外壁塗装の職人さんに差し入れやお茶を出すべきか迷う方は多いようです。
最終更新日: 2024年06月28日
「出さないと失礼に思われるかな？」
「でも何をどれくらいの頻度であげたら良いのか分からない」
そこでこの記事では、外壁塗装の職人さんへの差し入れはどうすべきかを徹底解説。
「コミュニケーションが苦手で差し入れが億劫」という方にもおすすめな差し入れ方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
外壁塗装の職人さんへの差し入れやお茶出しは必要か
結論からお伝えすると「職人さんに差し入れをしなければいけない」というわけではありません。ただやはり、軽い差し入れを渡す方が多いようです。気にしてモヤモヤしてしまうなら、ペットボトルの飲み物や小分けのお菓子などを出してはいかがでしょうか。
外壁塗装は屋外の作業のため疲労がたまりやすい過酷な状況です。そのような状況で何か出してもらえたら、きっと嬉しいはず。
かといって過度な差し入れはしなくても大丈夫です。簡単なものをお互いのストレスにならない程度に差し出すのが良いでしょう。具体的にどのタイミングでどんなものを出すと良いかは後述しますね。
ちなみにお茶出しというと、休憩時間に合わせて急須で入れたお茶を出すイメージがあるかもしれませんが、現在ではこのようなお茶出しはあまり見受けられません。職人さん側からも「手が汚れているので茶碗が汚れてしまう」「時間を合わせるのがストレスになる」といった声が聞かれます。現代ではペットボトルなどでお茶出しをするのが一般的です。
「差し入れしなかったらちゃんと仕事をしてくれない」ということはない
「職人さんに差し入れをしないと仕事の出来が悪くなるのでは？」と心配する人もいますがそのようなことはありません。職人さんは元受けの会社から作業に見合った報酬を得て仕事をしています。
とはいえ職人さんも人間ですから、優しくされたら「頑張ろう」という気持ちが出てくることは当然のこと。
外壁塗装の場合は1週間以上、ほぼ毎日通って作業してくれるわけですから、顔を合わせることも多いはずです。必要以上に気を遣ったり親密になったりする必要はありませんが、職人さんの仕事ぶりを適度な距離感で見守ってあげられると良いですね。
外壁塗装の職人さんへの差し入れでおすすめのもの
外壁塗装の職人さんへの差し入れは基本的に、扱いやすく季節に合ったものを渡すのがおすすめ。
例えば以下のようなものです。
| 夏におすすめの差し入れ | ・ペットボトルのお茶
・ペットボトルのスポーツドリンク ・クーリッシュのようなキャップがついたアイス ・塩分補給ができる飴(溶けないように注意) |
| 冬におすすめの差し入れ | ・ポット(お湯)とスティックタイプのお茶やコーヒー
・缶コーヒーや温かいペットボトルのお茶 ・使い捨てカイロ ・スティックタイプのコーンポタージュ ・飴やチョコレートなどの小さいお菓子 |
ペットボトルにはキャップがついているため、一度にすべて飲みきらなくても良い点が便利です。夏はクーラーボックスに保冷剤を詰めてその中に差し入れを入れておけば、職人さんの都合の良い時間に冷たいまま飲めるのでおすすめです。
冬も同様に保温ボックス(場合によってはクーラーボックス)を上手に使えば、しばらくの間温かいまま置いておくことができますよ。
人によって「スポーツドリンクは苦手」「お茶はあまり飲まない」といった好みがあるため、できれば事前に確認しておくと良いでしょう。分からない場合は数種類のペットボトル飲料を用意しておくのもおすすめです。
どんなものが飲みたいか(食べたいか)を直接聞いてみるのも良いですね。
食べ物の差し入れは小分けにされたものがよい
お菓子系は小さい袋に分けられたものがおすすめです。
大袋だと「全部食べきらないと悪いかな」と職人さんに気を遣わせてしまったり、遠慮して手をつけられなかったりします。
また仮に自分の好みのお菓子でない・食べたい気分ではないといったシチュエーションでも、小袋であれば家族へのお土産にしようと思ってくれることもあります。
あくまでも職人さんが有難迷惑にならないようなものを選んであげましょう。
逆にこんな差し入れはNG！外壁塗装の職人さんを困らせてしまうもの
逆に以下のような差し入れはNGです。
NG①：ケーキのような生菓子
ケーキなどの生菓子は職人さんが気を遣ってしまうので避けましょう。出されてから時間を空けずに食べる必要があるため、職人さんの作業ペースを乱してしまうことも。
一応外壁塗装の作業には休憩時間がある程度決まっていますが、職人さんの中には「キリが良いところまでやってしまいたい」という人もいます。そのため休憩時間ピッタリに出したとしても、場合によっては迷惑になってしまうこともあります。
NG②：昼食
ほとんどの職人さんは自分で昼食を用意しているので、こちらが昼食を出してしまうと持参したものが無駄になってしまいます。体調を気遣って自分に合った種類・自分に合った量を食べたいと考える人もいるため、昼食を用意するのはやめましょう。
NG③：手作りのお菓子やおにぎりなど
手作りのお菓子やおにぎりは、たとえ苦手だったとしても「食べなくては失礼だ」と思わせてしまうので、避けた方が無難。また衛生面を気にして「手作りのものは避けたい」と考える人もいます。
親しい間柄であれば心の込もった差し入れですが、そうでなければやめておいた方が良いでしょう。
NG④：お酒
職人さんは「仕事が終わったら早く帰宅したい」と考える人が多いので、仕事のあとに食事やお酒をふるまうことも避けるべきです。たとえ誘いを断りたくても、お客さんの誘いであれば断りにくいもの。今後も気を遣わせてしまうので、親密度がよほど高くない限りはやめておきましょう。
NG⑤：現金などお客さんからもらって困るもの
現金など「お客さんからもらって困るもの」は避けた方が良いでしょう。特に現金の受け渡しには領収書を発行しなければいけないこともあるため、手を煩わせてしまいます。
どうしても飲み物や食べ物以外のものを渡したい場合は、商品券やギフトカードといったものがおすすめ。心理的にもプレゼントとして受け取りやすく、領収書などの手続きも必要ありません。
外壁塗装の職人さんへの差し入れの渡し方！いつ・どれくらいの頻度で出すべき？
外壁塗装の職人さんへの差し入れは、以下のように渡すのがおすすめです。
- 休憩中に手渡しする
- 差し入れコーナー(箱など)を用意しておき、セルフサービスにする
おすすめは後者のセルフサービス。これであれば職人さんが好きなタイミングで差し入れを取ることができますし、こちらもタイミングを見計らう必要がありません。コミュニケーションが苦手な方でもストレスなく差し入れを渡せます。
ただしセルフサービスは置きっぱなしになるので、温度変化で状態が変わってしまうものは注意が必要です。前述の通りクーラーボックスなどを活用して、良い状態を保てるようにしてあげましょう。
セルフサービスコーナーの置き場所は、職人さんの休憩スペース付近が望ましいです。ただしこれも気温などの影響を受けないように注意しましょう。
温かい/冷たい飲み物などを渡す際は、直接手渡しするのがおすすめ。ただし何度も声をかけたり長話をしたりすると迷惑になってしまうので、1日1回、少し声をかける程度にしておくのが良いでしょう。
毎日差し入れする必要はない
外壁塗装は1週間~2週間程度かかるのが一般的です。その間毎日差し入れを渡し続ける必要はありません。
渡すタイミングで迷う方は
- 2~3日程度して職人さんとのコミュニケーションに慣れてきた頃
- 特に暑い/寒い日
- 雨が降っている日
などに渡すと、自然な流れで差し入れを渡すことができますよ。
手渡しの場合は数日に1回程度、セルフサービスの場合は減り具合を見て随時追加するのがおすすめです。
出し方のマナーやポイント
差し入れ時のポイントは「さりげなく」「時間を取らせない」ことが大切です。あまりにたくさん声をかけるのは仕事に差し支えてしまうこともあります。なにより職人さんに気を遣わせてしまいますよね。
休憩時間に場を和ませようと会話に入りたい人もいるかもしれませんが、これは避けましょう。職人さんにとって休憩時間は、仕事のペースを作るための貴重な時間です。
施主が会話に入ってしまうと職人さんはゆっくり休憩できないですよね。会話は最低限の挨拶や必要なことだけを話すようにして、休憩時間は職人さんをしっかり休ませてあげましょう。
もちろん相手が話したがっているなら多少の長話も良いでしょう。自分がどうしたいかではなく、職人さんがどうして欲しいのかを考えるのが大切です。
ちなみに塗装業者によっては、差し入れの受け取りを禁止しているところもあります。差し入れを断られたら、無理に押し付けるようなことはやめましょう。単に遠慮しているだけなのか分からない場合は、前述のセルフサービスコーナーを作って自由にしてもらうのがおすすめです。
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