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水道パッキンのサイズの測り方とは?種類や自分で交換する方法も紹介

最終更新日: 2022年02月09日

水道の部品、パッキンとは

ゴムパッキン

水道の部品「パッキン」とはどのような役割を果たすパーツなのでしょうか?装着される部分についても紹介します。

蛇口に付属するゴム製品

水道の蛇口に付属しているもので、ゴム状の輪になっている製品を「パッキン」と呼びます。

蛇口のハンドルの下やパイプと水道栓の接続部、壁内と水道栓の接続部など、水道のさまざまなつなぎ目の水漏れを防ぐという、凡庸性が高い部品です。

しかしゴム素材のため、長く使用していると経年劣化していきます。蛇口のゴムパッキンは耐用年数がおよそ10年といわれています。

使用水流や年数により劣化・摩耗することで水漏れが発生しやすくなるため、定期的な交換が必要です。

水道のパッキンにはサイズが複数ある

パッキンは水道のさまざまな場所に使用するため、取り付ける場所によって種類やサイズが違います。水漏れの対策のためにパッキンを交換しようとしても、サイズが不明であることは多いでしょう。

カクダイ 水道用ゴムつきケレップ 13用 2個入 9072

蛇口の水漏れ対策のために交換される頻度が1番高いのが、「ケレップ(コマパッキン)」です。ハンドルの下側に取り付けられるケレップは、ハンドルを閉めると下がって水が止まります。

SANEI 水栓補修部品 パイプパッキンセット パイプ径16mm用 15個入り JP43A-15S-16

この他に水漏れの原因になりやすいのが「Uパッキン」です。水が出る部分と蛇口本体のつなぎ目部分に使われ、劣化することで水の使用時につなぎ目から水漏れが起こります。

パッキンのサイズの測り方と確認方法

メジャー

劣化したパッキンを新しく交換するには、まず「自宅の蛇口に合う」大きさやメーカーを調べましょう。パッキンのサイズの採寸や確認方法を紹介します。

蛇口のメーカーと型番を確認

蛇口に合うパッキンを調べるには、まず蛇口のメーカーと型番を確認するのが近道です。蛇口のメーカーが分かれば型番やサイズが特定しやすくなります。

蛇口のタイプによって、メーカー名と型番を確認できる場所が異なります。

蛇口のタイプ 特徴 確認場所
単水栓 水orお湯のどちらかだけ出る 水道と壁との接地面に設けられたストッパー部分
混合水栓 水もお湯も出る 蛇口の本体部分

どのメーカーの蛇口なのかについては、本体の一部に記載されているはずですので、ハンドルや金属部分をチェックしてみましょう。

パッキンのサイズを測る方法

メーカーと型番を特定したら、次に交換したい箇所に合うサイズを調べます。サイズが分からない場合は、メーカーのカタログやWebサイトで大きさを確認する方法もあります。

パッキンのサイズは「呼び径」または「外径・内径」で表記されます。「呼び径」は蛇口パイプの直径を表し、外径・内径はパッキン自体の直径です。

一般的には「呼び径13mm」が多く使用されていますが、中には「呼び径20mm」のものもあります。

品番などの特定ができない場合の計測方法は、蛇口と壁の接続部分のパイプの外径を定規やノギスなどで測りましょう。外径が16mmなら呼び径13mm、外径が19mmならば呼び径20mmです。

それでも不明の場合は、実際に蛇口本体を取り外してパッキンを取り出して確認する必要があります。

自分でできるパッキンの交換方法

パッキンの交換はそれほど難しい作業ではないため、レンチやドライバーなどの工具があれば自力でも可能です。また交換前には水の流れを完全に止めなければならないため、必ず止水栓・元栓を閉めてから作業を行いましょう。

単水栓の場合

水かお湯のどちらかが出る水道が単水栓です。単水栓の場合は比較的簡単ですので、以下の手順でパッキンを交換しましょう。

  1. ハンドル下のナットを緩めて、ハンドルの上部を取り外す
  2. 蛇口の内部にある古いパッキンを取り出す
  3. 古いパッキンがあった箇所に新しいパッキンを設置する
  4. ハンドルを元に戻しナットで固定する
  5. 元栓を開いて水が出るか確認する

ツーハンドル混合水栓の場合

水の出口が一つなのに対し、水とお湯のレバーがそれぞれある蛇口が「ツーハンドル」の混合水栓です。以下の手順でパッキンを交換します。

  1. ハンドル上部の青色または赤色のキャップ(ビス)をピンセットで外す
  2. ネジを反時計回りに緩めてハンドルを取り外す
  3. ハンドルの下にある「スピンドル」という回転するための軸を緩めて取り外す
  4. スピンドルの下のパッキンを取り出す
    (※スピンドル側にパッキンが付着している場合もあり)
  5. パッキンを新しいものに交換する
  6. 取り外したときと逆の順番で元に戻す
  7. 元栓を開いて水が出るか確認する

シングルレバー混合水栓の場合

水とお湯のレバーがそれぞれあるツーハンドルに対し、「シングルレバー」は左右にレバーを動かして温度を調節するタイプで、水の出口は他の水道を同様に一つです。

以下の手順でパッキンを交換します。

  1. レバー上部のカラーキャップをピンセットで取り外す(ない場合は根元のネジを緩める)
  2. ネジを緩めてレバーを取り外す
  3. カートリッジを保護するカバーを外す
  4. 真ん中が出っ張ったカートリッジを取り外す
  5. 蛇口の胴体部分を取り外す
  6. 蛇口本体の下のパッキンを取り出す
  7. 新品のパッキンと交換する
  8. 取り外すのと逆の手順で元に戻す
  9. 元栓を開いて水を通す

難しい場合には業者へ依頼を

水道 トラブル 業者

もし自力でパッキンの交換が難しい場合は、無理せず専門の業者へ依頼をすると安心です。後悔しない業者選びのコツを見てみましょう。

相見積もりで相場を確認

よりよい業者を選ぶコツは「最初から1つに絞らない」という点です。いくつか候補を挙げ、各業者から総工費の見積もりを取り寄せる「相見積もり」で、作業にかかかる費用相場を把握しましょう。

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水道パッキンの種類とサイズを確認して交換しよう

水道

パッキンは、ゴム製のため長く使用していると劣化によって水漏れが発生してしまいます。経年劣化や摩耗は避けられないため、定期的に交換を検討しましょう。

水漏れが起きている場合は、該当箇所に合うサイズと種類のものを確認して取り付ける必要があります。どのメーカーの蛇口・パッキンなのか、型番を調べたりサイズを測ったりして新しいものと交換しましょう。

交換作業は工具があれば比較的簡単に自力で行うことができますが、難しい場合は無理をせず、専門業者を探して交換を依頼しましょう。

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この記事では、水道パッキンのサイズを測る方法や種類、交換方法について解説しました。正しい方法で交換し、水漏れを解決・対処しましょう。

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