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蛇口の種類と構造を徹底解説 水漏れ修理は自分でできる?!

最終更新日: 2024年06月28日

蛇口の水漏れが発生したが「原因が分からない」「具体的な対処法が分からない」と困っている方も解多いのではないでしょうか。

このような蛇口の水漏れは、勢いよく噴き出る場合もあれば、少ししか出ないものまで様々なトラブルがあります。

まずは、蛇口の構造を理解することが大切です。この記事では、蛇口の種類と構造について詳しく解説します。

蛇口の種類は主に3種類

蛇口

蛇口は正式には「水栓」と呼ばれています。種類や見た目の特徴も様々です。大きくわけて「単水栓」「ハンドル混合水栓」「シングルレバー混合水栓」があります。

ひとつずつ特徴をみていきましょう。

単水栓

蛇口 単水栓

お湯と水を出したり止めたりする機能をもったタイプです。温度調節はできません。

最近ではキッチンや洗面台などに使用されることは少なくなりましたが、飲食店や屋外などで使用されています。

ハンドル混合水栓

蛇口 混合栓

ひとつの蛇口に湯と水の2つのハンドルがあります。この両方で温度と流量を調節できるのが特徴吐水口が1つなのでシンプルなデザインとなっています。

シングルレバー混合水栓

蛇口

ひとつのレバーでハンドルを操作するタイプです。レバーを持ち上げると水が出て、下げると水が止まる仕組みになっています。主に台所で使用されていることが多いです。

手が汚れているときは、腕や手の甲で操作ができ、片手でも簡単に操作が可能です。壁付けタイプやデッキタイプがあります。

混合栓の中では定番となっています。

単水栓の構造と水が出る仕組み

蛇口

水まわりの良し悪しを決めるのは、水栓とされているので、まずは水道蛇口の構造と水が出る仕組みを理解する必要があります。

構造を理解すれば、いざという時の水漏れなどのトラブルが発生しても冷静に対応できます。

単水栓の構造(上から順にパーツを説明します)

  • ハンドルビス

ハンドルを固定するための部品です。水道から出る水の量を調節します。

  • 蛇口ハンドル・蛇口レバー(キャップナット、三角パッキン、座金)

吐水・止水など水量調整の役割を担う部分です。

  • スピンドル

蛇口のハンドルを反時計回りに回すと部品が上に上がり、コマが水圧に押されて水が給水されるという仕組みです。長年使用するとすり減って、交換が必要になります。

  • コマパッキン(Uパッキン、パイプリング、袋ナット)

ケレップとも呼ばれ、水漏れを防ぐための役割を果たしています。下部はゴムでできているので、劣化・摩耗すると交換が必要です。

  • 蛇口スパウト

吐水口へつながるパイプの部分を指します。スパウトは、蛇口の向きを左右に動かせる仕組みになっています。ゴムパッキンを使用するので、劣化・損傷により交換が必要です。

  • 蛇口キャップ

蛇口スパウトの先端に取り付ける部品です。泡沫キャップや断熱キャップがあります。

泡沫キャップは、水ハネ防止効果があり、長年使用すると、カビや汚れで水の出が悪くなることがあります。蛇口キャップを取り外し、洗浄すると改善する場合が多いです。

水が出る仕組み

蛇口のハンドルを反時計まわりへ回すと「スピンドル」が上がり、パッキンが押されて水が給水されるという仕組みです。

ハンドルによって、水の量が自由に調整されています。

スピンドルを時計回りへ回すことでスピンドルとコマ栓が下がり、水が止まります。

蛇口には、シングルハンドルタイプやダブルハンドルタイプ、レバータイプの蛇口がありますが、蛇口の構造は、基本的に大差はありません。

ハンドル混合水栓の構造と水が出る仕組み

水道の蛇口には、多くの種類と様々な部品で成り立っています。

水と湯の2つのハンドルで温度や流量を調節できるハンドル混合水栓。青と赤の丸印が特徴で、1度は見たことがあるのではないでしょうか。

ここでは、ハンドル混合水栓の構造と水が出る仕組みを解説します。

ハンドル混合水栓の構造(上から順にパーツを説明します)

  • 目隠し用キャップ(カバーナット、三角パッキン、スピンドル、コマパッキン)
  • ハンドル、本体、脚、Uパッキン、
  • パイプナット(パッキン)
  • 泡沫キャップ・吐水口キャップ

Uパッキンは、蛇口本体と吐水口のつなぎ目部分に使用されます。

回転するような動きを妨げにいく特徴があり、Uパッキンが劣化すると、水漏れが起きます。

ハンドル混合水栓の水が出る仕組み

ハンドルを反時計まわりへ回すとコマパッキンが上下します。この動きで水や湯を出したり止めたりして、温度調節も可能となります。

ハンドル混合水栓は、蛇口の構造がシンプルな造りになっているため、壊れにくいです。

シングルレバー混合水栓の構造と水が出る仕組み

ハンドル一つで操作できる「シングルレバー混合水栓」。家庭では、台所や洗面台に使用されています。

ここでは、シングルレバー混合水栓の構造と水が出る仕組みを解説します。

シングルレバー混合水栓の構造(上から順にパーツを説明します)

  • レバーハンドル
  • パッキン
  • スパウト(バルブカートリッジ、カートリッジ保護カバー)
  • Uパッキン、Oリング

パッキンは、水漏れを防ぐ役割です。パッキンの上に「スパウト」がきて、その中に「バルブカートリッジ」が入っています。「スパウト」は蛇口から水が出る部分です。

さらにパッキンが付き、その上にハンドルの金具が乗る構造となっています。

内部のカートリッジとカバーは固着している場合がほとんどです。

シングルレバー混合水栓の水が出る仕組み

一般的には、上下が水量の調節、左右が温度の調節という仕組みです。

レバーハンドルとバルブの連動により湯水の温度や流量を調節できます。

シングルレバー混合栓の耐用年数は、およそ10年~20年程度となっています。

蛇口の水漏れ修理は自分でできる?

お手軽DIYで使いやすく!蛇口のレバー・ハンドルを交換しよう

蛇口のハンドルを閉めてもポタポタと水漏れが止まらないことがあり、慌ててしまうこともあることでしょう。

また、ゴムパッキンの種類や取り付け方法がわからなくて困ることもあるますよね。

ここでは、蛇口の水漏れ修理について解説します。

パッキンの交換は意外と簡単!

長年使用していると、あらゆる部品が劣化し水漏れが起こります。

一般的に水道の耐用年数は、約10年とされていますが、使用頻度や使用状況によって異なります。

水漏れは、様々な原因が考えられますが「パッキン」の劣化で交換が必要となれば、自分で簡単に交換することが可能です。

下記のサイトを参考にして、交換に必要な道具や新しいパッキンを準備してから、自分で交換してみましょう。

関連記事:水道のパッキンを交換したい!蛇口の種類別に交換方法を解説|ミツモア

【種類別】自分で行う蛇口交換

水道は、パッキンだけでなく蛇口自体を自分で交換することもできます。

水栓の種類は、大きく分けて壁付きタイプ・台付きタイプに分けられ、さらに単水栓・混合水栓などに分けられます。

下記のサイトを参考にして、蛇口自体を自分で交換してみましょう。

関連記事:水栓・蛇口の交換をしたい!自分でできる対応方法も解説します!|ミツモア

パッキンの交換はできるますが、その他の部品交換は自分での修理はむずかしいケースもあります。難しい場合は業者に依頼しよう。

例えば、水漏れの原因がわからない、部品が合わない・見つからない、長年の使用で劣化・損傷が激しいため部品の取り付けが難しいといったことも出てきます。

そのような場合は、水道修理のプロに依頼する方法もひとつです。

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