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【2025年最新】蜂の巣駆除で補助金が出る自治体は?金額と支援制度

最終更新日: 2025年05月19日

「自宅で蜂の巣が見つかったので業者に駆除してもらいたいけど、費用が高い」という悩みをお持ちではありませんか。スズメバチをはじめとした蜂の巣駆除を依頼する際、費用の一部を支給してもらえる自治体があります。ただし蜂の種類や期間によっては対象外の場合もあり、条件を確認することが大切です。

補助金以外で駆除費用の負担を減らすコツや蜂の巣駆除の支援制度を含め、補助金が支給される自治体について確認しましょう。

蜂の巣駆除の補助金対象は「スズメバチのみ」が基本

蜂の巣駆除に対する補助金や支援を受けられるのは、一般的に攻撃性が高いスズメバチの駆除のみです。攻撃性が高くて毒性も強いため刺されると、命にかかわることがあるため、住民の安全確保と快適な生活環境を維持する目的で行われています。

自治体によってはアシナガバチやミツバチといった蜂の巣の駆除を支援する制度を設けているところもあり、具体的には下記のとおりです。

蜂の巣駆除の支援制度の内容 主に提供する自治体
蜂の巣駆除費用の一部補助(スズメバチのみ) 東京都西東京市
千葉県印西市
神奈川県鎌倉市
奈良県大和郡山市
大分県大分市 など
蜂の巣駆除費用の一部補助(スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチなど) 東京都青梅市
埼玉県上尾市
愛知県小牧市
大阪府和泉市
愛媛県宇和島市 など
蜂の巣駆除業者の斡旋や紹介 東京都西東京市
神奈川県鎌倉市 など
自治体職員や委託業者による駆除 東京都世田谷区
群馬県伊勢崎市

愛知県岡崎市 など
防護服や駆除用具の貸し出し 東京都世田谷区
埼玉県坂戸市

京都府京田辺市 など

1.蜂の巣駆除費用の一部補助

業者に蜂の巣の駆除を依頼したときにかかった費用の一部を補助する制度です。自治体によって金額が変わりますが、補助率や上限額が定められています。

加えて注意したいのが対象期間と申請期限です。年度ごとに申請できる期間が定められており、期間を過ぎると申請が受け付けられないところや、予算に上限を達した時点で締め切られる自治体があります。

蜂の巣を発見して補助金の利用を検討し始めたら、速やかに自治体のホームページや広報誌などで情報を確認し、計画的に手続きを進めましょう。

2.蜂の巣駆除業者の斡旋や紹介

地方自治体では、自宅などで見つかった蜂の巣駆除対応をしないのが一般的です。ただし、指定または提携する駆除業者を紹介してもらうことができます

業者が絞られていることで探す手間を減らすことができ、駆除費用も通常よりも割安な価格で依頼できるところがあるでしょう。

3.自治体職員や委託業者による駆除

一部の自治体では、職員や自治体の委託業者が直接蜂の巣を無料、または有料で駆除してもらえるところがあります。ただし蜂の巣がスズメバチのケースや、生活困窮世帯の自宅で蜂の巣が見つかった場合など、特定の条件を満たす必要がある点に注意が必要です。

4.防護服や駆除用具の貸し出し

防護服をはじめ、殺虫剤や噴霧用伸縮竿といった蜂の巣の駆除用具を貸し出す自治体もあります。基本的に無料で貸し出してもらえますが、スズメバチをはじめとした危険な蜂の巣の駆除は推奨しません。

ミツバチやアシナガバチといった比較的大きさが小さい蜂の巣の駆除に限られます

スズメバチの巣駆除の補助金を支給する自治体の実例

蜂の中でも特に攻撃性が高くて毒性も強いスズメバチの巣の駆除で業者に駆除を依頼したとき、補助金を支給する主な自治体は、下記のとおりです。

自治体による補助金制度 補助対象 補助金の額
東京・西東京市「スズメバチの巣駆除作業補助制度」 市内在住の土地所有者または居住者 駆除作業費用の2分の1(上限10,000円)
千葉・印西市「スズメバチの巣駆除費の一部補助」 市内の土地や建物の所有者(事業者を含む)で指定業者に駆除を依頼した人 駆除作業費用の2分の1(上限50,000円)
神奈川・鎌倉市「スズメバチの巣駆除費補助金交付制度」 市内に土地や建物を所有していて巣の駆除を行った個人 駆除作業費用の3分の1(上限10,000円)
奈良・大和郡山市「スズメバチの巣駆除費用の補助制度」 市内の土地や建物の所有者・管理者で指定業者に駆除を依頼した人 駆除作業費用の2分の1(上限10,000円)
大分市「スズメバチの巣の駆除費補助」
市内に土地または建物を所有していて指定業者に駆除を依頼した場合 8,000円~15,000円(駆除費用が16,000円未満は駆除費用の2分の1)

1.東京・西東京市「スズメバチの巣駆除作業補助制度」

補助金額 駆除作業費用の2分の1(上限10,000円)
補助金の支給対象 西東京市内の一戸建て、または共同住宅の所有者・居住者
申請方法 業者によるスズメバチの巣の駆除が完了して費用を支払った後、必要書類と領収書を市の環境保全課に提出

市内の戸建てや共同住宅といった敷地内に作られたスズメバチの巣を、専門業者に駆除を依頼した場合、10,000円を上限に駆除費用の2分の1を支給します

申請は、スズメバチの巣の駆除作業が完了した後に行います。申請書に、業者から受け取った領収書の原本を添えて、環境保全課へ提出することが必要です。

ただし、すでに蜂が活動しておらず放棄された巣(空き巣)の駆除は、補助の対象外となるため注意が必要です。なお、西東京市ではこの補助制度とは別に、蜂の巣駆除業者の紹介や、駆除作業用の防護服の無料貸し出しも行っています

2.千葉・印西市「スズメバチの巣駆除費の一部補助」

補助金額 駆除作業費用の2分の1(上限50,000円)
補助金の支給対象 印西市内の土地や建物の所有者(事業者も含む)
申請方法 印西市を通して指定業者にスズメバチの巣の駆除を依頼。駆除作業の前に「スズメバチの巣駆除実施申込書」を市の担当部署に提出
事業者を含め印西市内に土地や建物の所有者で、市を通して指定業者に蜂の巣の駆除を依頼したとき、50,000円を上限に駆除費用の2分の1以内の費用を補助する制度です。

駆除対象はスズメバチの巣のみで、巣の位置が不明な場合などの調査費用は補助の対象外になっています。

3.神奈川・鎌倉市「スズメバチの巣駆除費補助金交付制度」

補助金額 駆除作業費用の3分の1(上限10,000円)
補助金の支給対象 市内に土地や建物を所有していて巣の駆除を行った個人
申請方法 スズメバチの巣駆除費補助金交付申請書と駆除費用の領収書の写し、スズメバチの巣が見つかった土地や建物の写真を市の担当課に提出

鎌倉市内にある土地、または建物の所有者がスズメバチの巣が見つかった場合、業者に駆除を依頼した際に要した費用の3分の1(上限10,000円)を支給する制度です。スズメバチの巣駆除費補助金交付申請書に必要事項を記入し、領収書の写しとスズメバチの巣が見つかった場所の写真を提出すれば、支給されます。

駆除を実施する際、建物の一部を解体・復旧にかかった費用や、樹木の伐採費用は対象外になるので注意しましょう。また市の指定業者にスズメバチの巣の駆除を有料で依頼できます

4.奈良・大和郡山市「スズメバチの巣駆除費用の補助制度」

補助金額 駆除作業費用の2分の1(上限10,000円)
補助金の支給対象 大和郡山市内の建物にスズメバチの巣が見つかり登録駆除業者に巣を駆除した所有者・管理者
申請方法 市の担当部署に下記の書類を提出
・大和郡山市スズメバチ駆除費補助金交付申請書
・領収書の写し(駆除費用の明細が記載されたもの)
・駆除をした場所の位置図または見取図
・写真(巣の駆除前1枚、巣の駆除後1枚)
・大和郡山市スズメバチ駆除費補助金交付請求書

スズメバチの巣が市内の建物に見つかったとき、所有者または管理者を対象に駆除費用の2分の1(上限額10,000円)を支給する制度です。業者にスズメバチの巣を駆除してから30日以内、または実施した年度の3月末日のいずれか早い日までに申請書や交付請求書、領収書の写し、スズメバチの巣の写真、巣を駆除した場所の見取り図を提出する必要があります。

ただし制度が利用できるのは、大和郡山市が指定した登録業者に駆除を依頼した場合に限られる点に注意しましょう。

5.大分市「スズメバチの巣の駆除費補助」

補助金の額 8,000円~15,000円(駆除費用が16,000円未満は駆除費用の2分の1)
補助金の支給対象 大分市内にある土地や建物にスズメバチの巣が見つかり登録業者に巣を駆除した所有者・管理者
申請方法 市の担当部署に下記の書類を提出
・スズメバチ駆除費補助金交付申請兼実績報告書
・スズメバチ営巣概要書(市の登録駆除業者が作成)
・領収書の写し

大分市内に土地や建物の所有者を対象に活動中のスズメバチの巣が見つかった場合、15,000円を限度に駆除費用の一部を補助する制度です。駆除費用に応じて補助金額が変わり、たとえば駆除費用が16,000円未満の場合、費用の半額を支給します。

補助金の支給にあたって「交付申請兼実績報告書」と業者が作成した「営巣概要書」、領収書の写しの提出が必要です。

スズメバチ以外の蜂の巣駆除の補助金を支給する自治体の実例

スズメバチだけでなく、アシナガバチやミツバチといった蜂の巣の駆除にかかった費用の一部を補助金として支給してもらえる主な自治体は、以下のとおりです。

自治体による補助金制度 補助対象の蜂の巣 補助対象 補助金額
東京・青梅市「スズメバチ等の巣除去費補助金」 ・スズメバチ
・アシナガバチ
・ミツバチ
市内の土地・建物所有者または居住者で業者に駆除を依頼した場合 駆除作業費用の2分の1(上限10,000円)
埼玉・上尾市「スズメバチ等駆除費補助金交付制度」
・スズメバチ
・アシナガバチ
市内の土地・建物所有者または居住者で業者に駆除を依頼した場合 駆除作業費用の2分の1(上限5,000円)
愛知・小牧市「スズメバチ等巣駆除費補助金」 ・スズメバチ
・ミツバチ
市内の土地や建物の所有者で業者に駆除を依頼した場合 駆除作業費用の2分の1(上限5,000円)
大阪・和泉市「蜂の巣駆除費用の一部補助」 ・スズメバチ
・アシナガバチ
市内在住の高齢者のみ、および障がい者のみの世帯 駆除作業費用の3分の2(上限20,000円)
愛媛・宇和島市「スズメバチ等駆除費補助金」 ・スズメバチ
・アシナガバチ
市内の土地や建物の所有者・管理者で市の登録業者に駆除を依頼した人 駆除作業費用の2分の1(上限10,000円)

1.東京・青梅市「スズメバチ等の巣除去費補助金」

補助金額 駆除作業費用の2分の1(上限10,000円)
補助対象の蜂の巣 スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチなど
補助金の支給対象 青梅市内にある土地や建物の所有者・居住者で業者にスズメバチ等の巣の駆除を依頼した場合
申請方法 業者によるスズメバチの巣の駆除が完了した後、窓口または郵送で下記の書類等を年度内までに提出

・青梅市スズメバチ等の巣除去費補助金交付申請・実績報告書、または青梅市スズメバチ等の巣除去費補助金交付請求書
・業者が発行した領収書(原本・作業場所が記載されているもの)
<窓口に提出する場合は以下のものも必要>
・補助金振込先の銀行口座がわかるもの(通帳等)
・印鑑(シャチハタ不可)

スズメバチをはじめ、アシナガバチやミツバチの巣の駆除を専門業者に依頼したときにかかった費用の一部を補助します。補助金の額は、費用の2分の1で上限額は10,000円です。

申請ができるのはスズメバチ等の駆除が終了した後で、補助金の交付に必要な請求書や領収書を窓口、または郵送する必要があります。

2.埼玉・上尾市「スズメバチ等駆除費補助金交付制度」

補助金の額 駆除作業費用の2分の1(上限5,000円)
補助対象の蜂の巣 スズメバチ、アシナガバチ(ミツバチは対象外)
補助金の支給対象 上尾市内にある土地の所有者や管理者、居住者で業者にスズメバチやアシナガバチ等の巣の駆除を依頼した場合
申請方法 業者によるスズメバチ等の巣の駆除費用を支払った日から30日以内に、下記の書類等を提出
・スズメバチ等駆除費補助金交付申請書兼報告書
・スズメバチ等駆除費補助金交付請求書
・駆除前と駆除後の写真(各1枚)
・領収書の写し
・スズメバチ・アシナガバチの巣の位置図

業者にスズメバチやアシナガバチの巣の駆除を依頼した建物の居住者や所有者、管理者を対象に駆除費用の2分の1(上限5,000円)を支給する制度です。

駆除業者に費用を支払った日から30日以内に書類や領収書の写し、写真などを提出しないと支給されないので注意しましょう。

3.愛知・小牧市「スズメバチ等巣駆除費補助金」

補助金額 駆除作業費用の2分の1(上限5,000円)
補助対象の蜂の巣 スズメバチ、ミツバチ(アシナガバチは対象外)
補助金の支給対象 小牧市内にある土地や建物の所有者・居住者で業者にスズメバチやミツバチ等の巣の駆除を依頼した場合
申請方法 業者によるスズメバチ等の巣の駆除が完了した後、下記の書類等を年度内までに提出
・交付申請書兼請求書
・駆除前と駆除後の写真(各1枚)
・領収書の写し
・口座番号がわかるもの

小牧市内にある建物の所有者や管理者を対象にスズメバチ、またはミツバチの巣が見つかった場合、業者に依頼して駆除を行った費用の一部を補助する制度です。補助金額は5,000円を限度に駆除費用の2分の1を支給しますが、アシナガバチの巣は対象外になります。

加えて補助金を申請するにあたって、駆除前後に蜂の巣の様子を撮影するのを忘れないようにしましょう。業者から発行した領収書の写しと写真、口座番号がわかるもの、申請書類を担当部署に提出すれば、1か月〜2か月後をめどに補助金が支給されます。

4.大阪・和泉市「蜂の巣駆除費用の一部補助」

補助金額 駆除作業費用の3分の2(上限20,000円)
補助対象の蜂の巣 スズメバチ、アシナガバチ
補助金の支給対象 和泉市内に在住する高齢者(65歳以上)のみの世帯、障がい者のみの世帯
申請方法 市の生活環境部署を通して業者による蜂の巣の駆除を行った後、以下の必要書類を提出
・蜂の巣駆除費補助金交付申請書
・市税の納税状況及び住民登録の内容確認に係る同意書
・対象者の要件を満たしていることが確認できる書類の写し
・駆除費用の明細が記載された領収書の写し
・駆除を実施した場所の位置図又は見取図(概略図)
・駆除前及び駆除後の写真各1枚(蜂の巣が分かるもの)

スズメバチやアシナガバチの巣が見つかり、業者に駆除を依頼した場合、費用の3分の2(20,000円を上限)を支給する制度です。業者に駆除を依頼するにあたって、市の生活環境担当部署に連絡する必要があり、連絡をせずに駆除を行うと補助金は支給されません。

加えて対象になるのは、65歳以上の高齢者のみの世帯、または障がい者のみの世帯である点も注意が必要です。

5.愛媛・宇和島市「スズメバチ等駆除費補助金」

補助金額 駆除作業費用の2分の1(上限10,000円)
補助対象の蜂の巣 スズメバチ、アシナガバチ
補助金の支給対象 宇和島市内にある土地や建物の所有者・居住者などで市の登録業者にスズメバチ等の巣の駆除を依頼した場合
申請方法 市の登録業者によるスズメバチ等の巣の駆除が完了した後、下記の書類等を年度内までに窓口に提出
・交付申請書
・交付請求書
・駆除業者が発行した領収書の写し
・駆除を実施した場所の位置図
・駆除前の巣、駆除前の巣の周辺、駆除後の写真
・駆除証明書(写真で駆除の確認が困難な場合)
・振込み口座の通帳またはキャッシュカード

宇和島市に登録した専門業者にスズメバチやアシナガバチなどの蜂の巣駆除を依頼した場合、費用の一部を補助します補助率は費用の2分の1で、上限は10,000円です。

補助金は市内にある土地・建物の所有者や使用者、自治会などが支給対象となります。駆除を行った日から30日以内か、駆除をした年度の3月31日のうちいずれか早い日までに申請しましょう。

補助金以外で蜂の巣駆除を支援する主な自治体

蜂の巣駆除の補助金がない場合でも、自治体によっては下記のように職員、または委託業者による駆除や防護用具の貸し出しを行っているところがあります。

自治体による蜂の巣駆除の支援制度 駆除支援対象の蜂の巣 支援内容
東京・世田谷区「ハチの巣の除去について」
・キイロスズメバチ
・コガタスズメバチ
・アシナガバチ
区内在住の居住者や土地の所有者を対象に高さ3メートル以内の蜂の巣駆除を依頼できる
群馬・伊勢崎市「スズメバチの巣の無料駆除」 スズメバチ 市の委託業者によるスズメバチの巣の駆除を無料で行ってもらえる
愛知・岡崎市「スズメバチ・ミツバチの巣駆除」 ・スズメバチ
・ミツバチ
市の委託業者によるスズメバチやミツバチの巣の駆除を無料で行ってもらえる
埼玉・坂戸市「蜂用防護服の貸し出し」 ・アシナガバチ
・ミツバチ など
一般家庭や事業所で蜂の巣が見つかった際、自分で駆除する場合に無料で防護服を貸し出してもらえる
京都・京田辺市「防護服の貸し出しと駆除用スプレーの配布」 ・アシナガバチ
・ミツバチ など
家庭や事業所で蜂の巣が見つかり、自分で駆除する際、防護服の貸し出しや蜂駆除用のスプレーを配布してもらえる

1.東京・世田谷区「ハチの巣の除去について」

駆除支援対象の蜂の巣 キイロスズメバチ、コガタスズメバチ、アシナガバチ
駆除費用 無料
駆除支援の対象 世田谷区の居住者で、該当の蜂の巣駆除が自分でできないとき
申し込み方法 区保健所の担当部署に連絡する

世田谷区内の居住者でキイロスズメバチやコガタスズメバチ、アシナガバチの巣の駆除が自分でできないとき、区の委託業者に無料で駆除してもらえる制度です。家屋の壁や塀、樹木といった場所に作られ、地面または床面から3メートル以内の蜂の巣が駆除の対象になります。

ただし駆除当日に駆除作業に立ち会う必要がある点と、作業は平日の日中で時間指定ができない点に注意しましょう。なお自分で駆除する際、保健所からハチ専用の駆除施プレーも貸し出すことも可能です。

2.群馬・伊勢崎市「スズメバチの巣の無料駆除」

駆除支援対象の蜂の巣 スズメバチ
駆除費用 無料
駆除支援の対象 伊勢崎市内にある建物の所有者・管理者(家族含む)でスズメバチの巣が見つかった場合
申し込み方法 市の委託業者に直接電話で申し込む
※賃貸物件の入居者は管理会社を通して連絡

平日の朝8時30分から夕方の5時15分までの時間で、スズメバチの巣が見つかったとき、市の委託業者に無料で駆除を依頼できる制度です。市の委託業者に直接電話で申し込めば、日時を調整のうえでスズメバチの巣を駆除してもらえます。

ただしアシナガバチやドロバチの巣は対象外です。加えて、スズメバチの巣が屋根裏や床下といった場所で見つかった場合は、別途自己負担になる点に注意しましょう。

3.愛知・岡崎市「スズメバチ・ミツバチの巣駆除」

駆除支援対象の蜂の巣 スズメバチ、ミツバチ
駆除費用 無料
駆除支援の対象 岡崎市内にある建物の所有者・管理者(家族含む)でスズメバチやミツバチの巣が見つかった場合
申し込み方法 市の動物総合センターに問い合わせる
岡崎市内に土地や建物の所有者を対象にスズメバチ、またはミツバチの巣が見つかった場合、市の委託業者に駆除を依頼できる制度です。市の動物総合センターに問い合わせた後、委託業者が自宅を訪問して蜂の巣を駆除してもらえます。

ただし、訪問時にスズメバチやミツバチの巣ではないことが判明した場合や、蜂が住んでいない場合は依頼主に駆除費用を請求されるので注意が必要です。

4.埼玉・坂戸市「蜂用防護服の貸し出し」

駆除支援対象の蜂の巣 アシナガバチ、ミツバチ など
駆除費用 無料
駆除支援の対象 坂戸市内にある建物の所有者・管理者(家族含む)で蜂の巣が見つかった場合
申し込み方法 市の環境政策課に問い合わせる(貸し出し期間は3日間)

蜂の巣の駆除や駆除費用の一部を補助金として支給しない自治体では、無料で防護服を貸し出してもらえるところがあります一般家庭や事業所内に蜂の巣が見つかっても、駆除費用を抑えられるメリットがあるでしょう。

蜂の巣の駆除作業は蜂の活動が鈍い朝や、夕方の薄暗い時間帯が最適ですが、スズメバチの巣が見つかった場合は危険を伴うため、専門業者に駆除を依頼すると安心です。

5.京都・京田辺市「防護服の貸し出しと駆除用スプレーの配布」

駆除支援対象の蜂の巣 アシナガバチ、ミツバチ など
駆除費用 無料
駆除支援の対象 京田辺市内にある建物の所有者・管理者(家族含む)で蜂の巣が見つかった場合
申し込み方法 市の環境課に問い合わせる

自治体の一部では防護服の無料貸し出しだけでなく、蜂用の駆除スプレーを配布してもらえるところがあります。京都府京田辺市では、原則1本限定でスプレーを配布しており、自分で駆除したい世帯を支えています。

ただし、スズメバチをはじめとした攻撃性と毒性が強い蜂の巣が見つかった場合、自分で駆除しようとせず、専門業者に依頼しましょう。

補助金とあわせて蜂の巣駆除費用の負担を軽減するコツ

お住まいの自治体に蜂の巣駆除の補助金制度がなかったり、条件が合わずに補助金が利用できないときは、以下のように駆除費用の負担を軽減しましょう。

1.蜂の巣が小さいうちに駆除する

蜂の巣は大きさが小さいうちに対処するほど、駆除費用を抑えられる傾向です。 巣が大きくなると、蜂の数も増えていき、駆除作業の難易度や危険度が増すため、それに伴って費用も高くなります。

特にスズメバチの巣は、たとえ小さくても危険性が高くなるため、早めに専門業者に駆除を依頼しましょう。

2.複数の蜂の巣駆除業者から相見積もりを取る

蜂の巣の駆除費用を抑えるコツとして、複数の業者から相見積もりを取ることが大切です。1社だけでは提示された金額が適正なのか判断するのが難しくなります。

相見積もりを取ることで蜂の巣の駆除費用の適正価格が把握できるだけでなく、駆除方法や作業後の保証といった内容を総合的に比較したうえで納得のいく業者を選べるでしょう。

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自治体による蜂の巣費用の負担を軽減する補助金制度は、経済的な負担を軽減し、安全な駆除を後押ししてくれる心強い味方です。ただし補助金制度は一部の自治体に限られるだけでなく、蜂の種類や補助金額など、条件によっては対象外になります。

もし補助金が使えない場合でも、複数の業者から見積もりを取れば、費用が抑えられる業者が選べるでしょう。

料金だけでなく、安全かつ確実に駆除してもらえる業者を探したいときは、「ミツモア」を通して納得のいく業者を探してみてください。

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