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自分で蜂の巣を駆除する方法は?安全に退治して予防対策もバッチリ!

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最終更新日: 2024年06月28日

自宅の敷地に蜂が現れて巣を見つけたとき、どのように退治するかご存知ですか。殺虫スプレーをかけたり、防護服を着用して巣を駆除する方法がありますが、蜂の種類や時期によっては、自分で退治するのは危険です。
今回は自分で安全に蜂の巣を駆除する方法について、駆除後の予防対策や業者に依頼する際の注意点を含めて解説します。

最初に蜂や巣を見つけたときに注意すること

自宅で蜂または蜂の巣を見つけたとき、自分の身を守るためにも、以下の点に注意しましょう。

蜂を刺激しない

蜂に遭遇した場合、手で追い払ったり、大声を出したりするのは危険です危険を察知すると、警戒フェロモンを出して仲間が数十匹以上一気に集まって攻撃をします。蜂が近づいたら、走らず、大きな声を出さず、身を低くして静かに逃げましょう

あわせて部屋の中に入ってきたときは、部屋の明かりを消して、静かに窓を開けて蜂が外に出ていくのを待つことが大切です。蜂を見失ってしまったときや夜が暗いときは、1か所だけカーテンを開けたり、外に懐中電灯を置いたりして明るい場所を1つ作っておくといいでしょう。

蜂の巣に近づかない

蜂の巣を見つけたら、防護服の着用といった防御策を取らない限り、むやみに近づかないようにしましょう近づいてしまうと、蜂を刺激することになり、攻撃してきます。まずは伏せてじっと動かず、ゆっくりと少しずつ後ろに下がって避難することが大切です。

自分で蜂を退治できるか判断する4つのポイント

自分で蜂を退治するにあたって、まずは安全に蜂の巣を駆除できるか確認することが大切です。下記4つのポイントを見極めたうえで、判断しましょう。

蜂の種類 <自分で駆除できるレベル>

・ミツバチ:時期次第で可能

・アシナガバチ:条件次第でできるが業者に依頼がおすすめ

・スズメバチ:基本的に業者に依頼

蜂が活発に活動する時期 <自分で駆除するのを避けたほうがいい時期>

・ミツバチ:2~3月、10~11月

・アシナガバチ:6~8月

・スズメバチ:通年

蜂の巣ができた場所 ・周りが広く、手が届く場所なら自分で駆除可能

・高所や狭い場所の場合は業者に依頼

蜂の巣の大きさ ・直径15cm未満であれば自分で駆除可能

1.蜂の種類

日本の家屋に巣を作る蜂は、主にスズメバチとアシナガバチ、ミツバチの3種類です。蜂の種類によって、攻撃性の高さや針の持つ毒性の強さが異なり、危険度には差があります。それぞれの蜂の見分けるポイントは、以下のとおりです。

スズメバチ アシナガバチ ミツバチ
主な種類 ・キイロスズメバチ

・コガタスズメバチ

・オオスズメバチ

・セグロアシナガバチ

・フタモンアシナガバチ

・コアシナガバチ

・ニホンミツバチ

・セイヨウミツバチ

体長 17~45mm 11~26mm 12~20mm
体色 キイロスズメバチ:

黒色に黄班

コガタスズメバチ:

黒褐色で腹部の各節に黄帯

オオスズメバチ:

橙色の頭と黒の胸部、

黄橙色の腹部

セグロアシナガバチ:

黄橙色の斑紋

フタモンアシナガバチ:

鮮やかな黄色の斑紋

コアシナガバチ:

黒色の体に黄色い斑紋

黒っぽい胴体に

はっきりした縞模様

毛が全体に密生

攻撃性 強い 急に近づいたり刺激を与えると攻撃する 刺激を与えなければ攻撃されない
毒性 強い スズメバチより強い 弱い
主な特徴 ・アシナガバチと比べて胴体が太い

・素早く、まっすぐ飛ぶ

・胴体にくびれがあり、ほっそりしている

・脚が長く、フラフラと飛ぶ

・胴体は全体的に丸みを帯びている

・フワフワした毛が生えているものも多い

基本的に自分自身で駆除するのを避けたほうがいいのが、スズメバチです。スズメバチやその巣を見つけたら、原則として業者に駆除を依頼しましょう。

アシナガバチは巣の位置や大きさの条件によって自分で駆除できますが、毒性の強さから業者に依頼したほうが確実で安全です。加えて、ミツバチも自分で駆除できますが、決して危険度がないわけではありません。心配な場合は駆除業者に頼みましょう。

2.蜂が活発に活動する時期

蜂の種類や生態とあわせて、活発に活動する時期にも注意が必要です。基本的に春〜秋にかけて活動しますが、蜂の種類によって異なります。具体的な時期は以下のとおりです。

スズメバチ アシナガバチ ミツバチ
活動時期 4~11月下旬 4~11月中旬 1年を通して活動
活発な時期 6月下旬~10月 6~8月 2~3月、10~11月

スズメバチとアシナガバチは、夏から秋にかけて新しい女王蜂が羽化し、働き蜂が増えることから攻撃性が高まります。一方ミツバチは秋から冬にかけて、エサとなる花粉や花の蜜が少なくなるほか、春が近づくとエサを求めて活発になるため、攻撃的になります。

蜂が活発になる時期は、無理に自分で駆除しようとせず、専門の業者に依頼しましょう

3.蜂の巣ができた場所

自分で蜂の巣を駆除する場合、巣ができた場所によって安全に駆除できるか判断しましょう。見極めるポイントは、以下のとおりです。

業者に依頼
  • 狭い場所(屋根裏、床下)
  • 高い場所(軒下、2階以上の外壁)
  • 土の中
  • エアコンの室外機
自力でも駆除可能
  • 広い場所(ベランダ、窓の周り)
  • 低い場所(玄関の周り)

周りがひらけていて、踏み台や脚立に乗らなくても手が届く場所に蜂の巣があれば自分で駆除できます反対に、屋根裏や床下など狭い場所は動きづらく、蜂が密集して刺される可能性が高くなるため、避けましょう。加えて高所に作られた蜂の巣も落下リスクが高く、刺されるリスクも上がるため、おすすめしません。

4.蜂の巣の大きさ

蜂の巣が直径15cmを超える場合、自分で駆除せず自治体や専門業者に依頼しましょう15cm以上の大きさになると、女王蜂のほかにたくさんの働き蜂が活動を始め、蜂の数が一気に増えるからです。働き蜂は女王蜂に比べて攻撃性が高いので、巣を刺激すると大量の蜂に攻撃される危険性があります。

スズメバチとアシナガバチ、ミツバチの巣の大きさと特徴は、下記のとおりです。

スズメバチ アシナガバチ ミツバチ
巣の大きさ 最大で直径80cm 最大で直径15cm 最大で直径1m以上
巣の特徴 ・初期は徳利を逆さまにしたような形

・球体で巣への入り口はひとつだけ

・色は茶色や薄茶色のマーブル模様

・巣は傘を開いたときのような形

・巣穴がむき出しになっている

・巣の色は灰色〜灰褐色

・巣は平べったい板状

・何枚も並べて巣を作ることがある

・巣の色は作り始めは白色で、段々と蜜色になる

スズメバチは攻撃性が高いため、巣が小さくても駆除業者に依頼することが大切です。加えて、アシナガバチやミツバチも蜂の巣の大きさが15cm以下であっても、危険を感じたときは無理をせず、自治体や専門の駆除業者に相談しましょう。

 

自分で蜂の巣を駆除する前に必要なアイテム

自分で蜂の巣を駆除できると判断できたら、駆除作業に取り掛かりますが、その前に以下のアイテムを準備しましょう。

防護服

Giyomi 養蜂用 蜂防護服|Amazon

素材や機能によって値段は異なりますが、3,000円から購入でき、高いもので数万円以上の商品があります。自治体によっては無料で貸し出しているところもあるので、問い合わせてみましょう。

なお用意できないときは、厚手の長袖シャツにズボン、雨合羽を重ね着して、首にタオルを巻いたりゴーグルを着けたりして肌を守ることが大切です。

あわせて黒や紺など、濃い色の服装は避けましょう。科学的な根拠はありませんが、黒は天敵である熊の色に近いことが主な理由です。できるだけ白に近い色の服を着用しましょう

養蜂手袋

[Ladruph] 養蜂手袋|Amazon

手には蜂の針が通りにくい養蜂用の手袋を着用するのがおすすめです。ECサイトで購入できますが、用意できないときは厚手の軍手を2枚重ねて着用したり、革製の手袋を用意するといいでしょう。

長靴

[ミドリ安全] 作業靴 長靴 耐滑 耐油 耐薬 ハイグリップ|Amazon

足元には蜂を刺激することが少ない白色の長靴を着用しましょう。ズボンを袖の下に履いて、さらにその上からひもで縛って蜂が入らないようにすることが大切です。

エアゾール型の殺虫剤

アース製薬 ハチアブスーパージェット 蜂駆除スプレー|Amazon

殺虫スプレーは、合成ピレスロイド系の成分が含まれている蜂専用の商品を用意しましょう。ミツバチやアシナガバチ、スズメバチに対して高い殺傷効果を持ち、噴射して数秒経つと退治できます。

殺虫スプレーを用意する際、噴射距離の長いものを選んだり、2本用意しておくと安心です。

関連記事:蜂駆除スプレーは噴射力や成分で選ぼう!使用時の注意点もチェック

剪定バサミ

FORESIA 剪定ばさみ|Amazon

蜂の巣を落とすとき、手で直接落とすのは大変危険です。剪定ばさみを用意して切り取るといいでしょう。剪定ばさみがない場合は、ノコギリなどで代用できます。

懐中電灯

LED 懐中電灯 小型 充電式 フラッシュライト ハンディライト|Amazon

手元を照らすときに使用します。そのまま使うと、蜂が光に反応して突進することがあるので、光を照らすところに赤いセロファンを被せましょう

虫取り網

駆除した蜂の毒針にふれたり、生き残った蜂に刺されたりする可能性があるので、虫取り網を用意しましょう。駆除した際、落ちてきた蜂を捕まえるために使用します。

ゴミ袋

ケミカルジャパン ゴミ袋 厚くて丈夫 90L 20枚|Amazon

駆除した蜂の巣を入れるときに使用します。巣の大きさによっては重くなる場合があるので、なるべく丈夫な商品を用意するといいでしょう。

ホウキとちり取り

マーナ (marna) ほうき ちりとり セット|Amazon

蜂の巣の残骸や蜂の死骸を集めるときに使用します。蜂を刺激しないようになるべく白や淡い色の商品を用意すると安心です。

1.夕方から夜にかけての時間帯に駆除する

自分で蜂の巣を駆除する前に実施する時間帯を確認しましょう。具体的には、夕方から夜の時間帯(日没から2〜3時間が目安)がおすすめです。

なぜなら蜂は、朝や昼の時間帯に巣を離れて活動していることが多く、夕方から夜の時間帯になると、巣に戻って休憩するからです。加えて日没後は周囲が見えにくく、動きが鈍くなるため、巣と蜂を効率的に駆除できます。

ただし暗い時間帯で作業するため、明るいうちに巣の位置を確認しておきましょう

2.香水など蜂を刺激するものは身に着けない

あわせて蜂の巣駆除を行う際、香水や整髪料など強い匂いのするものは身につけないようにしましょう。蜂は巣の近くで動くものや刺激を与える相手に攻撃を行うため、強い匂いがすると蜂に攻撃材料を与えてしまいます。

また汗の臭いも反応するため、駆除する前にシャワーで体を流しておくのもおすすめです。ただし体を洗う際、ボディソープやシャンプー、コンディショナーは使わないようにしましょう。

3.巣の表面に少し離れた位置から殺虫スプレーを噴射する

防護服や手袋、長靴を着用したら、巣の表面に殺虫スプレーを噴射します。このとき、足元に照らしていた懐中電灯を消して、巣から2〜3m離れた場所から噴射することが大切です。

蜂は大きな羽音を立てて一斉に飛び出してきますが、怯まずに2~3分間は噴射し続けましょう。数秒でも殺虫成分が蜂の体に付着すると、攻撃しなくなって死に至ります。

4.少しずつ巣に近づいて殺虫スプレーを噴射する

蜂の巣の表面にスプレーをかけたら、少しずつ巣に近づき、巣穴に向かってスプレーを噴射しましょう。働き蜂が巣穴から次々に飛び立とうとしますが、殺虫成分によって弱って落ちていくため、噴射し続けます。

5.剪定ばさみで蜂の巣を落とす

蜂の巣から蜂が落ちていなくなったら、剪定ばさみで根本から蜂の巣を切り落としましょう。剪定ばさみがないときは、長い棒などでつついて落としても問題ありません。その際、下にゴミ袋を敷いておくと、簡単に処分できます。

6.巣や蜂の残骸を集めてゴミ袋に入れ、殺虫スプレーをかける

蜂の巣や蜂を駆除したら、ほうきとちりとりで残骸を集めてゴミ袋に入れますこのとき、蜂の死骸を素手で触らないようにしましょう。反射でお腹が動き、毒針に刺さる可能性があるからです。ゴミ袋の中に入れた後も、袋の中に殺虫スプレーを噴射しておくと安心です。ゴミ袋を閉じたら、燃えるゴミとして処分しましょう。

自分で蜂の巣を駆除した後の予防対策

蜂や蜂の巣の残骸をゴミ袋に入れて処分すれば完了ではありません。蜂は巣があった場所に戻ってくることがあり(戻り蜂)巣がないことに気づくと凶暴化して襲ってくるケースがあります。駆除した後も以下のような予防対策を行いましょう。

蜂の巣があった場所に1~2週間継続的に殺虫スプレーを噴射する

蜂の巣を落として駆除が終わったら、蜂の巣があった場所に殺虫スプレーをかけましょう駆除した日から1〜2週間続けると、同じところに蜂が巣を作るのを防ぐ効果が高まります。

甘い香りが出るものは置かない

蜂は甘い香りに反応して集まってきます。巣を作らせないようにするため、お菓子の食べかすやジュースの飲み残しなどは庭やベランダなどに放置せず、処分しましょう加えて、甘い香りがする洗剤や柔軟剤も、蜂が反応する場合もあるため、避けたほうが安心です。

蜂の苦手なアイテムを使う

中島商事 トヨチュー 熟成木酢原液 1500ML|Amazon

蜂の巣を作らせないようにするには、蜂を寄せつけないようにすることが大切です。予防効果のある殺虫スプレーをはじめ、木材から得られる木酢液やハッカ油など、蜂が嫌う匂いを週に1回ほど庭やベランダに撒いておくといいでしょう。

建物の開口部やすき間のある場所を塞ぐ

蜂は換気扇や通気口、エアコンの室外機のパイプから侵入することがあります。天井裏や床下などに蜂の巣を作らせないように、換気扇や通気口、室外機のパイプ付近に網目の細かい防虫ネットを敷きましょう

ただし、通気口が高い場所にあるときは危険を伴うため、注意が必要です。

 

蜂の巣駆除を業者に依頼する場合の費用相場

自分で蜂の巣を駆除するのが難しい場合、専門業者に依頼しましょう。蜂の巣の大きさや場所、繁忙期などによって異なりますが、費用相場は下記のとおりです。

蜂の巣の種類 費用(蜂の巣の1個あたり)
スズメバチ 10,000~50,000円
アシナガバチ 10,000~25,000円
ミツバチ 10,000~20,000円
蜂の巣の直径が大きくなるほど費用は上がるほか、危険度が高くなる夏と秋に依頼すると、通常よりも金額は高くなります。
加えて高所で駆除すると、足場を組む料金も上乗せされます。費用やサービス内容などを確認したうえで業者を決めましょう
蜂の巣駆除に含まれる内容は以下のようなものがあります。
  • 現地調査(蜂の巣がある場所や種類、大きさなど)
  • 近隣への声かけ(駆除作業の説明など)
  • 蜂の巣の駆除
  • 駆除後の掃除
  • 再発防止作業

蜂の巣駆除を業者に依頼するときの注意点

蜂の巣を専門業者に依頼するとき、下記3点に注意しましょう。

  1. すぐに現場に来てもらえるか確認する
  2. 手厚いアフターフォローがあるか確認する
  3. 複数の事業者から見積もりを取る

 

1.すぐに現場に来てもらえるか確認する

蜂の巣の駆除業者を選ぶ際、メールや電話などの返答が早く、希望の日時で対応してもらえるかどうか確認しましょう。時間が経つほど、蜂の巣は大きく成長するため、その分駆除にかかる費用が上がる可能性があります。現場にもよりますが、年中無休で即日対応してもらえる業者に依頼すると安心です。

2.手厚いアフターフォローがあるか確認する

蜂の巣の駆除作業が完了できても、一時的に撤退した蜂が戻る「戻り蜂」が発生する場合があります。業者を選ぶ際、無料で戻り蜂を駆除したり、再度蜂の巣を作らせない予防対策の実施といったアフターフォローを受けられるか確認しましょう。

3.複数の事業者から見積もりを取る

専門業者に蜂の巣駆除を依頼するとき、複数の業者から見積もりを取りましょう作業内容や費用などを比較・検討したうえで決めることができ、完了後に高額な費用を請求する業者を見極められます。あわせて、以下の項目も実施しているか確認しておくと安心です。

  • 無料で現地調査を行う
  • 契約前に料金や作業内容について説明する
  • 見積もりが確定した後に追加料金を請求しない など

蜂の巣駆除業者の見積もりを比較する

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自分で蜂の巣を駆除する方法について解説しました。蜂の種類や活発に活動する時期、蜂の巣の場所など、状況によっては自力で駆除するのは困難です。もし安全に退治することが難しい場合は無理をせず、自治体または専門の駆除業者に相談しましょう。

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