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黒い蜂の正体とは?蜂の種類や特徴、危険性の有無や対処法など解説

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最終更新日: 2022年07月19日

外を歩いている時に黒い蜂に遭遇したら、どのように対処すべきでしょうか。日本には数多くの蜂がいますが、中でも黒く大きな見た目をした蜂は威圧感があり、恐怖を感じやすいことでしょう。この記事では、黒い蜂の種類や、遭遇した時の対処法などを紹介します。

黒い蜂は危険?

ミツバチくらい小さく、身体に白いしま模様が入った「クロスズメバチ」は、他のスズメバチほどでは攻撃的ではありませんが毒針を持っており危険です。そのほかの黒い蜂は基本的におとなしい種類が多いですが、刺激すると刺されることもあるので注意しましょう。

黒くて蜂みたいな虫の正体は?

丸っこい見た目の「クマバチ」に似た黒い虫は「アブ」の可能性が高いです。毒針はありませんが、かまれると強いかゆみが起きることがあります。

よく見かける黒い蜂の正体とは?

黒い蜂
一口に黒い蜂といっても、様々な生態や性質をもった蜂がいます

日本にはさまざまな蜂が生息しており、比較的安全なものから危険なものまで多種多様です。黒くて大きな体をした蜂は、その見た目の威圧感から「危険そう」と感じる人も多いことでしょう。

まずは日本でよく見られる5種類の黒い蜂を、危険性と併せて紹介します。

クマバチ

クマバチ

黒い毛に覆われている姿が特徴の「クマバチ」は、沖縄を除く各地に生息している蜂です。丸く可愛らしい見た目をしていますが、体長20mmを超える個体もいるため「危ない蜂なのでは」と感じることもあるでしょう。

しかしクマバチは温厚な性格をしており、こちらから威嚇しなければ人を刺すことは滅多にないといわれています。

体が大きいため羽音が大きく、驚くこともあるかもしれませんが、挑発はせず飛び去るのを待ちましょう。

関連記事:クマバチの特徴や危険性とは? | ミツモア

チャイロスズメバチ

チャイロスズメバチ

「チャイロスズメバチ」はクマバチと同程度の大きさを持つ、スズメバチの一種です。中部地方よりも北側の森林を中心に、最近では関東の低地でも生息が確認されています。

性格は非常に凶暴で、ほかのスズメバチの巣を襲うこともあるほどです。縄張り意識も強く、外敵が巣に近づくと、数匹で地上近くを飛び回る威嚇行動を取ります。

さらに、チャイロスズメバチはほかの黒い蜂よりも強い毒性を持っています。痛みを感じる成分濃度に関しては、オオスズメバチをしのぐほどです。

チャイロスズメバチは屋根裏などにも巣を作るため、黒い腹と褐色の頭部を持った蜂を見かけたら刺されないよう注意しましょう。頻繁に見かけるときは、近くに巣があると考えられます。その場合、プロの業者に駆除を依頼するのが安全で確実な方法です。

関連記事:チャイロスズメバチの特徴や、遭遇時の対処法とは? | ミツモア

ミツモアで蜂の巣駆除を依頼

クロスズメバチ

クロスズメバチ

黒地に白の縞模様がある「クロスズメバチ」は、沖縄以外の地域に生息しており、主に地中に巣を作ります。

ほかのスズメバチと同様に、屋根裏などの狭くて暗い場所を住処に選ぶため、生活圏内で出会う可能性も十分にある種類です。

ただし、クロスズメバチはさほど攻撃的な蜂ではありません。こちらから刺激を与えない限り、刺されることはほとんどないでしょう。

スズメバチの仲間であることからも分かるように、毒針は有しているため、油断は禁物です。もし遭遇したら、静かに場所を離れましょう。

関連記事:クロスズメバチの巣はどこにある?見つけ方と安全な駆除方法を解説| ミツモア

クロアナバチ

クロアナバチ

「クロアナバチ」は頭部に生えた白い毛が特徴の黒い蜂です。大きいもので体長30mmほどにもなりますが、全体的に細身のため「大きい」という印象は持たれにくい蜂でもあります。

地中に穴を掘って巣を作る習性を持つことから発見するのが難しく、駆除するのに時間がかかってしまうことも考えられます。

またクロアナバチは餌となる昆虫を捕獲するために毒針を持っていますが、人に対して攻撃することは滅多にありません。

関連記事:クロアナバチの毒性や危険度は?駆除の方法と注意点を解説| ミツモア

ドロバチ

エントツドロバチ(オオカバフスジドロバチ)

「ドロバチ」は黒い体に黄色い縞が入っている、体長14〜18mmほどの小さな蜂です。

名前にある通り、ドロバチは土を水と唾液で泥状にして巣を作るのが特徴です。蛾の幼虫を捕える毒針を持っていますが、人に対しての毒性は低く好戦的ではないため、特に心配する必要はありません。

ドロバチは基本的に単独行動をしており、巣を作ったとしても、そのサイズは非常にコンパクトです。親蜂は巣で卵を生み、幼虫の餌となる芋虫や幼虫を集めた後は、巣に蓋をして去ります。幼虫が成長し、羽化して飛び立った後は、その巣が使われることもありません。

ベランダや床下に白っぽい土の塊を見かけた場合は、駆除してしまってもいいでしょう。

関連記事:ドロバチの巣の特徴は?スズメバチの巣と見分けるポイントや対処法| ミツモア

黒い蜂に似ている虫もいる

黒い蜂
外見上の特徴が黒い蜂に似ている虫もいます

一見黒い蜂に見えても、実は違う虫だったということもあるでしょう。黒い見た目をしていて、蜂と間違えやすい昆虫について紹介します。

クマバチに似ている「アブ」

アブ

夏に活発な活動をする「アブ」は、サイズや見た目がクマバチに似ている昆虫です。体長は10〜30mmほどで、全体的に黒っぽい体をしています。

しかし、クマバチのようにゆっくりと飛ぶことはなく、まっすぐ早く飛ぶのが特徴です。

また、アブはハエの仲間で、毒針は持っていません。しかし人の皮膚を口で噛み、血を吸うこともあるため注意が必要です。

噛まれてしまっても毒を心配する必要はありませんが、赤く腫れてかゆみを伴う場合もあります。腫れが強い場合には、医療機関を受診しましょう。

関連記事:ハチとアブはそっくり!被害の違いや見分け方 | ミツモア

黒い蜂が現れた時の対処法

黒い蜂

上記で紹介したような黒い蜂を見かけたときは、慌てず冷静に対処するのが大切です。ここからは、具体的な対処方法を紹介します。

蜂を刺激しないようにする

クマバチやクロアナバチなどの「おとなしい黒い蜂」はこちらから刺激しない限り、刺してくることは滅多にありません。

そのため、黒い蜂が現れた時は刺激を与えないようにして、静かにその場から離れましょう。手で振り払ったり、大きな音を立てたりすると、攻撃されたと認識して襲ってくる場合があるからです。

また、蜂は黒い色に対して興奮する習性を持っているので、夏の時期に外で作業をする際は白い服を意識的に選ぶことをおすすめします。

蜂の巣には近寄らない

好戦的なチャイロスズメバチは、巣を守るために攻撃を仕掛けてきます。蜂の巣を発見した場合は不用意に近寄らないようにして、業者に駆除を依頼しましょう。

最低でも巣から2m以上は距離を取り、蜂たちの行動にも目を配ることが大切です。チャイロスズメバチは威嚇行動として、集団で地上付近を飛び回ります。

もしも間違って巣の近くに踏み入ってしまった場合は、姿勢を低くして、ゆっくりと後ずさりするように下がりましょう。

関連記事:蜂の巣の種類と見分け方!形状をみて一目で危険性を判断 | ミツモア

業者に蜂の巣駆除を依頼するときの料金については以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:蜂の巣駆除にかかる料金はどのくらい?費用相場や、安く済ませるポイントをチェック|ミツモア

ミツモアで蜂の巣駆除を依頼

虫除けグッズを使おう

外で作業をしていると、気付かないうちに黒い蜂の巣に近寄ってしまう場合があります。万が一に備えてドラッグストアなどで購入できる虫除けグッズを使って黒い蜂の対策をしましょう。

吊るしておくタイプなどさまざまな種類があるため、自分が使いやすいものを一つ用意しておくだけでも安心です。

蜂に対して効果のある専用の殺虫剤も用意しておくとよいでしょう。十分な距離をとって噴射すれば、攻撃を仕掛けられる前に蜂は飛べなくなるはずです。

もし蜂に刺されたら?

水で洗い流す

蜂と遭遇する確率が高そうな場所にいく場合には、まずは刺されないような予防策が大切です。しかし、不測の事態に陥って刺されてしまうことも考えられます。

万が一の場合に備えて、蜂に刺された際の対処方法も把握しておきましょう。

患部をよく洗い、早急に病院へ

黒い蜂に刺されたら、まずは落ち着いて患部をよく洗いましょう。蜂の毒は水に溶けやすい特性を持っているので、水で洗うことで体内への毒の回りを軽減できます。患部に針が残っている場合は、手では直接触れず、ピンセットなどの道具を使って引き抜きます。

応急処置を終えたら速やかに医療機関を受診することが大切です。患部をよく洗ったら、すぐに病院へ向かいましょう。

移動中は患部を保冷材などで冷やしておき、虫刺され用の薬を持っている場合は塗布するなど、腫れを抑えるための対処も肝心です。

黒い蜂に遭遇したら静かに逃げよう

黒い蜂

黒い蜂はおとなしくて毒性の弱い蜂もいれば、チャイロスズメバチなどの好戦的な種類もいます。

見慣れない黒い蜂に遭遇した時は、慌てずその場から静かに逃げることが大切です。また、蜂は屋根裏や床下などの、目立ちにくい場所に巣を作ることもありますので、巣がないかどうか気を配り、不用意に近寄らないようにしましょう。

万が一刺されてしまった時には、何よりも慌てないことが大切です。パニックにならずに応急処置を行い、速やかに病院へ向かいましょう。

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黒い蜂には様々な種類が存在し、強い毒をもった攻撃性の高い蜂もいます。

中には温厚な蜂もいるとはいえ、自力での蜂の巣駆除は不安ですよね。危害を加えようとする相手には攻撃をしてくる可能性もあります。

もし家の屋根裏や軒下に巣を作られてしまった場合は、専門業者に依頼して駆除することがおすすめです。

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