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屋根葺き替えが必要なパターン|カバー工法との違いや費用まで屋根葺き替え工事を全て解説

最終更新日: 2024年10月16日

私たちを雨風から守ってくれる屋根は定期的なメンテナンスが必要です。築20年以上の住宅の場合は、屋根の劣化が屋根全体に目立つようになりますので、屋根の葺き替えも検討する必要があります。

この記事では、屋根葺き替え工事が必要なパターンから、同じ屋根修理方法であるカバー工法との違い、屋根葺き替え費用について解説していきますので、参考にしてみてください。

屋根の葺き替えとは?

屋根の葺き替えとは、屋根を張り替える工事のことを指します。屋根の寿命は一般的に20〜30年ほどと言われており、その寿命を越えると破損リスクが一気に高まります。雨漏りや塗装の剥がれなどが起きてしまい、見栄えが悪くなってしまうため定期的な葺き替えが必要になります。

屋根の葺き替えでは、屋根材とその下地を取り外した跡、新しい屋根材を取りつけます。

葺き替えに使われる屋根材には、瓦、スレート、ガルバリウム鋼板、アスファルトシングルなどがあります。詳しくは「葺き替え後の屋根材の選び方」箇所で解説しています。

屋根の葺き替えが必要なパターン

屋根リフォームに「葺き替え」工法を使った方がいいケースは、おもに以下の3パターンです。

  • 今の屋根材が耐用年数を過ぎている
  • すでに雨漏りが発生している
  • 屋根の耐震性を上げたい

リフォームするかどうか迷っている方は、ここで紹介する内容を参考にしてタイミングを見極めましょう。

パターン1:今の屋根材が耐用年数を過ぎている

屋根材にはそれぞれ耐用年数(メンテナンス周期)があり、永久に今の屋根材を使用できる訳ではありません。耐用年数を過ぎた屋根材には以下の症状が表れやすくなります。

  • ひび割れ
  • 色あせ
  • 反りや変形
  • さびや腐食

上記の症状が表れると天井の染みや雨漏りの原因に。家全体を傷めることにつながるため危険です。

耐用年数は屋根材ごとに異なります。現在の屋根材が耐用年数を過ぎているかどうかを確認し、耐用年数を過ぎている場合は葺き替えリフォームを選びましょう。

屋根材ごとの耐用年数は以下のとおりです。

屋根材の種類 耐用年数
スレート 20~30年
ガルバリウム 20~40年
アスファルトシングル 20~30年
30~50年
トタン 10~20年

スレート屋根にはアスベストが含まれたものと含まれていないものがあります。アスベストが含まれているものは耐久性に優れており、耐用年数は20~25年といわれています。一方で含まれていないものは10~35年が目安です。

ちなみにこれらの耐用年数は、きちんとメンテナンスしたときの最長年数だと考えておきましょう。

定期的に塗装の塗り替えなどをすることで、屋根を長持ちさせることにつながります。

パターン2:すでに雨漏りが発生している

雨漏りが発生しているということは、屋根の基礎部分である下地が傷んでいるということです。

カバー工法や部分補修では下地の取り替えができないため、雨漏りの程度によっては屋根の葺き替えが必要となります。

費用を抑えたいのであれば下地一部分のみの補修という手もありますが、あまりおすすめはできません。

雨漏りによる傷みは周囲に広がりやすく、すぐに次の雨漏りが発生してしまう可能性が高いためです。

パターン3:屋根の耐震性を上げたい

葺き替えによって軽い屋根材に変えることで、屋根の耐震性能を上げることができます

屋根材の重さは屋根の耐震性に直結します。とくに「瓦」は重くて耐震性能が低い屋根材です。

大きな地震が起こった時には倒壊の恐れもあり、葺き替えで別の屋根材に変える家も増えています。

屋根葺き替えとカバー工法の違い

屋根の葺き替えと比較されるのがカバー工法です。カバー工法も葺き替えと同様屋根全面の修理をする際に用いられる施工方法ですが、どういった違いがあるのかをここで解説していきます。

屋根のリフォーム方法 特徴
【葺き替え】
  • 工期は7~15日ほど
  • 下地を撤去する必要があり、費用が高くなる
  • 下地もまとめて交換できるので、屋根を丸ごと新しくできる
【カバー工法(重ね葺き)】
  • 工期は7~10日ほど
  • 下地を撤去する必要がないので費用が安め
  • 下地の上から新しい建材をかぶせるので、劣化状況によってはおすすめできない

カバー工法は重ね葺きとも呼ばれ、屋根の下地は撤去せずに下地の上から新しい屋根材を設置する施工方法になります。下地はまだ綺麗だけど屋根材が劣化しているといった場合に、カバー工法が用いられます。

屋根の葺き替えとカバー工法どちらを選ぶべき?

葺き替えがいいかカバー工法がいいかは、迷いやすいポイントだと思います。以下のケースに当てはまる場合は、葺き替えのほうがおすすめです。

【葺き替えがおすすめのケース】

  • 既存の屋根材が瓦である
  • 既存の屋根にカバー工法を施工している
  • 下地が劣化していたり、雨漏りしていたりする
  • 屋根にコケが生えている
  • 屋根材がずれている、欠けている
  • 屋根の耐久性を上げたい

まずカバー工法ができる屋根は限られていて、瓦屋根の場合は葺き替えするのが基本です。

またすでにカバー工法で屋根を重ね葺きしている場合は、重量がかかることで建物に負荷を与えてしまいます。耐震性にもかかわってくるので、この場合も葺き替えがおすすめです。

またカバー工法だと下地の補修は最低限だけなので、経年劣化がそのまま進んでしまいます。下地の劣化や雨漏りが気になる場合は、下地ごと屋根を葺き替えた方がよいでしょう。

「耐用年数を過ぎていない」かつ「雨漏り、天井の染みの発生がない」といった条件を満たしていれば、カバー工法を検討してみても良いでしょう。カバー工法が適している具体的なケースは以下の通りです。

【カバー工法がおすすめのケース】

  • できる限り安く屋根のリフォームをしたいと考えている
  • もともと軽い屋根材を使用している(現在瓦の屋根ではない)
  • まだ耐用年数を過ぎていないが、屋根のデザインを一新したい

カバー工法は性能面の強化をそこまで重視せず、費用をおさえたい場合にはおすすめです。

ただし見えない下地部分が劣化している可能性もゼロではありません。カバー工法にするかどうかの最終的な判断は、屋根工事業者に相談して決めましょう。

屋根葺き替え工事の種類と工事の流れ

屋根葺き替え工事の種類と工事の流れについて解説していきます。

屋根葺き替え工事の種類

屋根葺き替え工事は、葺き替え前の屋根材と葺き替え後の屋根材によって工事の種類が異なります。

葺き替え跡の屋根に関しては、大きく分けて以下のパターンがあります。

  • 瓦屋根の葺き替え
  • 土葺きの瓦屋根の葺き替え
  • スレート屋根(アスベストなし)の葺き替え
  • スレート屋根(アスベストあり)の葺き替え
  • トタン屋根の葺き替え
  • ガルバリウム鋼板屋根の葺き替え
  • アスファルトシングルの葺き替え

使われている屋根材によって葺き替え工事の方法や流れは少し異なります。一般的に上で紹介した分類で工事の内容を分けていることが多くなっており、下に行くほど工事の手間がかりますので施工費用は高くなります。

また、葺き替え後の屋根に関してはガルバリウム鋼板屋根、アスファルトシングル、スレート屋根のいずれかから選ぶケースが多くなっています。築年数の長い戸建て住宅の場合は瓦屋根に吹き替える場合もありますので、業者に相談しつつ住宅に合わせた屋根を選ぶようにしましょう。

屋根葺き替え工事の流れ

葺き替え工事では、屋根の表面と下地を丸ごと取り替えます。下地(野地板や防水シート)と屋根材を全てはがし、新たな材料に張り替えることが必要です。

(※野地板(のじいた)の状態が良ければ補修のみで済ませる場合もあります。)

屋根の葺き替え工事は以下の手順で行われます。

【屋根の葺き替え工事の作業手順】

  • 足場や養生シートの設置
  • 既存屋根材の撤去
  • 野地板の補修や取り付け
  • 新しい防水シートの取り付け
  • 新しい屋根材を設置
  • 棟板金、軒先板金、雨どいなどの取り付け
  • 足場・養生シートなどの片づけ

作業にかかる日数はおおよそ1~2週間程度です。ただし作業日数は天候や屋根の面積に大きく左右され、工事期間が雨ばかりだと1カ月以上かかってしまうこともあります。

他に日本瓦を交換する場合も1か月程度かかることがあるので注意が必要です。ある程度は時間がかかることを想定したうえで依頼するとよいでしょう。

葺き替え後の屋根材におすすめなのは?|スレート・ガルバリウム・瓦など

家屋に使用されている代表的な屋根材は以下の4種類です。価格はもちろんのこと、デザインや性質も屋根材によって大きく変わってきます。

屋根材 こんな人におすすめ!
①スレート(カラーベスト、コロニアル)
  • 防災対策をしたい
  • 安く施工したい
②ガルバリウム鋼板
  • 価格と耐久性のバランスをとりたい
  • トタン屋根から変更する
③アスファルトシングル
  • とにかく費用を安くおさえたい
④瓦
  • 耐久性を重視する

①スレート屋根(カラーベスト、コロニアル)

①スレート屋根(カラーベスト、コロニアル)

スレート屋根

価格 5,000~7,000円/㎡
耐用年数 20~30年程度

セメントでできた薄い板状の屋根材で、「コロニアル」「カラーベスト」とも呼ばれています。

耐震性や耐火性が高く、防災対策をしたい方におすすめです。

価格は比較的安いですが、ひび割れしやすいというデメリットがあり、メンテナンス頻度は高くなります。

②ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板

価格 7,000~8,000円
耐用年数 30年程度

シリコン塗装したアルミニウム・亜鉛合金の金属板です。耐震性、耐火性、防水力など全ての安全性能が高いという特徴があります。

一方で防音性が低い、定期的なメンテナンスが必要というデメリットもあります。

③アスファルトシングル

アスファルトシングル

価格 4,800円~5,500円/㎡
耐用年数 20~30年程度

ガラス繊維にアスファルトを吹き付けて作られるシート状の屋根材です。デザイン性が高く、複雑な形状の屋根にもフィットします。

価格も屋根材の中では最も安いため、費用を抑えたい方にはおすすめです。しかし強い風が吹くと剥がれてしまうこともあり、耐久性が低い点はデメリットでしょう。

施工事例が少ないため、実績のある業者を探す必要もあります。

④瓦

瓦

瓦屋根

価格 8,000~15,000円/㎡
耐用年数 30~50年

粘土を焼き上げて作る重厚感ある屋根材です。

洋風建築にあう「洋瓦」と、日本の昔ながらの住宅にある「和瓦」があります。

価格は高いですが、通気性や遮熱性、防音性に優れており、家屋を快適に保つ機能が高いのが特徴です。

屋根材選びで着目すべきポイントは「耐久性」「耐震性」「デザイン性」「価格」になります。何を重視するかを明確にして、自宅にあう屋根材を選びましょう。

屋根葺き替えの費用相場

屋根の葺き替えリフォームの費用は、「新しい屋根材の種類」と「屋根の面積」によって変わります。

以下は日本に多い30坪の住宅の葺き替え工事における工事内容別、費用相場です。

葺き替え前/葺き替え後(30坪の住宅) 費用
スレート/スレート 120万~200万円
スレート/ガルバリウム鋼板 140万〜220万円
瓦/瓦 160万~240万円
瓦/スレート 140万〜220万円
瓦/ガルバリウム鋼板 160万〜240万円
セメント瓦/ガルバリウム鋼板 160万〜210万円
トタン/ガルバリウム鋼板 120万~190万円
アスベスト(※)含有の場合の撤去費 上記プラス50万円~90万円

※アスベストとは2006年まで製造されていた建材で、健康被害が発覚したことで全面禁止とされました。とくに2004年以前に建てられた住宅でスレート屋根やセメント瓦の場合はアスベストを含んでいることがあり、その場合は追加の撤去費用が必要となります。

屋根葺き替え費用の計算方法

自宅の大まかな屋根面積は下記の計算方法で求められます。

【大まかな屋根面積の計算方法】

1階の床面積(1階の坪数×3.3㎡)×係数1.15

例えば住宅1階の面積20坪(約66㎡)として、係数の「1.15」をかけて算出すると「75.9㎡」です。ちなみに全国的に、延べ床面積(1階と2階の合計)は30~40坪が平均となっています。

屋根面積を求められたら次の項目で紹介する単価に掛け合わせてみてください。

葺き替え工事の費用内訳・単価

工程ごとの単価相場、また平均的な大きさの住宅で施工したときの相場は以下のとおりです。

工程 単価 平均的な相場
足場仮設・飛散防止ネット 800~1,000円/㎡ 15万~25万円
既存屋根の撤去 1,500~3,000円/㎡ 12万~20万円
下地補修 2,000~3,000円/㎡ 3万~5万円
防水シート(ルーフィング) 800~1,500円/㎡ 6万~12万円
棟板金設置 2,000~3,000円/m 1.5万~3万円
軒先板金設置 2,000~3,000円/m 5万~10万円
アスベスト処理 3,000~5,000円/㎡ 50万~90万円
屋根の葺き替え工事費(使用する屋根材によって費用は変わる) 5,000~15,000円/㎡ 30万~100万円

※既存の屋根の状態によっても相場は変わります。とくに下地補修などの工程では、野地板をすべて交換するケースだと10万円を超えることもあります。

※屋根の葺き替えは30万~100万円と幅が広いですが、30~60万円程度におさまることが多いです。高級な瓦を採用するときなどは、葺き替え作業だけで100万円以上になることもあります。

【屋根材の種類ごとの葺き替え費用】

和瓦/洋瓦

瓦

8,000~15,000円/㎡
スレート

スレート屋根

5,000~7,000円/㎡
ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板

7,000~8,000円/㎡

そのほかの費用が変わる要因

【雪止め】

雪止め

地域によっては葺き替えの際、雪止め用の金具を設置することもあります。屋根から雪が落ちてくるのを防ぐための処置で、雪国でも積雪量がそれほど多くない地域で使われるケースが多いです。

費用はおおよそ10~20万円ほどです。瓦屋根の場合は「雪止め瓦」という種類もあり、その場合は15万~30万円ほどになります。

【換気棟】

換気棟には屋根裏の湿気を逃がす機能があります。室内外の温度差が少なくなることで結露やカビの発生を防ぎ、住宅を守ります。

リフォームのときに通常の棟板金ではなく、換気棟を取り付けることも検討してみましょう。

換気棟の設置費用は1台あたり2~3万円ほどで、通常は2~4個ほど設置します。

【断熱工法や破風板板金の取り付け】

ほかにも、屋根の葺き替え時にオプションを加えることもできます。それぞれ費用はかかりますが、長期的に住宅を守るために機能を充実させるのもおすすめです。

たとえば断熱工法では、通常の防水シートではなく断熱効果の高いシートを設置したり、アルミの遮熱シートを使ったりします。

また軒の側面にあたる破風(はふ)という部分を、ガルバリウム鋼板で保護するというオプションもあります。破風は塗装がはがれやすく、いちばんはじめに劣化が始まる場所です。屋根の耐水性・耐久性を上げる効果が見込めます。そのほか主に以下のようなオプションがあります。

  • 落ち葉除けネット:雨どいに落ち葉が入らないようにネットで保護する
  • 縁(ふち)切り、タスペーサー設置:スレート屋根の通気性を高めるために行う

葺き替えのタイミングに一緒にこれらのオプション施工をしておくことで、後からわざわざ足場仮設して工事するよりも安く済ませられます。

工事費用を安くおさえるコツ!補助金は利用できる?

屋根工事

高額になる屋根の葺き替えですから、可能な限り費用を抑えて依頼したいですよね。少しでも安く屋根の葺き替えを依頼するためにできるポイントを紹介します。

補助金を利用する

葺き替えは条件次第で国、もしくは住んでいる市区町村から補助金が出るケースがあります。

具体的には断熱性がある素材に変えるなど省エネ化に協力した形の葺き替えであれば補助金が下りやすいようです。

また屋根を軽量化し耐震性を高めるための工事も該当しています。

国の補助金制度を利用した場合、1戸あたり100万円までは補助金が出ますので、該当する人は活用するようにしましょう。

複数社の見積もりを比較する

安く工事してくれる業者を選ぶには、相見積もりを取得することが大切です。仮に1社しか見積もりを取っていないと、それが適正価格なのかどうかが判断できませんよね。もしかすると同じ内容の工事をもう少し安く行ってくれる業者があるかもしれません。

屋根の葺き替えはかなり大きなお金がかかるので、できるだけ慎重に選びたいところです。

見積もりの内容を確認するときは以下のポイントを意識しましょう。

  • 各内訳がまとめられていないか
  • 「一式」という表記が多用されていないか
  • 不明点の質問に対し明快な回答をもらえるか

見積もりが曖昧な業者は顧客本位とはいえず、避けた方が無難です。丁寧かつ詳細な見積もりを提示する業者を選びましょう。

ミツモアならお住まいの地域など簡単な質問に答えるだけで最大5社から無料で見積もりが届きます。ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

繁忙期や雪の多い時期を避ける

屋根工事業者の繁忙期は、春(4~5月)と秋(10~11月)です。繁忙期を避けて依頼した方が、値引き交渉がしやすくなります。急ぎでない場合は繁忙期を避けて依頼してみましょう。

ただし屋根の葺き替えは天候の影響が大きい工事。雪の多い地域なら厳寒期の依頼も避けた方が無難です。工期が伸びたり人件費が余分にかかったりすることが多く、施工費が高くなってしまう可能性があります。

新しい屋根材を安価なものにする

葺き替えリフォームの価格に影響を与える要素のうち、最も依頼側で調整しやすいのが「屋根材」です。屋根材の価格が全体の料金に与える影響は大きいため、屋根材を安いものにするとリフォーム価格の大幅な削減が見込めます

ちなみに1番安いのは「アスファルトシングル」という屋根材です。軽量であるため耐震性にも優れています。一方でコケやカビが発生しやすい、勾配が緩い屋根には向かないなどのデメリットもあるので注意が必要です。

屋根材の「種類」だけでなくメーカーやグレードによっても価格は変わってきます。屋根工事業者に相談して、さまざまな屋根材を比較検討してみましょう。

古民家の瓦を再利用する

古民家の屋根に使用されている日本瓦は耐用年数が長いため、割れてしまっていたりひびが入ったりしていなければ再利用することも可能です。こうすることで屋根材や撤去にかかる費用の節約になります。

しかし瓦を再利用する工事は専門的な技術が必要になるため、業者に依頼する際には再利用する工事に対応しているか確認してみましょう。

屋根葺き替えに関するQ&A

ここでは、屋根葺き替え工事に関してよくあるQ&Aを解説していきます。

屋根の葺き替えにかかる費用は?

屋根の葺き替えにかかるトータル費用は、およそ80万~170万円ほどです。詳細な金額は屋根材の種類や、オプション工事などによって変わります。ピンキリなのでトータル費用だけでなく、工程ごとの単価に着目するのがよいでしょう。この記事で屋根の葺き替え費用について解説します。

屋根の葺き替えを安くする方法は?

屋根の葺き替えは国や市町村から補助金が出る場合もあります。省エネ化や耐震性を高める工事の場合に、補助金が出る傾向です。また繁忙期の4~5月、10~11月を避けて依頼すると値引き交渉がしやすくなるので、急ぎでない場合は繫忙期を避けて依頼するとよいでしょう。

屋根の葺き替えはどのようなタイミングで必要ですか?

屋根材には耐用年数がありますので、定期的なメンテナンスが必要になります。葺き替えはおおよそ20〜30年に1度必要になることが多いですので、そのタイミングで業者に一度相談するようにしましょう。また、以下のような症状が見られた際は急いで吹き替えの検討を進めることをお勧めします。

  • 今の屋根材が耐用年数を過ぎている
  • すでに雨漏りが発生している
  • 地震に備えて屋根の耐震性を上げたい

屋根の葺き替えとカバー工法の違いは?

葺き替えは古い屋根材を撤去して新しいものに交換する工事で、カバー工法は既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる工法です。カバー工法は下地を交換する必要がない分工期が短く、費用も抑えられますが、屋根の下地に問題がある場合には葺き替え工事が必要になります。

屋根葺き替えはどの屋根を選ぶべきですか?

屋根を吹き替える際は、ガルバリウム鋼板やアスファルトシングルの屋根が人気です。ただ、費用を抑えたい場合や今の屋根と雰囲気を変えたくない場合は今の屋根材やスレート屋根、瓦屋根といった屋根材を選ぶことも可能です。業者は各種屋根材を取り扱っていますので、ニーズに合わせた屋根材を選ぶようにしましょう。

屋根葺き替えで補助金は使えますか?

お住まいの自治体によっては補助金を使えるケースもあります。先着順で補助金を募集雨しているケースや、省エネ対策を施した屋根の施工に限って補助金が出るケース、Uターン/Iターンなど地方移住する住宅での施工に限って補助金が出るケースなど、条件がある場合もありますので、詳しくはお住まいの自治体の公式ホームページを参考にしてみてください。

正確な葺き替え費用を知るにはまず見積もりを

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屋根の葺き替え費用を知りたいときはまず複数業者から見積もりをとって比較しましょう。ミツモアなら簡単な質問に答えるだけで最大5件の見積もりが届くので、料金やサービスの比較をして業者を決めることができますよ。

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