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キッチンが水漏れした場合の止水栓の閉め方。正しい処置を紹介

最終更新日: 2022年02月19日

水漏れなど水のトラブルが発生した場合には、まずは被害の拡大を防ぐために水を止めるのが最優先です。

そこで今回は、止水栓による水トラブルの対処方法について解説していきます。また水を止めるときの注意点や水を止めた後の対処法についても解説します。

キッチンの水トラブルは止水栓で対処

止水栓を締める女性

キッチンの水漏れといった水のトラブルが発生したときは、どのように対処すればよいのでしょうか。

「止水栓」でのトラブル対処法を解説していきます。

止水栓の役割とは?

止水栓はキッチンや洗面所、風呂場、トイレなど家屋のそれぞれの水周りに備え付けられている栓です。

また水道メーターボックスにも止水栓があり元栓と呼ばれます。

普段は開いている止水栓を閉めれば、その箇所の水の流れを止めたり弱めたりできます。それぞれの水周りの大元にある元栓を閉めれば、家全体の給水のストップが可能です。

水漏れが発生したときは、とりあえず止水栓を閉めて水を止めておけば、トラブルが拡大するのを防止できるでしょう。

その際に古い建物だと配管の老朽化が進んでいる可能性もあるため、念を入れて元栓まで閉めておくとより安心です。

止水栓はどこにある?

止水栓の場所
築年数の浅い住宅やマンションのキッチン ほとんどの場合にシンクまたは蛇口の下の扉の中

ただしどうしても止水栓が見当たらないときや、固すぎて閉められない場合には、元栓を閉めて水漏れを止めましょう。

元栓の場所
集合住宅 玄関近くの鉄扉の中に水道メーターがあり、横に備え付けられている
戸建住宅やアパート 地中に埋まっている場合がほとんど

止水栓の種類

止水栓には「ハンドルタイプ」「ドライバータイプ」の2種類があり、それぞれに形状や閉め方が異なります。

ハンドルタイプ
  • キッチンや洗面所などに多い。
  • 水道の蛇口に付いているようなハンドルで手動の開け閉めが可能
ドライバータイプ
  • トイレに多い。
  • ハンドルが付いていない。手動では動かせないため、本体の凹みにマイナスドライバーの先端を差し込んで開閉する

また止水栓自体の形状にも直立式の「ストレート止水栓」壁から出ている「アングル止水栓」があり、交換方法が異なります。

止水栓を正しく閉める方法

キッチン 止水栓

水圧の調整をしたり水漏れを止めたりしたいときは止水栓をどのように閉めればよいのでしょうか。

止水栓の正しい閉め方を解説していきます。

止水栓の閉め方

まずは止水栓の種類が「ハンドルタイプ」か「ドライバータイプ」かを確認しましょう。

ハンドルタイプの場合

ハンドルを手で回して閉めていきます。

ドライバータイプの場合

ドライバータイプならマイナスドライバーを使って止水栓を閉めます。
マイナスドライバーがないときは硬貨やコインなどでも代替可能です。

いずれも右周り(時計回り)に回すことで閉まり、給水を停止させることができます。水漏れなどのトラブルが発生して水を止めたいときは、止水栓が動かなくなるまで回し続けましょう

水圧の調整をしたいときは、実際に水圧をチェックしながら最適な位置まで回します。

ハンドルが回らないときの対処法

止水栓を止めようとしたもののハンドルが固くて回らないという事態が発生するケースもあります。

ハンドルが回らないときの対処法として、まず試したいのがゴム手袋の着用です。手が滑らなくなるため同じ力でも回しやすくなるかもしれません。

ゴム手袋でも駄目なときはタオルや雑巾などでハンドルを覆って、軽くハンマーで叩いてみましょう。少しでもゆるんだら改めて手動で回らないか試します。

止水栓を閉める際に気を付けたいこと

ドライバータイプの止水栓を閉めるときは部品を傷つけないためにも、できるだけ幅広のドライバーを利用しましょう。

回すときはもう片方の手で止水栓を支えて、給水配管に力がかからないように配慮します。

ただし回らない止水栓を無理に開け閉めしようとすると、給水管を破損させてしまう可能性もあるため注意します。どうしても回せないときは業者に依頼するようにしましょう。

また止水栓を閉め作業完了後に開くときは、加減が分からず開きすぎることで水圧が多くなりすぎるケースも少なくありません。閉める前に元の位置を覚えておくと安心です。

止水栓を止めた後の対処とは?

止水栓

止水栓を止めただけでは、まだ水漏れなどのトラブルを解決したことにはなりません。止水栓を止めた後は具体的にどのような対処が必要になるのでしょうか。対処方法を解説していきます。

部品やパッキンの交換

止水栓の部品が経年劣化または破損している場合には、新しい部品との交換が必要です。パッキンなど市販されている部品であれば自力で交換もできます。

確実ではないものの、水漏れしている場所によって交換すべき部品の目星が付く場合もあります。問題が発生している可能性の高い部品は、ハンドルの根本なら「パッキン」か「スピンドル」パイプなら「ケレップ」か「スピンドル」です。

<交換用の部品を用意したら>
  1. あらかじめ元栓を閉めた上で止水栓を分解します。
  2. モンチーレンチを使って止水栓のハンドルにある二つのナットを左回しで外しましょう。止水栓から水漏れをする可能性があるため、タオルを敷くかバケツを置いておくと安心です。
  3. ハンドルのビスを外すとハンドルが取れます。
  4. 部品を交換して元に戻し、水漏れしなくなれば作業完了です。

交換が難しい場合は業者に依頼しよう

問題が生じている箇所や状況によっては、自力で交換ができないケースも少なくありません。また素人には水漏れの原因が分からない場合もあります。

解決が難しいときは無理せずにプロに依頼をしましょう。優秀な業者であれば迅速かつ確実に対処してくれます。

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キッチンの水トラブルは止水栓を閉めて対処しよう

止水栓

水トラブルが発生したときは慌てず騒がずまずは止水栓を止めて対処しましょう。

キッチンの場合、止水栓は基本的にシンクの下にあるためすぐにみつけられるはずです。どうしてもみつからないときでも、元栓を閉めれば水が止まります。

止水栓が固くて回らないときは、ゴム手袋やハンマーなどを使うのも一案です。ただし破損のリスクがあるため無理はやめましょう。

水が止まったら部品を交換するか、難しい場合には業者に依頼をして対処します。

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