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畳の処分はどうする?処分方法や費用、注意点を詳しく解説

ぴったりの不用品回収業者をさがす
最終更新日: 2020年10月26日

大きさも重さもある畳は自治体の「粗大ごみ」として処分するのが一般的です。時間や手間を省きたいという人は、回収業者や畳屋に回収を依頼しましょう。畳の処分費用の目安や優良回収業者を選ぶポイントを解説します。

畳を処分する前に

畳

畳は表面が汚れてしまっても「裏返し」や「張り替え」で何年も使えます。古くなった畳を処分する前に、メンテナンスで寿命が延ばせないかをチェックしてみましょう。畳を剥がさずに、DIYでフローリングに変える方法も紹介します。

畳の寿命は10~15年程度

畳の寿命は10~15年程度です。畳は畳の表面にあたる「畳表(たたみおもて)」と畳の芯となる「畳床(たたみどこ)」、長方に縫い込まれた「畳縁(たたみへり)」の三つの部分に分かれます。

畳表は何度も交換ができるため、畳がいつまで使えるかは「畳床」の寿命に左右されるともいえるでしょう。

畳を歩いたときに「へこみ」やフカフカとした「空気の入り」を感じたときは、畳表をいくら張り替えても改善しません。畳表・畳床・畳縁をすべて新調する必要があります。

畳床は寿命が長く、畳表もメンテナンスを行える

畳の寿命は「環境」や「利用状況」に大きく左右されるのが事実です。畳床は丁寧に扱えば20年以上もつ場合があります。ほころびた畳表の定期的なメンテナンスさえ行っていれば、20、30年と長く使える可能性が高いでしょう。

畳表のメンテナンスはどのように行うのでしょうか? 新しい畳を使い始めて3年ほど経つと、表面に「褪色」や「傷み」が目立ち始めるはずです。

この場合、畳表だけを外して裏返す「裏返し」を行います。畳表がきれいになり、さらに3~5年ほど使えるようになります。

裏返しは1枚の畳につき一度だけしかできません。一定の年数が経過したら、畳表を交換する「表替え」を行いましょう。表替えを行うとそこからさらに畳表の寿命が延長されます。

DIYで畳をフローリングに作り変える

畳床が寿命を迎えたら、畳を新調せずに上からフローリングを作る方法もあります。畳を処分する手間がかからないうえに、比較的安い費用で部屋の印象を変えられるのがメリットです。

近年は釘も接着剤もいらない「はめ込み式」のフローリング材が販売されています。畳表を剥がした上に置くだけなので、あっという間に完成するでしょう。

畳床にへこみがある場合は「下地調整シート」を使うのがおすすめです。

作業にかかる時間の目安は6畳間で2時間程度です。フローリングの材質にもよりますが、費用は10万円前後を見込んでおきましょう。

自治体で処分してもらう方法

自治体ゴミ捨て場

畳は可燃材料からできていますが、大きさも重さもあり、普通の可燃ごみとしては処分できません。自治体で処分する場合は小さく裁断するか、粗大ごみとして処分するのがルールです。

粗大ごみとして出すのが一般的

自分で処分する場合は「粗大ごみ」として出すのが通常です。燃える材料だけで作られている本畳は「可燃ごみ」ともいえますが、指定ごみ袋に入らない限り、すべて粗大ごみの扱いです。

出し方のルールは自治体ごとに異なりますので、今回は東京都江東区を例に挙げましょう。

江東区の場合、「粗大ごみ受付センター」での事前申し込みが必要です。

申し込み後は指定された金額分の「有料粗大ごみ処理券」を購入し「受付番号(氏名)」や「収集予定日」などを記入して、粗大ごみに貼り付けます。

畳は1畳につき1,200円がかかるため、6畳すべてを処分する場合は7,200円になる計算です。粗大ごみの出し方のルールや料金は、各市町村のホームページで確認しましょう。

細かく裁断して可燃ごみとして出す

粗大ごみにかかる料金を節約したい場合は、畳を細かく分解し「可燃ごみの袋」に入れて出しましょう。裁断時は「電動のこぎり」や「チェーンソー」などを使い、一気に裁断するのがおすすめです。

縁・畳表・畳床を結んでいる麻糸をすべて切り、中の稲藁を引き抜いて捨てる方法もありますが、かなりの時間を要するでしょう。

処分する畳の枚数が多いと大量の袋がごみ収集所を占領してしまいます。マナー違反にならないように、数やゴミ出しの頻度にも配慮が必要です。

クリーンセンターに自分で持っていく

自分で粗大ごみをクリーンセンターに持ち込む場合、手数料が無料になる自治体もあります。「裁断するのが面倒」「お金をかけたくない」という人にはぴったりの方法です。

たとえば、東京都足立区では「事前予約」をして指定場所に持ちこむ場合、一世帯につき年2回まで粗大ごみの手数料が免除されます。

昔ながらの本畳の場合、1畳の重さは約30㎏ほどです。複数枚を処分する場合は大きな車と人の手配が必要になる点にも注意しましょう。トラックに積む際は雨に濡れないような工夫も必要です。

業者に依頼して処分する方法

不用品回収トラック

コストを抑えたい人は自治体での処分がおすすめですが、スピーディさや利便性を重視するなら「不用品回収業者」に委託するのがベターです。新品に近いものに限っては「リサイクルショップ」で買い取ってもらえます。

張り替えを依頼する畳屋に回収してもらう

新しく畳を新調する場合は、畳屋に古い畳を回収してもらいましょう。無料で回収してくれるところもあれば、「畳の処分費」としてわずかな手数料を徴収するところもあります。

トラブル回避のためにも、事前にいくらかかるのかを聞いておきましょう。

畳の新調をせずに畳だけを回収できるかどうかは、畳屋によって対応が異なります。自宅まで来てもらう場合、一般的な畳の処分費に加え「出張料」などが加算される可能性もあるでしょう。

不用品回収業者に依頼する

確実に畳を回収してもらいたいときは「不用品回収業者」に依頼しましょう。

自治体の粗大ごみは予約をした日時に指定場所にごみを出しておく必要がありますが、不用品回収業者は依頼したその日や翌日に回収してくれるケースがほとんどです。

明日に引越しが迫っているときや、家の中を早く片付けたいときには便利さを実感するでしょう。臨機応変に対応してもらえるぶん、費用は割高になる傾向があります。

状態によってはリサイクルショップも使える

畳が劣化していなければ「リサイクルショップ」に持ち込む手もあります。不用品回収業者や自治体の粗大ごみは、処分する側が料金を支払いますが、リサイクルショップでは査定により値段が付くのがメリットです。

ただし劣化がひどい場合は値段が付かないどころか、引き取りを拒否されるケースが多いようです。

まだ使えるといっても「メンテナンス」や「クリーニング」に技術を要するため、買い取る側としてもあまり大きな利益は見込めません。

新品に近い状態でなければ、リサイクルは難しいと考えた方がよいでしょう。

処分費用の平均相場

電卓・費用計算

「自治体」「回収業者」「畳屋」に処分を依頼すると、実際にどのくらいの費用がかかるのでしょうか?半畳で回収してくれる場合もありますが、掲載されている価格は基本的に1畳です。

自治体での処分は地域で差が出る

自治体で粗大ごみとして処分する場合、「粗大ごみ用証紙」を購入して回収物に貼り付ける方法が一般的です。

費用は自治体によって差が大きく、300~500円の少ない費用で回収してくれるところもあれば、1畳につき1,000円以上かかる自治体もあります。

1畳の大きさを4分の1に切断し、それぞれに300円の粗大ごみ用証紙を貼り付けなければいけないケースもあるため、事前の確認が必要です。

いくつかの自治体では畳の処分自体を受け付けていません。この場合、購入先や専門の処理業者で処分するように促されます。

回収業者は2,000円程度

回収業者に依頼すると、自治体や畳屋での回収よりも値段が高くなる傾向があります。1畳あたり2,000~3,000円が相場とみておきましょう。

業者が家庭の粗大ごみを回収するには、市町村が発行する「一般廃棄物処理業許可」が必要です。「無許可の業者に依頼して、法外な値段を請求された」ということがないようにしましょう。

畳の処分ができない自治体では、粗大ごみ受付センターなどに電話をすると、許可書を持つ正規の業者を紹介してもらえます。

畳屋は1,000~2,000円程度

畳屋に処分を依頼すると「回収+処分費用」として1畳につき1,000~2,000円前後がかかります。自治体の粗大ごみと同じか、それよりもやや割高になると考えましょう。自分で店舗に持ち込む場合は若干値段が安くなるかもしれません。

畳の処分と回収だけではあまりよい顔をされないケースもあるため、畳を新しくするついでにお願いするのがベストです。

回収後の畳の多くは「古畳受け入れ場所」に運ばれ、リサイクルの原料などに使われます。

処分する際の注意点

畳の間

近年は、天然素材以外で作られた合成繊維の畳が増えています。処分費用は素材によって左右されるため、同じ「畳」として一括りにしない方がよいでしょう。「畳を処分する理由」によっても、扱いが変わります。

素材によってかかる費用に違いがある

昔は、畳床が天然の稲藁でできた「本畳」が主流でしたが、最近はさまざまな素材の畳が作られています。

畳の素材によって「処分方法」や「費用」が変わるため、業者や自治体に処分をお願いする際は畳の素材をしっかりと伝えましょう。

畳の素材は「天然素材」と「樹脂加工」の2種類に大別されます。後者は、ポリプロピレンなどのプラスチック素材が使われており、ダニ・カビに強く、耐久性にも優れているのが特徴です。

処分費用は比較的安価で、場合によっては本畳の半分以下になることもあります。

樹脂加工畳はごみの出し方を事前に確認

自治体が回収してくれる粗大ごみは、家庭から出るごみ(家庭廃棄物)が対象です。

家庭で使っていた本畳や樹脂加工畳は基本的に回収が可能ですが、事務所などの「家庭以外の場所」で使っていた場合は「事業系ごみ」の扱いとなります。粗大ごみには出せません。

特に、耐久性が高く、かつ手入れが簡単な樹脂加工畳は「個人事務所」「センター」「飲食店」で使われる場合が多いでしょう。事業系ごみの出し方は自治体のHPを確認しましょう。

処分の理由によっては産業廃棄物扱い

リフォームや家の取り壊しで不要になった畳はどのような扱いになるのでしょうか?この場合、解体工事という事業活動が伴うため、排出されたごみはすべて「産業廃棄物」の扱いです。

厳密に言えば、天然素材の畳は「繊維くず」、プラスチックなどの合成繊維の畳は「廃プラスチック類」に分類されます。

産業廃棄物の処理は「産業廃棄物収集運搬」の許可を有する専門業者に依頼するのがルールです。くれぐれも粗大ごみに出したり、無許可の回収業者に依頼したりしないようにしましょう。

業者に依頼する際のポイント

依頼

業者にお願いする際は「料金の確認」と「相見積もり」が欠かせません。「安い業者ならどこでもOK」と考えてしまいがちですが、ごみの処分方法に合わせた「許可書」を持っているかどうかも重要です。

出張費や追加料金を確認する

粗大ごみの手数料は自治体のWEBサイトで公開されているため、何にいくらかかるのかが明確に分かります。

一方で、回収業者や畳屋に依頼する場合は「見積もり」を出してもらう必要があります。業者によっては、処分費用のほかに「出張費」「人件費」「運搬料」などの名目で費用が追加されるケースが少なくありません。

畳の新調をせずに処分だけを畳屋にお願いする場合は、いくらかの追加料金がかかる可能性が高いです。

作業後に法外な値段を請求されたら、消費者センターへの相談も検討しましょう。

複数の業者から見積もりを取っておく

複数の業者から見積もりを取る作業を「相見積もり(あいみつもり)」と呼びます。

1社だけではその価格が安いのか、高いのかが分かりません。複数を比較すれば大体の相場が把握できるうえ、信頼のできる業者が見つかりやすくなるでしょう。

ほかの業者の見積もりを提示することで「価格交渉が有利になる」というメリットもあります。良心的な業者であれば、他社の見積もりを考慮したうえで値段を提示してくれるはずです。

業者の持っている資格をチェック

業者に依頼する際は、ごみの処理方法に合わせた「許可書」を有しているかを確認しましょう。

不用品回収業者の場合、市町村が許可した「一般廃棄物収集運搬許可」がなければ運搬はできません。現状では許可書の新規申請を受け付けていない市町村が多く、業者は市町村の管理下にあるのが通常です。

こうした業者はトラックで町内を回り「不要品を無料で引き取ります!」とは謳いません。

また、解体時に畳を「産業廃棄物」として出す際は「産業廃棄物収集運搬業許可」を有する業者を選ぶ必要があります。解体工事を請け負う会社が許可を持っている場合が多いため、工事の際に確認しておきましょう。

無許可の業者に委託すると、トラブルが起きた際に依頼主までが罰則の対象になってしまいます。

濡れた畳は処分できる?

ゴミ捨て場

「どうせ処分するのだから、畳の状態はどうでもいい」と思っていませんか?濡れた畳や腐敗した畳は処分費用が上がる傾向があります。「災害ごみ」としての処分方法も覚えておきましょう。

料金が高くなったり拒否されたりすることも

回収された畳は「古畳の処分場」に持ち込まれます。

「水に濡れて重くなった畳」「腐敗した畳」「糞尿で汚れた畳」は通常の畳よりも処理が大変なため、処理単価が高くなるのが一般的です。正常の畳の2倍程度はかかるとみておいた方がよいでしょう。

状態によっては、回収を拒否される可能性も少なくありません。

特に、雨を含んだ畳はずっしりと重く、運搬作業が大変です。不要になった畳は家の外に置きっぱなしにしておかず、早めに処理するように心がけましょう。

畳が濡れてしまったときの対処法

「雨戸を開けっ放しにしていた」「お茶をこぼしてしまった」などの理由で畳が濡れてしまったときは、すぐにタオルや新聞紙などで水を吸い上げましょう。

畳は水を吸いやすく、時間が経つと畳床まで水が染みこんでしまいます。いったん畳床が濡れればカビやダニが発生し、畳が傷む原因にもなります。

水を拭き取った後はドライヤーをあてるか、エアコンや乾燥機を付けて水分を飛ばしましょう。水濡れがひどいときは、畳床を外して雨のかからない場所で天日干しにします。

台風被害などの場合は災害ごみで出せる

「災害」によって出る粗大ごみは「災害ごみ」と呼ばれます。台風や集中豪雨などの浸水被害で使えなくなった畳は、通常の粗大ごみとは別に市町村が無料で回収してくれるのがルールです。

「指定された回収日」を逃すと、有料の粗大ごみとして出さざるを得なくなるため機会を逃さないようにしましょう。

回収のルールは自治体で発行している「災害廃棄物処理の手引き」などで確認できます。災害時は自治体のホームページにも掲載されるため、こまめにチェックしておきましょう。

畳の処分は自分に合った方法で

畳の間

最後に、畳の処分方法をまとめてみましょう。

依頼先 処分方法 目安となる金額
各自治体 粗大ごみとして出す 1枚につき300円~1500円

(※各自治体によって異なるので要確認)

細かく裁断して可燃ごみとして出す 無料
クリーンセンターへの持ち込み 無料
畳屋 新しく畳を伸長する場合に古い畳を回収してもらう 1000円~2000円

(※畳屋によって異なるので要確認)

不用品回収業者 業者が回収 2000円

(※業者によって異なるため要確認)

リサイクルショップ リサイクルショップへ持ち込み

(※状態が悪ければ引き取り拒否される場合もある)

値段が付くこともある

家庭で不要になった畳は自治体の粗大ごみとして出すか、不用品回収業者などに引き取りをお願いするのがベターです。

畳を新調する場合は畳屋についでの回収を依頼する手もあります。「コストを抑えたい」「運搬や裁断の手間を省きたい」など、自分の都合に合わせた方法を選びましょう。

畳は「素材」「大きさ」「処理方法」によって処分費用が変わります。「産業廃棄物」や「災害ごみ」としての出し方も覚えておくと役に立つでしょう。

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