツモア

近づいただけでは攻撃されない

繁殖期になわばりを作りながら低空飛行しているクマバチのオスには、近づいてくるものは何でもしつこく追跡する習性があります。重低音の強い羽音を出しながら飛ぶため、クマバチに付きまとわれて怖い思いをした経験がある人もいるでしょう。

しかし、この習性は近づくものがメスかどうかを確認するためにしている行動です。威嚇のために低空飛行するスズメバチやアシナガバチと異なり、クマバチの低空飛行に威嚇の意味はありません。

そもそもクマバチのオスは針を持っておらず刺されるリスクもないため、低空飛行して付きまとってくるクマバチに過度な恐怖心を持つ必要はないといえます。

刺激したら刺されることも

温厚な性格のクマバチでも、毒針を持つメスに刺激を与えると刺されることがあります。巣や花の近くにいるクマバチはメスの可能性が高いため注意が必要です。

毒性がそれほど強くないので、刺されても重症化するリスクは高くありません。しかしクマバチの針はほかのハチの針より太く、刺されたときに強い痛みを感じやすいでしょう。

クマバチをはじめとするミツバチ科のハチが刺す針は、人間の皮ふから抜けにくいという特徴があります。クマバチに刺されて針が残っている場合は、素早く針を抜き血をつまんで絞りだすなどの応急処置を行った後、早めに病院へ受診しましょう。

ハチに刺された経験がある人は特に注意

過去にクマバチを含むハチに刺されたことがある人は、ハチに複数回刺されることで発症する危険のある「アナフィラキシーショック」にも注意する必要があります。

アナフィラキシーショックとは、体内に入ってきた物質に人間の身体が過敏に反応し、血圧低下や呼吸困難・意識の低下などを発症するアレルギー症状のひとつです。

過去にハチに刺されて抗体(アレルゲンを排除するためのタンパク質)ができていると、身体が過剰に反応してアナフィラキシーショックを起こしやすくなります。刺されてから発症までの時間が約10~15分と短いのが特徴で、発症すると命が危なくなる恐れもあります。

アナフィラキシーショックを発症した場合は、ただちに救急車を呼ばなければなりません。発症に備えて症状を抑えるための注射薬「エピペン」を常備しておくのも有効な対策です。

巣を発見したら放置は厳禁

クマバチ

クマバチに刺される危険は少ないといえますが、住宅に巣を作られると被害を受ける可能性があります。クマバチがどのように巣を作るのか、巣を作られるとどのような被害が起こるのかを確認しておきましょう。

木に穴を開けて巣を作る

一般的にイメージされやすいハチの巣と違い、クマバチの巣は古い木や木材に穴を開けて作られるのが特徴です。元からあるものを器用に使い大工が巣を作っているように見えるため、英語ではクマバチのことを「Carpenter Bee(大工バチ)」と呼んでいます。

巣の入り口の大きさは約1.5~2cmあり、クマバチの成虫と同じくらいの大きさです。竹筒のような元からある穴を利用して巣を作る場合もあります。

家の軒先や垂木などを好む

クマバチが住宅に巣を作るケースでは、家の軒先や垂木・屋根回りの木材などに穴を開け、内部を巣にして生活します。

クマバチは藤の花を特に好むため、庭や玄関先に藤棚を設置している場合は藤棚や周囲の木に巣を作っていることもあるでしょう。

巣穴の下には、穴を開けるときに出た木くずやクマバチの排せつ物が散乱しています。世代を超えて同じ巣を使い続ける場合があるのも、クマバチならではの特徴です。

放っておくと家が倒壊する可能性も

クマバチが家に巣を作ると住宅を構成する木材に穴が開くことになるため、建物の強度が落ちてしまう可能性があります。

長く住み続けると穴を掘り進めることがあり、同じ木材にいくつもの巣穴が開き内部にトンネルが作られ穴同士がつながっているケースもあるでしょう。

穴だらけの状態のまま長期間放置しておくと、木材の強度が落ちるだけでなく水の浸入により木材が腐食する恐れもあります。最悪の場合、家が倒壊する可能性もあるため注意が必要です。

クマバチが家に住み着いてしまったときは、刺される危険が少なくても早めに対処しましょう。

クマバチの駆除方法

殺虫剤

家の木材にクマバチ巣を見つけたら、建物を守るためにも早めに駆除しなければなりません。駆除に必要なものや巣を取り除く方法を解説します。正しいやり方を覚えておきましょう。

殺虫剤で駆除が可能

クマバチは殺虫剤での駆除が可能です。駆除するときは、クマバチに効果がある殺虫剤を用意しましょう。

万が一攻撃されたときのために、皮ふを露出しない服装で作業を行う工夫が大切です。厚手の作業服やレインコートを用意し、軍手やタオル・眼鏡・帽子・長靴なども使って皮ふを隠します。

ハチは暗くなると活動が弱まるため、夕方から夜間にかけて駆除するのが理想です。昼間のうちに巣の場所を確認し、暗くなってから作業する場合は懐中電灯を用意しましょう。殺虫剤の効果をより高めるために、風の弱い日に作業するのがポイントです。

巣を取り除く方法

巣を駆除する際は、クマバチが出てきたときにすぐ噴射できるよう殺虫剤を巣に向けながら近づきます。入口から巣の中に向けて、約10~15秒間殺虫剤を吹き付けましょう。

巣穴に殺虫剤を噴射すると幼虫まで退治できるため、巣全体にアプローチが可能です。巣穴からクマバチが出てきても、慌てず続けてクマバチに殺虫剤を吹きつけます。

クマバチが出てこなくなったら細い棒などで中の死骸をかき出し、木工用のパテなどを使って巣穴をふさいでおきましょう。

クマバチの駆除に使える殺虫剤

殺虫剤

自分で駆除作業を行うときは、ハチ用の殺虫剤を用意する必要があります。クマバチや巣の駆除に効果を発揮するおすすめの商品を3つ紹介します。

アース製薬 ハチアブスーパージェット

アース製薬 ハチアブスーパージェット
速効性や致死効果の高い有効成分を配合しており、飛び回るクマバチに噴射すると素早く駆除できる殺虫剤です。無風状態なら約11m先まで噴射できるため、遠くにいるクマバチも狙えます。


ハチの巣作りを予防できるのも魅力です。巣を作りそうな場所へあらかじめ吹きつけておけば、ハチが嫌がる有効成分とパウダーの効果で約1カ月ハチを寄せ付けません。


巣に噴射するとき3~4m離れた場所から吹きつけます。約35秒の噴射で1本消費してしまうため、駆除の際は十分な量を用意しておきましょう。

アース製薬 ハチアブマグナムジェット

アース製薬 ハチアブマグナムジェット
クマバチを無力化させ反撃を防ぐ殺虫剤です。ハチの巣や飛び回るクマバチに噴射することで駆除効果を発揮します。


バズーカ方式の強力噴射で巣ごと全滅させられるのが魅力です。約1カ月にわたり巣を作らせない予防効果も発揮します。


無風状態での噴射距離は最大約12mです。巣に吹き付ける場合は3~4m離れて使いましょう。約45秒間で1本の中身がすべて噴射されます。

フマキラー ハチ・アブ バズーカジェット

フマキラー ハチ・アブ バズーカジェット
速効殺虫成分に加え、羽ばたき停止成分と行動停止成分が配合された殺虫剤です。クマバチの動きを素早く停止させ、反撃させないようにできます。


巣に戻ってきたハチやふ化したばかりのハチに効く持続殺虫成分も含まれており、巣ごとの駆除が可能です。


最大約12mの距離まで噴射が届くため、遠くのクマバチも駆除しやすいでしょう。巣作り防止の効果は約1カ月持続します。

クマバチの巣の撤去は専門家に依頼

クマバチ

ハチの巣の撤去作業は自力でもできますが、刺されるリスクや成功率を考えると専門家に依頼する方が安心です。

危険性や難易度が高い

クマバチの巣は自力で駆除することも可能です。しかし刺されてしまう危険性はゼロではない上、完全に駆除できなければ同じ場所にまた巣ができる可能性もあるため、専門家に依頼する方がよいでしょう。

巣の大きさが15cm以上ある場合や巣の場所が閉鎖的な空間にある場合、自力で作業するのは困難です。クマバチの活動期にあたる6~10月には刺される危険性がより高まります。

クマバチへの恐怖心が原因でパニック状態に陥り、作業場所でケガを負ってしまう可能性もあるでしょう。安全に済ませたいのであれば、巣の撤去は専門家への依頼をおすすめします。

専門家に依頼する相場は?

クマバチをはじめとするミツバチ類の巣の駆除料金は、約8,000~15,000円が相場の目安です。攻撃性が弱いミツバチ科のハチの場合は作業時のリスクが低いため、攻撃性が強いスズメバチやアシナガバチより割安に設定されています。

巣の大きさや作られている場所により作業の難易度に差が出ることから、費用相場に約2倍の開きがあります。

巣の数が多いケースやハチが活動的になる夏や秋の駆除は、費用が割高になる場合もあるため、調査費や出張費・処分費・アフターフォロー代が加算される可能性も考慮しておきましょう。

状況によって料金が変わってくるため、実際に駆除を依頼する際には事前に見積もりを頼んでおくと安心です。

ミツモアで蜂の巣駆除を依頼

クマバチの危険性は低いが、巣は放置厳禁

クマバチ

クマバチは温厚な性格であり、毒針を持っているメスでも刺激を与えなければ人を刺すことはほとんどありません。

ただしクマバチは木材に穴を開けて巣を作るため、放置しておくと建物の強度が弱まり、場合によっては住宅に大きな被害を与えてしまう恐れがあります。

自力での駆除も可能ではあるものの、危険性や難易度が高いため駆除は専門家に依頼する方が安心です。家でクマバチの巣を見つけたらプロに相談しましょう。

ミツモアで蜂の巣駆除を依頼

ミツモアで蜂の巣駆除を依頼しよう!

新宿区の七五三写真の料金相場
ミツモアでは無料一括見積もりができます

簡単な質問に答えて一括で見積もり依頼

地域のお仕事マッチングサイト「ミツモア」なら、サイト上で簡単な質問に答えていただくだけで一括見積もり依頼が完了します。

複数の業者に自分で連絡をとる必要はありません。

最大5件の見積もりが届く

見積もり依頼をすると、業者より最大5件の見積もりが届きます。金額やレビューなどを確認して、比較しながら決められます。

チャットで相談ができる

気になる依頼先がみつかったら、依頼の詳細や見積もり内容などをチャットで相談してみましょう。チャットだからやり取りも簡単で、時間や場所を問わず話を進められます。

蜂の巣駆除をプロに依頼するなら「ミツモア」で見積もり依頼をしてみてはいかがでしょうか?

ミツモアで蜂の巣駆除を依頼