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スズメバチを駆除するには?駆除の方法や準備するもの、費用を解説

最終更新日: 2024年04月20日

スズメバチは非常に危険な蜂です。専門の駆除業者に依頼することによって、スズメバチに刺されるリスクを避けることができます。

スズメバチの駆除は自力でできる?

作り初めの巣の段階であれば、スズメバチの駆除を自力で行うことができます。ただしスズメバチは危険性が高いため、業者に依頼するのがベストな方法です。

スズメバチの駆除費用を安く抑えるコツは?

自治体の助成金制度を使用すると、スズメバチ駆除にかかる費用を安く済ませることが可能です。助成金制度は自治体によって異なるため、まずはお住まいの自治体に確認してみることをオススメします。

スズメバチの駆除は業者に依頼がおすすめ

花にとまるスズメバチ

スズメバチは体長の大きさや攻撃性、強い毒性から最も危険な蜂と言われています。刺されるリスクを避けるためには、プロの業者に依頼するのが最善です。

ただし業者に依頼するにはそれなりの費用がかかるのも事実。

ここでは業者に依頼するメリットや費用相場について、詳しく解説していきます。

業者に依頼するメリット

スズメバチ駆除を業者に任せるメリットは、主に以下の3つがあげられます。

  • 危険な作業をしなくて済む
  • 失敗の心配がない
  • 道具を購入する手間が省ける

一番のメリットは危険な作業をしなくて済むことです。自力での作業は常に危険との隣り合わせです。スズメバチは攻撃的で警戒心が強く、巣の周辺で危険を察知すると敏感に反応する習性があります。集団で襲われたり何度も刺されると、さいあく死に至る危険性もあるのです。

専門家が対応してくれるため、成功率が高いのも嬉しいポイントです。スズメバチは巣の大きさや場所によって駆除方法が異なるため、素人だとどうしても判断が難しいところ。誤った方法を試してしまい、刺されてしまうおそれもあります。専門家に任せれば適切な判断に基づいてしっかりと駆除してもらえることが可能です。

道具を購入したり面倒な作業をしたりする必要もありません。自力での駆除作業では防護服や殺虫剤などを揃えなければならず、予想外のコストがかかります。また駆除には多くの作業工程が必要です。業者に頼めば、駆除にかかる一切の手間を省くことができます

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業者によるスズメバチ駆除の費用相場

スズメバチの駆除費用の相場は2万円です。ただし駆除料金の費用は依頼する業者によって大きく変わります。そのため依頼する前には、必ず複数業者から見積もりをとることが必要です。

また巣の大きさや巣の場所によっても大きく変動することが多いです。業者によりますが、10cm以上であれば追加料金が課される可能性が大きいでしょう。巣が大きければ大きいほど、駆除する蜂の数が多くなるので費用が高額になります。閉鎖的な場所や高所に作られている場合も、追加作業が必要になるため費用がかさみがちです。巣を発見したら早めの依頼を心がけることで、費用の上昇を抑えることができます

関連記事:蜂の巣駆除にかかる料金はどのくらい?費用相場や、安く済ませるポイントをチェック|ミツモア

賃貸物件ではまず管理会社・大家さんに相談を

賃貸にお住まいの方は、必ず駆除業者の前に管理会社か大家さんに連絡しましょう。共有部に巣が作られている場合、管理会社や大家さんに駆除をお願いできることが多いです。管理会社や大家さんは、賃貸物件の修繕費用を負担する義務を負っています。

駆除費用が自己負担になるのは、専有部に巣が作られた場合です。自分で費用を負担するときは、管理会社から勧められた業者を安易に利用しないように気をつけましょう。自分で複数業者に見積もりをとって比較した方が、費用を少額で済ませることができます。

スズメバチ駆除には自治体から補助金が出ることも

助成金を表す積み木

「業者にスズメバチ駆除を依頼したいけど金額が気になる……」とお困りの方もいるのではないでしょうか。

自治体によっては、蜂の巣駆除の補助金制度を設けているところもあります。この補助金制度を利用することによって、高額になりがちな駆除費用を安く済ませることが可能です。

まずはお住まいの自治体に確認

少しでもスズメバチの駆除費用を安くしたいと思ったら、まずは自治体に補助金制度について確認してみましょう。蜂の巣駆除の補助金制度を利用すれば、蜂の巣の駆除にかかった費用の一部を自治体が負担してくれます

ただし補助金制度の有無や負担額は異なります。詳細事項については、お住まいの自治体のホームページを通じてチェックすることが必要です。

補助金制度がない自治体でも、蜂の巣の対処法に関する相談を無料で受け付けている場合が多いです。また防護服や駆除アイテムを無料で貸し出している自治体もあります。自力で駆除を行いたいけど費用が気になっているという方は、こちらも一度確認してみることをオススメします。

いずれにせよ、駆除費用を安くしたいのであれば、まずは自治体に確認してみるのが得策です。

スズメバチ駆除業者の選び方

書類を記入する業者

危険性の高いスズメバチの駆除は業者に頼むのが最善です。しかし数ある駆除業者の中から選ぶのは難しいですよね。

スズメバチ業者には専門の資格が必須ではありません。そのため業者の質に差が生じやすく、トラブルにも繋がりやすいのも事実です。

悪徳業者に引っかからないためのポイントは、以下の3つです。

  • オオスズメバチは対応可能か
  • 見積もりは明確か
  • アフターフォローはあるか

オオスズメバチへの対応が可能かどうかは、重要な判断基準のひとつです。オオスズメバチはスズメバチの中でも特に危険なハチ。そのため駆除技術が高くなければ対応することは難しいです。業者に依頼するときは対応可能なハチの種類を確認して、信頼できる業者かどうか判断しましょう

見積もりが適切かどうかも重要なチェック項目です。駆除料金が上乗せされていないかを確かめるには、複数業者から見積もりをとることが欠かせません。少なくとも5社は比較検討し、料金の相場をつかみましょう

アフターフォローの有無もチェックしましょう。優良業者であれば戻り蜂に備えたアフターフォローが充実しています。蜂の巣駆除を完了したとしても、外出していた蜂や駆除しきれなかった蜂が戻ってくる場合があるのです。トラップの設置や駆除後の確認作業を行ってくれる業者は、優良業者と判断して問題ないでしょう。

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スズメバチの駆除は自力でできる?

スズメバチの巣

基本的にスズメバチの巣を発見したら業者に依頼して駆除・撤去してもらうことをおすすめしますが、一部の場合は自力での撤去も可能です。

作り始めの小さい巣なら不可能ではない

スズメバチの駆除を自力で行えるのは、作り始めの小さい巣までです。

作り始めのスズメバチの巣
作り始めのスズメバチの巣

おさえるべきポイントは以下の3つ。

  • 時期は6月より前か
  • 巣の大きさは15cm未満かどうか
  • 危険な場所に巣が作られていないか

3〜5月であれば自力で駆除を行うことができます。この時期は活動期に入る前に当たるため、蜂の数が少なく駆除の危険度は低めです。反対に6月に突入すると蜂の数が一気に増加するため、その分危険度も高まります。

サイズも重要なチェックポイントです。自力で駆除できる大きさは、目安として15cmまでです。スズメバチの巣は5cmほどの大きさから始まり、徐々に大きくなります。巣が大きければ大きいほど多くのハチが住んでおり、完成形になったときには1,000匹ほどいるとされています。蜂の攻撃性も増しているため、自力で駆除するのはたいへん危険です。

巣がどこに作られているのかも確認すべきポイント。巣が軒下にあれば個人で対応できる可能性が高いです。ハチに襲われても逃げ場所を確保することができます。一方で屋根裏や土の中のような閉鎖的な空間は危険です。狭いため蜂が一直線に襲ってきたり、集中攻撃を仕掛けてきたりするケースが考えられます。

関連記事:蜂の巣駆除は作り始めの時期を狙おう!駆除方法と注意点を解説|ミツモア

土の中に巣がある場合は必ず業者に依頼

土の中に作られた巣は、最も危険と言われるオオスズメバチである可能性が高いです。土の中に蜂の巣を発見した場合は、絶対に自力での駆除は避けてください。危険な上に駆除するには困難が伴います。

被害が甚大になる前に、発見したらすぐに業者に依頼することをオススメします

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駆除を安全に行うためのポイント

作り始めの巣であっても、スズメバチの駆除には常に危険が伴います。自力でスズメバチを駆除するときには、以下の3つのポイントを意識しましょう。

  • 必要な準備を整える
  • 日没後に行う
  • スズメバチを刺激しない

スズメバチの巣を駆除するには万全な準備が不可欠です。防護服や防蜂ネット、殺虫剤などはマストで準備しておきましょう。道具は自治体が貸し出しを行っている可能性もあるので、自分で準備する前に一度確認しておくことをオススメします。

作業を始める時間帯も重要なポイント。スズメバチ駆除のベストなタイミングは日没後の2〜3時間です。昼行性のスズメバチは、日が沈むにつれて動きが鈍ります。ハチが活発化する日中は襲われるリスクが高まるので、絶対に避けてください。

蜂を刺激するような行為もNGです。「手で振り払う」「走って逃げる」といった行動は、スズメバチを攻撃態勢にさせる要因になるので要注意。また香料や整髪料は蜂の誘引効果があるので、駆除時の使用は控えましょう。

関連記事:スズメバチ駆除に防護服はいる?いらない?安全に巣の駆除する方法とは

自力でできるスズメバチの駆除方法

除去したスズメバチの巣

スズメバチの駆除手順は以下の通りです。

スズメバチの駆除手順
  1. 巣の表面に殺虫剤を噴射する
  2. 巣の中まで吹きかける
  3. 巣を取り除く
  4. ゴミ袋の中に巣を入れる

巣が軒下などの高い場所にある場合は、棒状のものを使って落とします。ゴミ袋はあらかじめ殺虫スプレーを噴射しておきましょう。

駆除を成功させるポイントは、スズメバチが出てきてもひるまず続けて吹きかけることです。殺虫剤を噴射するとスズメバチが外に出てくるため、初めて駆除するときは驚くかもしれません。しかしひるんで噴射をやめても効果はないので、根気よく噴射し続けなければなりません。

噴射しているときにスプレーがなくならないよう、あらかじめ十分な本数を用意しておくことも大切です。商品の可能噴射時間にもよりますが、1本では駆除しきれない場合を想定して2〜3本は購入しておくことをオススメします。

駆除したあとのケアも大切

「駆除できたからもう大丈夫」と安心する前に、駆除後の適切なケアも欠かさないようにしましょう。翌日にスズメバチが戻ってくる可能性があり、また巣が作られてしまうおそれがあります。

少なくとも駆除後の1週間は定期的に殺虫剤を噴射しておくと安心です。殺虫剤の効果は水に濡れると消えてしまうため、雨が降ったら再度噴射しておく必要があります。

再び大変な駆除作業をする事態にならないよう、しっかりケアしてスズメバチの再来を防ぐことが大切です。

【4~5月に実施】スズメバチに巣を作らせない対策

樹木に吊り下げたスズメバチトラップ

4〜5月に限定して駆除効果が期待できる対策として、スズメバチトラップがあります。

スズメバチトラップは、4〜5月に巣作りのために飛んでくる女王蜂を誘引して捕獲する仕組みです。まだ働き蜂が活動していない巣作りの初期段階に仕掛けておくことで、被害が大きくなるのを防ぐことができます

スズメバチトラップは、ペットボトルを使ってカンタンに作ることができます。

スズメバチトラップの作り方
  1. 2Lのペットボトルに2cm角の四角い穴を4ヶ所開ける
  2. 誘引剤となる酒300mL、酢100mL、砂糖125gをよく混ぜる
  3. 誘引剤をペットボトルに注ぐ
  4. ひもをつけ、樹木などに吊り下げる

自作するのは面倒という方には市販の蜂用捕獲器の使用がオススメです。

アースの「ハチがホイホイ」は誘引効果の速効性と高い捕獲力に優れています。カビが生えない構造にもなっており、持続効果が高いのも嬉しいポイントです。

スズメバチトラップは事前の対策として便利ですが、6月以降の設置は控えてください。6月以降は働き蜂が飛来するようになる時期です。この時期にトラップを設置すると、かえってスズメバチをおびき寄せてしまうため危険度は高まります。

以下の記事では蜂の巣が作られやすい場所から予防におすすめの商品まで詳しく解説しているので参考にしてみてください。

関連記事:蜂の巣を予防対策すべき時期と方法を解説!巣を作り始めるタイミングでの対処が肝心|ミツモア

スズメバチ駆除にオススメの商品3選

樹木にできたスズメバチの巣

スズメバチの駆除には効果の高いアイテムを使用することが不可欠です。

ここでは蜂駆除スプレーと置き型駆除剤のオススメ商品をご紹介します。

強力な蜂駆除スプレー2選

アースの「スズメバチマグナムジェット プロ」は速効性・致死効果ともに優れた商品です。約45秒の強力噴射で巣ごとスズメバチを駆除することができます。

蜂無力化処方も施されているため、スズメバチの反撃を防止する効果があるのもポイントです。

フマキラーの「スズメバチバズーカジェット」は噴射距離の長さが最大の特徴です。最大12m先まで噴射できるため、離れたところからでも効果的に駆除することが可能です。

羽ばたきを停止させる成分も含まれているため、スズメバチが一斉に攻撃してくるリスクを減らすこともできます。

関連記事:蜂駆除スプレーは噴射力や成分で選ぼう!使用時の注意点もチェック|ミツモア

置き型駆除剤でラクラク撃退

「蜂に近づいてスプレーするのは怖くてできない」という方には置き型駆除剤がオススメ。アースの「ハチの巣コロリ スズメバチ用駆除エサ剤」は設置するだけで巣ごと駆除できるアイテムです。甘い香りに誘引されたスズメバチが巣に毒餌を持ち帰り分け与えることで、巣にいる全ての個体を死滅させることができます。

巣の位置が特定できない場合も使用することができますよ。

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今回はスズメバチを駆除する方法や準備するものなどについて紹介しました。スズメバチの駆除は危険で手間がかかるため、業者に依頼するのが最善です。作り始めの巣であれば、自力で駆除することもできます。

駆除業者に依頼したい場合、地域のプロを探す際はミツモアの一括無料見積もりをご利用いただくと手間なくご自身の希望通りの業者を見つけることが可能です。

ぜひミツモアを利用してみてはいかがでしょうか。

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