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結婚式の写真撮影で絶対失敗しない「撮影指示書」の作り方!

最終更新日: 2024年06月28日

結婚式の写真は絶対失敗したくない!だから、絶対失敗しないようにプロに撮影を頼みたい、そんな方は多いですよね。

でも、カメラマンさんにどうやってお願いすれば、自分の思うような写真を撮ってもらえるの?撮りたいイメージはあるけれど、どう指示すれば、うまくいくのかわからない…。

そんな方のために、結婚式の「撮影指示書」があるのです!

でも、撮影指示書って言われても、何をどう書けば良いかわからない!と、お困りの方に。撮影指示書のポイント、プロカメラマンへの依頼の基本をご紹介します!

まずは、カメラマンの見つけ方!

女性カメラマンと花嫁
一生に一度のウェディングだから、カメラマンは慎重に選びたい

少なくとも4人~5人を比較して、一番話しやすい、一番好みのテイストの撮影実績がある、一番お得感のある、自分にとって一番相性の良いカメラマンを探そう!

話しやすいカメラマンに依頼しよう!

ところで、もうカメラマンは決まっていますか? そのカメラマンはどんな人?
どれだけたくさんの実績があっても、どんなに撮影技術があっても、あなたが素直に撮りたい内容や気持ちを伝えられる相手でなければ、良い写真は撮れません。

まずは、あなたが話がしやすいことが肝心。一生懸命気持ちを伝えて、うんうんと理解を示してくれるくらいの相手が理想ですね。もしも、これからカメラマン探しをするのであれば、結婚式の撮影実績があることと、ともかく相性の良い人を探しましょう!

作品を沢山見てみよう!

コミュニケーションのしやすさと同じくらい重要なのが、そのカメラマンの『センス』です。
技術的に上手かどうかという事よりも、その人の写真のテイストが好きか嫌いか、それが大切。

アングルから光りの加減、余白の使い方やぼけ味の出し方など、あなた好みの作品があるのかないのか、
じっくり見てみましょう。できれば結婚式の実績、あなたの式場と同じようなシチュエーションの写真を比べてみるのが良いですね。

複数のカメラマンから比較してみよう!

少なくとも2〜3人のカメラマンを比較して決めましょう。作品の『センス』を比べるだけではなく、フットワークやもちろん撮影費用もポイント。ロケハンやテスト撮影などにも対応してくれるかどうか、またその場合の追加費用の有無なんかも相談してみましょう。
積極的にコミュニケーションをとる中で、相手の人柄もわかってくるはずです。単純な見積もりの比較だけではなく、相性を探ってみましょう。きっと仕事のしやすいカメラマンと出会えるはずです。

撮影指示書を使って、イメージ共有しよう!

フォトディレクション
カメラマンと撮影イメージを共有するために撮影指示書は大切

結婚式で絶対失敗しない写真撮影のためには、カメラマンとのイメージ共有が必要不可欠!
イメージ共有するためには、カメラマンと積極的にコミュニケーションをとること、そして、わかりやすいシンプルな撮影指示書を用意することが有効になります。

結婚式の撮影指示書の作り方、テンプレートとして記入必須事項とされている項目などをご紹介しましょう。

1.まずは、好きな写真のイメージを伝える。

次は、いよいよ撮影内容の打ち合わせです。実力のあるプロカメラマンは、撮りたい写真がはっきりしていれば、希望するイメージどおりに撮影してくれます。

カメラマンが一番困るのは、どんな写真が欲しいのかわからないこと。だから、あなたがまずしなければいけないのは、自分がどんな写真を撮影して欲しいのか考えることです。

具体的じゃなくていいんです! 大切なのはあなたが欲しい写真、好きなイメージを共有すること。沢山の写真を見ながら、できるだけ時間をとって写真の話をしてみるのがお勧めです。

2.時間が無い時に撮影指示書が有効。

でも、あなたもカメラマンも忙しい! ゆっくり話しをする時間なんて無い! そんなケースも多いでしょう。そんな時には、撮影指示書を有効に使いましょう。

撮影指示書の目的は、『撮影して欲しいカットの共有』です。時系列でシチュエーション別に、撮影して欲しい場面を整理して伝えられればOK!
言葉で表現するのは大変なので、雑誌の切り抜きでもイラストでも、見本となるイメージの切り貼りで大丈夫です。まずは、どの場面を撮影するのかが伝えられれば、最低限撮影の段取りはできますし、細かいイメージのすりあわせは、別のコミュニケーションでも可能です。

3.何を撮影するか、タイムラインに合わせて考える。

結婚式当日の進行スケジュールを考えてみましょう。

(1)会場への到着
(2)衣装、メイクなどの準備
(3)会場への入場
(4)パーティでのイベント
(5)退場

上記のような大まかな流れがあるとします。どの段階から撮影し始めるのか、それぞれのシチュエーションでどんなカットが欲しいのか、さらに各シチュエーションを細分化できるのであれば、タイムラインに沿ってより細かいトピックに分けてみましょう。

4.シーン別に欲しいカットを記載

できれば、シーン、トピックごとに撮影内容と撮影場所の詳細まで、可能な範囲で明確にしておきましょう。

※例えば、欲しいカットをシーン別に書き出す
【入場前のメイクルーム】→鏡台前→『ティアラ』→クローズアップ
【パーティイベント】→会場内舞台→牧師の前→『指輪交換』→リングアップ

タイムラインに沿って細かいトピックと撮影内容を整理することで、欲しいカットの優先順位がはっきりしてきます。カメラマンに撮影指示書を提出した時、物理的に撮影可能なカット数がでますので、最終的に撮影するカットを決めましょう。

5.どう撮影するか、好みの写真からイメージを共有。

新郎新婦イメージ青空背景
光の感じや色味など、自分の好みのテイストをカメラマンと共有しよう

タイムラインから、どのシチュエーションで何を撮影するかが決まったら、次はどう撮るかを考えます。

まず、「この写真が好き!」とお気に入りを伝えて、あなたの好みの写真(撮って欲しい写真)についての意識を共有しましょう。あなたの気持ちとセンスについて、情報が多くなればなるほど、カメラマンもあなたが欲しい写真を撮りやすくなるはずです。

一から十まで撮り方を指定する必要はなくて、メインとなるようなカットについてだけ、アングルや光の感じなど、ポイントをできるだけ具体的に話して希望が共有できたら、後はカメラマンの意見も聞きながら、具体的な撮影方針について決めていきましょう。

あなたの好きなイメージを、共有できていると感じられているのであれば、お任せできるところはお任せしても、それほど残念な結果にはならないと思います。それぞれのシチュエーションごとに『こんな風な感じに撮影したい』という見本となるような写真があればぜひ見てもらってください。

6.そのイメージが撮影できるかどうか、確認しておこう。

あなたの撮って欲しい写真の見本をカメラマンに提出した時に、『同じようには撮影できない』と言われることがあるかもしれません。その原因は、撮影技術による場合や、物理的な状況(場所が狭いなど)など、さまざまです。

簡単に撮れそうに感じても、撮影できないイメージがあるということを理解し、イメージした画像を撮影できるかどうか、事前にカメラマンに確認しておきましょう。

8.共有した情報を元にして、撮影内容を撮影指示書にまとめよう。

上記で記してきたとおり、撮影指示書にまとめる必須項目は以下のとおりです。

(1)撮影時間
(2)撮影場所
(3)撮影内容
(4)イメージ ※写真の貼付など可能なスペース

どんなに時間がなくても、事前にカメラマンと電話でもメールでも、コミュニケーションをとって、最低限撮りたいイメージの共有とそれが可能かどうかの確認をしてから撮影指示書に整理していきましょう。

自分では、完璧に結婚式の流れに合わせて、撮影を希望するイメージを伝えられたと思っても、伝わりにくい内容やカメラマンからの疑問が必ず出てきます。不明点について確認しあい、本番までに何度かキャッチボールをしながら、撮影指示書の精度を上げていきましょう。

ロケハン+テスト撮影をしよう!

パーティー会場のテーブルセッティング
本番と同じ時間にロケハンをして、外光や照明の強さを確かめよう

あれこれと準備が忙しい中、でも撮影成功のために絶対外せないのが、結婚式場、二次会、ウェディングパーティー会場のロケハンです。
本番のその時間、その場所に立ってみることで、初めて見える景色があります。
カメラマンと一緒に確認しながら、最終的な撮影イメージを完成させていきましょう。

その場所に、立ってみないとわからないことがある。

撮影指示書のやりとりと並行して、できればカメラマンと一緒に結婚式

場を事前に確認してみましょう。現場に行って、撮影したいアングルを探してみて、初めてわかることがあります。会場内の目ざわりなもの、室内照明の種類、外光など、カメラマンにしかわからないこともあるので、ぜひ事前に余裕のあるタイミングでカメラマンとのロケハンをお勧めします。

できれば、当日と同じ時間に行ってみる。

ロケハンは、できれば結婚式当日と同じ時間に会場に行きましょう。一番大切なカットの撮影時間に合わせるのが良いでしょう。

季節にもよりますが、陽の入り方の違いが大きく撮影に影響することがあります。

時間と予算に余裕があれば、テスト撮影も!

一生に一度の結婚式だから、絶対に失敗したくない! そんな気持ちが強いあなたなら、事前に試し撮りしてみましょう。

メイクや衣装もできれば本番と同じ準備で。まったく同じ準備が無理なら、せめて服装の色味や着丈は本番の衣装と合わせましょう。

会場の光と衣装の色味とのコントラストなどによって、自分の希望するイメージと撮影内容が大きく異なってしまう場合があります。テスト撮影内容を見ながら、カメラマンと相談して修正の方向性を決めるのが、一番早くて間違いがありません。

ロケハンやテスト撮影については、別料金が必要なカメラマンもいます。カメラマンを決める際に、確認しておいた方がよいでしょう。

演出にプロのアイデアを活かそう!

撮影指示書などによって、撮影したいイメージの共有が進んできた時、ぜひカメラマンの意見を積極的に聞いてみましょう。

撮影内容全体が把握できた時、カット全体のバランスを見て、カメラマン視点からの提案がきっとあるはずです。花束などの小物を使ったり、会場内の画になりやすい背景を使って、素人では気がつきにくい立ち位置やポージングなど、スナップとして撮影できるもの以外の、きちんとセッティングして撮影しなければならないカットについて、プラスしていきましょう。

当日も撮影内容をチェックしよう!

さて、最後に結婚式本番についてのアドバイスです。

準備万端、本番を迎えても、不測の事態は必ず起こります。それでも、カメラマンとのイメージ共有がしっかりできていれば、慌てることはありません。

結婚式当日は、想像以上に余裕がないと思いますが、カメラマンの撮影した内容について、たとえ少しの時間でも確認しましょう。その時にしか気が付かないことがありますし、気になることがあれば素直に話しましょう。当日ならではのアイデアで、新たに撮影したいイメージも出てくるかもしれません。時間の許す範囲で、カメラマンと相談の上、対応してみましょう。

まとめ|丁寧な撮影指示書と十分なコミュニケーションが大切!

最高にハッピーなウェディングパーティを素敵に残したい

撮影指示書の作成方法を中心にまとめました『結婚式で、絶対失敗しない写真撮影!』いかがでしたか?

良い写真を撮影してもらうために、最も重要なのはカメラマンとの撮影イメージの共有です。そのためには、丁寧な撮影指示書の準備とカメラマンとの十分なコミュニケーションが必要不可欠ですね。コミュニケーションのとりやすい、相性の良いカメラマンと出会うことができれば、撮影は成功したも同然だと思います。

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