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スズメバチの巣の駆除方法とは?自分でできるか判断して、安全に行うためのポイント

最終更新日: 2021年07月30日

蜂のなかでも、ひときわ攻撃性・毒性が強いスズメバチ。家屋などにも巣を作ることがあり、住人を脅かす恐れがあります。

この記事では、もし自宅周辺などにスズメバチの巣が出来てしまったときのために、駆除方法や注意点を紹介します。

スズメバチの巣を駆除する流れ

オオスズメバチ 巣

スズメバチを駆除するとき、自分で作業をしようと思っている方は、まず以下のチェックポイントを確認しましょう。

  • 巣が10cmより大きく、丸い形をしている
  • 駆除する時期が6~12月
  • 巣の場所が床下、屋根裏、軒下にある
  • 巣が2つ以上ある
  • 防護服を借りるあてがない

もし1つでも当てはまるものがあれば、自力で駆除するのは難しいでしょう。

巣の大きさ10cmより大きく丸いものは、働き蜂が増えている巣の特徴です。またスズメバチは、6月以降に数が増え、凶暴性を増します。

巣の場所が床下や屋根裏、軒下などにある場合、専門業者が駆除するとしても難易度が高い作業になります。ましてや素人にとっては、たいへん危険です。

逆にこれらのチェックポイントが問題ない場合、つまり4~5月頃で、巣が初期段階のものであれば、以下の手順で蜂の巣駆除をできるかもしれません。

ただし危険であることには変わりないため、オススメはできないということを念押ししておきます。あくまで自己責任での作業になるため、注意してください。

関連記事:スズメバチの巣についての基礎知識 | ミツモア

1.自治体や賃貸の管理会社に連絡

スマホで電話

まずは地域の自治体や、賃貸の管理会社などに、蜂の巣が出来た旨を連絡してみましょう。

自治体によっては、蜂の種類や状況に応じて、補助金などの支援を受けることができる可能性があります。

また賃貸であれば、基本的には管理会社や大家さんが責任をもって、蜂の巣駆除の準備を進めてくれるはずです。ただし部屋の中に巣が出来た場合など、自己責任になるケースもあります。

2.駆除に必要な道具をそろえる

ハチ 駆除

スズメバチに刺されないように、防護服などを用意する必要があります。当たり前ですが、殺虫スプレーなども必須です。駆除に必要な道具をまとめると、以下。

装備 駆除グッズ
  • 防護服
  • 頭用の防蜂ネット
  • 軍手
  • 長靴
  • 懐中電灯
  • 殺虫スプレー(2本以上)
  • 長い棒など
  • 火ばさみ、トング
  • ゴミ袋

まずは防護服を用意しましょう。自治体が無料で貸し出しているケースが多いので、問い合わせてみるのがオススメです。購入すると、かなりの額になります。

どうしても防護服の上から、厚手のズボンやジャンパーを着ると、より刺されるリスクが減るのでオススメです。スズメバチは黒色に反応しやすいので、白っぽいものを選びましょう。

殺虫スプレーは、スズメバチへの効果が明示されているものを選びましょう。長い棒は、巣を壁などから切り離すために使います。

また火ばさみが必要な理由は、スズメバチの死骸を拾うのが危険だからです。死んだ直後のスズメバチに触ると、反射で毒針を動かし、刺してくることがあります。

ゴミ袋は、除去した巣を入れるために使いましょう。あらかじめ袋の中に殺虫スプレーを噴射しておくと、巣の内部に隠れていたスズメバチに刺されるリスクが減ります。

3.蜂の巣の位置を特定、巣のサイズなどを確認

軒先にあるコガタスズメバチの巣(とっくり型)

駆除作業は、夜におこないます。昼間の時間帯は、スズメバチの巣の位置をきちんと把握しておきましょう。

このとき「よく見たら巣が2つあった」「蜂が数十匹以上いて多すぎる」などの場合は、諦めて駆除業者に依頼する方向にシフトしましょう。

4.夜になったら、駆除開始

殺虫スプレーを持つ人

夜になって暗くなったら、いよいよ駆除作業を開始しましょう。目安としては、日没から2~3時間あたりです。

再三再四になりますが、スズメバチに刺されるとアナフィラキシーショックなど、重大な被害につながる危険性があるのでくれぐれも注意してください。

具体的な手順は以下。

  1. スプレーを複数用意しておく
  2. 巣から2~3mほど離れた位置でスプレーを構える
  3. 巣に向かってスプレーを噴射しながら近づく
  4. 巣から出てきたスズメバチを殺虫
  5. 巣穴の中にスプレーを噴射しつづける
  6. 巣の除去
  7. 死骸の掃除

巣穴には最低でも5~10分以上、スプレーを噴射しましょう。そのためあらかじめ複数本の殺虫スプレーを用意しておく必要があります。

巣穴から蜂が出てこないことを確認できたら、長い棒を使って、巣をビニール袋のなかに切り落とします。

落ちたスズメバチの死骸は、手で触らず、かならず火ばさみやトングで集めましょう。

巣の駆除後に、駆除のタイミングで巣にいなかったり、駆除剤で死ななかったりしたスズメバチが戻ってくることがあります。これを「戻り蜂」といい、巣の駆除後でも1週間ほど巣のあった場所を飛び回るといわれてます。

戻り蜂の対策として、1週間ほどは巣があった場所に駆除剤を噴射しておくのがおすすめです。

5.巣は燃えるごみとして処分

黒いビニール袋

落としたスズメバチの巣は、厚手のゴミ袋に入れて燃えるごみとして処分しましょう。

あらかじめゴミ袋に駆除剤を噴射しておくと、巣の内部や袋の中にスズメバチが生き残っていたとしても安心です。

またスズメバチの死骸には、直接触らないようにしましょう。スズメバチは死んだ後も10時間ほどは反射的に針を出す習性があるため、死んでいるからといってまだ安心はできません。

燃えるごみの日まで時間がある場合、巣の入ったゴミ袋の保管方法にも注意が必要です。小さな子どもやペットがいる家庭では、目立たない場所に置いておくと安心でしょう。

スズメバチの巣を予防するには?春がおすすめな理由

住宅にできたスズメバチの巣

スズメバチは小さな昆虫をエサとするため、もともとは山や森などの山間部に巣を形成する傾向がありました。

しかし近年では、マンションや住宅が栄える都市部でもスズメバチが巣を作ることがあります。

都市開発により、人間の生活圏とスズメバチの生息地を隔てる境目が曖昧になっていることが、ひとつの原因として挙げられます。

また町の緑化が進み、都心でもスズメバチのエサとなる昆虫がすみかを増やしていることも、関連性が高いでしょう。

生活圏でスズメバチの営巣を防ぐには、予防すべき時期と場所を抑えておきましょう。

春先は女王蜂が巣を作り始めるタイミング

スズメバチの巣は、冬眠から目覚めた女王蜂が、1匹だけで形成します。女王蜂さえ駆除できれば、巣が作られません。

女王蜂が巣を作る時期は4~6月上旬ごろです。予防対策を打つなら、3~4月から始めておくと、自宅に巣が作られるのを防げる可能性が高まります。

もしすでに巣があったとしても、この段階であれば働き蜂が少なく、巣のサイズも小さいので、予防や駆除に最適なのです。

巣を作りやすい場所をチェックしよう

スズメバチは雨風をしのげる、乾燥した場所を好み巣を作ります。また直射日光が当たらない場所にも巣は作られやすいです。

これらの条件を満たすのは、軒下、ベランダ、屋根裏、物置き、エアコンの室外機など。

もし戸締りをしているにもかかわらず、家の中にスズメバチが出た場合は、床下や屋根裏に巣を作られている可能性があります。

山中など自然界では、スズメバチが土の中に巣を作っていることもあります。人目の付かない場所には注意して下さい。

夏から秋の駆除は必ず業者に依頼を

夏から秋にかけて刺される被害増

蜂の巣駆除業者

スズメバチの被害は、夏から秋にかけてピークを迎えます。アナフィラキシーショックなどによる死亡事故も、悲しいことにいまだに多く起こっているのです。

被害が大きくなる理由は、働き蜂が増え始めて、スズメバチの巣が大きくなるからです。1つの巣につき、多い時で2,000匹にもなることも。

また巣の中の卵が多くなる時期でもあるので、働き蜂は巣を守ろうと攻撃性が高くなっているのです。

この時期に巣へ不用意に近づくと危険です。

活動期にあたるので素人の駆除は危険

夏以降はスズメバチは活動期にあたり素人が自力で駆除するのはかなり危険です。命を落とす場合もあります。そのため活動期は業者に駆除を依頼するのがよいでしょう。

夏から秋にかけてはエサが少なくなります。飢えたスズメバチは気が立ち命がけで生きているのです。そのため攻撃性も高くなるといわれかなり危険な時期となります。

特にオオスズメバチとキイロスズメバチは気性が荒く攻撃的です。夏場に遭遇してしまったら頭を伏せて静かにその場を離れましょう。

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スズメバチの巣を自力で駆除できるとしたら、4~5月頃の、巣作りが初期の段階です。それ以降は巣が大きくなっており働き蜂が多く飛び交う危険な時期になります。

また春先は蜂の巣が小さいとはいえ、刺される危険性はゼロではありません。基本的にスズメバチの巣を見かけたら業者に依頼するのが安全です。

ミツモアを使えば、最大5件の見積もりが届くので、費用やレビューなどを比較しながら依頼する業者を選ぶことができます。ぜひお試しください。

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