カーペットのシミ取りは汚れが付いたとき、すぐに行うのがポイントです。汚れの種類に合わせて、使う洗剤や落とし方を変えることも重要です。
汚れの種類ごとに異なるカーペットのシミ取りについて、道具や手順を紹介します。
カーペットのシミ取りは早めが肝心
シミ取りで大切なのは、できるだけ早く正しい方法で処置することです。汚れはこぼしてすぐであれば比較的落ちやすく、シミがきれいに目立たなくなることもあります。
こぼしてすぐの応急処置が重要
ジュース・お茶・カレーなどをカーペットにこぼしてしまったときは、すぐにシミ取りをするのがポイントです。シミは付いてから時間がたつほど、落ちにくくなります。
頑固なシミを取るには、強力な洗剤が必要になることも多く、カーペットの生地を傷めてしまいかねません。
汚れたばかりのタイミングであれば、何をこぼしたのかが分かっているため、適切な道具や洗剤で応急処置することが可能です。
カーペットの風合いを損なうことなく、シミ取りをしやすいでしょう。
自分でシミ取りするなら正しい方法で
間違った方法でカーペットのシミを取ると、汚れが余計に広がります。汚れの種類に応じた適切な方法を取ることで、シミをきれいに落とせるでしょう。
例えば、液体をこぼしたときには、雑巾でごしごしこすってしまいがちですが、これではシミの範囲が広がるばかりです。
雑巾を液体の上に広げ、その上から掃除機で吸い取ると、比較的きれいにこぼした液体を取り除けます。
またカーペットの材質もポイントです。材質によっては強力な洗剤や薬剤のみならず、お湯だけでもダメージを受けることがあります。カーペットの材質に合わせたシミ取りを、実践することが大切です。
あらかじめカーペットの材質や使用できない洗剤についてチェックしておきましょう。
自分でシミ取りするのが難しい場合は、業者に依頼するのも1つの手です。
カーペットのシミ取りの方法
応急処置をしても、シミを落とし切れないことがあります。そのような場合に大切なのは、汚れの性質に合わせた掃除です。
汚れは水溶性と油溶性に大別できます。きれいに落とすためにも、それぞれの特徴に合わせたシミ取りを行いましょう。
シミの原因となる汚れは水溶性または油溶性
汚れには水溶性と油溶性の2種類があります。水溶性は水に溶ける成分で、油溶性は油に溶ける成分です。具体的な例を紹介します。
水溶性 | 油溶性 |
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汚れの種類が特定できず、水溶性か油溶性か分からないなら、水を含ませた雑巾を押し当てると確認できます。汚れが落ちれば水溶性、落ちなければ油溶性です。
水溶性のシミの落とし方
水溶性のシミを落とすときには中性洗剤を使います。手順は以下の通りです。
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雑巾で汚れをこすったり、内側から外側に向けて汚れをたたいたりすると、シミが広がる可能性があるため要注意です。
こぼした量が多いときは、ティッシュペーパーや雑巾で表面の汚れを取り除いてから、シミ取りの方法を試します。
牛乳などタンパク質を含むものをこぼしたときは、固まるのを防ぐためにも、熱いお湯や冷たすぎる水を使うのは避けましょう。
油溶性のシミの落とし方
油溶性の汚れによるシミ取りは、表面の汚れを落としてからアルコールや中性洗剤を使います。以下の流れで行いましょう。
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クレヨンには石油由来の薬品「ベンジン」を、口紅やファンデーションであれば、メイク落としに使う「クレンジングオイル」を使うと、きれいに落とせます。
カーペット掃除の注意点
しつこいシミを取ろうとすると、洗剤でカーペットにダメージを与えるかもしれません。そのため、目立たない場所で色落ちしないか、確認してから使用します。
また洗い終わったら、内側までしっかり乾かすのもポイントです。
目立たない場所で色落ちテストをする
カーペットにはさまざまな素材があり、それぞれ洗剤との相性が異なります。最初から目立つ場所に使い色落ちすると、シミは落とせてもカーペットを傷めてしまうかもしれません。
シミ取りをする前に、カーペットの目立たない部分を使い、色落ちしないか確認しましょう。確認するときには洗剤の原液をそのまま付け、5分ほどしてからティッシュペーパーで押さえます。
このとき色落ちしていたら、そのカーペットのシミ取りには不向きな洗剤です。
漂白剤は原則使用しない
衣類にシミが付いたときには、漂白剤を使う人もいるかもしれません。しかしカーペットのシミ取りに、漂白剤の使用は原則NGです。シミと同時にカーペットの色が落ちたり、変色したりする可能性があります。
特に濃い色合いのカーペットは、漂白剤による色落ちが目立ちやすいでしょう。シミが取れにくい場合でも、漂白剤は避けるのが無難です。
洗い終わったらしっかり乾かす
水分が残っていると、雑菌が繁殖し臭いの原因になったり、かびが生えたりする可能性があります。そのためシミ取りをしたカーペットは、しっかり乾燥させなければいけません。
物干し竿を2本使い、横から見てM字になるようカーペットをかけると、全体の風通しがよくなり乾きやすいでしょう。
物干し竿が1本の場合は、ハンガーを数本かけた上に干すと、間を風が通り抜けられます。
このとき陰干ししたり、布団干しカバーを使ったりすると、直射日光による変色を予防可能です。またコインランドリーの乾燥機を使い高温で乾燥させれば、ダニや雑菌対策にも役立ちます。
しつこいシミはプロに相談
汚れに合わせたシミ取りの方法を試しても、なかなか落とし切れないこともあるでしょう。無理に落とそうとすると、カーペットを傷める原因にもなりかねません。
落とせない汚れは、プロに依頼するときれいに仕上がります。
カーペットを傷めずきれいにできる
クリーニングのプロは、専用の洗剤や薬剤、機器を駆使してカーペットのシミ取りをします。そのため家庭では落とせない頑固なシミでも、きれいに落とせます。
またデリケートな素材のカーペットでも、安心して任せられるのもポイントです。自分では汚れの種類が特定できない場合でも、プロなら推測し落とせるでしょう。
自分でシミ取りするより費用はかかりますが、納得のいく仕上がりが期待できます。
サイズや素材ごとの費用相場
カーペットをクリーニングへ出した場合、カーペットのサイズによる費用相場は以下の通りです。
~2畳 | 約2,000円 |
2畳~3畳 | 2,000~4,000円 |
3畳~ | 5,000円以上 |
料金は素材によっても異なり、天然素材を使った高級なものほど、クリーニング料金も高い傾向です。
また費用はクリーニング業者ごとに異なります。上記の相場より安いこともあれば、高いこともあるでしょう。プロに依頼するときは、事前に相見積もりを取っておくと安心です。
相見積もりを取るときは、「ミツモア」を利用するのがおすすめです。ミツモアなら質問に答えていくだけで、最大5社から見積もりが届くので、簡単に相見積もりを取れます。
カーペットの汚れはすぐに落とそう
食べ物や飲み物、化粧品などがカーペットに付着したなら、できるだけ早く汚れを落としましょう。早く対処すればするほど、きれいにシミ取りできます。
また汚れの種類に合わせた手順や洗剤で、掃除をするのもポイントです。どうしてもシミを落とし切れないときには、プロに依頼するとよいでしょう。
プロへ依頼する場合、業者ごとに費用が異なります。ミツモアを使ってあらかじめ相見積もりを取っておくと、相場が分かり適正価格で依頼できます。
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