玄関のカギをキーレスにする工事に必要な期間は?
後付けの貼り付けキーや鍵だけの工事なら1日で、ドアごと交換のリフォームなら1~5日で完了します。
玄関の鍵をキーレスにする際の注意点は?
玄関の鍵をキーレスにした際に「バッテリー切れや停電」「締め出され」で家に入れなくなることがあることに注意が必要です。詳しい対処法は記事内で解説しています。
後付けの貼り付けキーや鍵だけの工事なら1日で、ドアごと交換のリフォームなら1~5日で完了します。
玄関の鍵をキーレスにした際に「バッテリー切れや停電」「締め出され」で家に入れなくなることがあることに注意が必要です。詳しい対処法は記事内で解説しています。
玄関に使われるキーレス錠には、主に以下のような種類があります。
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これらは「開錠するアイテム」による名称ですが、機能に着目した分け方もあります。
「リーダーにかざさなくても開錠できるタイプ」のものを「スマートキー」と呼びます。
磁気やバーコード、ICチップに専用の情報を記録したカードで施錠・開錠を行います。
鍵穴にカードを差して操作するタイプと、かざすもしくはタッチするだけで操作できる非接触タイプの2種類です。
カードキーの特徴 |
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カードキーへの交換費用相場 |
5~10万円 |
メリットは他のタイプのキーレスにも言えますが、ピッキングの被害に遭わない点です。
カードの汚れや経年劣化で反応しなくなったり、紛失や盗難に遭ったりしたときは、メーカーや業者に依頼して修理か再発行になります。
賃貸の場合は、大家や管理会社に連絡が必要です。
センサーのついたリモコンキーを使って、遠隔で施錠・開錠ができます。
自動車のキーレス錠として広く採用されているため、慣れている人も多いでしょう。
リモコンキーの特徴 |
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リモコンキーへの交換費用相場 |
5~10万円 |
手元で操作できるため、ドアのリーダー側にかざしたり挿し込んだりする動作が不要です。
あらかじめ設定した暗証番号で開錠するタイプで、カードやリモコンなどの鍵が不要です。
暗証番号キーの特徴 |
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暗証番号キーへの交換費用相場 |
5~10万円 |
暗証番号を一定回数間違えると開錠できなくなる不正開錠防止機能や、スマホアプリに通知が届く機能、警報・アラームが鳴る機能がついているものもあります。
指紋認証錠とは指でセンサーに触れるだけで開錠できる、生体認証式のキーです。
指紋認証キーの特徴 |
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指紋認証キーへの交換費用相場 |
8~10万円 |
指紋認識錠によって数は異なりますが、最大100個程度の指紋が登録できるものもあります。指先を負傷した場合や手荒れなどで、センサーが指紋を読み取らないときのために、自分の指を何本か登録しておくとよいでしょう。
デメリットは指紋を読み取るセンサーの不具合が生じやすい点です。玄関の鍵は風雨にさらされています。ホコリや砂で汚れただけでも開錠できなくなるため、注意しましょう。
スマートフォンから施錠・開錠の操作ができる専用デバイスのことです。
既存の鍵に専用機器を取り付け、スマートフォンに専用アプリをダウンロードすれば使用できます。両面テープなどで貼り付ける、ドアの工事が不要のものもあります。
スマートロックの特徴 |
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スマートロックへの交換費用相場 |
3~6万円 |
アプリで共有すれば、合鍵を作製せずに家族や家への出入りが必要な人と鍵をシェアできます。共有する相手を設定できるので、一時的に許可することも可能です。
リアルタイムで開錠・施錠の状況が分かるものや、開閉履歴を確認できるものもあり、防犯面でも安心です。
スマートキーとは、鍵をポケットやバックに入れたままドアの解錠や施錠ができるキーのことです。車によく使われているタイプのキーレスです。
しかし、これまで紹介したようなキーレス錠全てを含めてスマートキーと呼ぶ場合もあります。
スマートキーの特徴 |
鍵を身につけていれば取り出さずに開錠ができる 鍵を玄関のそばに置きっぱなしにすると外から誰でも開錠できてしまう |
スマートキーへの交換費用相場 |
3万円~ |
リモコンキータイプのスマートキーもあれば、スマートフォンを使うタイプのスマートキーもあります。
普通の鍵にするかキーレス錠を導入するか、迷っている人もいますよね。
種類にかかわらずキーレスにするメリットには、次のようなものがあります。
カードキーやリモコンキーなど:鍵を開閉する手間がへる スマートキー:荷物を降ろさずに鍵を開けられる 全ての種類:防犯性が高くなる |
キーレス錠はピッキングされたり安易にスペアキーを作られる心配がないので、防犯性の高い鍵だといえます。
「防犯性を高くする」という目的の場合、後付けの補助錠もおすすめです。
▽玄関に後付けする補助錠についてはこちら
キーレスにはメリットもある一方で、使用するときには注意しなければいけない点もあります。
ここでは普通の鍵と比較した時に生じる、キーレス全体の注意点を紹介します。
ただしこれらは気をつけながら生活すれば十分に避けられるものです。
キーレス錠には主に電池で動くタイプと電源で動くタイプがあります。これらはバッテリー切れや停電が起こると使えなくなってしまいます。
しかし電池式のキーレス錠は普通、電池の残量が少なくなるとランプが点滅し、ブザー音で知らせてくれます。
このサインが出たらすぐに使えなくなるというわけではなく、2~3日は切れるまでに余裕があるので、忙しくてすぐに電池を買いにいけなくても安心です。
電池が完全に切れてしまうと、通常のキーで開錠する必要があります。
失敗しないために |
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キーレス錠には、ドアが閉まると同時に自動で施錠してくれるオートロック機能がついているものが多くあります。施錠し忘れを防いでくれる非常に便利な機能です。
しかしカードキーやリモコンキー、スマートロックの場合は、注意しないと家から締め出されてしまいます。手ぶらの状態でオートロック機能が作動してしまうと、外から開錠できなくなってしまうためです。
オートロックによる締め出しはゴミ出しや玄関先での来客対応など、ほんの少し玄関から出るときに多く起こります。
失敗しないために |
キーを持って玄関から出る習慣をつける 心配な人は暗証番号錠や指紋認証錠にする |
一口にキーレス錠と言っても、ついている機能はさまざまです。用途に一番合っている機能のついた鍵を導入しましょう。
ほとんどのキーレス錠にはついているオートロック機能。鍵の閉め忘れを防ぐことができます。
ドアが閉まってから一定時間経つと自動で施錠されるもの、予め施錠時間を指定できるものなど様々なタイプがあります。
オートロックに変えてから慣れるまでしばらくは、鍵を持たずに外に出て閉め出されてしまわないように注意しましょう。
キーレス錠には、専用のアプリなどで開閉履歴を閲覧できるものがあります。
子どもがいたり、共働きだったりする家庭におすすめです。
子どもがいつ学校から帰ってきたのか、いつ出かけたのかを離れた場所からでも確認できます。
マルチデバイスタイプとはスマートフォンとカードキーなど、1つの鍵に対してさまざまなデバイスで施錠・解錠ができるスマートロックのことです。
人によってキーにするデバイスを使い分けたい家庭におすすめです。
例えば、「親はスマートフォンを使い、子どもたちはカードキーを使う」というような使い方ができます。
スマートフォンによるキーに加えて、音声認識で解錠・施錠ができるタイプのキーレスもあります。
目が不自由な方やドアを開ける際に両手がふさがっていることの多い方でも、便利に使うことができます。
戸建てに住んでいる場合は、ドアを加工するタイプのキーレス錠がおすすめです。
戸建ての人は確実に長年同じ家に住むことになるので、費用がかかっても防犯性と利便性を優先することをおすすめします。
キーレス錠のリフォームで有名な会社は次のとおりです。
配線工事が必要な電気錠です。
リモコンタイプはタッチキー、カードタイプはカザスプラスという商品名です。
タッチキーはかざす必要のないスマートキーで、カザスプラスはカードやスマートフォンをリーダーにかざして解錠します。
キーレックスは暗証番号タイプの機械式錠です。
機械の仕組みだけで動き電気を使わないため、電池切れや誤作動の心配がありません。
また簡単に番号変更が可能で、長年使っても番号を見破られにくい材質と構造になっています。
かざすタイプはピタットキー(AC100V式/電池式)、かざす必要のないスマートキータイプはポケットキー(AC100V式/電池式)という商品名です。
顔認証で解錠することができる顔認証キー(AC100V式)もあります。
音声ガイドによる設定補法や電池交換時期の案内があります。
賃貸に住んでいる場合は、ドアの工事が不要な後付けタイプのキーレス錠でなくてはいけません。
近づくだけで解錠できるスマートキーです。
スマートフォンや別売の「Qrio Key」で、簡単に合鍵を共有できます。
オートロック機能 | あり |
開閉履歴の閲覧機能 | あり |
施錠・解錠方法 | スマートスピーカー,ハンズフリー,Apple Watch |
さまざまなサムターンに取り付けが可能です。
予約時間に自動で鍵の開閉やオートロックをしてくれる機能があります。
オートロック機能 | あり |
開閉履歴の閲覧機能 | あり |
施錠・解錠方法 | スマホ操作,タイマー,カード,暗証番号(キーパッド要取り付け) |
月額のサブスク形式で利用できるスマートロックです。
商品価格には1年分の代金も含まれており、2年目以降は月額360円を支払います。
キーレスを試してみたい方・初期費用を抑えたい方におすすめです。
オートロック機能 | あり |
開閉履歴の閲覧機能 | あり |
施錠・解錠方法 | スマホ操作,Apple Watch,bitbutton |
相見積もりをとったものの、どの鍵屋に依頼すればいいのか迷うこともあります。鍵屋を決めるときにチェックすべきポイントをおさえておきましょう。
鍵屋にキーレスの取り付けを依頼しても、不具合やトラブルが起こる可能性はゼロではありません。鍵屋に改めて修理を依頼すると、修理代が発生するところもあります。
鍵屋を決めるときのポイントとして、アフターフォローがある業者を選ぶことがあげられます。
取り付け後の一定期間内であれば、無償で対応してくれる鍵屋を選ぶと、万が一不具合やトラブルが起こったときも安心です。
鍵屋を決めるときは、スタッフの電話対応の良し悪しも判断材料にしましょう。
いい加減な態度、言葉遣いが悪い電話対応をする業者は要注意です。意思の疎通がしっかりできないと、不必要な作業の発生、見積もり金額と支払い金額の差異が大きいなどのトラブルの元になります。
また、電話で受け付けした時点で料金を確定する業者は避けた方が良いでしょう。実際に玄関の状況を確認しなければ、はっきりとした料金は決められないためです。
良心的な鍵屋は電話対応がしっかりしている上に、現場を見る前は断言せずにおおよその料金を伝えてくれます。
あなたの希望や困りごとをしっかりと聞き、作業当日は作業員の到着時刻を知らせてくれるかどうかもチェックしましょう。
業者に取り付けを依頼する場合、費用を抑えるためのコツがあります。それは複数の業者から見積もりをとる「相見積もり」です。
しかし自宅まで来てくれる鍵屋を自分で複数探し、それぞれ見積もりをとることを面倒と感じる人もいるでしょう。
ミツモアでは、地名か郵便番号を入力することにより、該当地域の鍵屋に無料で見積もりを依頼できます。
最大5人のプロから提案と見積もりが届き、その後はチャットで依頼する鍵屋を決めるだけです。最小限の手間で、簡単に相見積もりをとることができます。
紹介した5種類のキーレスには、それぞれの特徴があります。
パスケースや財布に入れて手軽に持ち運びたい人はカードキー、厚みや大きさが気にならない人はリモコンキーがおすすめです。鍵になるものを持ち歩きたくない人には、暗証番号錠や指紋認証錠、スマートキーが良いでしょう。
キーレスによってはリモコンキーとスマートキー、暗証番号錠とスマートキーのような複合型もあります。
玄関の鍵を自分や家族に合ったキーレスにして、利便性を高めましょう。
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具体的なサービス内容や見積もりの内訳など気になるポイントをすべて聞くことができるので安心です。サービス内容や費用が事前に明確な状態で業者を決めることができます。自分で調べる手間が省けるのは非常に便利ですよね。
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