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葬儀の日程はどう決める?納棺から会食終了まで葬儀全体の流れも紹介

最終更新日: 2022年09月15日

葬儀を執り行うにあたり葬儀社に連絡し、日程を納棺までに決める必要があります。葬儀の種類や火葬場、お寺、参列者のスケジュールなどを考慮し、調整が必要です。葬儀の大まかな流れや日程を決めるポイント、避けるべき日について解説します。

葬儀の日程を決めるには?

故人が臨終した後は悲しみにくれる間もなく、多くの手続きや儀式を進めなければなりません。葬儀の日程を決めるまでに、どのような流れをたどるのか解説します。

家族・葬儀社へ連絡

故人が臨終したらすぐに、連絡のつく手段で家族に知らせましょう。自宅で亡くなった場合はかかりつけ医、または救急に連絡する必要があります。医師によって「死亡診断書(死体検案書)」を、発行してもらいましょう。

葬儀社にもこのタイミングで連絡します。葬儀を執り行うための手配や、必要な書類など、多くの準備があるためです。

信頼できる葬儀社に依頼すれば、相談しながら準備を進めたり、代行してもらえる手続きを依頼したりと、喪主や遺族の負担を減らせます。

遺体の搬送・安置

病院で亡くなった場合には、遺体は霊安室に一旦安置されますが、そのまま安置室にはいられません。特定の感染症を除いて、遺体は逝去後24時間以上経過しなければ火葬できないと法律で定められているので、安置場所を決めて、遺体を搬送する必要があります

自宅のほかに葬儀社や斎場などの、遺体安置施設が安置場所です。安置施設を利用する場合は有料ですが、必要なケアや適切な温度管理をしてもらえるため、遺族の負担が軽減されます。自宅の環境や予算、葬儀までの日数などを考慮して、検討しましょう。

遺体の搬送を自家用車で行っても、法律上は問題ありません。しかし積み込みや搬送に必要なもの、さらに遺体の損壊や車内の汚損の可能性を考えると、葬儀社に依頼する方が安心です。

納棺までに葬儀の日程を打ち合わせ

遺体を安置した後は、納棺までに葬儀の日程を決めます。誰が喪主を務めるのか、葬儀の形式はどうするかといった点を、家族や葬儀社と打ち合わせて決定しましょう。参列者の人数や予算についても、しっかり話し合う必要があります。

火葬するためには「死亡届」を役所に提出し、「火葬許可証」をもらわなければいけません。悲しんでいる間もなく、慌ただしく葬儀の準備に追われる遺族にとっては、面倒な手続きです。

葬儀社に依頼すれば書類の手続きだけでなく、供物の手配も葬儀までに進めてもらえます。

日程を決めるには葬儀の種類も重要

葬儀にはさまざまな種類があり、葬儀の形式によって要する日数が異なります。行いたい葬儀の種類と、かかる日数を確認してから、日程を決めましょう。

一般葬・家族葬

一般葬とは古くから執り行われてきた、スタンダードな葬儀です。安置・納棺・通夜・葬儀・火葬などで、最短でも三日かかります。

故人の家族や親戚だけでなく、友人や会社の人など、故人と縁のある多くの人が参列します。多くの人が故人に別れを告げられ、遺族は故人が生前お世話になった人に、感謝を伝えられる点がメリットです。

一方で多くの参列者への対応に遺族が気を使う必要がある点や、費用が高くなる点には注意しましょう。

家族葬とは一般葬よりも規模が小さい葬儀を指します。家族や親族、故人と特に親しかった友人など少人数が参列し、一般葬と同じ形式で行うものです。

参列者が少ないことで、葬儀の際に遺族にかかる負担は減りますが、誰に参列してもらうかを決める上では、気を使うでしょう。

一日葬

一般葬で初目に行う通夜を省き、二日目の葬儀・告別式・火葬だけを行うコンパクト化した葬儀を、一日葬といいます。通夜がないので通夜振る舞いや、飲み物にかかる費用を節約できますが、予算が半分になるわけではない点には注意しましょう。

臨終・搬送・安置・納棺の翌日に葬儀を行うため、最短二日かかります。遺族だけでなく遠方から参列する人や高齢者の、時間的・体力的負担を軽減できる点が、一日葬のメリットです。

宗教的な儀式を省略したり簡略化したりするので、先祖代々お世話になっている菩提寺がある場合は、前もって許可を得ておく必要があります。

直葬

直葬とは通夜や葬儀・告別式を行わない形式です。遺族や関係者だけで火葬場に集まり、10分程度の短いお別れを済ませたのち、すぐに火葬します

特定の感染症のケースを除いて、臨終から24時間が経過しないと、火葬できないと法律で定められているため、臨終・搬送・安置・納棺の翌日に出棺・火葬という流れです。一日葬と同様に最低二日かかります。

最も簡略化された形式の葬儀なので、時間や体力、費用を大幅に節約できる点がメリットです。しかし短時間なので、故人とのお別れを落ち着いてできず、参列者が限られる点はデメリットといえます。

宗教的な儀式を大幅に省いているので、菩提寺に認められるのが難しい可能性がある点も、頭に入れておきましょう。

納棺から通夜の流れ

納棺の儀を行う喪服姿の男女

安置している遺体を棺に移す納棺から、通夜とその流れについて解説します。心を込めて故人を送るためにも、儀式についてしっかり把握しておきましょう。

納棺

納棺とは安置している遺体を棺に移すことで、故人が新たな旅路に出るための準備をする、大切な儀式です

最初に故人の口元を水で潤す「末期(まつご)の水」という儀式を行ってから、「湯灌(ゆかん)」で遺体を清めて、「屍衣(しい)」を遺体にまとわせます。旅支度を施した遺体と故人が愛用していた品やお別れの品を、棺に納める流れです。

金属やプラスチックなどの燃えにくいものや、遺骨を傷つけるおそれがあるものは、棺に入れてはいけません。棺に入れても問題のない品物については、葬儀社に相談しましょう。

通夜・通夜振る舞い

通夜とは夜に行う儀式で、故人と過ごす最後の時間です。かつては夜通し故人の枕元に付き添う形式でしたが、昨今は夜に参列者を迎え、1~2時間程度で終了する形式が主流になっています。

会場の準備は葬儀社に任せ、遺族が行うのは参列者の受付と僧侶のお迎えです。控室で僧侶と葬儀社の担当が、進行について打ち合わせをするので、喪主も同席しましょう。

通夜が始まったら僧侶が読経している間に、遺族、参列者の順番で焼香を行います。焼香が済んだ参列者に、礼状や返礼品を渡し、喪主が挨拶をして閉式です。

その後参列者や僧侶にお礼を伝える「通夜振る舞い」として、1~2時間程度の食事会を行い終了します。通夜振る舞いは省略されるケースもあることを、把握しておきましょう。

葬儀・告別式以降の流れ

喪服姿で手を合わせる男女

納棺と通夜が終わったら、葬儀社と葬儀・告別式について打ち合わせる必要があります。葬儀をスムーズに執り行うためにも、葬儀・告別式以降の流れについて、知っておきましょう。

葬儀・告別式

葬儀・告別式を執り行う際には、火葬場へのバスの手配や、精進落としに用意する料理の数など、確認事項が多いので、葬儀社と念入りに打ち合わせをしておきましょう。弔辞の順番や席次などについても、確認が必要です。

  • 受付(告別式開始時刻の30分前から)
  • 参列者の着席と僧侶の入場、告別式の開式
  • 僧侶による読経・引導
  • 弔辞・弔電の紹介
  • 読経・焼香
  • 僧侶の退場、閉式、一同退場

告別式の司会進行は葬儀社が行ってくれます。喪主と遺族が行うのは、参列者への挨拶が中心と考えましょう。

出棺

葬儀・告別式が終わったら故人との最後のお別れです。祭壇から棺を下ろして、遺族と関係者で棺の中を生花で飾ります。この儀式を「別れ花」といい、花を飾るのは喪主から開始し、故人に近しい順番です。

別れ花のタイミングで副葬品も棺に入れます。手紙や衣類などの燃えやすいものが一般的です。別れ花の進行中、参列者は別室か外で待機することになります。

そして棺に釘を打って蓋をする「釘打ち」の儀式です。スタッフが棺の四隅に釘を途中まで打った後、喪主をはじめ血縁の近い順番に、小石や小槌で打っていきます。昨今は釘打ちを行わないケースもあるので、事前に葬儀社に確認しておきましょう。

その後遺族や友人などの男性6人ほどで、棺を霊柩車まで運んで載せたら、喪主がお礼の挨拶をして、出棺の儀式は終了です。

火葬・お骨上げ

火葬場に到着したら、火葬前に読経と焼香をする「納めの式」を執り行い、火葬炉へ移動します。火葬が終わるまでは別室で待機することになり、かかる時間は1時間程度です。

火葬が終わったら収骨室に案内されるでしょう。骨上げ台のお骨と遺灰を全員で囲み、用意された箸で拾い上げます

拾い上げるのは喪主から開始し、血縁の近さや故人との縁が深かった順番です。足から上に向かって拾い上げていき、最後は故人と最も縁が深い人が、喉仏を拾って終了します。

拾い上げの作法は地域によって差が大きいため、拾う量やどのように拾うかについては、係員の指示に従いましょう。

初七日法要・精進落とし

初七日法要は遺骨に対して読経を行うもので、本来、故人が亡くなった日の七日後に行います。しかし近年では火葬終了後、つまり葬儀・告別式と同日に行う、「繰り上げ初七日法要」が増加傾向です。

また葬儀・告別式が済んだ直後の火葬場に向かう前に行うケースもあり、「繰り込み初七日法要」といいます。

初七日法要の後に、葬儀もしくは法要が終わったことの報告と、お世話になった人への感謝の気持ちを込めて、僧侶や世話役、参列者のために開催する食事会が「精進落とし」です。

菩提寺や地域の風習によって、繰り込み初七日法要が認められなかったり、きっちり逝去後7日目に行ったりと対応はまちまちなので、菩提寺や葬儀社に確認しましょう。

葬儀の日程を決めるポイント

黒いスーツを着て白い手袋をしている男性

葬儀の日程は、故人の臨終から速やかに決める必要があります。さまざまな人にお世話になるため、こまやかな確認とすり合わせが重要です。

火葬場の稼働状況を確認

葬儀の日程を大まかに決めたら、火葬場の稼働状況を確認する必要があります。火葬場は先着順の予約制なので、予約が詰まっており受け付けてもらえなければ、火葬できません。

葬儀社に火葬場の空き状況を調べてもらってから、日程を絞り込みましょう。最短で予約が取れた場合、臨終当日に通夜、翌日に葬儀・告別式・火葬という流れになります。

しかし年末年始などは火葬場が混んでいたり、休業日だったりすると、葬儀ができないケースも多々あるものです。人口の多い都市部の火葬場は、1週間先でなければ予約が取れない場合もあるため、火葬場の稼働状況を確認してから、葬儀の日程を詰めましょう。

お寺のスケジュールを確認

通夜や葬儀・告別式で読経してもらうために、お寺のスケジュールについても確認が必要です。菩提寺がある場合はまず喪主が連絡し、日程や作法については、葬儀社に調整してもらいましょう

菩提寺がない場合は、寺院手配サービスや葬儀社に手配してもらえます。火葬場と同様に、お寺のスケジュールも詰まっている場合があります。読経してもらうだけでなく、戒名を依頼する必要もあるので、早めに連絡しましょう。

家族や親族のスケジュールもチェック

親族や故人と親しかった人には、できるだけ参列してほしいものです。参列を望むにもかかわらず、日程が合わずに断念する人が出ないよう、可能な限り調整しましょう。

そのため参列者のスケジュールも確認が必要です。遠方から来てくれる参列者がいる場合、公共交通機関の使用を考えると、間に合わない可能性もあるでしょう。

早めにスケジュールを確認し、参列者に余裕のある日程で葬儀を行うと、無理なく故人とお別れができます

地域ごとの風習にも配慮を

地域によっては長年行ってきた風習が、尊重される場合もあります。葬儀を避けた方がいい日が設けられていたり、亡くなった当日にお通夜を行ったりと、地域によってさまざまです。

例えば北海道や東北のように寒い地域では、火葬後に葬儀を執り行うため、一般的な葬儀とは、順番が逆になっています。

また親族や関係者だけでなく近隣の人が参列したり、お手伝いをお願いしたりする地域もあるので、風習に詳しい葬儀社に確認するといいでしょう。

訃報を伝えるタイミングは?

訃報を伝えるタイミングは、故人との関係性や、執り行う葬儀の種類によって異なります。葬儀に参列してほしい相手の場合と、身内だけで行う家族葬の場合について確認しましょう。

葬儀に参列してほしい場合

葬儀に参列してほしい人には、葬儀日程がおおよそ決まったタイミングで、訃報を伝えましょう。遠方から来てもらう場合は、移動に時間がかかるため、喪服や数珠の用意など、参列の準備時間がきちんと取れるようにするためです。

葬儀社とお寺で打ち合わせたのちに、葬儀日程や場所の詳細が記載された「お知らせ状」を作り、葬儀に参列してほしい親族や故人の友人、関係者などに配りましょう。

会社や学校などの関係者にも、葬儀日程の連絡は必要です。参列してもらう相手ではなくても、忌引きの申請や仕事の調整など、自分が休むことで出る影響について、考慮しましょう。

家族葬の場合は葬儀後に連絡を

家族だけで葬儀を執り行いたい場合は、故人の友人・知人には葬儀後に連絡します。死亡通知と家族葬を選択した旨を記載し、事後報告のお詫びと、無事に葬儀を終えた報告、生前のご厚誼に感謝する文も添えておきましょう。

しかし故人が特にお世話になった人や、仲良くしていた人がいる場合は、事前の連絡がおすすめです。葬儀を行う前に訃報と家族葬であるため、参列を辞退する旨を伝えましょう。

葬儀の日程に関するQ&A

黒いスーツを着て白い手袋をしている女性

葬儀の日程を決める際には、火葬場やお寺、参列者のスケジュール以外にも、考慮すべき点があります。葬儀を避けるべき日や、葬儀費用が安くなるタイミングについて、把握しておきましょう。

葬儀を避けるべき日はある?

葬儀の日程は六曜を考慮して決めるのがおすすめです。六曜は「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」で構成されていますが、仏教をはじめ宗教とは関係ありません。

中でも何事も上手くいかない凶日である「仏滅」と、逆に何をするにも安らかな吉日とされる「大安」は、よく目にするでしょう。仏滅はお祝い事を避けるべき日なので、葬儀は関係なく、結婚式で人気の大安は葬儀にも向いています。

六曜の中で葬儀を避けるべき日は「友引」です。元々は「共引」と表記し、勝負がつかない引き分けの日という意味でした。しかし現在は、故人が友を連れて行くと解釈されているため、避ける人が多いのです。

喪主や親族が友引を気にしなくても、参列者が気にする場合があります。また家族葬で、全員が友引に葬儀を行うことに納得していても、友引を定休日としている火葬場も多く、葬儀を行えないケースが多いため注意が必要です。

葬儀費用が安くなるタイミングはある?

葬儀費用が安くなるタイミングは決まっていませんが、葬儀社に早めに相談することで、安くなるケースがあります。葬儀社に相談しているうちに知識が深まり、余計な出費をしなくて済むことが理由です。

落ち着いて葬儀について計画を立てることで、複数の葬儀社を比較できます。しかし自分で葬儀社を調べ、それぞれから見積もりを取るのは、面倒だと感じる人もいるでしょう。

ミツモアなら簡単な質問に答えるだけで、最大5社の葬儀社から相見積もりを取得できます。気になる葬儀社とはチャットでやりとりもできるため、要望を伝えることが可能です。

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1人で悩まず周囲に頼るのもポイント

棺に花を手向ける喪服姿の男女

故人の臨終後から葬儀を行うまでには、さまざまなことを決めたり、手続きしたりしなければいけません。中でも火葬場やお寺、参列者のスケジュールを把握し、納得のいく葬儀日程を決めるのは、骨が折れる作業です

火葬場を押さえられても遠方の参列者が間に合わない、火葬場が1週間以上予約で埋まっているといったケースもあり、思うように進まない可能性もあります。

そんな場合は一人で悩まず、親戚や友人、葬儀社に相談し、一緒に考えてもらいましょう。知識や経験が豊富な葬儀社を探すために、できるだけ早めに、葬儀社に相談するのがおすすめです。

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