「ドライブレコーダーをつけたいけれど、どうすればいいのか全く分からない」
「適当なところで買ってきて貼り付けるだけでいいのかな?」
このようにドライブレコーダーの設置方法が分からず悩んでいる方は多いと思います。特に機械が苦手な方であればなおさら不安ですよね。
そこでこの記事では、ドライブレコーダーを購入してから設置するまでの全体像を解説していきます。
- どこでどんなレコーダーを買えばいいのか
- 具体的な取り付け手順
など、初心者でも簡単にできる方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
自分の車に設置するにはどうすればいい?ドライブレコーダーの取り付け方法!
ドライブレコーダーを車に導入するには、基本的にカメラを購入して窓ガラスに貼り付け、電源と繋げればOK。どのような車両にも取り付けることが可能です。もちろん細かいやり方や注意点もあるので、それはこの後解説しますね。
【主なドライブレコーダーの購入場所】
- カー用品店
- ネット通販
- ホームセンター
- 家電量販店
ドライブレコーダーの本体価格を抑えたい人はネットでの購入がおすすめです。
ただしそれぞれの車両に合ったものを選ぶことが重要。ドライブレコーダー本来の機能が使えなかったり、そもそも設置の難易度が高かったりするため初心者は注意が必要です。
カメラの選び方は記事終盤で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
ドライブレコーダーの購入・設置を業者に依頼することもできる
業者に相談するメリットには、次の3つがあります。
- 車に無知でも全ておまかせできるので安心
- 配線を室内のパネル内に隠してもらえるので、仕上がりがきれい
- 購入と設置をセットでしてもらうことで、工賃が割安になることもある
作業時間はドライブレコーダーの種類によって工程が異なりますが、半日~1日あれば設置できるでしょう。
取り付け工賃や必要な費用相場は以下の通りです。
- 前方録画用の1カメラタイプの取り付け:6,000円程度
- 後方も録画できる2カメラタイプの取り付け:2万円程度
- ドライブレコーダー本体:1~3万円程度(性能による)
- 自分で設置する場合の必要な道具代:5,000円前後
ちなみに「ドライブレコーダーの設置をできる限り安くしたい」「どこで依頼すればいいのか分からない」という方は、ぜひミツモアを利用してみてください。ミツモアは郵便番号や求める条件を入力するだけで、複数のドライブレコーダー設置業者から無料で見積もりがもらえるサービスです。
各社の費用や口コミを比較して、できる限り安く・信頼できる業者に取り付けを依頼できますよ。ドライブレコーダーを別の場所で購入した場合でも対応可能な業者がほとんどです。また依頼前にチャットで気になることや不安点を質問することもできるので、気軽に利用してみてくださいね。
ドライブレコーダーの設置方法!車両への取り付け手順(全体像)を解説
ドライブレコーダーを取り付ける工程は大きく次の3つに分かれます。
- カメラの取り付け
- 電源を取る
- 配線をまとめる
それぞれのステップについて解説します。
手順①:カメラの取り付け方法や取り付ける位置を確認
多くのカメラは両面テープでガラスに貼り付けるタイプです。両面テープが付く部分のガラスに油分が残っていると粘着力が弱くなってしまうので、ガラスクリーナーなどでしっかりと拭き取ってから貼るようにしてくださいね。
またドライブレコーダーにはフロントガラスのみにカメラを設置するタイプと、後方録画用のリアガラスにも設置するタイプがあります。種類によってカメラを取り付ける個数が変わるので購入前に確認しておきましょう。
カメラを取り付ける位置に関してですが、決め方のポイントが3つあります。
- カメラと配線が目立たないようにする
- 撮影する映像に障害物が映らないようにする
- 法令で禁止されている場所には設置しない
この3つのポイントの中で、多くの人が知らないポイントが「法令で禁止されている場所に設置しない」です。フロントガラスにはシールなどを貼って良い位置が法令で決まっており、ドライブレコーダーのカメラも自分の好きな位置に取り付けられるわけではありません。運転するときの視界の妨げにならないようガラスの上方に設置しないといけないのです。
縦方向の全長の20%以内に入る位置と決められているので、覚えておいてください。たとえばフロントガラスが縦70cmだった場合、上から14cm以内の場所に取り付けなければいけないということですね。
ちなみにリアガラスには法令での細かな規定はありません。
手順②:電源を取る
次にドライブレコーダーを動かすための電源の取り方ですが、ドライブレコーダーの種類によって電源を取る方法が大きく2種類に分かれます。
Aシガープラグをシガーソケットに差し込む
B車両の配線に直接繋げる
順番に見ていきましょう。
②-A:シガープラグをソケットに差し込む
シガーソケットというのは、車内の中央付近(エアコン操作スイッチの近く)にある、外部機器の電源を取るための穴のこと。この穴に、ドライブレコーダーに付属しているプラグを挿し込むだけという簡単な方法です。とても簡単に配線ができるので、初心者にはシガープラグで電源を取るタイプがおすすめです。
しかし以下のようなデメリットもあるため、確認しておきましょう。
- ドライブレコーダーの電源をシガーソケットから取ると、地デジやラジオの電波受信に影響を与える、ノイズが入ってしまうことがある
- シガーソケットがドライブレコーダーの電源で埋まってしまうため、他の機器を繋げなくなってしまう
これらが許容できない方は、Bの方法を取る必要があります。
②-B:車両の配線に直接繋げる
車両に張り巡らされている配線に、ドライブレコーダーの配線を直接繋げる方法です。
このタイプは作業が複雑になるため難易度が上がります。車両側の配線は無数にあるので、初心者にはどの配線にドライブレコーダーの線を繋げば良いのかの判断は難しいです。間違った配線をすると、ドライブレコーダーが正常に作動しないだけでなく故障する恐れもあるため、車の専門知識に自信がない方・機器の取り扱いに不安のある人は業者に任せましょう。
手順を簡単に説明すると、以下のようになります。
- 室内パネル(各ピラー)を外す
- サーキットテスターなどを使って、アクセサリー電源というものを探す
- 「エレクトロタップ」や「配線付きのヒューズ」というツールを使って、ドライブレコーダーと車両の配線を繋げる
- リアカメラ用配線をバックドアへ通す
ドライブレコーダーの種類によっては常時電源と呼ばれる、常に電気が流れている配線を探す必要もあります。
ちなみに車両の配線に直接繋げるには「電源をオーディオから取る方法」と「電源をヒューズブロックから取る方法」があります。使用するツールが変わるだけで、やっていることは同じです。
手順③:配線をまとめる
最後にカメラと電源を繋いでいる配線をきれいにまとめましょう。配線が固定されていないと見た目が悪いだけでなく、設置後に足などが引っかかってしまい断線してしまう恐れがあるからです。
配線は両面テープ付きのケーブルクリップを使って室内のパネルの表面を這わせていき、余った配線は結束バンドなどでまとめて目立たないところに隠しておきます。
業者にお任せすれば配線を室内パネルの内部に隠してくれるので、きれいな仕上がりになりますよ。
ドライブレコーダー設置の注意点や失敗例
よくある失敗例を元に注意点を解説します。
映像に障害物が映り込んでいる
フロントガラスには、検査標章と呼ばれるステッカーや自動運転用のカメラなどが貼ってあり、カメラの設置位置に気をつけないと映像に映り込んでしまうことがあります。これらの近くにはカメラを設置しないようにしましょう。
またワイパーが拭き取らない領域のガラス部に取り付けるのもNG。雨天時にガラスに付いた雨が障害物になってしまいます。
走行中にカメラが外れて落ちてくる
カメラを貼り付けるときの下処理が不十分だと、粘着力が弱くなってしまうので念入りに行ってください。使っているうちに剥がれてしまって突然カメラが落ちてくることがあります。
油分が残らないようにしっかりと脱脂をすることが重要です。気温の低い冬も粘着力が弱くなってしまうので、ドライヤーで両面テープを温めてから貼り付けるといった工夫が必要です。
室内パネルを壊してしまう
電源を取るためにオーディオを外すときや、配線を隠すときなどに室内のパネルを外す必要があります。外す順番や力をかける方向を間違えると、パネルが割れてしまうことがあるので要注意。
パネルによって固定方法が異なります。たとえばネジとクリップで固定されているものや、ツメが嵌合(かんごう)しているものなど。調べても外し方が分からない場合は業者に任せましょう。
初期設定を忘れてしまう
ドライブレコーダーを設置した後は初期設定の確認をしましょう。
- 録画データの画質
- 警告音や音声ガイダンスの音量
- 駐車時録画のON/OFF
- 上書き保存のON/OFF
- 本体が衝撃を検知する感度
いざというときの映像が録画・保存できていなかったら、ドライブレコーダーを設置している意味がありません。車上荒らしの被害に遭ったのに、駐車時録画機能の設定がOFFになっていたために、録画すらされてなかったという実例もあります。
過去に戻って撮影し直すことはできないので、必ず初期設定は確認するようにしましょう。
劣化したSDカードを使い続け、正常に保存されない
ドライブレコーダーのSDカードは劣化が早いので定期的に交換が必要です。劣化したSDカードを使い続けていると、録画データが正常に保存されない場合があります。
ドライブレコーダーは運転中は常に録画している「常時録画」のものが主流です。SDカードは常に古いデータを消去して、新しいデータの保存をし続けています。さらに衝撃を受けたときのデータも保存しているので、一般的なカメラに比べてハードワークなのです。
取扱説明書に従って定期的にフォーマットすることと、時々録画データを確認することが重要です。録画できていなかったり、エラーが頻発したりするようだったらSDカードを交換すると良いでしょう。
どんなドライブレコーダーを選んだらいいのか?
ドライブレコーダーを選ぶときのポイントには次の2点が挙げられます。
- どこを撮影したいのか
- どんな機能が欲しいのか
自分に合ったドライブレコーダーを選べるように、どんな種類があるのかを解説します。
どこを撮影したいのか?目的によって選ぶべきドライブレコーダーが変わる
種類 | 価格目安 | 特徴 |
1カメラ | 1~2万円程度 | フロントカメラ1つだけの、車両前方だけを撮影をするタイプです。
価格が安いので車両前方で起きた事故だけを撮影できればいいという人におすすめです。 |
2カメラ | 2~3万円程度 | フロントとリアにそれぞれカメラがあり、車両後方も撮影できるタイプです。リアカメラが付いていることを周囲にアピールすることであおり運転の被害を防止できるので、人気のあるタイプです。
追突事故やあおり運転をされたときの記録をしたい人はこちらを選びましょう。 |
デュアルカメラ | 2~3万円程度 | フロントカメラに室内も撮影できるカメラが付いているタイプ。
室内の様子や会話を撮影して、思い出を残したい家族やカップルにおすすめです。 |
360度カメラ | 2~3万円程度 | 1つのカメラで360度撮影できるタイプ。全方向の撮影ができるので、側方や後方の記録ができます。ただしその分、画質が悪くなったり撮影できる範囲が狭くなったりするため注意が必要です。
様々な用途で様々な角度から撮影したい人におすすめです。 |
どんな機能が欲しいのか?
機能 | 特徴 |
画素数 | 画素数が低すぎると相手のナンバープレートが読み取れないことがあるので、200万画素以上のドライブレコーダーを選ぶのがおすすめです。 |
駐車時録画機能 | 買い物中など、車から離れているときの当て逃げや車上荒らしを記録できる機能です。 |
G(加速度)センサー | 事故や急ブレーキがあったときの映像を保存できる機能です。SDカードに記録された映像は古いものから自動で消去されていくので、いざというときの映像が消えてしまうのを防いでくれます。 |
GPS機能 | GPSが付いていると正確な位置情報を記録できるので、事故が起きたときの証拠映像として信頼性が上がります。 |
Wi-Fi機能 | スマートフォンと連動して、遠隔でドライプレコーダーを操作したり、スマートフォンで映像を確認できたりする機能です。 |
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