スズメバチの巣は自力でも駆除できる可能性はありますが、とても危険であるためおすすめできません。業者に依頼して安全に取り除くと良いでしょう。スズメバチの駆除を依頼する際の相場や、業者選びのポイントを詳しく紹介します。
スズメバチの巣の駆除を頼んだ時の費用相場は?
おおよその相場は10,000~50,000円程度です。巣のサイズが大きければ大きいほど危険度が増すため、料金も高くなります。
スズメバチの巣を安く駆除するには?
自治体に相談してみましょう。役所によっては無償で巣を駆除してくれる場合があります。また巣が大きくなる7月より前に駆除するのも費用を抑えるコツです。業者に依頼する場合は複数業者から見積もりを取得すると良いでしょう。
スズメバチの危険度について
スズメバチは自分や巣を守るために毒針で攻撃してきます。刺されると激しい痛みに襲われるため、むやみに巣へ近づかないようにしましょう。スズメバチの種類や危険度について解説します。
種類によって危険度が異なる
スズメバチは素早く飛び回り、巣に近づいてきた侵入者を毒針で刺して攻撃します。ミツバチは1度しか刺せませんがスズメバチは毒がある限り何度でも刺せるのが特徴です。
刺せば刺すほど毒が効きやすくなってしまいます。人間が刺されるとアナフィラキシーショックを起こし、最悪の場合死んでしまうこともあるので注意が必要です。
スズメバチの毒は攻撃に使用するだけでなく、仲間を呼び寄せるためにも使用されます。針の先から噴射して仲間に危険を知らせるのです。
しかしスズメバチはどれも同じくらい攻撃性が高いというわけではありません。種類によって危険度は異なります。
スズメバチの主な種類
スズメバチはオオスズメバチやキイロスズメバチなどさまざまな種類があります。中でも最も攻撃力が強く危険度が高いスズメバチがオオスズメバチです。
オオスズメバチは世界最大級の大きさを誇り女王蜂は4.5cmほどにもなります。アゴでかむ力が強く刺された際は激痛が走ります。
オオスズメバチほど大きくはありませんが被害件数が多い蜂が、キイロスズメバチです。自然界だけでなく公園や住宅地など市街地に生息しています。
オオスズメバチの次に大きなスズメバチが、ヒメスズメバチです。体格はキイロスズメバチより上ですが比較的おとなしく巣も小さい特徴があります。とはいえ刺してくる蜂なので注意しましょう。
スズメバチの巣を駆除する方法
スズメバチの巣は自力で駆除する方法や業者に依頼する方法、自治体に相談する方法があります。これらの方法を詳しく解説します。
自分で駆除する
スズメバチの巣を自力で駆除する場合は巣ができた場所と、巣の大きさをチェックしましょう。
4~6月頃は女王蜂が単独で巣を作り子育てを始めるため、巣も小さく人を襲う余裕もあまりありません。自力で駆除する場合はこの時期が最も危険度が低くなります。
また屋根裏や木の上など高所に巣がある場合は、落下してしまう恐れがあるので慣れていない人だけで駆除するのはおすすめできません。
このように4~6月頃の巣が小さい時期で低い場所にある場合、自力で駆除できる可能性があります。しかし必ずしも刺されないわけではないため、自分で対処するのはおすすめできません。
自治体に依頼する
市役所など自分の住んでいる自治体に相談するのも1つの手段です。基本的に無料で相談でき自力での駆除方法や注意点などのアドバイスをもらえます。
役所によって無償で巣を駆除してくれる場合もあるので、1度相談してみるのをおすすめします。駆除するための用具を貸してくれたり駆除費用の一部を補助してくれたりする場合もあるでしょう。
また実績のある業者を紹介してくれる役所もあります。地域密着型の業者や長い間仕事をしてきたベテラン業者など、有益な情報を提供してくれるでしょう。
ただし自治体は原則として窓口が平日しか空いていないことや補助金が出る場合は申請手続きが煩雑になるといったデメリットもあります。
専門業者に依頼する
自力で駆除しようとすると巣や蜂の駆除漏れが発生したり、時間がかかってしまったりといくつか問題が起きる可能性が高くなります。
また駆除した後は、再度巣を作らないように予防する処理も重要です。業者であればスズメバチの知識と駆除経験からスムーズに処理してくれるでしょう。
駆除のプロは専門の薬剤や防護服など装備が充実しています。安全に取り除いてくれる可能性が高いと言えます。
少しでも不安を感じるのであれば業者に依頼するのがおすすめです。
駆除業者に頼んだ際の料金は?
安全確実にスズメバチの巣を駆除したいのであれば、業者に作業を依頼すると良いでしょう。専門業者に駆除を依頼した際の料金相場などを紹介します。
駆除の難易度によって異なる
スズメバチの巣を駆除する料金相場は業者により異なりますが、基本的に費用は駆除の難易度によって変動します。おおよその相場は10,000~50,000円程度です。
例えば巣のサイズが大きければ大きいほど危険度が増すため、料金も高くなります。高所や足場が少なく狭い場所は作業が難しくなるでしょう。巣がある場所によっても費用は異なるのです。
地元の業者であれば交通費も安くなりますが遠方の業者に依頼すれば、交通費も大きく加算されるでしょう。
特に7月以降は巣も大きく費用も高くなるので、早めの駆除をおすすめします。
安くしたいなら複数の業者を比較する
駆除を依頼する際の相場を知りなるべく安く任せたいのであれば、複数の業者から見積もりを取得すると良いでしょう。
相見積もりをすれば、おおよその相場を把握し、金額やサービス内容を比較できます。
ただ安いからといって選ぶのではなくアフターフォローが充実しているなど、サービス内容にも着眼して検討しましょう。
相見積もりする際は各業者に見積もり依頼をしなければなりません。ミツモアを利用すれば一度の見積もり依頼を登録するだけで、複数業者から見積書を取得できます。
安心して任せられるスズメバチの巣駆除業者の選び方
業者に依頼する際は金額だけでなくサービス内容も重要です。安心して依頼できる業者選びの方法を紹介します。
出張・査定料金が含まれているか
専門業者が正確な見積もりを出すためには現場調査が必要です。調査料を無償とする業者もいますが一般的には費用がかかります。
また作業のため現地に駆けつける出張料金や交通費なども費用に含めるのがほとんどです。
これらの金額を全て見積もりに含めている業者もいますが、基本料金を安く見せて出張料や調査料が別途必要としている業者もいるので注意しましょう。
仮に見積もりに交通費や現場調査の金額が入っていなければ、しっかり確認して下さい。
駆除の方法が分かりやすいか
見積書を見ただけで駆除する方法が分かりやすい業者だと安心です。プロに方法は任せるというスタンスでいると後悔するかもしれません。
蜂の巣を駆除する方法は業者によってさまざまです。中には乱暴な方法で駆除する業者もいます。建物を傷つけたり蜂を刺激して近隣住民に迷惑をかけたりする可能性があるのです。
場合によっては傷つけた建物の修復費用を別途請求される可能性があります。
もし駆除する方法が分かりづらかったらどのような内容なのかしっかり確認しましょう。
アフターフォローの有無も大切
スズメバチの巣は駆除しても再度営巣される恐れがあります。アフターフォローがしっかりしている業者であれば再度でも無償で対応してくれるでしょう。
契約する前に再度巣が作られた場合の対応を確認しておくと、トラブルを回避できます。無償で対応してくれる業者を選定すると安心です。
また駆除した後の清掃もしてくれるか確認した方が良いでしょう。蜂の死骸や巣の破片をそのままにしておくと、自分達で掃除しなければなりません。
駆除した後のフォローが充実している業者が望ましいでしょう。
良心的なスズメバチの巣駆除業者をミツモアで見つけよう!
スズメバチは種類によって危険度が異なります。世界でも最大級の大きさを誇るオオスズメバチは攻撃性が高く、特に注意が必要です。
スズメバチの巣を見かけたら自力で解決するのではなく、自治体に相談したり業者に依頼したりした方が安全でしょう。
業者を選定する際は価格だけでなくサービス内容やアフターフォローにも注目です。ミツモアを利用すれば相見積もりで比較し良心的な業者を見つけられるでしょう。