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バックカメラの取り付け工賃は?依頼先や選び方を解説

最終更新日: 2024年06月28日

バックカメラの取り付けを検討する際、本体の価格と同じくらい気になるのが、取り付けにかかる工賃です。できるだけ安価に取り付けを済ませたいと誰もが考えるでしょう。業者別のバックカメラの取り付け工賃や、バックカメラの選び方を解説します。

バックカメラの業者別取り付け工賃

カー用品店・整備工場や整備士・ディーラーに、バックカメラの取り付けを依頼したときにかかる工賃の相場を解説します。それぞれの依頼先を選ぶメリットやデメリットも紹介するので、頭に入れた上で依頼先選びを進めましょう。

カー用品店

バックカメラをカー用品店で取り付けた場合の工賃相場は、1万~2万円前後です

カー用品店で取り付けるメリットは、バックカメラの購入から取り付けまで、まとめて依頼できる点です。とにかく手間と時間を節約したい人にはおすすめの依頼先といえます。

カー用品店を依頼先として選ぶデメリットは、あらかじめ購入したバックカメラを持ち込んで取り付けてもらう場合、取り付け工賃が割高になるケースがある点です。持ち込みでの取り付けを考えている場合には、事前に料金を確認しておきましょう。

整備工場・個人の整備士

整備工場や個人の整備士にバックカメラの取り付けを依頼する場合、かかる工賃の相場は1万~3万円前後です

整備工場や整備士に取り付けを依頼するメリットは、ディーラーで取り付けるよりも安価にバックカメラを取り付けられる点です。とにかく費用を抑えてバックカメラを取り付けたいと考えているなら、整備工場や個人の整備士に依頼する方法を検討しましょう。

ただし整備工場や整備士によって、技術力に差がある点には注意が必要です。整備工場や整備士にバックカメラの取り付けを依頼する場合は、実績を確認してから依頼先を決めましょう。数多くの施工実績を持っているところであれば、確かな腕が期待できます。

バックカメラ設置を依頼できる業者を探す

ディーラー

ディーラーでバックカメラを取り付けてもらう場合にかかる工賃の相場は、2万~3万円前後です。ディーラーでのバックカメラの取り付けは、新車購入時のオプションとして行われるケースがほとんどです。

ディーラーに取り付けを依頼するメリットは、手厚いサービスを受けられる点にあります。万が一取り付けたバックカメラに不具合が生じても、ディーラーに持ち込めば、しっかり対応してもらえるでしょう。

ディーラーに依頼するデメリットは、工賃が高い点です。サービスに価値を感じられなければ、割高な印象を受けるでしょう。また自分で持ち込んだバックカメラを取り付けてもらえないのも、ディーラーに取り付けを依頼するデメリットといえます。

バックカメラの選び方

市場には多種多様なバックカメラが流通しているので、どの製品を購入したらいいのか分からず、途方に暮れている人もいるでしょう。バックカメラ選びに悩んだときに知っておきたい、バックカメラの選び方を解説します。

レンズのタイプ(見え方)

バックカメラはレンズのタイプによって、標準タイプと広角タイプの2種類に分けられます

標準タイプは車体の後方をありのままに映し出すタイプです。肉眼でチェックしているのとほとんど変わらない感覚で、後方を確認できます。後方の障害物との距離感を測りやすいので、運転に不慣れな人やバックでの駐車が苦手な人におすすめです。

ただし標準タイプは広角タイプよりも見える範囲が狭いため、後方確認の際には、適宜バックミラーや目視を組み合わせる必要があります。

広角タイプは車体の後方を170~180度程度の広視野角で映し出すタイプです。取り付ければ広々と開ける視界に驚くことでしょう。死角が小さいので、バックでの運転時の安全性が向上します。

ただし広角タイプは独特の距離感に慣れるまで、時間がかかりがちです。距離感に慣れるまでは慎重な運転が求められます。

画質

バックカメラを選ぶときには、画質にも注目しましょう。画質が良い方が目視と同じ感覚で後方確認ができます

おすすめは後続車のナンバープレートもしっかり確認できる、30万画素以上のカメラです。これ以下の画質だと、夜間の利用時に十分な視界が保てなくなる可能性があります。

より視認性を高めたいのであれば、100万画素以上の製品を選びましょう。高画質のバックカメラは値段が高いですが、かけた費用の分だけ事故やトラブルのリスクを抑えられると考えれば、安いともいえるかもしれません。

赤外線センサー・LEDライトの有無

夜間の運転が多い人には、赤外線センサーやLEDライトが付いたバックカメラがおすすめです。日が落ちて光源がなくなった夜間でも、明るい視界を保てます。

赤外線センサーはカメラから赤外線を照射して周囲を照らし、被写体を明るく撮影する機能です。一方LEDライトは、ライトで照らして被写体を捉えます。

赤外線センサーは真っ暗な場所で威力を発揮する機能です。周囲に光があると、視界が悪くなるケースがあるので注意しましょう。光源が少しでもある場所では、LEDライトの使用が適しています。

バックカメラは自分で取り付けられる?

バックカメラの取り付けはDIYでも可能で、法律的にも問題はありません

ただしバックカメラの取り付けは、電気系統や配線に関する知識がないと、手こずる可能性が高い作業です。素人仕事で作業を進めた結果、バックカメラのケーブルを損傷し、購入したばかりのバックカメラを駄目にしてしまうかもしれません。

そこまでのトラブルに見舞われなくても、作業中にミスをして車内の内装を傷つけてしまう可能性もあります。

下記のリンク先でバックカメラの取り付け方法を詳しく解説しています。一通り目を通した上で「ちゃんとできるか不安だ」と感じたのであれば、業者に取り付けを依頼するのが賢明です。

バックカメラの取り付けを業者に依頼する

バックカメラ設置は段階的に義務化されている

バックカメラはバック運転時の事故を防止するために、取り付けが義務化されつつあります。それほどバックカメラは安全運転の実現に必要な装備なのです。

2021年6月に『道路運送車両の保安基準等及び保安基準の細目を定める告示等』が、一部改正されました。バックカメラもしくは検知システムの取り付けが義務付けられている車は、下記の通りです。

  • 2022年5月以降に発売される新車
  • 継続生産される車種で、2024年5月以降に販売される車

取り付けが義務化されたバックカメラは、車体の後方0.3mから3.5mまで、高さ0.8mまでの範囲が確認できるものとされています。

バックカメラの取り付けはプロに依頼しよう

バックカメラはバック運転を強力にアシストしてくれる装置です。愛車に取り付ければ、より安全にバック運転や駐車ができるようになるでしょう。

バックカメラの取り付けはDIYでも可能です。しかし電気系統や配線に関する予備知識がない一般ユーザーにとっては、バックカメラの取り付けは難しい作業となる可能性が高いでしょう。

バックカメラの取り付けは、プロの力を借りるのが最も確実です。費用はかかるものの、その費用を超える確かな仕事が期待できます。取り付けをプロに依頼して、バックカメラを確実に取り付けましょう。

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