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花屋を開業しよう!絶対知っておきたい開業の基本を徹底解説

ぴったりの会社設立・起業開業に強い税理士をさがす
最終更新日: 2024年01月29日

花屋は、開業のための資格が不要で開業しやすいといわれている業種です。

けれど、開業して2年後に残っている花屋は20%というデータも。

花屋で開業し、儲かるためにはどうしたらいいのか、開業のための流れや資金調達方法、年収や仕入れ方法など、開業前に、知っておきたい基本を解説します!

花屋を開業するまでの流れ

収支計画や顧客ターゲットなど、お店のコンセプトを設定しよう
収支計画や顧客ターゲットなど、お店のコンセプトを設定しよう

開業を目指して花屋に勤務している人であれば、勤めて3年くらいすると仕事にも慣れ、開業を考え始める人もいるでしょう。

いざ、花屋を開業しようと思ったとき、具体的にはどんなことを考え、どんな手続をし、どのように動いたらいいのでしょうか。

開業までの流れを見ていきましょう。

【花屋開業までの流れ】

・半年以上前:どんな花屋にするかを決める <コンセプトの設定>

どんなお客様に、どんなときに買ってもらう花屋にするかを細かく検討します。

それによって、どんな場所に店を出すのか、どのくらいの価格でどんな花を販売するかが決まります。絵を描くのが得意な人は、お店のイメージを絵にするとモチベーションアップにもつながるでしょう。

・半年前:事業計画を作る

コンセプトに基づいて、開業後、収入はどのくらいで、家賃や仕入れなどの支出はどのくらいになるかなど、事業計画を作ります。

融資を受ける際の資料にもなるので、しっかりと作っておきましょう。

・5カ月前:開業資金を調達する

店舗を借りる際に必要な保証金や敷金、店舗の設備や花の仕入れ費用など、開業のための資金を調達します。

自己資金だけでなく、金融機関からの融資などを利用する人がほとんどです。

創業のための助成金や補助金が利用できることもあります。

・2カ月前:物件探しと店舗内外装施工

店舗物件探しは、事業計画の作成や開業資金の調達と並行して進行しましょう。

店舗が決まったら、コンセプトや調達できる資金にあわせ、店舗設備(什器)の準備やイメージにあわせた内外装を施工します。

・2カ月前:仕入れルートの確立

どんな花をどのように、いつ、どのくらい仕入れるか、検討しましょう。仕入れ先は、花卉市場や仲卸などがあります。

・1カ月前:オープン日の決定と販促物の準備

店舗や仕入れのめどがついてきたら、いつオープンするかを決定しましょう。

周囲の住民や店舗の前を通る人にオープンを知らせるためのチラシ作成や、商品やサービスについて知らせる店内POPの作成も行います。

これまでお世話になった人や、顧客になってくれそうな人へダイレクトメールを送ってもいいですね。

・開業

いよいよ開業です。個人事業として、花屋を開業することを申告する、開業届を税務署に提出しましょう。また、確定申告時に特別控除などの制度が利用できるよう「青色申告承認申請書」も提出します。

開業までの期間は半年以上と長く思われるかもしれませんが、いろいろな準備や資料作成で、あっという間に過ぎてしまいます。

「○月までに○○をやる」という目標を決めて、やるべきことを終わらせていくことが重要です。

花屋の開業資金は?年収はどれくらいになる?

開業資金は、自己資金、融資だけでなく、補助金なども活用できます
開業資金は、自己資金、融資だけでなく、補助金なども活用できる

花屋に限らず、開業には資金が必要です。花屋の開業資金は、他の業種と比較して少ないといわれていますが、具体的に、どのくらいの資金が必要なのでしょうか。

また、独立開業後、年収はどのくらいなのでしょうか。気になるお金のことも事前に知っておきましょう。

花屋の開業時に必要な資金

花屋の開業時に必要な資金には、次のようなものがあります。

・店舗

店舗を借りて営業する場合は、店舗の賃貸料がかかります。

最初に契約する際には、保証金や敷金、不動産手数料がかかり、だいたい家賃の半年分くらいが必要になるので注意しましょう。

・店舗内装・外装

内装や外装をどのくらい変えるかで大きく必要な資金が変わります。

内装工事を業者に依頼すれば、自分のイメージにあった店にできるものの、その分費用がかかってしまいます。

壁紙や床の塗り替えや、照明の変更など、自分にできるところを自分でやって、費用を抑えつつ、できるだけコンセプトにあった店を作ることが多いようです。

・什器

店舗のイメージを大きく左右するため、お金をかけて準備する人が多い部分です。花を陳列する棚、作業台のほか、花の鮮度を保つフラワーキーパー(冷蔵庫)が必要な場合もあります。

予算に合わせて、中古品を利用したり、身の回りにあるものを自分で塗装し、店舗のイメージにあうようにしたりしてもいいでしょう。

統一感を意識すると、たくさん什器を置かなくても、店舗のイメージは伝わりやすくなります。

・資材

花束やアレンジメントを販売するために必要な吸水スポンジ、セロハン、ラッピングペーパー、リボンなどです。

花屋さんのセンスを感じさせる部分でもあります。贈られた方がラッピングのセンスを気に入って、お客様になってくれるかもしれません。最初は専門業者のカタログを取り寄せて選びましょう。

慣れてきたら、花屋向けの展示会などに行って、少しずつイメージにあった資材を揃えていくのもよいでしょう。

・花

花は市場や仲卸で仕入れましょう。市場などで直接買う方法とネット注文があり、両方を利用している店舗もあります。

花はシーズンによって売れる花、量がある程度決まっていますが、開業時は自分の店舗のスタイルが見えないこともあるので、その際は月の売上予定にあわせて、1回の仕入額を決めましょう。

・車

花の配達をサービスとして行う場合だけでなく、仕入れの際にも必要になるのが車です。

日頃使っている乗用車を利用してもよいところではありますが、花を傷めずに運べるようなワンボックスカーがおすすめです。

【花屋の開業時に必要な資金の概算】 

店舗賃貸・契約料
(家賃20万の場合)
120万円
店舗内装・外装
(看板、照明、電気工事、水道工事など)
200万円
什器
(棚、テーブル、バケツ、机、フラワーキーパーなど)
150万円
資材30万円
30万円
販促費
(オープンチラシ、店頭POP)
3万
合計533万円

営業が軌道にのるまで3カ月から半年くらいの期間、運転資金を補助できるようにしておきましょう。一般的には売上の1年分があれば問題ないでしょう。

このほかに、営業を始めると、水道光熱費や電話代、日々の仕入れなど、ランニングコストがかかります。

自分で貯金する?融資を受ける?

開業資金の準備方法は、

  • 自分で貯金して得る
  • 金融機関で借りる

などがあります。

個人で初めて開業する人の中には、「できるだけ借金をしたくない」と自己資金を貯めてからの開業を目指す人もいます。しかし、自己資金が貯まるまでには期間もかかり、社会状況や自分の気持ちが変化することも少なくありません。

「開業しよう!」と思う熱意があるうちに、勢いで開業まで進むことも重要です。

実は花屋を開業する人のほとんどは資金を金融機関からの融資でまかなっています。返済計画も含んで事業計画を立てて、資金を調達しましょう。

助成金や補助金はある?

花屋に限らず、起業や開業の際は大きな資金が必要です。

そこで、国や自治体はさまざまな助成金や補助金で経営者を支援してくれます。いずれも、返済する必要がないのがポイントです。

助成金は、一定の条件を満たせば原則として受け取ることができますが、補助金には審査があり、受け取れない場合も。

補助金は、経済産業省や自治体から出ていることが多く、創業など地域経済を活性化させるための目的で使用されています。

一方、助成金は厚生労働省から出ていることが多く、主に雇用や労働環境改善などの目的が強いです。

助成金や補助金は、いつでも誰でも同じものが使えるわけではありません。地域や目的によってもらえる額や条件が設定されており、募集期間もさまざまです。

例えば、経済産業省と中小企業庁が公募している「創業補助金」は創業時に1名以上従業員を雇い入れることを条件に必要資金の2分の1、上限200万円以内の補助金を受けることができます。

助成金や補助金を利用するためには、自分の事業が助成金や補助金の利用目的にあっていることや、どのように利用する予定なのか、どのくらいの金額が必要なのか、などを具体的に記載した申請書を作成し、提出しなくてはいけません。

申請書を公募期間内に指定された機関に提出し、認可されればお金がもらえますが、実際にお金が入るのは、事業期間終了後のことが多いので、一時的に資金を用意する必要があります。

助成金や補助金の利用を考えたら、まずは商工会や商工会議所を訪ねて相談してみましょう。条件や開業時期を考慮しながら、利用できる助成金や補助金をアドバイスしてくれます。

申請に必要な書類も用意してくれ、書類作成のポイントなども教えてくれる上、相談は無料です。申請書や助成金の情報だけを知りたいのであれば、インターネットで検索しても情報が得られます。

花屋の開業資金について考えるのであれば、中小企業庁のホームページを見ると、応募できる助成金や補助金の情報が掲載されているのでご覧ください。

資金調達は税理士に相談できる

助成金や補助金の申請書作成は、かなり具体的で慣れていないと難しい部分もあります。

本当は条件に適合していたにもかかわらず、記載内容からそれが読み取れず、せっかくの資金が調達できない、なんてことにも。

そんなとき相談できるのが、助成金や補助金の申請などを支援してくれる税理士です。

開業時の税に関する手続きや確定申告など、開業後の支援もしてくる税のプロが税理士。助成金や補助金の情報提供や申請書作成に関するアドバイスをしてもらえます。

税理士は資金繰りなど経営に関する相談にものってくれ、必要な資金の調達方法についての知識も豊富です。

金融機関とのつながりを持っていることもあり、税理士からの紹介だったから話を聞いてもらえた、という事例もあります。

物件探しや内装外装、什器などの手配だけでなく、仕入先との交渉など、忙しい開業準備の期間だからこそ助成金や補助金の申請をスムーズにすすめ、確実に資金調達できるよう、税理士などのサポートを考えてみるのもおすすめです。

税理士の相場は?

ミツモアには、全国の税理士の方々が登録しており、様々な業務を請け負ってくれます。

開業するにあたって、顧問税理士の依頼料と会社設立・起業に関する依頼料のミツモアでの価格をご紹介します。

まずは顧問税理士をお願いした場合のミツモアでの価格分布です。

年間売上\従業員数
10人以下11人~30人31人~50人51人~100人100人以上
1,000万円未満20万円~30万円~55万円~80万円~応相談
1,000~3,000万円25万円~35万円~60万円~85万円~応相談
3,000~5,000万円30万円~40万円~65万円~90万円~応相談
5,000~1億円40万円~50万円~70万円~95万円~応相談
1億円~5億円50万円~60万円~85万円~110万円~応相談
5億円~10億円70万円~85万円~110万円~130万円~応相談
10憶円以上応相談応相談応相談応相談応相談

標準的な料金は約20万円。会社の税金、法人の決算に関わる事務手続きなどをお願いすることができます。

次に、会社設立・起業開業のタイミングに税理士に相談する場合の料金をご紹介しましょう。

会社設立・企業開業に強い税理士の価格分布

価格は約10万円~約31万円と開きがあるものの、起業に関してどの程度税理士さんに手伝ってもらうかで値段設定が変わってきます。

どの程度業務をお願いするのかを明確にし、見積もりをもらいましょう。

上記2つのサービスについてもっと知りたい方は、『顧問税理士のサービスページ』『会社設立・起業開業に強い税理士』を見てみましょう。

ミツモア登録税理士の方々の口コミや、他の方がどんな依頼を出しているかを見ることができます。

花屋の年収はどれくらい?

資金調達もうまくいき、いざ花屋を開業!さて、年収はどのくらいになるのでしょうか。

花屋の年収は、立地条件や運営規模、ターゲットとしている客層、販売スタイルによって大きく異なります。

例えば、会社や冠婚葬祭に関連する店舗と契約していれば、3,000万円を超えることもあります。個人で花屋を開業した人の年商は200~400万円程度が多いようです。

ただし、これは、個人経営で軌道にのってきた場合。

独立開業後の初年度は、黒字化できないという人も少なくありません。年収は年商から仕入れや光熱費などの経費を除いた額なので、400万円の年商で年収は150万円程度となります。

年収をあげるために、多くの花屋さんは、法人で定期的に購入してくれる顧客を増やしたり、フラワーアレンジメント教室などを開催して利益を得たりしています。

花屋の開業には許可や資格は必要?

生花アレンジやカラーコーディネートの資格があると便利
生花アレンジやカラーコーディネートの資格があると便利

飲食店などと異なり、花屋を開業するために必要な許可や資格などはありません。開業時に提出する開業届のみで開業できます。

ですが、顧客を増やしたり、アレンジメント教室の開催や法人契約など事業を拡大したりするために、持っておくと便利な資格もあります。

税務署に開業届を出そう

花屋だけでなく、事業を開業する際は、税務署へ「個人事業の開廃業など届出書」を提出しなければいけません。

開業前であれば、開業届を提出した日が開業日となります。開業後であれば、開業後1カ月以内に提出すれば大丈夫です。

開業届は国税庁のホームページなどで取得でき、屋号などを記入すればOK。申請に関する手数料は無料です。

開業届と同時に提出するものに「所得税の青色申告承認申請書」があります。これは、確定申告を青色申告で行うか、白色申告で行うかを事前に申請するものです。

青色申告には特別控除が受けられたり、赤字の繰越ができたりするなど、節税のメリットがある上、確定申告時には申告書類が郵送されてくるので、書類をもらいに行く手間もなくなります。

ただし、確定申告の際に提出する帳簿の記載方法が少し複雑になり、経理知識がない個人事業主には難しい部分も。

確定申告の際は、税のプロである税理士にサポートを依頼することもできます。花屋の場合は消費税などの税金の申告もあるので、一人でこなすのは大変です。

日々の業務の合間に書類作成するのも大変なので、早めに、税理士への依頼を検討しておきましょう。

確定申告に強い税理士を探す

花屋で持っていると便利な資格とは?

花屋を開業後に勉強して、資格を取得する人も少なくありません。事業の幅を広げ、リピーター獲得にもつながる資格は、取得を考えてもいいでしょう。

アレンジメントの資格

そのほか、もっていると便利な資格は、アレンジメントなど生花デザインに関する資格です。

生花デザインの資格は日本フラワーデザイナー協会公認のスクールで学び、試験に合格したことを証明する「NFDフラワーデザイナー」が知られています。

そのほかに、国家資格として「フラワー装飾技能士」という資格もあります。フラワーアレンジメント教室の開催を考えている人は、取得しておくとよいでしょう。

色彩に関する資格

アレンジのセンスをアップするためには「カラーコーディネーター検定」や「色彩検定」など色系の資格を取得するのもおすすめです。

花とラッピングペーパーの色合わせや、花の取り合わせなど、感覚ではなく、理論で裏付けできれば、花束やアレンジづくりに自信がもてます。

品質向上にもつながるので、リピーター獲得も期待できるでしょう。

リテールマーケティング検定

以前「販売士」と呼ばれていた資格で、商工会議所の資格試験です。

流通や小売業の現場に立つ人に必要な知識が系統的に身につくので、接客や販促企画など、店舗や売り場をマネジメントできるようになります。

簿記

自店のお金の動きはすぐに分かるようになっておきたい、と思うのであれば、簿記3級の勉強もおすすめです。

経理ソフトが優秀になっており、知識がなくても帳簿つけはできます。しかし、理論を理解していれば、より深く数字で店舗経営がわかるようになるでしょう。

店舗はどうする?3つの選択肢

店舗を借りるほかに、自宅やネット専業という方法もあります
店舗を借りるほかに、自宅やネット専業という方法もある

「花屋を開業するための店舗を探そう」という前に、どんな店舗を借りるのか、考えてみませんか?

店舗の賃貸料は、開業資金の中でも、ランニングコスト的にも大きな割合を占めるものです。そのほかの選択肢があることも知った上で、検討してみましょう。

店舗を借りて経営する

花屋を開業するにあたっては、店舗をどこに開くかは、儲かる花屋になるための大きなポイントの一つです。

人通りが多い商店街や駅前などは家賃が高くなり、新規に花屋を開業する際には、その後の経営の大きな負担になってしまいます。

店舗を借りる際には、家賃だけでなく、敷金、保証金や事務手数料などが必要であり、その額はおおよそ家賃の半年分程度です。

敷金や保証金は、交渉すると安くなることもあるので、不動産屋さんに相談してみましょう。

物件選びの際に気をつけたいことは、人と車の流れです。たくさん人が通っていても、学生ばかりでは花を買ってはもらえません。

また、車で来られるお客さんが通りやすい道か、車が停めやすいかどうかも注意しておきましょう。

女性のお客様をターゲットにしている花屋を開業するのに、トラックが多い大通り沿いに店を構えてしまっては、お客様は来にくくなります。

また、店舗を探す際は、車で行くのではなく、徒歩や自転車で行ってみましょう。立ち止まりやすさ、目に止まりやすさなどが体感できます。

家賃の目安は、売上見込みの10%。広さや立地条件、周囲の雰囲気など、注意深く観察しながら「ここでならやれる!」と思える場所を見つけましょう。

自宅で経営する

花屋の開業資金や毎月の経費を抑える方法の1つとして、自宅で開業する方法を選ぶ人もいます。家賃関連の費用がなくなるので、開業資金と運転資金を大幅に抑えることが可能です。

自宅で花屋を開業するには、耐水対応の床にしたり、入りやすい入り口にしたりするなどの改装が必要です。家賃が不要な分、リフォーム費用は高くなるものの、自分のイメージに合った店舗内装にできます。

自宅なので通勤の時間も不要ではあるものの、家族がいる場合は家族の理解が必要な場合も。

よく話し合って、家族が協力してくれる体制を整えておきましょう。

おまけ:ネットショップで運営する

最近では、実店舗をもたない花屋として開業する人も増えてきました。

ネット専業で、アレンジメントの注文を受け、月に300万円を販売する花屋さんもいるほどです。実店舗がないので、店舗を借りても、内装や外装の費用を抑えることができます。

また、ネットショップは、お客様の住む地域や、来店時間を問いません。販売機会が増え、売上アップにつながります。

自分でネットショップのシステムをレンタルし、オープンする方法もありますが、集客は簡単ではありません。

そこで、Amazonや楽天市場などのモールに出店する手法をとる人も少なくありません。同業者は多いのですが、その分多くのお客様が来てくれるので、工夫次第で、自社サイトより集客できることがあります。

Amazonへの出品

Amazon出品サービスのページで基本情報やクレジットカードを登録し、アカウントを作成すればOK。

その後、支払い方法や配送料金の設定や商品登録をすれば出品完了です。

小口出品であれば、注文成約時に、1点ごとに基本成約料100円と15%の販売手数料が発生します。

楽天市場への出店

出店申込ページから会社情報を送信することででき、そのほか商材の写真や住民票、実店舗の写真などが必要な場合もあるので用意しておきましょう。

求められるすべての書類を送付後、出店審査があり、審査を通ったら店舗用のアカウントが発行されます。

出店プランは1年契約が3パターン、3カ月契約が1パターンあり、月額出店料が安い「がんばれ!プラン」は、月額出店料が19,500円(年払い)のほか、システム利用料として月間売上高の3.5~7.0%が発生します。

そのほか、楽天ペイや楽天スーパーポイントが利用された際にはその利用料も必要です。

ホームページ作成は必須

実店舗だけで営業と考えていても必要不可欠なのはお店のホームページです。

近くに住む人でも、新規店舗をホームページで事前に調べてから来店することが多くなっています。

店舗の雰囲気やコンセプトなどを伝え、より広い人に店舗を知ってもらうためにも、雰囲気のよいホームページは必ず作成しましょう。

『ネットショップ開発のサービスページ』では、ネットショップ作成を請け負ってくれるプロの口コミを見ることができます。

ちなみに、ミツモアでのネットショップ開発の価格分布は下記の通りです。

ネットショップ開発の価格分布

写真も売上げを大きく左右する

花屋のホームページであれば、きれいな花の写真がたくさん入っていると、どんな花やアレンジがあるのかが伝わります。

けれど、光の加減や花の色など、写真をキレイに撮影するのは、なかなか難しいもの。

最初だけでも、自慢のアレンジや店舗の写真はプロのカメラマンに撮影してもらい、店舗の魅力が十分に伝わるホームページにするのがおすすめです。

ミツモアはプロのカメラマンの登録数が日本最大級のサイトです。

ホームページやパンフレットを彩る写真撮影をしてくれるカメラマンが、きっと見つかりますよ!

ぜひ『店舗・施設の出張撮影』のサービスページをご覧ください。

カメラマンの評判や撮影の価格、他の方がどんな依頼を出しているかを見ることができます。

花を買い付けよう

花の仕入れはネットでもできます
花の仕入れはネットでもできる

花屋で販売する花は、どのように仕入れるのか、花屋の開業を目指す人も知らない人が多いようです。

花を仕入れる3つのルートの特徴や、長く花を販売するためのポイントなどを説明します。

仕入れはどうやって始めたら良い?

花は鮮度が重要です。商品寿命も短く、多くの花屋では、週に2~3回仕入れています。

花の仕入れ先は、

  • 生産者との直接契約
  • 市場での仕入れ
  • 仲卸業者からの仕入れ

の3つのパターンがあります。

生産者の直接契約は、仕入額も安くなり、品質のよいものが仕入れられるものの、仕入れ量や生産者の開拓など、個人事業での花屋にはハードルが高いかもしれません。

市場での仕入れは、比較的安価での仕入れが可能ですが、ケース単位での購入が必須です。

仕入れるためには、予め市場で買参人登録をし、その際市場に20万円程度の保証金を支払い、個人番号をもらいます。

実物を見ながらのセリ取引のほか、インターネットでの相対取引も可能です。相対取引はセリ日の1~2日前にケース単位で予約し、セリが始まる前に花を引き取ります。

セリでは、欲しい商品が手に入らない可能性もあるので、どうしても欲しい花は、相対取引で予約しておくのがおすすめです。

市場での仕入れの単位は1ケースで、中には50~100本の花が入っています。小さな店舗で売り切れない、なんてこともあるでしょう。

その場合は仲卸業者から仕入れます。市場取引価格より高くはなるものの、多くの仲卸業者では、10本単位で花を仕入れられます。

話題になっている珍しい花や、特定の花の注文が入った際などは、仲卸業者から仕入れると無駄がありません。無駄のない仕入れのポイントは、仕入れ方法を上手にミックスすること。

たくさん売れそうなときは、市場で仕入れ、必要に応じて仲卸から少しずつ仕入れることで、ロス率を抑えながら、品揃えのよい店にできます。

仕入れた花を長く売るポイント

花は鮮度が命。長く店頭に置いておくと、すぐに花が開いて販売できなくなり、せっかく仕入れた花を廃棄することになってしまいます。

切り花の短い命を少しでも長くして、販売できるようにするポイントは、温度管理と品質管理

フラワーキーパーを設置して、花にベストな温度を保つようにしたり、毎日バケツの水を換え、丁寧に水切りをしたりしておくことなどです。

それでも、売れ残った場合は、ドライフラワーやプリザーブドフラワーに加工して販売するのも一つの方法。プレゼントにもしやすいので、商品の幅も広がります。

まとめ じっくりしっかり考えて、夢の花屋を成功させよう!

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資金調達やホームページの作成、ネットショップの開業など、これまでやったことのない、専門的な知識が求められる場面も多い、花屋の開業。

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