使わなくなったカメラの処分方法で、困ってはいませんか?


カメラで撮影した写真には顔や地域などの情報が含まれているため、処分する際には注意が必要です。またカメラの状態によっては廃棄するのではなく、売却するというお得な方法も選べます。
この記事ではカメラの処分方法から買取価格の相場、高値で売却するためのコツまで伝授していきます。
カメラを処分する前の注意点

デジタルカメラはカメラ本体内のメモリや取り外し可能なメモリーカードに、画像データを保存します。人物や風景の写真には大切な個人情報が含まれているため、カメラを処分する前に画像データを削除することが大切です。
画像データを削除する
写真には人物や景色が写っていることが多いのですが、これらは大切な個人情報です。地域の風景を撮影した際には、看板や電柱に記載された住所が写っている場合もあります。また自宅や室内を撮影すると、庭や窓からの景色で住所を特定されてしまうことも。
これらの情報をデジタルカメラ内に残したままで処分すると、悪徳業者や次にカメラを手にした利用者に悪用される恐れがあります。カメラを処分する前には、必ず画像データを削除しましょう。
画像データはカメラ本体内のメモリや、交換可能なSDカードに保存されます。自分のカメラのデータ保存方法を確認して、「本体メモリはデータを消去」、「SDカードは抜き取る」というように、漏れなくすべてのデータをカメラから取り除きましょう。
本体メモリの画像データは初期化や削除で行いますが、初期化を単独で実施しても完全な削除には至らないこともあります。以下の手順を踏むと、本体のデータを確実に消去できますよ。
| <カメラ本体の画像データの消去方法>
1.メモリーカードを抜き取る(本体の画像データに確実にアクセスするため) 2.取扱説明書の手順に従って、本体のデータを初期化する 3.個人情報に関連しない画像を、本体の記憶容量いっぱいまで撮影する 4.再度、本体データを初期化する |
ポイントは元からある画像に、個人情報に無関係な画像を上書きする点です。このような手順で初期化することで、元の画像を確実に消去できます。メモリーカードが不要な場合も、同様の手順でカード内のデータを消去しましょう。
個人情報を削除する
デジタルカメラによっては、オーナーの名前や生年月日といったユーザー情報、無線LANやWi-Fiルーターのアクセスポイント情報などを、本体に登録できる機種もあります。これらも実際の情報とは無関係な記号などで上書きしてから初期化すると、確実にデータを削除できます。
バッテリーを外す
カメラを処分する際には、駆動用電池を必ず本体から取り外しましょう。
乾電池やコイン型といった使い捨てタイプの電池の場合は地域のゴミ収集のルールに従って、比較的簡単に処分可能です。充電式のバッテリータイプの場合は、処分方法を誤ると火災や爆発などの事故につながります。
バッテリーの処分方法については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
カメラの処分方法

不要なカメラの処分方法は単純にごみとして出す以外にも、リサイクルや売却という手段もあります。捨て方やリサイクルへの出し方、売却先についてそれぞれ確認してみましょう。
リサイクルする
カメラやゲーム機、ミシンなどの小型家電には、アルミや金、銀、銅、レアメタルといった有用な金属が含まれています。これらを回収・再利用するために「小型家電リサイクル法」が制定されており、多くの自治体が小型家電のリサイクルに取り組んでいます。
まずは自分の地域の自治体が、カメラを小型家電リサイクルの対象としているかを確認してみましょう。年始や年度はじめに家庭に配布される「ごみの日カレンダー」や、自治体の公式サイトで対象物品を確認できます。
また家電リサイクルを推奨している自治体によっては、環境省・経済産業省から認定を受けたリサイクル事業者と提携している場合もあります。無許可の回収業者に引き渡してしまうと不法投棄されてしまうこともあるので、リサイクルに回す場合は必ず自治体のルールに従ってください。
自治体で処分する
リサイクルではなく処分したい場合は、カメラは一般的には「不燃ごみ」に分類されます。カメラケースやバッテリーなどは分別が必要になる場合もあるので、地域のごみの分別の仕方を確認しましょう。
家電量販店で下取り・買取してもらう
カメラの状態によっては下取りや買取で、現金収入を得られるケースもあります。
その店舗で新しい品を購入する場合は「下取り」となり、新規購入が前提となるため、買取り金額がアップする点がメリットです。お店としては別の商品を購入してもらえるので、故障して動かないカメラでも下取りしてもらえる可能性があることも覚えておきましょう。
「買取」は新規購入の有無とは無関係に、古いカメラを買い取ってもらうことになります。中古品としての再販売がお店の目的となるため、基本的にはきちんと動作するカメラのみが買取り対象となります。
下取りや買取ができる条件は、店舗によって異なります。店舗へ出向いて下取り・買取してもらう場合は、その場ですぐに査定してもらえることがほとんどです。近くに店舗がない場合は郵送で受け付けている業者に送れば、査定・了承後に銀行振り込みで代金を支払ってもらえます。
カメラの下取り・買取を行っている家電量販店は、以下の店舗が有名です。
| カメラのキタムラ
カメラのキタムラでは、カメラ本体やレンズ、カメラ用品の下取り・買取りを行っています。 店舗での下取り・買取の他に「直送買取」にも対応しており、梱包キットを申し込むことで手軽に手続き可能です。公式サイトでは、メーカーや商品名などを入力すると買取り価格の目安がその場で分かる「無料オンライン査定」も実施しています。 |
| ビックカメラ
ビックカメラの店舗に出向く場合は、店頭の買取りカウンターでその場で査定してもらえます。 店舗によっては店頭にポストが設置されており、品物と申込用紙を入れると査定後にショートメールで案内を通知してもらえるサービスも利用可能です。スマートフォンのアプリで自宅に居ながら気軽に手続きできるシステムも整えています。 |
| ヨドバシカメラ
ヨドバシカメラでも、店舗・郵送での買取サービスを行っています。 これらの店舗は首都圏だけでなく色々な地域に出店しているため、利用しやすい点が大きなメリットです。カメラの扱いにも慣れており、しっかり査定してもらえるでしょう。 |
カメラの売却方法

カメラの売却方法は、家電量販店での査定以外にも色々あります。家電量販店が近場にない、もっと手軽に買い取ってもらいたいという場合は、リサイクルショップやネットオークションなどがおすすめです。
リサイクルショップを利用する
リサイクルショップでは家電だけでなく、日用品や服など様々な品を取り扱っています。店舗数も多くカメラを持参すればその場で査定してもらえるため、とても便利ですね。
ただしブランドカメラやレアリティの高いカメラを売却する場合は、注意が必要です。
カメラ専門店と比べると、リサイクルショップ店員にはカメラの専門知識は期待できないことがほとんど。価値のあるカメラでも店員が分からず、安い査定額を提示されてしまう恐れもあります。高価買取が期待できるカメラの場合は、専門店に持ち込む方がよいでしょう。
初心者向けのエントリーモデルや子供用のキッズカメラといった元々安価なものなら、リサイクルショップで問題ありません。
フリマアプリやネットオークションを利用する
スマートフォンの普及によって、フリマアプリやネットオークションには非常に多くの利用者がいます。自宅で思い立った時にすぐに出品できるのが、フリマアプリ・ネットオークションの魅力です。
ただし少しでも高値で売却しようとすると、色々なテクニックが必要になってきます。出品するカメラを魅力的に見せる撮影スキルや、分かりやすい紹介文の記述が、高値売却のための必須テクニックです。
カメラの場合はスペックだけではなく説明書や外箱、付属品、周辺機器の有無などの説明も必要でしょう。更に梱包材や緩衝材なども自分で用意して箱詰めすることになるため、発送時にも多少の手間がかかります。
カメラ買取専門店を利用する
カメラ買取専門店ではカメラのランクや状態によって、細かく査定してもらえます。価値のあるカメラを売却する場合は、リサイクルショップやオークションでの売却よりも高値がつく可能性があります。
「カメラ高く売れるドットコム」では店頭買取の他に宅配買取、出張買取にも対応しています。様々なタイプのカメラの買取を受け付けているため、ブランドもののカメラを持っている場合はこちらを利用してみましょう。
| 参考:「カメラ高く売れるドットコム」 |
カメラの買取価格は?

カメラを買取に出すなら、少しでも高く買い取ってもらいたいですよね。自分のカメラの中古市場での価値をあらかじめ把握しておけば、リサイクルショップやネットオークションで不当に安い価格で手放してしまうリスクを減らせます。カメラの状態やトレンドで相場は変化しますが、ある程度の目安は把握しておきましょう。
カメラの買取相場
カメラの種類は大きく分けて「デジタル一眼レフ」、「ミラーレス」、「コンパクトデジタルカメラ」、「フィルムカメラ」に分けられます。ひとつずつ買取相場を見てみましょう。
| ・デジタル一眼レフカメラ
主にプロの写真家や、本格的な撮影を楽しむ上級者が使用するカメラです。高機能のデジタル一眼レフは、14万円~20万円程度が相場の目安となります。機種によっては、40万前後の値が付くことも。コンパクトタイプのデジタル一眼レフの場合は、3万円程度が一般的です。 |
| ・ミラーレス一眼カメラ
一眼レフカメラには光学式のファインダーが採用されていますが、ミラーレス一眼カメラの場合は、電子ビューファインダーまたは液晶ディスプレイが搭載されています。一眼レフよりもコンパクトな点が、ミラーレスの特徴です。ミラーレス一眼カメラの買取相場は、5万円~20万円ほどとなります。 |
| ・コンパクトデジタルカメラ
コンパクトデジタルカメラは初心者でも使いやすいように、必要な機能のみに絞ったカメラです。とても小型で持ち歩きやすく、家庭用カメラとしても普及しています。 中古市場での需要は高いのですが出回っている数も多いため、カメラの機種や状態によっては満足できる売値が期待できないことも。元々の定価が安価に抑えられていることも多く、その場合は査定額は更に下がってしまいます。買取相場は2万円までといったところが目安です。 |
| ・フィルムカメラ
現在の主流は撮影枚数が多く保存もデータで手軽にできる、デジタルカメラです。しかし昔ながらのフィルムカメラには、熱心なファンがついています。「レアもの」と呼ばれるモデルなら強いこだわりや愛情を持ったユーザーが買い求めるため、思わぬ高額査定になることも。一般的な相場は、3万円~5万円ほどとなります。 |
カメラを買取に出す際にはカメラのタイプだけではなく、メーカーも重要なポイントです。メーカーはニコンとキヤノンの評価が高く、高額査定が期待できます。ドイツのメーカーがリリースしている「ライカ」も、高い価値を誇るブランドです。これらのメーカーのカメラであれば、査定額にプラスアルファが期待できるでしょう。
カメラの買取相場は、日々変動しています。上記はあくまで参考となりますが、自分のカメラはどのタイプなのかはしっかり覚えておきましょう。
カメラを高く売るには① 付属品をそろえる
カメラ購入時には本体だけではなく、色々な付属品があったはずです。取扱説明書やカメラケースは、カメラには特に重要な付属品となります。デジタルカメラの場合は充電器も必須ですね。外箱は捨ててしまう方も多いのですが、箱の有無も査定額に響きます。
説明書には付属品一覧が書かれているので、そちらをしっかりチェックしておきましょう。付属品は揃っていなくても買い取ってはもらえるのですが、1品でも欠けていると減額の理由となります。
カメラを高く売るには② 複数の見積もりをとる
カメラを買取に出す場合は1つの店舗ではなく、複数のカメラ買取専門店から見積もりをとりましょう。1つの店舗だけだと店員の知識がなく、安価な査定額を出されてしまうリスクがあります。見積もりは無料という店舗がほとんどです。遠慮せずに複数の買取店に査定してもらい、より高く買い取ってもらえるお店に売却しましょう。
カメラを高く売るには③ 掃除する
査定の際には、カメラが綺麗かどうかも重要なポイントとなります。カメラが汚れていると雑に扱っていたとみなされて、故障や動作不良もあるのではないかと疑われてしまいます。掃除の際にはボディだけでなく、ファインダーのゴミやホコリも取り除きましょう。
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