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亡くなった人の衣類はいつ処分すればいい?処分時期や処分方法を紹介

最終更新日: 2024年06月28日

家族や親族が亡くなって、遺品の衣類が大量に残っているなら、適切な処分時期を知っておくことが大切です。状況に応じた処分方法が分かれば、遺品整理をスムーズに進められるでしょう。亡くなった人の衣類の適切な処分時期や処分方法を紹介します。

なお亡くなった人が孤独死だった場合、通常の遺品整理とは必要な対応が異なるケースが多いです。その場合についての具体的な情報は以下の記事で紹介しています。

関連記事:孤独死した方の遺品整理をする前に!費用や注意点などを解説|ミツモア

亡くなった人の衣類はいつ処分すればいい?

袋から衣服を出している女性

家族や親族が亡くなった場合、残された衣類はいつ処分すればよいのでしょうか。適切なタイミングについて解説します。

関連記事:遺品整理の流れと所要日数。手間と時間を省きたいなら業者に依頼を|ミツモア

親族が集まるタイミング

亡くなった家族の衣類を、親族に何の相談もせずに処分するとトラブルに発展しかねません。形見分けとして故人の衣類をとっておきたいと考える親族もいるためです。

四十九日・百日法要・一周忌など、親族が集まりやすいタイミングで処分すれば、遺品整理や形見分けの話し合いもスムーズに行えるでしょう。

状態が良好な衣類であれば、親族に譲ることも可能です親族が集まるときまでに衣類を整理し、状態別に分けておくのもよいでしょう。

状況によっては早めに処分すべき

故人が賃貸物件に住んでいた場合、遺品を置きっ放しにしておくと余計な家賃が発生します。しかし家族が遠方に住んでいるケースでは、すぐに持ち出すことも難しいでしょう。

入居時の取り決めにより大家や管理会社から、なるべく早く原状回復することを求められる場合もあります。賃貸物件に住んでいた人が亡くなったのであれば、早めに処分するのが賢い判断です。

故人が戸建てに1人暮らしをしていたケースでも、空き家の状態によっては固定資産税が高くなる恐れがあります。火災や不法投棄などのリスクも考慮しなければなりませんので、すみやかに処分する必要があります。

急ぐ必要がなければ気持ちが落ち着いてから

遺品の整理中に思い出の品が出てくると、故人をしのぶ気持ちが強くなり、なかなか作業が進まないというケースも多いでしょう。すぐには捨てられないと考える人も少なくありません。

故人の家に遺族が住み続ける場合や、相続税がかかりそうな遺品がない場合であれば、気持ちの整理ができたタイミングで衣類を処分するのがよいでしょう。

ただし年月が経ち過ぎると、遺品整理自体を面倒に感じやすくなります。そうならないために、処分を始める時期はある程度決めておきましょう。

遺品としての衣類を処分する際のポイント

段ボールの中に衣服が入っている

亡くなった人の衣類を処分する際には、いくつか注意すべき点があります。遺品としての衣類を処分する際のポイントを見ていきましょう。

遺言書やエンディングノートを見る

故人の衣類を整理する際には、遺言書やエンディングノートを確認することが重要です。衣類の取り扱いについて故人の遺志が示されているなら、遺志を尊重する必要があるでしょう。

エンディングノートは法的効力を持ちませんが、遺言書は正しい方法で作成されていれば法的効力があります。勝手に封を開けてはいけないケースもあるため、遺言書の扱いには注意が必要です。

遺言書やエンディングノートがあれば、故人の遺志に従って処分すればよいため、衣類を含めた遺品整理の作業もうまく進むでしょう。

衣類を分類する

故人の衣類が大量にある場合は、残す・捨てる・保留の3つに分類するのがおすすめです。扱い方を大まかに分けられるため、遺品整理をスムーズに進められます。

残しておきたい衣類は形見分けや保管に回し、捨てる衣類はゴミに出したり売ったりすれば処分が可能です。思い入れがあり捨てられないものは、写真に撮っておくと気持ちを整理しやすいでしょう。

仕分け作業では手を止めずに、迷ってもとりあえず分類を進めることが大切です。気持ちが落ち着いた後に保留分を再度分類すれば、整理しやすいです

衣類のポケットの中をチェックする

亡くなった人の衣類を整理する際は、衣類のポケットの中を確認しましょう。現金・貴重品・書類など、大切なものが入っている可能性があります。

全ての重要書類や貴重品を故人が大切に保管しているとは限りません。大事なものがポケットに入ったままになっている衣類があって、後から遺族が困るケースもあるでしょう。

衣類の種類によっては数多くのポケットが付いているものもあります。どこに何が入っているか分からないため、1つずつ丁寧にチェックすることが重要です。

亡くなった人の衣類を自分で処分する方法

衣服の入ったゴミ袋

故人の衣類はさまざまな方法で処分することが可能です。主な処分方法と、捨てずに活用する方法を紹介します。

捨てるまたは売る

衣類は燃えるゴミや資源ゴミとして捨てられます。住んでいる自治体のルールに従ってゴミに出すのが、最も簡単な処分方法です。

少し手間がかかりますが、フリマアプリやネットオークションで売ればお金になります。古着屋やリサイクルショップに買い取ってもらうのも1つの方法です。

状態が良好な衣類や高価な衣類は高値で売れる可能性があるため、処分する衣類を捨てるものと売るものに分けるのもよいでしょう。

寄付や供養をする

不要な衣類を寄付すれば、衣類を必要とする人に使ってもらえます。寄付を受け付けている団体は数多く存在しますが、しっかり役立ててもらうためにも、寄付先の事業内容を確認しておきましょう。

故人の衣類は供養することも可能です。お寺や神社に衣類を持ち込み、供養したうえで処分してもらえば、気持ちも楽になるでしょう。

お寺や神社によってはお焚き上げで供養するケースもあります。衣類以外でも処分に困るものがあれば、お寺や神社で受け付けてもらえるものを供養するとよいでしょう。

処分せずに有効活用するのもおすすめ

故人の衣類をそのまま処分するのに抵抗があるなら、衣類を使ってぬいぐるみの服を作ったり、パッチワークの一部にしたりするのもおすすめです。

また仕立て直しや洗い張りをすれば、再度身に着けることも可能です。特に着物は価値が分かりにくいため、安易に処分せず今後のために残しておきましょう。

売ったり捨てたりするだけでなく、遺された衣類を活用すれば、故人の大切な思いを引き継ぐことができます。

遺品整理は業者に依頼できる

散らかった部屋を片付ける人

衣類を含む遺品の整理は、プロに任せることも可能です。遺品整理を業者に依頼するメリットや、優良業者を探す方法について解説します。

業者に任せるメリット

自分で衣類の整理をするのに疲れたり、捨てる衣類が大量にあったりする場合、業者に依頼すれば楽に処分できます。忙しくてなかなか時間を確保できない人にもおすすめです。

故人のいた家の近くに住む家族や親族がいない場合も、業者に頼めば遺品整理のために通う必要がありません。重要書類がどこにあるのか分からない場合は、プロの経験を活かして見つけてくれる可能性もあります。

賃貸物件に大量の遺品が残っており、立ち退きまでに時間がないケースでも、業者なら迅速に片づけられます。重い家電や家具の搬出を任せられる点もメリットです。

相見積もりで複数の業者を比較しよう

遺品整理業者の費用の決め方には統一された基準がなく、各社の費用に差が生まれやすいものです。法外な料金を請求してくる悪徳業者には注意しなければなりません。

遺品整理を業者に頼む際は、複数の業者から相見積もりを取りましょう。見積もりの内訳や金額を比較すれば、適正価格で作業をしてくれる優良業者を見つけやすくなります。

業者から相見積もりを取る場合は、「ミツモア」を利用するのがおすすめです。簡単な情報入力だけで、複数の見積もりをすぐに集められます。作業内容や金額に関し、業者とチャットで直接やりとりできるのも魅力です。

ミツモアで遺品整理の見積もりを依頼する

亡くなった人の衣類は適切な時期に処分を

段ボールに物を入れている女性

故人の衣類は親族が集まるタイミングで処分を検討するのがおすすめです。急ぐ必要がなければ、気持ちが落ち着いた後にゆっくり処分するのもよいでしょう。

亡くなった人の衣類を自分で処分する主な方法としては、捨てる・売る・寄付・供養が挙げられます。簡単に片づけられない状況にある場合は、業者の利用も検討しましょう。

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