「お風呂の蛇口から水漏れしている」「蛇口のレバーが空回りする」といったときは、浴室蛇口の修理か交換をするタイミングです。
最終更新日: 2024年06月28日
お風呂の蛇口を交換すべきタイミングや、自分で交換する方法、業者に頼んだときの料金相場について解説します。
お風呂の蛇口はいつ交換すべき？
蛇口から水漏れしていると、気付かないうちに水道料金が高額になっていることがあります。浴室蛇口に以下のような症状がある場合は、なるべく早くに交換か修理を行うと良いでしょう。
- 切り替えレバーの動きが悪い
- いつまでもお湯にならない
- 水漏れがある
- 水が止まらなくなった
交換すべきか修理すべきかどうかに迷ったら、蛇口の寿命を参考にしましょう。お風呂場でよく使われる蛇口である、「サーモスタット混合水栓」の寿命は15年ほどです。
もし取り付けてから10年以上経っているのであれば、修理ではなく交換した方が良いでしょう。今後の不具合も防げます。
お風呂の蛇口を自分で交換する方法
まずはじめに、浴室の蛇口をDIYで取り替える方法を解説します。自分で取り替えるべきか、業者に依頼すべきかの参考にしてみてください。
準備するもの
蛇口の取付作業にあたる前に、準備すべきものは以下の通りです。蛇口の種類や、取り付ける場所の状況によって準備すべきものは変わる場合があります。
- 新しい蛇口
- モンキーレンチやスパナ
- シールテープ
- 水を受けるためのバケツやタオル
- 掃除用の使い古し歯ブラシやクリーナー
お風呂場の蛇口はホームセンターやネットなどで購入できます。サーモスタット混合水栓の購入費用は、3万～4万円が一般的です。
モンキーレンチやスパナはナットを回したり、給水管を取り付けたりするために使用します。シールテープは接続口と取付脚の大きさを調整するための部材です。
浴室蛇口の交換手順
①事前準備
水の元栓を閉めて水の供給を止めます。これにより作業中に水が出てこないようにします。
②古い蛇口を取り外す
モンキーレンチやスパナを使って、取り付け部分のナットを回し、古い蛇口をゆっくりと取り外します。
固くなっている場合は、無理に力を入れず慎重に取り外しましょう。どうしても取り外せない場合は壁が破損する恐れがあるため、業者に依頼することをオススメします。
③取り外した部分を清掃する
取り外した後は、蛇口の取り付け部分に溜まった汚れや水アカを、歯ブラシやクリーナーを使ってしっかりと掃除します。
④新しい蛇口の取付脚にシールテープを巻く
シールテープを、新しい蛇口の足の部分に時計回りに巻き、接続口の太さに合わせます。ピッタリ合うまで、何回か巻いて調整しましょう。
⑤新しい蛇口を取り付ける
取り付け部分の太さがきちんと合っているか確認できたら、ゆっくりとナットを締めて取り付けます。
蛇口が壁や台に対して垂直になるように調整しながら行いましょう。
⑥確認
シャワーホースがある場合、本体に取り付けましょう。
元栓を開けて蛇口から水が正常に出るかを確認します。漏水がないかもチェックして、問題なければ完了です。
水栓が古い場合や、慣れていない場合は業者に頼もう
DIYする場合は蛇口の耐久年数が超過していないことが前提です。取り付けから10～15年経っていると蛇口本体や部品の生産が終了していることも多く、まったく同じものを入手できません。さらに、DIYで修理しても再度不具合が発生してしまう恐れもあります。
業者に頼めば蛇口の生産が終わっている場合でも、適切な新しい部品を使用し交換してくれるでしょう。また蛇口ではなく水道に原因があっても対応してもらえたり、 24時間対応してもらえたりするので、少しでも不安を感じる方は業者に依頼するのがオススメです。
お風呂の蛇口交換にかかる費用
自分で交換する場合の料金相場
自分でお風呂の蛇口交換を行う場合は、1.5万～5万円の費用がかかります。基本的には蛇口本体の料金のみで、どの製品を取り付けるかで費用が変わるでしょう。
蛇口は低価格なモデルであれば15,000円前後で販売されていますが、自動で温度を調節してくれる「サーモスタット型」などは5万円以上する場合もあります。
自分で交換する場合は、のちのち不具合が起きると改めて修理費用がかかる可能性があります。結果的に業者に頼むよりも費用がかかってしまうこともある点に注意しましょう。
業者に頼むときの料金相場
業者に交換を依頼する場合は、作業費と本体費を合わせて2.3万～6.5万円がかかります。交換作業にかかる費用は8,000～15,000円で、蛇口本体の料金は1.5万～5万円ほどです。
蛇口は自分で購入しておく場合と、業者に用意してもらう場合があるでしょう。業者によっては駐車場代や出張料が追加で発生します。
費用を抑えるためには？
「できるだけ費用を抑えたい」という方は、なるべく低価格な蛇口のモデルを選ぶと良いでしょう。
業者に依頼する予定の方は、複数のプロから見積もりをもらい、比較したうえで依頼するのがオススメです。
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お風呂の蛇口交換業者の選び方
蛇口交換に必須の資格はありません。そのため優良な業者を選ぶためには、口コミや実績を確認することが重要です。
口コミ評価が高い
実際に依頼した人からの口コミ評価は、必ず確認すべきポイントです。料金に納得しているか、作業の手際がよかったかを口コミを見て確認しましょう。
「レスポンスが速かった」「相談に快く回答してくれた」といった口コミがある業者だと、親切な接客を受けられる可能性が高く安心です。
信頼性や実績がある
浴室の蛇口交換の実績が多ければ多いほど、技術力に信頼できます。「水トラブル解決実績500件」「蛇口修理・交換の実績は月に50件」など、具体的な数値を参考にしましょう。
またお風呂場の蛇口交換に資格は必要ないものの、国家資格である「給水装置工事主任技術者」などの資格があると心強いです。水回りについて詳しい知識があるため、信頼できるでしょう。
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