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ミラー型ドライブレコーダーの取り付け方法は?選び方も解説

最終更新日: 2024年04月16日

ドラレコの導入を考えるにあたり、悩ましいのが取り付け方法です。業者に頼むのかDIYで取り付けるのか、判断しなくてはなりません。ミラー型ドラレコを取り付ける方法を解説します。大まかな流れを理解して、自分で取り付けられそうか検討してみましょう。

ミラー型ドライブレコーダーの取り付け方法

モニターとカメラが一体となっているタイプのミラー型ドラレコの場合、前方カメラはルームミラーにモニターを取り付けるだけで設置が完了です。ミラー型ドラレコの設置において重要なポイントである、後方カメラの取り付け方を解説します。

モニターから後方カメラの設置位置まで配線する

まずはモニターから後方カメラに接続するケーブルを配線します。後方カメラを取り付ける位置まで、モニターから出ているケーブルを延ばしていきましょう。

車内をすっきりとさせたいのであれば、ケーブルを内装の隙間やドアのゴムパッキンの内側に押し込む作業が重要です。

ケーブルを隠す作業をする際には、内装のパーツを取り外して交換するための工具である『内張りはがし』があると便利です。ケーブルの断線や内張りの損傷に注意して、慎重に作業を進めましょう。

後方カメラを固定する

後方カメラを取り付ける位置までケーブルを配線したら、次に後方カメラを取り付けます。後方カメラを取り付けるときは、最初に仮止めをするのがおすすめです。位置が決まってから両面テープで固定し、配線したケーブルを接続します。

後方カメラを設置する位置に、決まりはありません。リアガラス中央の最上部に付けるのがスタンダードな形です。

ハッチバックタイプの車種の場合、ハッチバックと車体の間に蛇腹状のゴムチューブが付いているので、ここにケーブルを通して配線するようにしましょう。

電源ケーブルを配線する

仕上げにモニターから伸びる電源ケーブルを、シガーソケットに接続します。後方カメラ用のケーブルを配線したときと同じ要領で、ケーブルをシガーソケットまで配線しましょう。

たるんだケーブルが運転者の視界を邪魔しないよう、丁寧な作業が必要です。余ったケーブルはフロアマットの下にまとめて隠します。

シガーソケットを別の用途で使用したい場合には、ヒューズボックスに接続して電源を確保するのがおすすめです。ただしヒューズボックスからの配線は、シガーソケットからの配線よりも難易度が格段に上がるため、専門業者に取り付けを依頼するのが無難です。

ドライブレコーダー取り付けを業者に依頼する

ミラー型ドライブレコーダーのメリット・デメリット

ミラー型ドラレコにはメリットもあればデメリットもあります。両者を正しく理解した上でミラー型ドラレコの設置を検討すれば、設置後の「こんなはずじゃなかった」という事態を回避可能です。ミラー型ドラレコのメリットとデメリットを解説します。

ミラー型ドライブレコーダーのメリット

ミラー型ドラレコのメリットとしてまず挙げられるのが、前方を警戒するのに最適な場所にカメラを付けられる点です

ドラレコのポテンシャルを最大限に引き出すには、カメラを設置する位置が重要です。車の前方を最も広範囲に警戒できる、フロントガラスの中央にカメラを取り付けられるミラー型ドラレコは、ドラレコとして理想的な製品といえます。

また運転者の視界を遮らないのも、ミラー型ドラレコのメリットです。カメラとモニターが一体になった製品の場合、フロントガラスに設置する物体が少なくなるので、運転者の視界を最大限に確保できます。

ミラー型ドライブレコーダーのデメリット

ミラー型ドラレコのデメリットとして挙げられるのが、フロントガラスの反射がカメラ映像に映り込む可能性がある点です

この現象はガラス面とルームミラーまでの間隔が広い車種で、特に起こりがちとされます。映り込みが心配な場合は、カー用品店のスタッフと相談してドラレコを選択しましょう。

また車種によっては運転支援システムと干渉するのも、ミラー型ドラレコのデメリットです。運転支援システムのカメラやセンサーがルームミラーの裏に設置されている車種の場合、ミラー型ドラレコで撮影できる範囲が制限される可能性があります。

ミラー型ドライブレコーダーの選び方

昨今はさまざまな特徴を持つミラー型ドラレコが販売されています。ポイントを押さえた上で商品選びを進めれば、理想に最も近いミラー型ドラレコを購入できるでしょう。ミラー型ドラレコの選び方のポイントを解説します。

前方ミラー・カメラの形状(一体型・セパレート型)

ミラー型ドラレコには前方カメラとモニターが一体となっている『一体型』と、前方カメラとモニターが別々になっている『セパレート型』があります

一体型のメリットは配線が簡単な点です。ルームミラーにモニターを取り付けて、電源ケーブルを配線するだけで使い始められるので、取り付けに不安を感じている人に適しています。

セパレート型のメリットは本体が小さい製品が多いという点です。車内があまり広くない、軽自動車やコンパクトカーに乗っている人に適しています。

またセパレート型はミラーの角度を変えてもカメラが捉える範囲が変わらないため、複数人で同じ車を使う人にもおすすめです。

画質

ミラー型ドラレコを選ぶ際には、画質にも気を配りましょう。低画質のドラレコを設置してしまうと、事故やあおり運転の証拠を残すためにドラレコを導入したはずなのに、証拠能力に乏しい映像しか残せなくなります。

フルHD対応で200万画素以上のカメラを搭載したドラレコがおすすめです。この程度の画質があれば、ナンバープレートの数字をしっかり読み取れるレベルの映像が残せます。

また夜間に運転する機会が多い場合には、『HDR』や『WDR』などの逆光補正機能を備えた機種を選ぶようにしましょう。

視野角

視野角もミラー型ドラレコを選ぶ上での、重要なチェックポイントです。視野角が狭いドラレコでは死角が生まれるため、事故の瞬間を撮り逃す危険性があります。全方位を警戒したいのであれば、視野角の広いドラレコを選びましょう。

前方と後方にカメラを設置する製品の場合、150~160度程度の視野角を持つドラレコがおすすめです。真横からの衝突以外は映像に収められます。

ただし視野角が広くなるほど、モニターに映る後続車のサイズが小さくなります。サイドミラーとの距離感の差に違和感を覚える可能性があるので、注意が必要です。

ミラー型ドライブレコーダーの取り付けは業者に依頼がおすすめ

ミラー型ドラレコの取り付けは、フロントガラスに設置するドラレコと比べると比較的簡単です。そのため製品だけを購入して、自分で取り付けようと考えている人も多いはずですが、DIYに不慣れだと苦戦する可能性が高いでしょう

取り付け動画や手順の説明を確認した上で「やはり難しそうだな」と感じた場合には、専門業者に取り付けを依頼するのが賢明です。プロの力を借りて、ドラレコを確実に取り付けましょう。

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