カバー工法(重ね葺き)は、葺き替えより費用が安く、早く仕上がるものの、デメリットや注意点もある工事方法です。
今回はカバー工法のメリット・デメリットや葺き替えと悩んだときの判断基準をお伝えします。
カバー工法のメリットとデメリットは?
メリットは、下記です。
- 断熱性・防水性・遮音性がアップする
- 施工費用が安い
- 短期間で施工が終わる
- 建材にダメージを与えにくい
- 騒音やホコリが出にくい
一方で、デメリットは下記になります。
- 火災保険の適用外になる可能性も
- 修理費用やリフォーム費用が高くなる
- 耐震性が低下する
- 下地の劣化を治すことはできない
屋根のカバー工法にかかる費用は?
カバー工法の標準的な費用相場は、「屋根面積(㎡) × 11,000円」に「足場代約20万円」を足した金額です。30坪の家だと約80万円~90万円ほどが相場になります。屋根材によっても費用が変動し、アスファルトシングルの方がガルバリウム鋼板より安いです。具体的な費用内訳や費用を抑える方法は記事内をご覧ください。
屋根のカバー工法でよくある失敗例は?
よくある失敗例は、耐震性をよく確認せずに施工してしまうケースです。カバー工法は屋根が二重になって重量が増すので、耐震性が低くなってしまうことがあります。事前に耐震性を確認してからでないと災害時に屋根が剝がれてしまう危険性も。他にもよくある失敗例を記事で解説しています。
屋根のカバー工法とは?
カバー工法は、既存の屋根材をそのままに、新しい屋根材を重ねて工事をする屋根のリフォーム方法です。重ね葺きとも呼ばれ、屋根のリフォーム方法として、葺き替えとよく比較検討される工事になります。
ここからは、カバー工法の基礎知識として、メリット、デメリット、類似工法との違い、施工手順を簡単に解説します。
屋根カバー工法のメリット・デメリット
カバー工法が自宅にあったリフォーム方法か判断するために、まずはメリットとデメリットを把握しましょう。
メリット
カバー工法のメリットは下記です。
- 断熱性・防水性・遮音性がアップする
- 施工費用が安い
- 短期間で施工が終わる
- 建材にダメージを与えにくい
- 騒音やホコリが出にくい
カバー工法は、古い屋根材を撤去する必要がないため、廃材処理費用がかかりません。特に、既存の屋根材がアスベストを含むスレートだと、処分費用は高くなってしまうため、カバー工法を行うことで大幅に費用を節約できます。
また、古い屋根材の上に新しい屋根材を重ねる工事になるため、屋根の厚みが増し、断熱性、防水性、遮音性が向上することもメリットです。
葺き替えと比較して、工事中の騒音やホコリを抑制することができ、かつ、工期も短縮することができるため、近隣住民にかかる迷惑を抑えたいという方にもぴったりな工事になります。
デメリット
一方でデメリットもあります。
- 耐震性が低下する
- 下地の劣化を治すことはできない
- 修理費用やリフォーム費用が高くなる
- 火災保険の適用外になる可能性がある
カバー工法のデメリットとして、まず見逃せない点が耐震性の低下です。新しい屋根が重なって重量が増える分、地震時に揺れが生じやすい構造になります。さらに、古い屋根の上に屋根を重ねる工事であるため、屋根内部の劣化を補修することもできません。
次回以降の屋根のリフォームでは、二重になった屋根の撤去、下地の補修にも手間がかかるため、費用が高額になってしまいます。
メリットも複数ありますが、デメリットも数多くあるため、自宅のニーズにあった工事方法か念入りに検討することが重要です。
差し込み葺きとの違いに注意
差し込み葺きとは、屋根材の隙間に新しい屋根材を差し込む工事です。差し込み葺きは、屋根全体のリフォームではなく、劣化が生じている一部分に対して行うことが一般的で、部分補修を実施する際に最適な工事になります。
どちらも既存の屋根材を撤去しない点で似ていますが、カバー工法とは異なるため注意しましょう。
カバー工法の手順をチェック
- 足場の組み立て
- 古い棟板金の撤去
- 防水シート設置
- 新しい屋根材の設置
- 板金部分の取り付け
- 足場の解体・掃除
屋根のリフォームは高所での作業であり、危険が伴います。1日目は安全を確保するために、足場の組み立てと屋根の洗浄を行うのが一般的です。
カバー工法では屋根材をはがす必要がないため、2日目に棟板金だけ取り外し防水シートを設置します。3〜4日目には新しい屋根材を設置していき、5日目で屋根材を固定できるように再度棟板金を取り付けます。最終日となる6日目に足場の解体・掃除をすれば、作業は完了です。
屋根カバー工法ができない屋根
カバー工法は費用を抑えられる工事ですが、すべての屋根に施工できるわけではありません。
ここからは、カバー工法ができない屋根を紹介します。
瓦屋根
瓦屋根の住宅にはカバー工法ができません。瓦屋根は、瓦一枚一枚が重なり合う波型の形状が特徴です。新しい屋根材をしっかり固定するためには、既存の屋根材が平らでなければなりません。
瓦屋根のような凹凸がある場合は、屋根材に隙間が生じることになるため、カバー工法で施工することができないのです。
瓦屋根について詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
劣化の激しいスレート屋根
劣化の激しいスレート屋根にもカバー工法は実施できません。カバー工法を実施したとしても、古い屋根材の状態が悪いままでは、雨漏りが発生する危険性を低減することができないためです。
劣化したスレート屋根には、葺き替えが必要になります。
スレート屋根について詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
過去にカバー工法した屋根
最後に、すでにカバー工法が実施された屋根にもカバー工法を実施することができません。新たにカバー工法を行うことで屋根が三重にもなってしまい、建物の耐震性が大幅に低下してしまいます。
まずは自宅の屋根をチェックし、カバー工法ができない状態か確認しましょう。屋根のチェックは高所での作業になり大変危険です。ほとんどの業者は無料の現地調査を実施しているので、ぜひ近隣の業者に依頼してみてください。
屋根カバー工法の築年数別注意点
カバー工法を行う際には、住宅の築年数に応じた注意点を抑えておくことが大切です。屋根の状態や劣化具合に応じて、工事を行うことが重要になります。
ここからは、築年数別にカバー工法を行う際の注意点を解説します。
築10年未満
築10年未満の住宅は、屋根材のひび割れや剥がれがほとんどなく、全体的に良好な状態を保っていることが一般的です。そのため、大きな問題が発生することは少なく、施工もスムーズに進めることができます。
ただし、屋根材を一新してデザインを大きく変えたい場合を除き、このタイミングでカバー工法を実施する必要はありません。現状の屋根が比較的良い状態であれば、塗装工事によるメンテナンスも併せて検討してみることをおすすめします。
築10年以上20年未満
築10年以上20年未満の住宅にお住まいの方は、カバー工法が最もおすすめな状態です。2000年代の初頭に販売されていたスレート屋根は、往来のものとは違ってアスベストを含んでいない分、耐久性がやや低いことが特徴です。そのため、ひび割れや剥がれといった不具合が比較的多く発生します。スレート屋根以外の屋根材でも劣化症状が発生してくるのはこのタイミングです。
劣化症状が深刻になって修繕が難しくなる前に、カバー工法でしっかりとメンテナンスを行いましょう。
築20年以上40年未満
築20年以上の住宅になると、屋根材の劣化が進行しているケースが多くあります。特に、ひび割れや剥がれがみられる場合は、屋根内部の点検をしっかり行い、下地部分を補修する必要があるか確認することが大切です。
下地にも傷みがある場合は、放置をしていると、将来的には住宅の構造部分の修繕が必要になる可能性が高く、リフォームの費用も高額になります。カバー工法を行う前にしっかりと屋根の点検を行い、下地補修が必要な状況か確認してください。
築40年以上
築40年以上の建物では、屋根材のみならず下地も劣化している可能性が非常に高いです。また、過去にリフォームの経験がない場合は、住宅の耐震性も低下していることが多くあり、屋根の増量が増えるカバー工法を行うと、耐震性がさらに低下してしまいます。
カバー工法ではなく、葺き替えを第一に検討してみることをおすすめします。
屋根カバー工法を業者がおすすめする理由
カバー工法は、屋根のリフォーム方法として、業者が積極的に提案する施工方法でもあります。なぜ、業者がカバー工法をおすすめするのでしょうか。
ここからは、その理由を深ぼっていきます。
カバー工法は工期が短く効率よくリフォームできる工事
カバー工法は屋根材を撤去する必要がないため、工期を短縮することができます。そのため、業者としては効率よく施工することができ、お客様の回転率向上につながります。
屋根の工事は天候にも左右されやすく、悪天候が続くとなかなか完工することができません。カバー工法は回転率のよい工事であることから、業者にとっても都合の良い工事なのです。
カバー工法で使用する屋根材の利益率は高い
カバー工法では、金属系の屋根材が利用されることが多くあります。屋根工事業者のなかでも板金業者は、金属系の屋根材を主力商品としており、比較的安価に屋根材を仕入れることができます。
結果として、工事から得られる利益を高くすることができ、業者にとっては儲かる工事になるのです。
このように、カバー工法は業者にとって得の多い工事でもあるため、業者の営業に乗せられていないか、自身のニーズにマッチした工事工法なのか慎重に検討することが大切になります。
カバー工法で後悔するケースとは?よくある失敗事例
カバー工法には多くのメリットがありますが、なかには工事後に後悔するケースもあります。
よくある失敗事例を紹介するので、事前に知っておくべき注意点としてお役立てください。
下地の傷みに気づかず施工してしまった
下地が傷んでいる屋根は、雨漏りが起きています。雨漏りをしている屋根は、野地板という板が傷んでいるのでカバー工法を行うことが出来ません。
強引にカバー工法をしてしまうと、新しい屋根が固定できず、最悪の場合すぐに屋根材がはがれてしまいます。
雨漏りは見えないところで起きていることもあるため、点検の際に業者にしっかりと確認してもらうことが大切です。雨漏りに気づいた場合には、カバー工法ではなく、葺き替えを検討しましょう。
耐震性をよく確認せず施工してしまった
カバー工法は屋根の重量が増加する分、耐震性も低下する工事です。建築物の構造上、住宅の上部が重くなれば、揺れにも弱くなってしまいます。
カバー工法を行う際は、工事後も耐震性が確保できるか必ず確認しましょう。耐震性を担保するためには、新しく重ねる屋根材には軽量のものを選ぶという方法もあります。
屋根の通気性が低下してしまった
カバー工法を実施すると、屋根の通気性が低下してしまうことがあります。通気性が不十分だと、屋根内部で結露が発生し、下地が腐食したり、カビが発生するリスクが高くなります。
カバー工法を行う際は、しっかりと通気層を設けることが重要です。技術力のある業者に依頼するようにしましょう。
雨漏りが発生するようになった
カバー工法を行うことで雨漏りが発生しやすくなるケースもあります。特に、勾配が緩やかな屋根に対して横葺き(水平方向に屋根を張る工事)でカバー工法を行うと、屋根材の間に雨水が貯まりやすくなってしまいます。
勾配の低い屋根にカバー工法を行う場合は、縦葺き(屋根の傾きと同じ方向に張る工事)を行うようにしましょう。
内部の補修が困難になった
新しく屋根を重ねる工事であるため、屋根内部の補修や点検が難しくなります。さらに、作業に手間がかかる分、工事費用が高くなってしまうことも。
施工する前に、メンテナンスがしやすい設計になっているかどうか、事前に業者に確認しておくことが大切です。
太陽光パネルの設置が難しくなった
最後に、太陽光パネルの設置が難しくなることもあります。太陽光パネルを設置する金具が、カバー工法をした屋根にはうまく取付できないことがあるためです。
太陽光パネルが設置できなくなるといったリスクがあることも、事前に考慮しておきましょう。
屋根カバー工法(重ね葺き)と葺き替え、どちらにすべき?
下記の表でカバー工法と葺き替えの大きな違いをまとめてみました。
特徴 | 費用目安(30坪) | |
---|---|---|
カバー工法(重ね葺き) |
|
70~100万円 |
葺き替え |
|
90~250万円 |
カバー工法(重ね葺き)がおすすめな人
カバー工法は、以下のような場合におすすめです。
- 屋根に劣化がなく、とにかく費用を抑えたい
- 今後、屋根のリフォームをする予定はない
カバー工法は、費用をとにかく抑えたい方にとっては魅力的ですが、その安さを実現するためには様々な不自由が伴います。耐震性の低下、屋根の下地に劣化がある場合は補修する機会を逃してしまい、数年後に大掛かりな修繕が必要になるリスクもあります。
こうした不自由さを許容するかどうかは、カバー工法と葺き替えの費用差をどのように評価するか次第です。今住んでいる住宅に長く住み続ける予定がなく、将来的にリフォームを行う可能性がない、といったケースであれば、問題ありません。
将来はリフォーム費用が高額になることを覚悟できる方、屋根内部と外部の劣化がみられない状態で、現時点でのリフォーム費用をとにかく抑えたい方には、カバー工法はおすすめなリフォーム方法です。
最後に、屋根材にアスベストが含まれている場合、今回のリフォームでは処分費用を抑制することができますが、いずれかは葺き替えや屋根の解体が必要になります。そのため、処分費はあくまで先延ばしになるだけという点にも注意しましょう。
葺き替えがおすすめな人
葺き替えは、以下のような場合におすすめです。
- 下地の点検も含めて屋根をしっかりとリフォームしたい
- 長期的な視点に立ってリフォームをしたい
葺き替えは、既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に張り替える工事です。そのため、カバー工法では把握をするのが難しい下地の点検と補修も、正確に実施することができます。
また、カバー工法で紹介したような、デメリットや後悔、失敗は基本的には葺き替え工事で起こることはありません。費用がカバー工法より高額になることを許容できるかどうかが比較検討のポイントになります。
今住んでいる住宅にこれからも長く住み続ける方や、初期投資は高くなるものの長期的なリフォームの合理性を重視する方には、葺き替えがおすすめなリフォーム方法になります。
葺き替えについて詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
屋根カバー工法で後悔しない業者の選び方
カバー工法は、様々なデメリットや注意点のある工事であり、後悔や失敗を避けるためには、慎重に業者を選定することが重要です。また、リフォーム業界は悪徳業者が多い業界でもあり、施主の不利益を隠してカバー工法を提案される危険性もあります。
ここからは、カバー工法を依頼するときに役立つ、業者の選び方を紹介します。
板金専門業者か
まず大事なのが、板金専門業者に依頼することです。カバー工法では金属製の屋根材を使用するケースが多く、知識のある板金工事専門業者に依頼することが理想的です。
板金専門業者であれば、金属屋根の扱いにも慣れていて、技術力もあるため、施工後のさまざまな失敗を防ぐことができます。
業者選びの際には、板金専門業者かどうかをまずチェックしてみましょう。
カバー工法の実績が豊富か
カバー工法は専門性の高い工事であるため、施工経験を持っている業者に依頼することも重要です。カバー工法は、下地の状態や屋根の形状、住宅の耐震性によって施工内容や難易度も大きく異なります。
過去の施工事例や工事件数を確認しながら、安心して任せられる業者を探してみてください。
即決せず相見積もりを取っているか
相見積もりを取ることも非常に重要です。相見積もりを取ることで、適切なリフォーム方法や、費用の相場感を把握することができます。相見積もりを取らないままだと、適正な価格なのか、また、そもそもカバー工法は適切なリフォーム方法なのかの判断がつきにくく、あとで後悔することにもなってしまいます。
またカバー工法は訪問販売の商材となっていることも多く、「今即決してくれれば安くします」といった営業手法で契約を迫ってくるケースもあります。
相見積もりを取りながら、しっかりと複数の業者を比較するようにしましょう。
アフターフォローは十分か
屋根のリフォームは、施工後のメンテナンスが重要です。施工直後に問題がなくても、数年後にトラブルや雨漏りが発生してしまう、といったこともあります。
保証期間や保証内容をしっかりと確認し、何かあったときにすぐに対応してもらえる業者に依頼するようにしてください。
資格保有者が在籍しているか
「建設営業許可」はもちろん、カバー工法に直接関わりのある「建築板金」や「施工管理技士」の資格保有者が在籍していると安心して依頼することが出来ます。
必ず、資格保有者が在籍しているかどうかを確認してから依頼するようにしましょう。
見積もり、工事についての説明が十分にあるか
リフォームの施工直後は問題がなくても、徐々に工事の不備が目立ってくることがあります。そのため、あらかじめ工事後の保証内容が充実している業者を選ぶことが大切です。
屋根の修理業者について詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
屋根のカバー工法(重ね葺き)の費用相場
屋根をカバー工法でリフォームする際の費用相場は1㎡あたり8,000~11,000円です。
作業時には足場代として別途で約10~20万円かかります。
費用の計算方法
「屋根面積(㎡) × 11,000円」+「足場代約20万円」 |
以下は住宅の坪数ごとにカバー工法のリフォーム費用の目安をまとめたものです。(屋根材としてガルバリウム鋼板を用いた場合になります。)
坪数 | 費用目安 |
20坪 | 60~90万円 |
30坪 | 70~100万円 |
40坪 | 90~120万円 |
50坪 | 140~160万円 |
※上記はあくまでも目安なので正確な費用を把握したい方は1度業者に見積もりを依頼しましょう。
下地の傷みがひどい場合には、「野地板増し張りカバー工法」と呼ばれる特殊な施工が必要です。この場合はコンパネや野地板といった部品も必要になるため、1㎡当たり1,500〜2,000円プラスされます。
また屋根の状態によっては、棟板金(むねばんきん)の補修や交換も必要になるため、そのぶん費用は大きくなります。
工事の内訳ごとの費用相場
工事費用の内訳は以下のようになります。
新しい屋根材の設置 | 5,000円~11,000円(1㎡あたり) |
足場の組み立て | 700円~1,000円(1㎡あたり) |
古い棟板金の撤去 | 30,000円~55,000円(1棟あたり) |
防水シート設置 | 600円~1,500円(1㎡あたり) |
コンパネ・野地板
(下地の劣化がみられる場合) |
1,500円~2,500円(1㎡あたり) |
板金部分の取付 | 5,000円~8,000円(1㎡あたり) |
合計の工事費用は屋根面積と屋根材の単価によって大きく変わります。
屋根材の種類と費用
カバー工法に用いられる屋根材には以下のようなものがあります。
ガルバリウム鋼板 | アスファルトシングル | |
---|---|---|
単価相場(㎡) | 5,000~10,000円 | 5,000~8,500円 |
耐用年数 | 20~30年 | 15~30年 |
特徴 |
|
|
ガルバリウム鋼板は、錆びや腐食に強く、価格が安いため、金属屋根の中で最も使用されている屋根材です。また、軽量であるため住宅にかかる負担も少なく、耐震性や断熱性にも優れています。
アスファルトシングルは、柔軟性のあるゴムシートから作られているため、複雑な形状を持つ屋根でも対応することができ、耐水性や耐久性に優れています。デメリットは、断熱性がない点や再塗装ができない点です。
ガルバリウム鋼板とアスファルトシングルについてさらに詳しく知りたい方は、以下の関連記事を参考にしてみてください。
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