引っ越し作業をしてくれた業者の人に、心付け(チップ)や差し入れなどのお礼を渡すべきなのでしょうか？
最終更新日: 2024年06月28日
また、お礼を渡すことを決めていても「何を渡すべきか」「いつ渡すべきか」がわからないという人も多いのではないでしょうか。
今回は引っ越し業者へのお礼の必要性や渡すタイミング、おすすめの品物について解説します。お礼をする際の注意点にも触れているので、事前に確認しておきましょう。
引っ越し業者へのお礼はいる？いらいない？
結論から言えば、引っ越し作業をしてくれた業者へのお礼は必須ではありません。
昔からの習慣で、現金で心付け(チップ)を渡すことがありますが、現在はきちんと引っ越し料金のなかにすべて含まれています。
とはいえ汗水流して重い荷物を運んでくれる姿を見ると、何か差し入れたい気持ちがわいてきますよね。
もしチップや、飲食物などの品物を差し入れるにしても、あくまで感謝の気持ちとして考えるのが大切です。
現金と品物どちらを渡すべきか
そもそもお礼が必須ではないので、何を渡すかは人それぞれです。心配であれば現金と差し入れの両方を用意しておきましょう。
現金を渡すことに抵抗がある場合は、QUOカードや商品券を選ぶというのも1つの手です。
ただし現金やQUOカード、商品券などの場合、会社の方針として受け取りを辞退される可能性があります。
実際に大手である「アート引越センター」や「サカイ引越センター」は、ホームページで「心付けや差し入れは不要」と明記しています。
引っ越し業者の人に現金を渡すときの相場・マナー
心付けとして現金・チップを渡す場合、金額の相場や渡し方について把握しておきましょう。金額が大きすぎると、かえって業者の負担になってしまいます。
金額相場
引っ越し業者への心付け(チップ)は、作業員1人につき1,000～2,000円が目安です。
金額に決まりはありませんが、数百円という単位では逆に印象が悪くなりますし、数万円ともなれば恐縮されてしまいます。
引っ越し料金にもよりますが、相手の気持ちを考えて、これ以上の金額を渡す場合は「新築祝い」といった名目を付けると良いでしょう。
心付け(チップ)を渡すタイミング
心付け(チップ)は、ポチ袋に包んでから渡すことをおすすめします。できれば1人ずつ袋を分けられると、なお親切です。
現金を裸のまま渡すと、作業員も受け取りにくくなるため要注意。またポチ袋に入れるお札は、マナーとしてシワのない新札を用意しましょう。
心付け(チップ)を渡すタイミングは、作業の開始前がベストです。「今日はよろしくお願いいたします」など、挨拶の言葉を添えて手渡ししましょう。
代表者にまとめて手渡す際は、「皆様にもお渡しください」といった言葉を付け足しておきましょう。
引っ越し業者がうれしい差し入れは？
現金ではなく、差し入れを渡す場合の選択肢を紹介します。できれば飲み物やお菓子など、形に残らないものがベストです。
業者に喜ばれやすい差し入れと、選ぶ際の注意点を紹介します。
差し入れに渡す品物
ペットボトル飲料
引っ越し作業中には汗をかくので、冷たい飲み物を差し入れるのはオーソドックスですね。安価なので気兼ねなく受け取りやすいのがポイントです。
またペットボトルであれば、作業中にもフタを閉めることができ、トラック内でもこぼす心配がありません。
ただし好き嫌いが分かれるような炭酸系や果汁ジュース、コーヒーなどは避けましょう。またこれらの甘い飲料は、かえって喉が渇く原因になります。
できれば水やお茶などを、数種類そろえておきましょう。塩分を摂取できるスポーツドリンクを混ぜておいてもいいかもしれません。
お菓子
お菓子を差し入れるときは、個包装されたものを選びましょう。シェアして作業員同士でシェアできるうえ、かさばりにくく喜ばれます。
ただし、チョコなどの溶けやすいものや、果物などの食べにくいものは渡さないようにしましょう。くわえて衛生面の配慮として、手作りのものは避け、市販のものを渡すのがベター。
またお菓子も、好き嫌いが分かれにくいものを選ぶのがポイント。1箱に様々な種類が入っているお菓子なら安心です。
ナッツや果物などをたくさん使ったお菓子などは、アレルギーの原因となる恐れがあるため避けましょう。とくにメロンやマンゴー、モモやバナナなどは、アレルギーを引き起こす可能性があるため注意が必要です。
差し入れを渡すタイミング
差し入れを渡すタイミングに決まりはありませんが、ドリンク・軽食は休憩前やトラック移動の前に渡しましょう。このタイミングなら仕事の邪魔にならず、休憩しながら飲み食いできます。
休憩時間がわからない場合や、休憩を挟まない短距離の引っ越しといったパターンなら、作業後に渡しても問題ありません。
仕事に集中しているときに渡してしまうと作業の迷惑になってしまいます。諸々の作業や手続きを遮らないようなタイミングで渡すように意識しましょう。
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引っ越し業者に渡す心付け(チップ)や差し入れについて紹介してきました。「何か渡したい」というときは、あくまで相手の負担にならないよう、好き嫌いが分かれないようなお礼の品を用意しましょう。
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