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栗の木の剪定時期はいつ?成長段階ごとに最適な剪定方法を解説!

最終更新日: 2020年11月26日

庭に植えた栗の木。栗の木は剪定した方が良いと聞きますが、どうやって剪定したらいいのかわからない方も多いでしょう。栗の木は成長段階によって適切な剪定方法が異なるので、剪定が難しい木です。

この記事では、栗の剪定時期から剪定方法、美味しい栗を収穫するために必要なことまで詳しく紹介します。

栗の剪定時期はいつ?

栗の剪定時期はいつ?
栗の剪定時期は?

まずは栗の剪定時期について紹介します。栗の木の剪定に適した時期は、木の休眠期である冬の11月〜3月がベストです(休眠期は木が休んでいる時期のこと)。木が休んでいるときに剪定を行うことで、木へのダメージを減らすことが可能です。

逆に木が成長する夏や収穫が近い秋に剪定をしてしまうと、樹液が出てしまい木に負担がかかります。栗の実をたくさんつけてもらうためには、木への負担は最小限に抑えることが重要。栗の木の剪定は必ず冬の時期に行うようにしてください。

栗の剪定方法

栗の剪定方法
栗の剪定方法

次に栗の木の剪定方法について解説していきます。冒頭でも紹介した通り、栗の木は成長過程ごとに剪定方法が変わってきます。栗の木の状態を確認しながら、適切な方法で剪定していきましょう。

また剪定方法だけでなく、必要な道具についても紹介していきます。道具を揃えてから、剪定のステップに進みましょう。

栗の剪定に必要な道具

栗の木の剪定に必要な道具を紹介します。

  • 剪定バサミ:直径2cm以下の細い枝の剪定
  • 剪定ノコギリ:直径2cm以上の太い枝の剪定(初心者は刃の長さ25cm位が使いやすい)
  • 軍手:切り傷防止に有効
  • 脚立:高い場所にある枝の剪定時に使用(足場が悪い場合は三脚の方が安定する)
  • 長袖・長ズボン:ケガや虫刺され防止に有効

植えてから何年も経っている栗の木の太い枝は、剪定ノコギリでも切れない場合があります。剪定ノコギリで切るのが難しい太い枝は、チェーンソーを使うようにしてください。

また剪定前に道具を加熱殺菌をしておくことも大切です。殺菌することで、切り口から細菌が入るリスクを減らすことができます。

植えてから2年目までの剪定方法

栗の木の植え付けから、2年目までの剪定方法について解説します。以下の手順を参考にしてください。

  1. 植え付け後:根本からおよそ50cmのところで切る
  2. 1年目の冬:新しく伸びた枝の先端からおよそ10cm切る
  3. 2年目の冬:1年目の冬のステップとあわせて、重なった枝や内側に伸びている枝を切る

栗の剪定では、植え付け直後に根本から50cmのところで剪定するのがポイントです。最初に切っておくことで、切り口から太い質の良い枝が伸びます。太い枝が、翌年以降に成長する枝の基礎となるのです。

3年目以降の剪定方法

3年目以降の栗の木の剪定の仕方について解説していきます。3年目以降の剪定で大切なのは、春から夏にかけて伸びた新梢(しんしょう)の先端は切らないことです。栗は3年目以降になると、新しい枝の先端に翌年以降の花がつくため、新梢の剪定は不要な枝のみとします。剪定のステップは以下の通りです。

  1. 不要な枝を見つける
  2. 不要な枝を根元から剪定バサミで切る

剪定は枝の中間ではなく、根元から剪定するようにしましょう。栗の実を収穫する場合、元気な枝は必ず残しておきます。

栗の新梢は、上の方に成長する性質があります。大木になると上部に実がなってしまうため、高さが3〜4mになったら、剪定ノコギリで幹を切り高さを調整。高さを抑えることで栗の実を収穫しやすくなるでしょう。

虫の被害を受けた栗の木を修復させる剪定方法

ここでは害虫によって被害を受けた、栗の剪定方法について解説していきます。

  1. 被害を受けている箇所を確認する
  2. 被害を受けている枝・幹の分かれ目から切る
  3. 成長を見ながら剪定する

幹や主枝の被害状況を確認し、断幹や切り戻しをします。太い枝にも被害が発生している場合は「剪定ノコギリ」で、幹に被害が発生していたら「チェーンソー」で断幹してください。

高くなりすぎた栗の木の剪定方法

次に大きくなり過ぎた、栗の木の剪定方法について解説します。手順は以下を参考にしてください。

  1. 主枝を高さ1~2mくらいのところで切る
  2. 切り口に殺菌剤を塗る
  3. 成長を見ながら剪定する

剪定はノコギリではなく、チェーンソーを使ったほうが良いでしょう。栗の木にとって、この強剪定は負担のかかる剪定方法です。そのため枝の切り口には、殺菌剤を塗ることを忘れないようにしてください。殺菌剤を塗ることで、切り口から雑菌が入るのを防ぐことができます。

6年ごとに芯抜きをして、樹高を抑えよう

栗の木は10年目以降になると、8mの高さに達してしまい、剪定することが難しくなります。6年目になったら、主枝の高さが4mになるように切り戻しをして、高さを抑えましょう。

切り戻し作業をすると、日光が当たりやすくなり、長期的に栗の実を収穫することが可能です。この作業は「芯抜き」と呼ばれています。芯抜きをせずに放置すると日が当たらなくなり、栗の木が弱ってしまいます。6年ごとに芯抜き行うことが大切です。

また芯抜きと同時に、混み合っている枝を剪定しておくと、日当たりが良くなるのでおすすめです。大きな木の剪定の仕方を間違えると、木を弱らせる原因になることもあるので慎重に作業しましょう。ただし高木の芯抜きは危険を伴う作業なため、無理をせずプロに頼むことを検討してください。

栗の剪定を放置するどうなるの?

栗の剪定を放置するどうなるの?
栗の剪定を放置するどうなるの?

剪定を放置してしまうと栗の木はどうなるのでしょうか?剪定をしないと、枝葉が密集してしまい病害虫に侵されやすくなります。剪定を怠ることのリスクを頭に入れておき、剪定の重要性を理解しましょう。

日照不足で花が咲かなくなる

剪定をしていない栗の木は、日の当たらない場所ができ、日照不足となり花が咲かない枝が多くなります。木の成長にあわせて細い枝が混み合い、影を作ってしまうのです。

栗は日当たりの良い場所を好むため、日照不足になると花を咲かせることができません。花が咲かなければ実をつけることもできないので、日照不足の状態が続くと栗の実の収穫ができなくなります。

栗の木に日光は必要不可欠な存在です。毎年剪定を行い、日光を木全体に届けられるよう管理してください。

枝が重なって害虫が住みつく

栗の剪定をしないと、風通しが悪くなり、害虫が住みつく原因になります。栗の木に悪影響を及ぼす害虫は、以下の種類です。

  • カイガラムシ:排泄物が「すす病」を引き起こす
カイガラムシ
カイガラムシ
  • アブラムシ:樹液を吸って木を弱らせる
アブラムシ
アブラムシ
  • カミキリムシ:幼虫が木の内部の組織を破壊する
カミキリムシ
カミキリムシ

カイガラムシは殺虫剤が効きにくいため、手で除去してください。アブラムシは11月~4月上旬に黒い粒のような卵を発見したら、卵を幹から取って焼いて駆除します。栗の木につくクリオオアブラムシの成虫には薬剤が効きません。手で潰すのが確実な駆除方法です。

カミキリムシの幼虫は、穴に針金を差して幼虫を穴から取り出しましょう。害虫は駆除が大変なので、定期的に木の様子をチェックして早期発見・早期対処することが大切です。

風通しの悪さが病気につながる

栗の剪定を怠ると風通しが悪くなり、病気になる可能性が高くなります。主な病気の症状は、下記を参考にしてください。

病気名 主な症状 改善方法
実炭そ病 実が黒くなって腐る 殺菌剤の散布
うどんこ病 葉っぱに白いカビが発生 殺菌剤の散布・病気部分の切り取り
斑点病 葉っぱに褐色の斑点ができる 病気部分の切り取り・水はけの良い土にする
枯葉病 葉っぱに黒い病斑ができる 殺菌剤の散布・病気部分の切り取り
黒根立枯病 根が黒く腐る 薬剤による消毒

病気の原因は、湿気を好む病原菌です。風通しを良くして、湿気の排除をしましょう。

おいしい栗を収穫するために必要なこと

おいしい栗を収穫するために必要なこと
おいしい栗を収穫するために必要なこと

美味しい栗を収穫するために、必要なことを紹介していきます。どうせなら美味しい栗を栽培したいですよね。ここで紹介する3つのコツを押さえることで、質の良い栗に育ちます。美味しい栗を作り、家族みんなで栗を食べましょう。

植え付けの間隔を広くとる

美味しい栗を育てるためのコツは、植え付けの段階から始まっています。栗の植え付けの間隔は広めにしましょう。なぜなら栗は直射日光を浴びないと、栗の実のもとになる花を咲かせてくれないからです。

また直射日光が当たらない状態が続くと枝が枯れ、収穫量は低下していきます。そのため植え付け段階から間隔をあけ、日光が当たるように植えることが重要です。

基本的には5.5m四方に1本の間隔がベストです。ただし土地の条件が悪い場合は、栗の木が大きく成長しないので、4.4m四方でも問題ありません。

適度に肥料を与える

美味しい栗を育てるには、肥料を与えることも重要です。栗の木の肥料は、2月と10月頃に与えるのがベストです。肥料の説明書を参考に適切な量を与えてください。

肥料は少な過ぎだと効果を得られませんが、与え過ぎだと枯れてしまうことがあります。また肥料を与える頻度を高くしたり、1度の量を増やしたりすると、肥料やけを起こしてしまい栄養を吸収することができなくなります。土との浸透圧(しんとうあつ)の関係で、木の水分が吸われてしまうこともあるので注意しましょう。

肥料は適量を与えることで、効果を発揮するものです。2月と10月を目安に適量を与えてください。

剪定を業者に依頼する

確実に栗の実を収穫するのであれば、栗の木の剪定を業者に依頼するのがおすすめです。剪定のプロである業者なら、手早く適切な剪定をしてくれます。

自分で栗の木の剪定を行うと、失敗するリスクがありますが、プロであれば心配は不要です。自分で剪定するには大き過ぎる栗の木も、安全性の面から業者に依頼することをおすすめします。

剪定を業者に依頼する料金相場

業者に剪定を依頼するときの、料金相場を紹介します。下記の表を参考にしてください。剪定料金は木の高さと切る幹の太さで変わります。

【木の高さ】

木の高さ 料金
3m未満 3,000~5,000円
3〜5m 5,000~20,000円
5m以上 20,000~30,000円

【幹の太さ】

幹の太さ 料金
30cm未満 5,000~10,000円
30〜50cm 10,000~30,000円
50〜80cm 30,000~45,000円
80cm以上 45,000~90,000円

高所作業車を使う場合は、別途費用がかかります。また木の処分費用が発生することがあるので、依頼する場合は必ず見積もりを依頼しましょう。

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