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告別式とは何を行う儀式?通夜・葬儀との違いやマナーをチェック

最終更新日: 2022年09月15日

告別式の意味や、通夜と葬儀との違いが分からず、困っている人もいるでしょう。そこで告別式の意味や流れ、マナーを解説します。かかる費用やほかの儀式との違いも紹介するので、告別式を行う理由や意義が理解できるでしょう。

告別式とは

葬儀に参列する喪服姿の人たち

告別式の意味や通夜・葬儀との違いを解説します。それぞれの儀式の意味を理解することで、葬儀に対する気持ちがこもりやすくなるでしょう。

故人とのお別れの儀式

告別式とは故人とのお別れをする儀式のことです

告別式の始まりは、明治時代にさかのぼります。明治時代までは通夜や葬儀が終わると、葬列を組んで寺院や墓地に向かうのが一般的でした。

しかし当時、葬儀の合理化と簡素化が求められていた背景から、宗教色をなくしたお別れの儀式が考案されたといわれています。

葬儀は僧侶が中心となって、故人をあの世へ送り出す儀式であるのに対し、告別式は喪主を中心に、参列者が故人を偲ぶことが目的です。

通夜・葬儀との違い

通夜と告別式の大きな違いは、行われる日程にあります

通夜は葬儀・告別式の前夜に行われる、故人との最後の夜を過ごす儀式です。昔は文字通り夜通し行われていましたが、現代では夕方から2~3時間程度開催するのが一般的です。通夜の後は通夜振る舞いで参列者をもてなし、翌日告別式を行います。

葬儀と告別式の違いは、宗教色の有無です。本来葬儀に参加するのは家族や親族で、僧侶が式を進行します。故人をあの世へ送り出す、宗教的な意味合いを持ちます。一方で告別式には宗教色がなく、参列者が故人との別れを惜しむ社会的な儀式です。

告別式は葬儀と立て続けに行うのが一般的です。現在では「葬儀」といったときに、告別式も含めるケースもあります。無宗教葬では宗教的な儀式を行わないことから、葬儀と告別式をまとめて告別式と呼ぶこともあります。

告別式は誰が参列する?

基本的に告別式には誰でも参列できます。参列資格は必要なく、誰を招待するかは遺族に一任されています。

特に人数を限定しない一般的な葬儀であれば、知人や友人、仕事で関係のあった人を呼ぶことが多いでしょう。人数を絞りたい場合は、故人との親密度によって招待する範囲を調整します。

家族だけで葬儀・告別式をしたい場合は、誰も招待しなくても問題ありません。逆に家族葬であっても、告別式には数名の友人や知人を呼んでもOKです。

ただし実際には、仕事の関係で日中に行われる葬儀や告別式には参列せず、通夜にのみ参列する人も多くいます。

告別式の流れ

喪服姿の男性

告別式の一般的な流れを解説します。事前にどのように式が運ばれるかをイメージしておくことで、当日もスムーズに対応できるでしょう。

受付・開式

開式の約30分前から、受付が始まります。遺族はその1時間ほど前には集合しておき、当日の流れの打ち合わせを行います。受付は関係者別に列を分けるのが一般的です。

参列者から受付時に香典の受け渡しと、お悔やみの言葉が述べられるので、一言挨拶を返しましょう。

参列者として告別式に参加する場合は、時間に遅れないよう注意が必要です。通夜では通夜振る舞いが用意されているので、多少遅れても問題ありません。しかし告別式の場合は後に火葬を控えているため、スケジュールの調整が難しくなっています。

遅刻と同様に、途中退席もマナー違反です。

焼香をする

葬儀と告別式は続けて行われるため、参列者もまずは葬儀に立ち会います。開式から遺族による焼香までが葬儀、その後から告別式と区別するのが一般的です。

焼香の手順は以下の通りです。

  1. 焼香台の少し手前で、僧侶に一礼をする
  2. 左手には数珠を掛ける
  3. 右手の親指・人差し指・中指で額のところまで抹香を持ち上げる
  4. 抹香を静かに香炉の上に落とす
  5. 合掌をし、席に戻る

遺族の焼香が終わったら、参列者による焼香が始まります。一般参列者の焼香は会場のスタッフがエスコートしてくれるので、任せておきましょう。

別れ花

参列者による焼香が終わったら、そこで葬儀・告別式は一旦締めとなります。その後は残った参列者で、別れ花を行います。

別れ花とは棺の前に花を供える儀式のことで、故人の顔を拝める最後の機会です。葬儀社のスタッフから、1輪ずつ花を渡されます。

喪主をはじめ、まずは遺族から故人の棺に花を供えていきます。顔周りから体を覆うように供えていきましょう。故人と顔を合わせる最後のチャンスなので、声をかけてもOKです。

燃やせるものであれば、故人が好きだったものや寄せ書きを、副葬品として棺の中に入れても問題ありません。

釘打ち・出棺

別れ花が終わったら、釘打ちをして出棺をします。釘打ちとは棺のふたを閉じ、釘を打ち込む儀式です。現代では実施しないケースもあり、浄土真宗では実施しません。

釘打ちでは喪主から順番に、小石で釘を2回軽く叩きます。

釘打ちが終わったら喪主挨拶から、閉式の辞をもって葬儀および告別式が終了します。その後行うのは、火葬場に向けた出棺です。男性8名で棺を霊柩車に運搬し、遺族はマイクロバスで火葬場まで同行します。

参列者はここでお見送りをします。

告別式に参列する際のマナー

数珠を持ち手を合わせる女性

遺族として告別式に参列する際には、いくつか守るべきマナーがあります。告別式での服装と喪主の挨拶について、解説します。

服装は喪服

喪服には以下の3種類があり、上から順に格式が高くなります。

  • 正喪服
  • 準喪服
  • 略喪服

正喪服とは文字通り正式な喪服のことで、最も格式が高いタイプです。準喪服とは最も一般的な喪服のことで、ブラックスーツと呼ぶこともあります。略喪服は主に通夜で着用する喪服で、平服とも呼びます。

喪主として告別式に参列する際は、正喪服か準喪服を着るのがマナーです。近年では葬儀の簡素化や正喪服を持っている人が少ないことから、喪主を含む3親等までの遺族は、準喪服を着るのが一般的になっています。

参列者も告別式では準喪服を着るのがマナーです。

喪主の挨拶について

自分が喪主の場合は、告別式の終了時、つまり出棺前に締めの挨拶をしなければなりません。出棺前の挨拶では、参列してくれたことや、故人が生前お世話になったことへの感謝を述べます

併せて故人の生前の様子や、今後の決意表明も述べると締まりがよくなります。挨拶自体は1分程度の簡単なもので問題ありません。

また出棺時以外にも、僧侶と顔を合わせる際や、受付で参列者からお悔やみの言葉をかけられた際も、挨拶をします。そのときは一言、お礼の言葉を返しましょう。

告別式にかかる費用は?

数珠がふくさのうえに置いてある様子

告別式にいくらの費用がかかるか、気になる人もいるでしょう。告別式でかかる費用の相場を解説します。

葬儀の種類・規模によって異なる

告別式単体ではなく、葬儀全体の費用として計算することがほとんどです。葬儀の費用は種類や人数規模によって変わるものの、一般的な葬儀では1,000,000円は超えるでしょう

一般葬以外には家族葬や一日葬といった葬儀の種類があります。これらは規模が小さい分、一般葬よりは安く済むでしょう。

また業者によっても費用感は異なります。親身になってくれる業者を探すには、複数の業者を比較することがポイントです。ミツモアなら簡単な質問に答えるだけで、最大5社に対して同時に見積もりを依頼できます。

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最後のお別れの時間を大切に過ごす

花で満たされた棺の様子

告別式は宗教的な意味合いが強い葬儀と異なり、参列者一同が故人との別れを惜しむ、社会的なお別れの儀式です。葬儀と一緒に行われることが一般的で、基本的には誰でも参列できます。

告別式の最後には、別れ花で故人の顔を最後に見る機会もあります。告別式では守るべきマナーが存在するので、しっかり押さえた上で、最後のお別れの時間を大切に過ごしましょう。

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