最終更新日: 2024年06月28日
フローリングが水浸しのときの対処方法は？
フローリングが水浸しになったときは、1.水を拭き取ってから消毒する、2.扇風機や除湿機で乾燥させるという対処をするとよいでしょう。詳しくは記事内で解説しています。
水浸しを放置した場合のリスクは？
水浸しを放置した場合のリスクとして「カビの発生やシロアリ被害」「下の階への浸水」といったものが考えられます。
フローリングが水浸しのときの対処方法
水浸しになったフローリングは、最初に行う対処法によって、その後の状態を大きく左右します。フローリングを悪化させないためにも、正しい対処法を行いましょう。
水を拭き取ってから消毒する
フローリングが水浸しになった場合、とるべき行動は以下の通りです。
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フローリングの状態を悪化させたり雑菌が繁殖したりなどの被害を広げないためにも、素早く水の処理を行うことが大切です。
水には雑菌が含まれている可能性があるため、そのままにしておくとカビや腐敗の原因になりかねません。
消毒用エタノールの成分によっては、フローリングが変色してしまうことがあります。フローリングの素材を確認してから使用するようにしましょう。
扇風機や除湿機で乾燥させる
水を拭き取った後は、シミやカビなどを防ぐためにも、フローリングを完全に乾かすことが大切です。
自然乾燥が難しい場合は、換気をしながら扇風機や除湿機を使って、室内の水分量を減らしましょう。フローリングの状態を悪化させずに、効率よく乾かすことができます。
また、暖房やドライヤーなどを使うと、熱によってフローリングを変形させてしまう可能性があるので注意しましょう。
マンションで水浸しになった場合は
マンションで水浸しになった場合も、水を拭き取る、完全に乾かす、消毒をするといった基本的な処置を行いましょう。
また、水漏れのトラブルを確認したときは、管理会社や大家さんへの連絡も大切です。自室だけでなく、他の部屋にも被害が及んでしまう可能性があるため、原因を突き止めなければなりません。
水漏れの原因を追究せず、自室の水浸しだけ対処をして、階下の住人に迷惑をかけてしまったケースもあります。被害を拡大させないためにも、修繕などの対応が必要です。
フローリングが水浸しになる主な原因
そもそもフローリングが水浸しになったのは、何が原因なのでしょうか？水漏れが起きている箇所はないか、家の中をチェックしてみましょう。水浸しの主な原因を解説します。
家電からの漏水
水浸しの原因の1つは、冷蔵庫・エアコン・洗濯機といった家電からの水漏れです。それぞれ水漏れを疑うべき場所や原因を紹介します。
＜冷蔵庫＞
- 庫内で発生した水を運ぶドレンホース
- 水をためるドレンパン
＜エアコン＞
- 水を排出するドレンホース
ドレンホースの中にホコリやゴミが詰まったり、ホースの先端が曲がっていたりすると、うまく排水できず水漏れにつながります。
＜洗濯機＞
- 給水ホース内の詰まり
- 接続部分の緩み
- 蛇口のパッキンの破損
いずれも、本体やホースの劣化が原因です。
排水パイプや蛇口からの水漏れ
水道の排水パイプや蛇口からの水漏れも、水浸しになる原因です。排水パイプの水漏れは、劣化による破損や内部の詰まりによって起こります。
蛇口は接続部分のパッキンが割れていたり、ネジが緩んでいたりすると水漏れしてしまうでしょう。
排水パイプや蛇口が原因の場合、シンクや排水管などを伝って、ゆっくり水漏れが進行していきます。水漏れしていることに気が付きにくい箇所であるため、定期的なチェックが大切です。
水浸しを放置した場合のリスク
フローリングの水浸しを放置してしまうと、さまざまなリスクを引き起こしかねません。どのような被害や問題があるのか、見ていきましょう。
カビの発生やシロアリ被害
フローリングが水浸しになった場合、適切な処置を行わないと、家の中が湿気を帯びてしまいます。
水に含まれる雑菌によってカビが発生したり、水分を含んだ木材にシロアリが寄ってきたり、最悪の場合は修理や駆除が必要です。
カビが発生すると、喘息(ぜんそく)や鼻炎などのアレルギー症状が出てしまう可能性もあります。また、カビを好物としているダニも増殖し、肌にもダメージを与えかねません。
水浸しの放置は、家だけでなく健康にもリスクがあるため、早めに対処しましょう。
下の階への浸水
水浸しを放っておいたり、水漏れを修理しなかったりすると下の階へ浸水してしまう可能性があります。被害が下の階まで及ぶと、トラブルに発展してしまうケースもあるでしょう。
また、適切な対処法を行わず、被害を広げてしまったのであれば、賠償責任を負う可能性も出てきてしまいます。
ただし、火災保険や個人賠償責任保険が適用されるケースが多いため、入居時に加入した補償内容を確認することが大切です。並行して大家さんと対処法や浸水してしまった入居者への謝罪方法などを話し合うとよいでしょう。
フローリングが水浸しのときに使える保険
不注意によって水漏れが発生し、フローリングが水浸しになってしまったときに、使える保険はあるのでしょうか？どのようなケースで使えるのかについても見ていきましょう。
火災保険が使えるケースも
火災保険は、火事で家具や建物が損害を受けたときに、修繕費用を補償する保険です。火災保険の補償内容によっては、水漏れも対象となるケースがあります。
賃貸物件に住んでいる多くの人が加入しているため、補償内容を確認してみましょう。ただし、契約内容が火災時や建物のみの場合、水漏れは補償対象外となるので注意が必要です。
水漏れで火災保険が適用されたときの損害保険金は、以下のように決まります。
損害額－免責金額＝損害保険金
損害保険金は、火災保険を契約したときの支払限度額内で支払われます。一回の請求額が限度額に届かなければ何度も請求できますが、申請回数を多いと、契約更新時に保険料が高くなってしまうので気を付けましょう。
個人賠償保険が役立つ
個人賠償保険もフローリングが水浸しになってしまったときに、補償してくれる可能性があります。個人賠償保険とは、個人の過失で賠償責任を負う必要があった際に、損害額を負担してくれる保険です。
一般的には、火災保険や自動車保険とセットで加入しているケースが多いでしょう。ただし、保険会社によっては特約が付いていないと、水漏れを補償してもらえないこともあります。
水漏れが起きてしまった際には、まず保険に加入しているかどうかを確認してみましょう。個人賠償保険に加入しているのであれば、契約内容や補償内容などを、保険会社に問い合わせてみるのがおすすめです。
フローリングの状態が悪いときは業者に相談
適切な処理を試しても、フローリングの状態が良くならないときは、専門業者に修理を依頼するのがおすすめです。フローリングを水浸しにしてしまった際の、専門業者の選び方を見ていきましょう。
フローリングの変色や腐敗による張替え
フローリングの状態によっては、張替えが必要なケースが出てくるでしょう。張替える方法やフローリングの種類によって、修理費用が異なります。
例えば、4.5畳分のフローリングの費用相場は、上張りであれば86,000円～127,000円程度、張替えであれば118,000～134,000円程度です。
業者に張替えを依頼する際は、経験が豊富かどうか、保証が充実しているかどうかがポイントになります。
水漏れ箇所の修繕
水漏れ箇所の特定や修理は、専門業者に依頼をするのがおすすめです。自己判断では、水漏れを悪化させてしまう可能性もあります。
室内で水漏れが起こりやすい場所は、洗面所やキッチンが挙げられます。水を通しているパイプの損傷やパッキンの劣化が原因となり、修理にかかる費用は直す箇所や業者によって異なるでしょう。
「ミツモア」を活用すれば、水漏れ修理のプロも探すことができます。「資格を持っている業者がいい」「アフターフォローが充実している業者がいい」など、見積もり依頼をしながら、希望の業者に出会えるでしょう。
水浸しになったら早めに対処しよう
フローリングが水浸しになってしまったときは、早めに対処することで、被害の拡大を防げます。適切な対処法は、水を拭き取り、しっかり乾燥させ、消毒を行うことです。扇風機や除湿機を使って効率よく乾燥させましょう。
また、水浸しを放置するとカビやダニによる健康被害のほか、賃貸物件であれば他の入居者とのトラブルになりかねません。フローリングの状態によっては、専門業者に依頼することも必要です。
修理が必要な場合はミツモアで一括見積もりを依頼し、自分の予算や希望に合った業者を選びましょう。
フローリングの水トラブルはミツモアのプロに依頼しよう
フローリングの水浸しは、早めに解決することが重要です。一人で対処するのが難しい場合、すぐに業者に依頼しましょう。
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